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秋風を感じられるようになった今週。
徐々に昼夜の気温差が開き、夜は肌寒さを感じるまでに気温が下がって来ました。

10月を迎え、更に涼しさから寒さへ変わる季節の移り変わりを横目に、店内には様々な装いを求め、少しずつお客様の賑わいも増えてまいりました。

さて、こうして涼しさを実感すると、”そろそろ揃えておきたい”と思うのが、コートなどのアウター類。
本格的な寒さを前に秋から春まで使える季節的なコートはレイヤーを含め、様々なスタイルに取り入れられる利便性と、その愉しさから、幾つかの形を揃えたくなるものですよね。

そこで、今日ご紹介する2つのコートは、当店では初となるブランド『HARUNOBUMURATA』(ハルノブムラタ)による物。

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デザイナーであるHARUNOBUMURATAは、ESMOD JAPON TOKYOを卒業。
在学中に数多くのコンテストで受賞し、イタリアへ渡り、その後もVOGUEなどの誌面で注目を集め、LOUIS VUITTONのWeb Movieの衣装を手掛けたり、PRエージェントSteady Studyなどでアシスタントを務めます。

その後もフランスの国際モードフェスティバルでコレクションを発表しパリ市長賞を受賞したり、パレロワイヤルのギャラリーでインスタレーションを行うなどしてヨーロッパを中心に注目を集めました。

更にイタリアへ渡ったのち、イタリアファッション協会主催のコンペティションでは、ネクストジェネレーションに日本人として(アジア人として)初めて受賞し、2012年には自身の名を冠したHARUNOBUMURATAとしてコレクションデビューを果たします。

その後、John Richmondのデザイナー、2015年にはJIL SANDERのウィメンズデザイナーチームに参加し、2018年春夏まで務めるなど、数々の栄誉と、輝かしい経歴の持ち主です。

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そして2018年以降は日本に帰国し、自身のブランドであるHARUNOBUMURATAをスタート。

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そのブランドコンセプトは「Luxury of Silence」(ラグジュアリー・オブ・サイレンス)。
クリーンでシンプルなカットと上質な素材、ニュートラルな色彩を特徴としています。

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その数々の輝かしい経歴を持つHARUNOBUMURATAの沢山のラインナップの中で、当店がオーダーしたのが今回ご紹介する2モデルです。

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一つ目は、このベルテッド・ラップコートです。
現在、数多のブランドが輩出するラップコートですが、HARUNOBUMURATAのコートで突出しているのは、ブランドコンセプトにもある様に、その「高い品質」。

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今回のコートではカシミアをブレンドしたウールのダブルフェイスを使用し、精緻な縫製を行い、素材だけではなく作りとしての全ての完成度が高く仕上げられています。

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緩やかな身頃、ゆったりとした袖筒、腰回りから裾へと緩やかに伸びるシルエットは、女性らしさとデザインが持つ立体的な造形美を見事なまでに融合した、まさにブランドコンセプト通りの妥協なき一着です。

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その高い縫製技術やディテールの素晴らしさを支えているのが、このダブルフェイスの素材。

丁寧に整えられた毛足、滑らかで柔らかく軽い生地は、女性のコートを作り上げる上で欠かせない、”丁寧な作り”と”高い品質”、そしてコンフォートな”着心地”と、コートに求められる多くが、高い次元で融合されています。

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タップリとした身頃やボリューム感に頼ることなく、デザインとしての完成度、身体の動きによって生まれるシルエットや着心地の変化を、一つ一つ紐解いても尚感じられるこのコート。
(肩はスプリットラグランを採用)

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女性が選ぶコートへの我儘な要望が全て叶えられていると言っても過言ではない稀な一着でもあります。
また今回オーダーした独特な風合いを持つダークブラウンを基調としたカラーは、まさに大人の女性にこそ相応しい凛としたシャープさ、曲線を活かした優し気な女性らしさが同居し、無駄のないデザインとサステナブルをも感じさせる全ての魅力が、(何度も言いますが)高い次元で適えられています。

多くのブランドが作るラップコートだからこそ、見て、着て初めて解るHARUNOBUMURATAだけの魅力が伝わって来ます。

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そしてもう一つが、このミリタリーな表情を持つタイロッケン風のコートです。

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ミリタリーに源流を持つトレンチの原型とされているタイロッケンコートのディテールを更にシンプルにミニマルに仕上げ、それらにテイスト(香り)としてのミリタリーを取り入れただけの極々シンプルなデザインで在るにも関わらず、このコートからは確固なデザインとしての存在感が発せられており、ここにもまたHARUNOBUMURATA”らしさ”が顕れていることに気付かされます。

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素材にはミリタリーウェアにありがちなコットンやナイロン、ポリエステルなどを使わず、この独特な印象(生地)は、ウール100%によって表されています。

強撚のコットンツィルの様に、綾目を持つウールツィル(或いはウールギャバジン)を使い、どこか武骨さと強さを感じさせ、シルエットやデザインとのシンクロを思わせます。

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シルエットそのものはベルトの無いタイロッケンと言ったところで、緩やかなボディライン、ゆとりのある各部のディテールは着心地とレイヤーのし易さ、どんなスタイルにも取り入れ易いと言ったメリットも持ち合わせています。

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ダブルフロントになる前身頃は片側だけに専用スナップを配し、ソリッドで無機質な印象を与え、更に衿にはチンストラップを取り入れ、全体のシンプルなイメージと相反するギミック的要素を与えています。

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着脱可能なチンストラップは、デザイン上でも重要な役割を担いつつ、実際にウィンドストッパーとしての実用性も兼ねています。

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キャッチーなベルトバックルと、チンストラップのミリタリー感あふれる形状など、このコートがミリタリーへのある種のオマージュを感じさせる重要なポイントでも在ります。

そして何と言っても欠かせないのが、前出のコート同様

非常に高い技術による縫製

は、非の打ちどころがない程、緻密に精緻に縫われており、近年稀に見る優れた縫製が直ぐに目に入ります。

各部のステッチの終わり目にはカンヌキ処理が施され、これによって本来の補強の役割も担いつつ、ここにもまたミリタリーやワークウェアとしての存在へオマージュしているのでは?と思わせるディテールも在ります。

見て、シンプリシティを感じさせ、着て、高次元の完成度を感じる、まさに高い次元で融合されたHARUNOBUMURATAの骨頂を味合わせてくれる二着です。

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これからの季節、出番が増えるコートの存在。
ミニマルを求める人、サステナブルを求める人、トップメゾンの香りを求める人、デイリーウェアとしてセンスを憶える人、常に多くの個性と嗜好で振り分けられるコートやアウターですが、HARUNOBUMURATAのコートには、それら多くの人々の満足を充たしてくれる、至極の一着である事を約束します。

ソリッドでハイクォリティ、本当の意味での高品質とは、こういう事なのだ、と言う事を教えてくれる存在でもあります。

是非店頭でお試しを。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【10月の店休予定日】
10月8日、15日、22日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


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