IL MARE JOURNAL

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タグ:ALESSANDRO

秋らしい毎日が続き、時折降る小雨に空気は再た冷え、少しずつ冬への階段を下りて行きます。

秋冬の装いと聞くと、茶系やグレーや黒など、静物的な色合いを想像する事が多いと思います。
無機質さを感じる色に赤やオレンジなど挿し色を挿す事でアクセントになる、そんな風に想像する方も多いのでは無いでしょうか。

当店は色合いに季節感を持つ事が余りありません。
それは季節の色=単調になってしまい、御洒落を愉しむ根底が崩されてしまうのでは無いか?と考えているからですが、時に秋冬にこそ(本来春夏に多いであろう)爽やかな色を身に着けることをお勧めしています。

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先日のマフラーもそうですが、爽やかさは秋冬の重たいイメージを払拭してくれる魅力的な存在です。

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今シーズン、イタリアのALESSANDRO LUPPIでオーダーしているニットウェアもその一つです。

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非常にしっかりとした編み目と特徴的な色艶は、イタリア、ビエラ地区最大のメーカー”Zegna Baruffa”(ゼニア・バルファ)社のエクストラファインメリノウールによるもの。

元々弾力性や伸縮性に富んでいるエクストラファインメリノを、より”しっかり”と”丁寧に”編み上げているのがALESSANDRO LUPPI。

ALESSANDRO LUPPIは、これまで多くの有名ブランドのニットをOEMして来た、長い間に培って来た技術や知識をもとに、コストパフォーマンスに優れたニットを作りだす魅力的なブランドです。

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編み上がりはBaruffa社製ウールの魅力を、より高め、その素晴らしさは衿や袖、裾のリブの安心感にも顕れています。

糸が(柔らかくしなやかにも関わらず)強く、それらの伸縮性を生かした実用性の高いリブは、各所をシッカリとホールドします。

メランジの色出しにも関わらず、光沢に富み、糸その物の魅力を損なわず形にするのもALESSANDRO LUPPIの素晴らしさです。

こうした爽やかなサックスブルーを秋の色と合わせる、それはグレーであったり、キャメル、ベージュであったり、実に多くの秋色との相性を作ってくれる、想像以上に便利な色でもあります。

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また当店では数年前から、同素材同色ニットのレイヤードも強くお勧めしています。
女性で言うところのアンサンブル、ツィンニットと言った表現に等しい、

一つのピース

として組み合わせる事で、より御洒落が簡単に、魅力的に見える装いです。

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衿元にバンダナやスカーフ、或いはマフラーを巻くだけで、より色数や立体感が生まれる”シンプル”な装いですが、衿元に取り入れる色もシンクロすると、より統一感のある御洒落に見えてくれます。

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先日のPIACENZAのマフラーの様に色数を(その日の色に)揃えると、2色のコントラストが、この写真の色のシンクロを感じさせてくれます。

サックスとグレーの2色が、それぞれのパーツの素材の魅力だけで作りだすパワーアイテムになります。

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このBaruffa社のウールを使ったシリーズではホワイトもオーダーしています。
サックスよりは使い易い色になりますが、サックス同様、秋冬のホワイトも中々皆さんがしそうでしない色のトーン。(女性は比較的多いと思いますが)

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サックス同様、ホワイトでも糸の滑らかさや艶が判りやすく、単なるホワイトには見えないのも、このニットの魅力です。

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前出の写真と同じ様に、ホワイトもまた対で着る事によって、その迫力を増します。

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ボトムやコート、或いは靴やグローブ等と、マフラーやストール等の色をシンクロさせても良いですし、全く同じホワイトのストールを合わせて、上半身を真っ白で統一する、なんて言うスタイルも良いですね。(※オンラインストア未掲載ですが、イタリアのAndrea'sのホワイトのストールが店頭に御座います)

こうして、シンプルな色、シンプルなアイテムの組み合わせには、素材の品質の高さはもちろん、

季節感に捉われない

ことも重要なファクターです。

どんな服装にしようか迷っているあなた、この秋は、こんなモノトーン(単色)スタイルも良いかも知れませんね。

”シンクロ”を意識して。





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当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

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どんよりした曇り空が少しずつ冬を連想させ、寒さもひと際感じられるようになってきました。

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秋から冬にかけての今の季節は、様々な生地や色、柄のレイヤードが楽しめる季節でもあります。
特に男性にとってはニットやベストなど中間にレイヤーするアイテムが増える分、奥行きのあるお洒落を楽しめる季節でもあります。

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特にシャツの存在は全体の雰囲気を左右するものでもあり、その色や柄、更には素材の表情も大切ですね。

そこで、今日はお勧めの新作シャツをピックアップしてみました。

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一つ目は、シャツとしては勿論、羽織としても使えるOSVALDO TRUCCHIの一着です。

OSVALDOはイタリア、トスカーナ出身のファクトリーブランドで、セリーヌやトラサルディ等で培った経験を活かし、精緻な物づくりを行う(現在は)フィレンツェのブランド。

これまでは一般的なシャツのモデルをオーダーしてまいりましたが(主に女性物)、今回は男性には勿論、女性にも羽織としてお勧めするべく、裾をスクエアカットしたモデルをベースに使用しコンパクトなサイズも作っています。

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生地には当店がどうしても使いたかった緻密で繊細な糸を幾重にも撚り合わせて作られた、織り地によるハウンドトゥースを採用しました。

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写真からはその極微な糸の織り地が見えづらいのですが、実際の素材ではその緻密な糸の連続が見て分かります。

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織生地を使用している事に加え、生地がハリを持ち、凛とした印象が生まれ、この生地の魅力によって存在そのものが一般的なシャツとは違った雰囲気に仕上がっています。

また裾のスクエアカットはスリットを与えており、羽織としての魅力も増しています。

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シャツをインナー利用する場合にも生地のハリ(実際には柔らかいのですが)が、全体に上質感を与えてくれます。

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裾のスクエアカットもレイヤーの際の邪魔にならず、実に理にかなった形。
衿は芯地を用いている為、生地そのものが繊細であるにも関わらず、衿立ちが良くハリも出ています。

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今回のハウンドトゥースは(世界的なトレンドでもありますが)、最も存在感が作り易く、また取り入れやすい事が魅力です。

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ジャケットの様に羽織として使う際にも、インナーにニットを合わせるだけで十分魅力的な雰囲気になります。

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フレンチトラッドが再燃している事からハウンドトゥースが再び脚光を浴び、それらはジャケットやボトムスが多くを占めているのですが、こうしたシャツ(それも素材に凝ったもの)での提案は、意外なほど多くは無く、エッセンスとして申し分のない存在と言えます。

レイヤードを前提としたシャツの選択として、OSVALDOの新作は多彩な装いを適えてくれる一着です。
パートナーとのシェアも含めて是非この機会に新しい装いを。

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週末の装いを満足させてくれるクリアカットされたフランネルのシャツ。
紳士的な味わいと佇まいを与えてくれる落ち着きと色合いは、単にカジュアルなフランネルのシャツとは違った趣を与えてくれます。

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これまでシャープな印象のあったALESSANDRO GHERARDIですが、今回オーダーしたのはフランネルを製品洗いで仕上げる”WASHED”シリーズ。

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カシミアを混紡したコットンフランネルを使用しており、ホワイトをベースにライトブルーやグレーが交差して作られる微細なチェックは、インナーとしての利用価値も高く、また悪目立ちしない大人の装いとして相応しい雰囲気を持っています。

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衿の高さやワイドスプレットの衿型等、日常的にカジュアルに楽しめるのは勿論ですが、ウールタイを締めてカントリースタイルを楽しむ等も出来る独特な雰囲気を持っています。

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週末のシャツ選びに柄を取り入れたくない方も意外と多いようですが、今回のチェックは柄そのものの押し出しも強くなく、想像以上に使い易い物になっています。

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こちらの新作も同じALESSANDRO GHERARDIのウールとコットンを混紡した、よりボリューム感を感じられる一着。

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冒頭のOSVALDOの様に、羽織としての利用もある暖かく落ち着きのある生地感は、ウールをブレンドしたことによって生まれる独特な味わい。

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それらの雰囲気を使い、同じグレートーンだけで組み合わせを楽しんだり、或いは休日の一着として等、このシャツもまた着る人のアイディア次第で多彩な組み合わせが楽しめます。

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チャコールグレーのボトムスを合わせ、シャツとボトムスの色を統一してスーツの様に着ていただくのもお勧めです。

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グレーの統一感はライトグレーやチャコールグレー、色々なトーンで楽しむ事が出来ますが、チャコールグレーの同系色はブラックの様な意識で使える為、抵抗のある方にとっても比較的簡単にトライ出来そうです。

シャツとしてのチャコールグレーは意外と見掛ける事が少ない為、こうした統一感のある色の組み合わせを楽しむのは中々叶う事ではないかも知れません。

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穏やかな雰囲気のチェックのフランネル

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そして温かみのあるウール混のフランネル、どちらも魅力たっぷりのシャツの提案。

タイを締める為のシャツではなく、カジュアルにそして品良くスタイルを楽しむための新作シャツの提案を、是非お試しください。

勿論、羽織として考えると女性とのシェアもお勧めです。
パートナーとの共同購入も是非。





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11月12日、19日
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