IL MARE JOURNAL

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タグ:ヴィンテージ

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連日の雨に、聊かウンザリし始めている皆様。
どうやら来週には本格的な夏がやって来そうです。

こうまでどんより曇空が続くと、夏の陽射しが恋しくなりますね。
皆様は暦の上での夏(今月)を、どのように過ごしていらっしゃるでしょうか。

私達スタッフ、そして日頃仲良くさせていただいているお客様方は、この地の短い夏の日を少しでも多く楽しもうと、連日の夏姿を愉しんでいます。

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クラシックがお好きな方々とはタイを締めて暑い日のジャケットスタイルを痩せ我慢(して愉しむ)、そしてカジュアルがお好きな方々とは、ショーツをベースにニットとのクルーズスタイルを愉しんだりと、それぞれ思い思いの楽しみ方をしています。

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一般的に暑い日は5月あたりから9月まで長く続きますが、暦として御洒落を満喫するなら早ければ早い程多くの装いを楽しめますよね。

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実は店頭ではオンラインストアやHPではご紹介し切れていない様々なイベントを行っており、ブランドや品を変え、数週単位で様々な商品展開を行っています。

その中の一つが先般ご紹介したヴィンテージ商品(ジーンズやミリタリーウェア、ヴィンテージウォッチ、ヴィンテージアクセサリー等)であり、またシーズンごとに各ブランドと共に企画する様々な受注会や期間限定販売など、多岐にわたってご提案をさせて頂いています。
(事前告知などを行わない為、店頭にお越しいただかなくては中々お伝え出来ないのが少々申し訳ないのですが…)

ちなみに今週は7/16~26までメンズのボトムスをOEMで作るメーカーの秋冬受注会を予定しています。
その他、月末から来月初頃にはイタリアのバッグブランドの受注会なども開催予定、更にエコバッグの新作の到着予定、フランスや米国、イタリアのミリタリー物が到着予定など、数週単位で開催予定となっておりますので、是非詳細など店頭までお尋ね下さい。

と、話は脱線してしまいましたが、本来なら真夏の陽射しが照り付ける今月、あいにくの雨続きで来週以降は待ち焦がれた暑く(いい意味での)嫌な夏の陽射しが始まりそう。

そこで欠かせないのがヘッドギア。

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既に店頭でご覧頂いた方も多いと思いますが、今季はウィメンズではラフィア素材の様々なハットが揃い、既に来る真夏に備えると言う方も増えて来ています。

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例年同様編地のしっかりとしたペーパーラフィアのハットも、今季は大幅に価格が下がり、より身近な価格帯となって揃っています。

そして男性、女性共に今季特にお勧めしているのがBBキャップ。

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綺麗目に合わせたい方にはAgnelli & Sonsのコルノロッソを刺繍したキャップをTシャツと共に組み合わせ、色を揃えてStoktonのスニーカーで愉しむなんて言うのもアリですね。

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キャップは帽体がカッコよさの8割を担います。
被った時のシルエットは、同じカッコつけるにも必須条件の一つです。

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スニーカーも近年は、より細分化され、それぞれのテイストや好みに応じた様々なスタイルが揃って来ました。
当店の今季はクラシカルなテニスシューズをオマージュしている物が揃っています。
(来季は更に異なるテイストをご用意する予定です)

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もっとアクティブに、そしてモータースポーツを感じさせるスタイルにはWHのスニーカーとAgnelli & Sonsのワッペン付きキャップがお勧め。

WHは既に女性の皆様にはお持ち頂いている方も多く、それらに敢えてBBキャップを合わせる事で、マスキュリンな女性像を作ると、より女性らしさが(反意で)作られるというもの。

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他にも男女共にお勧めなのがミリタリーやワーカーを意識した組み合わせ。
カーゴパンツやブッシュパンツ、ベイカーズパンツなどのワーク系ボトムスにDole社のワッペンをあしらったワーカー系テイストのBBキャップは、もはやそれだけで世界観を醸し出せます。

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男性には特にショーツなどで合わせていただきたいのですが、女性には敢えてワーカー、ミリタリーのテイストを取り入れて、より相反する女性らしさ(無骨なアイテムから覗く華奢な手足首を見せる事で)を演出する事が出来ます。

夏のカジュアルは、夏にしか楽しめない様々なスタイルがあります。
嗜好の数だけ在るカジュアルなスタイルは、皆様自身が持つ個性をより愉しい物にするためにも、キャップやハットと言った脇役は必須。

来週から始まる真夏日に向けて、是非今のうちに陽射し対策を、この機会に♪





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【7月の店休予定日】
7月22日、29日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


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当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
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雨が降ったり止んだり、日本各地に長らく続く雨も来週以降は少し収まって来そうな気配。

鬱蒼とした曇天が続くと、人は心まで病みそうな程下向きになってしまいます。
「晴れ」の空は人々に明るい笑顔と心を与えてくれる天の恵み。

ただでさえ暗い話題の多い今の日本。
来週からは明るい笑顔がもっと増えると良いなと思います。

さて、当店ではオンラインストアやブログでは取り上げる機会(ストア掲載が無い為)が少ないのですが、店頭には様々なヴィンテージ商品が時折並びます。

時計やアクセサリー、ミリタリーアイテムやジーンズまで幅広くスポット入荷しているこれら。
今日はリーバイスのヴィンテージ(今回は517)を用いた装いを幾つかピックアップしたいのですが、当店のお客様に多い40代~50代の女性にとって、ヴィンテージは取り入れ方を間違えてしまうと、ただただ”古い人”で終えてしまいます。

それは選ぶサイズのフィット感で在ったり、組み合わせるアイテムによっても左右される物ですが、今日は敢えてヴィンテージのジーンズをクリーンに見せる事で、我々世代にとって取り入れ易い、『センスを感じさせる』組み合わせをピックアップしてみました。

先ず外せないのがクリーンさを作るのに最も適した「シャツ」の存在です。

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シャツを取り入れる際、仕上げや仕立てが左右し、更に素材の良さが際立つのは、ヴィンテージのジーンズを取り入れる事によって相反し、より映えるためですが、シェイプやスッキリとしたシルエットのシャツよりも、仄かにゆとりを齎すシャツ(或いはサイズ)を選ぶ事が重要です。

このシャツはMAX MARAの物ですが、ボックス型に近いゆとりあるシルエットをセオリーに則ってしっかりと作られた一着です。

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ブルーではなくライトグレーのロンドンストライプがジーンズの淡い色落ちと絶妙なシンクロを見せ、全体を穏やかな雰囲気に仕上げてくれます。

このボンヤリとした色合いを締める為に足元には相性の良いミッドナイトブルーのパンプスを取り入れると効果的。

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極々シンプルだからこそ、一つ一つのクォリティを上げ、更に色の分量や相性にも配慮する事で、全体は(ヴィンテージに対する)高級感と洗練された印象を与えます。

勿論、ジーンズの色落ち(色合い)も重要なポイントです。
(※ここではかなり色落ちしている状態のものを使っています)

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コチラも同じくMAX MARAのもの。
前出のシャツよりもチョッピリフェミニンさに凝った一着です。

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リネンを織り交ぜ、更に前立てに沿ってビーズのデコレートが施されています。
こうしたフェミニンな印象はヴィンテージのジーンズにとって好相性。

リネン素材の粗野感とビーズ刺繍と言う相反する存在感がフェミニンさの中に、程よい味わいを含み、ジーンズとの相性をグンと上げてくれます。

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フェミニンなシャツの場合にはボタンを全て止めて着る事でジーンズの魅力を、より活かす事が出来ます。
またこの際気を付けたいのが足元。

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首から足首まで肌を見せない分、足首をしっかりと見せて、靴にもヌーディーな物(肌の見えるもの)を選ぶと、大人の上品な女性らしさを演出する事が出来ます。

全てはバランスが命。
一つ一つの素材や色、フィット感は勿論ですが、そのスタイルに合わせた肌の魅せ方や分量は必ず有る物です。

その魅せ方が上手な人を、人は「センスが良い」と認識するのですね。

と、ここまでストライプを基本に組み合わせに取り入れて来ましたが、一つのキーワードとしてジーンズをクリーンに、そして素敵に見せてくれる物の条件の一つにストライプと言うキーワードが在ります。

誰もが一度はトライした事のあるストライプが上手く見せられない方が居たとしたら、それは色のトーンや素材だけではなく、『魅せ方の分量』の違いかもしれませんね。

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同じストライプでも、ジャケットの様に全体の表面積が大きな物になると、インナー事情に頭を悩ます方も居るかも知れませんが、当店ではほぼ100%に近い割合で、インナーにはホワイトのTシャツやカットソーをお勧めします。

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簡素な組み合わせには、必ず「一つのセオリー」を自分の中にルールとして決めておくと、迷いが少なく直ぐにスタイルし易いのではないかと思います。

ホワイトのシャツ、ホワイトのカットソーやTシャツは、言わば消耗品です。
どんなに優れた素材であろうと、どんなにお気に入りであろうと、どんなに大切に扱おうと、白は消耗品です。

幾つか揃え、それらを定期的にローテーションして使う事も一つの選択ですが、常にお気に入りや出会いの一着を買い足して行く事も大切です。

この組み合わせにはブラウンのコードレーン(シアサッカー状)を使ったジャケットを合わせていますが、この穏やかな色とジーンズの淡い色合いが好相性を生みます。

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ホワイトがキチンと全体を軽く見せてくれる役割を担っている事、また前出の様に締める役割を担う靴にもジャケットと同一トーンのブラウンを取り入れると、より統一感とクリーンさが際立ちます。

こうしてストライプの魅力(威力)を感じて頂いた所で、ヴィンテージのジーンズとの相性が良い事も伝わったかと思いますが、中には「私は絶対にストライプを着ない」(?)と言う方もいらっしゃるかも知れません(?)。

そんな方にお勧めしたいのが王道ホワイト、それも凝ったディテールを持った一着です。

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例えばBARBAのスキッパー型の衿を持つ3/4スリーブのシャツ(プルオーバー)。

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タップリした身頃、ドロップしたショルダーライン、前後アシンメトリーな着丈、魅力的な首裏のバックプリーツ等々、このシャツにはBARBAが考える女性らしさが詰まっています。

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適度なハリを持つコットンポプリンを素材に使用し、そのハリや美しい素材が持つ光沢は言うまでも無くヴィンテージのジーンズと相性は◎。

凝ったディテールを持つシャツだからこそ、足元はトラディショナルに行きたいと思わせる、そんな趣を持ったシャツは、ビットローファーを合わせ、ジーンズの裾も踵ギリギリで合わせたり、太目のロールアップをしたりと、トラディショナルなスタイルならではのアレンジで楽しめます。

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一つ一つがシンプルになるにつれて、ミニマルを積極的に進める人達が陥りがちなのが、『バランス』です。

どんなに高級であろうと、どんなに知られたブランドであろうと、バランスが良く無ければ台無しです。

人々が感じる『センス』とは、『洗練されたバランス感覚』であると、私達は捉えています。

ユーズドやヴィンテージを取り入れる事に抵抗がある方、或いはジーンズスタイルを素敵に魅せたいと言う方、是非この機会に店頭で試されて見ては如何でしょうか。

お客様に合ったバランスを共に考えながらお客様のスタイルを作ってみませんか?


※今回のブログで使用したジーンズは80年代のMade in USA、リーバイス517、30インチになります。
(実際のフィット感としては28インチ程度のフィット感の為、普段26インチや27インチのジーンズを穿いている方にお勧めしています。)
またヴィンテージ製品は不定期入荷となります。
コンディション(状態)やサイズなど、その時のタイミングによって異なります。
詳しくは店頭までお尋ね下さい。





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暖かな陽気が戻りつつある今週末。
まだまだ風はほんのり冷たいものの、日中は穏やかな陽射しに包まれる日が増えて来ました。

依然猛威を奮っている新型ウィルスですが、我々一人一人の心掛けが少しでも早く終息を迎えられる事は周知のとおり。
現政府には聊かの不満はありますが、日常生活を送り、社会を支えている事への自負は我々一人一人で在る事、またそれぞれが身を守る事への深い知識と認識を持つ事が如何に大切かを改めて知る機会となっています。

暖かくなり始めた今、春は最も人の気持ちを穏やかに心地良くさせてくれる季節でもあります。
憎きウィルスを少しでも早く排除して愉しい毎日が戻る事を期待したいですね。

さて、連日新作のご紹介をさせて頂いておりますが、今日は男性物の新作をピックアップ致しました。
しばらく女性物が続いておりましたので、せめて週末位は、、、と思い(?)今日はメンズです。

週末の男性の装いと言えば、特に仕事をスーツやジャケット着用でされる方にとって、数少ないラクチンな服装を楽しめる日。

特に春から夏にかけての装いは「コンフォート」で在る事は前提ですが、加えて更にラクチンを考えると、そこにはTシャツと言う究極のラクチン(笑)が在りますね。

今日はそんなラクチンの代名詞でもあるTシャツの中でも、「ふつ~なんだけど実は凝ってるんだよね」と言いたくなってしまう物を幾つかご紹介します。

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今日ご紹介するブランドはイタリアのHOMEWARD CLOTHESのもの。

このブランドは高いコストパフォーマンスが魅力なのですが、ただそれだけでは無いのが最大の特徴です。

洋服に対する姿勢、考え方が『日常』の中に凝縮されていると言っても過言ではないHOMEWARDのラインナップ。

そこには優雅で優美、絢爛豪華の様な物ではなく、革新的な素材、染料、技術をふんだんに取り入れた

『洋服の想像を旅に擬える』

事によって作られる、様々な発想が形になっています。

HOMEWARDは常にデザインや世界観を探求し、色、形、センスを、一つのアイデンティティのもと、コレクションにまとめています。

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そんな彼らのコレクションは、生活の中の日常に沿ったアイテムにこそ光る魅力を感じさせます。

ベーシックが基本となるHOMEWARDは、技術や素材への拘りは勿論、私達が最も着目するのは

自然に見せるさり気なさとウィットの効いたニュアンス

です。

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ベーシックとか、定番とか、王道とか、そんなフレーズは何処彼処で耳にします。
しかし、そこに在るのはブランド名の違いや、微々たるディテールの違いなど、少し乱暴な言い方をすれば、全てが同じく見えるものが多いのでは無いかと思うのです。

大枠で見方を変えれば、このHOMEWARDもそうかも知れません。

しかし、知れば知るほど、見れば見るほど、そして触れれば一目瞭然の魅力を持つのが今回のTシャツたちなのです。

例えばこのシンプルなラウンドネックのTシャツ。

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上の写真でモデルが着用している物と同じものですが、フィット感の高いボディと胸の刺繍。
ここまではどのブランドも似たようなものを作ることが出来ます。

しかしこのTシャツのボディには何度も何度も洗いを繰り返す事によって生まれた、独特の柔らかさと少しくたびれた生地の表情が顕れています。

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更にこの刺繍は、ヴィンテージ好きや古着好きにはたまらない"チェーンステッチ"で全てが描かれており、立体的な造形を愉しむ事が出来ます。

そして更に

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非常に些細なことですが、使用する糸をウール(毛糸)にする事で、糸の毛羽立ちや、少し鈍く滲んだように見える独特の雰囲気が生まれ、このTシャツが持つヴィンテージ風のテイストを、より色濃く演出しているのです。

当然、手作業

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こうして当たり前の物作りに、敢えて拘りや手の込んだ仕事を取り入れる事によって、HOMEWARDのTシャツは他にはない魅力を存分に発揮してくれるのです。

彼らが、「どんな部分に拘り、どんな所に技術を使い、どんな物を作ろうとしているのか」を紐解くことを愉しませてくれる、これらのTシャツは、まさに「作り手と使い手の対話」を愉しんでいるかの様です。

ちなみにこのモチーフに使用されている車両、ご存じの方も多いと思いますがFIATの500(チンクエチェント)。
あの国民的アニメーションでも使用されたNUOVA 500Dです。

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このTシャツにのみ、ブランドタグの上に"Nineteen Sixty Two"と記したタグが付けられています。

HOMEWARDのブランド名にある「HOMEWARD CLOTHES 1962」と何かしらの縁を持っているのでしょうか。

NUOVA500は丁度1957年から75年まで作り続けていますので、彼らの中に何かインスパイアされる年式でもあったのでしょう事が窺えます。(こうした紐解きも面白いのです)

これだけ凝りながらも価格は6,000円(税別)に抑える企業努力。
ここもまたHOMEWARDの魅力なのです。

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このTシャツも同じ形のボディを使った物ですが、素材の感触が少しだけ変わります。
さらにガーメントダイを施す事によって、より色むらや色落ちの味わいが増している為、まるで本当の古着やヴィンテージを手にしているかのような錯覚に陥ります。

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このTシャツの左胸には、どこか見覚えのある人の顔が刺繍されています。
(勘の良い方は直ぐにお分かりかと思いますが)

パーマのかかった髪型、左耳のピアス、焼けた肌、そしてチラリと覗く衿元のカラーはアルゼンチンのチームカラー、、、。

そう、サッカー界に於けるレジェンド『ディエゴ・マラドーナ』(だと思います←恐らく何かのライセンス問題もあると思うので明言を濁しておきます・・・)。

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左胸に小さく刺繍が施されている他、左腕には栄光のナンバー『10』が、チェーンステッチによって縫われています。

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マラドーナもまた1960年代に生まれ、その後の活躍は多くの人が知るところ。
もしかすると今回のラインナップで表現したかったヴィンテージ感やユーズド感は、彼らがオマージュする年代が1960年代から70年代のイメージなのかも知れませんね。

モチーフも然る事ながら、このTシャツには凝った色落ちの加工が為されている為、退色までリアルに表現されている拘り様です。

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Tシャツでは在りませんが、このポロシャツもまた70年代を匂わせるサーフテイストをエッセンスに取り入れた事が伝わって来る一着です。

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タップリとした身頃とサラリとしたタッチのコットン素材から作られたボディは、前出のTシャツ同様丹念に洗いが繰り返され、非常に味わい深い色落ちを作り出しています。

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左袖には可愛らしい色合いのサーフボードが並び、刺繍されています。

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そして胸には円状にパームツリーやビッグウェーブ、燦燦と光る太陽が、ウール糸で手刺繍されています。

真夏のショーツやビーチサンダルを思い起こさせる独特な雰囲気が今回のラインナップにはプンプン匂って来ます。

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他にも打ち込みのしっかりしたミニ裏毛のジップアップパーカもラインナップしています。

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こちらもガーメントダイが施されているのですが、色の表情が何とも言えない雰囲気を作り出しており、スカイブルーで染められた色を何度も何度も色落ちさせて作り上げた、まるで白の様な色、そして色残りのあるムラなど、このパーカにもTシャツなどと共通する魅力が備わっています。

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滑らかでサラリとしたタッチと、この絶妙な按配に色抜けした味わいは、今回のテーマを、より確固な物にしています。

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夏が待ち遠しくなるほどの爽やかな色、そして程よい肉厚感と雰囲気によって、このパーカもまたHOMEWARDが持つ「拘り」の原点を、あくまでも自然に、普通に、当たり前に見せています。

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こうして、今回のHOMEWARDには、在り来たりなアイテムを、一つ抜きん出た物に仕上げ、更にそれらに対価を求めない(?)価格設定など、どの角度から眺めても「魅力」しか感じられないラインナップが揃った訳です。

この他にも、ウィメンズのナイロンアウターやメンズのナイロンアウターなど、同様の拘りを持ったアイテムが揃っています。

日常に着るものだからこそ、違いを見せたり解りたい、そんな(少々面倒くさい)拘りをHOMEWARDは、ふつ~にこなしているのです。

このふつ~にこなしている事の素晴らしさこそが、洋服に愉しみや魅力を与えてくれるのですね。

是非この週末はHOMEWARDの魅力に触れてみて下さい。
ブログでご紹介した以外にも、まだまだ発見がありますよ♪




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今年は曇り空が多い春の始まり。
気温は少しずつ上がり始めていますが、まだまだ昼夜の気温差は開いていますね。

「COVID-19」(新型コロナウィルス)が広く騒がれる中、寒暖差からうっかり鼻風邪などひかぬよう気を付けなければなりません。

とかく敏感になっているくしゃみや咳への蔑視。

何かこれを機に経済的にも健康的にも、我々日本人は様々な備えと考え方を改められる良い機会になりそうな気がします。

自らを律すれば、自ずと取るべき行動は見えて来るもの。
これを契機に多くの人たちが社会や自分との向き合い方が変わると良いなと烏滸がましくも思ってしまいました。

さて、当店は海外のブランドを多く取り扱っている関係上、日本に到着しているブランド、未着のブランド様々入り乱れておりますが、今日は振り幅の多い当店の中でも「ジーンズ」好きな方、「ヴィンテージ」好きな方、そして何より50代の方々に是非ともご覧頂きたい商品を取り上げました。

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そのブランドはフランス人二人が作り出す70年代をオマージュしたブランド『Newtone』。

70年代と言えば、アメリカがベトナム戦争が激化した60年代~70年代にかけ、クラシックな60年代のファッションから、「自由」を求める若者たちから生まれた『HIPPIE』(ヒッピー)文化、ファッションが知られています。

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当時、アメリカではケネディ大統領暗殺や、ベトナム戦争など暗い話題も多く、ファッションも第二次世界大戦後続いた落ち着いたトーンのファッションから、派手な色合いやプリント、そしてベルボトムやチュニック、バンダナ、ネイティブアメリカンのアクセサリーなど当時としてはカラフルな色合いや個性的なファッションが生まれた時代。

実は私も70年代は好きな時代背景でもあり、アメリカが月面着陸して以降、音楽はSOULが盛り上がった時代、そして何より当時のヒッピースタイルが好きな一人です。

その後70年代半ばにはイギリスに「パンク」が生まれ、ジーンズは細くスリムに、そして(今となっては当たり前の様になりましたが)リップ(裂き)などダメージのあるジーンズも、この時代に生まれています。

また男性はアフロヘア、女性はセンターで分けたワンレングスにバンダナやネイティブが作るヘアバンドを付けるなど、ヘアスタイルにも変化が在りました。

当時の日本ではアメリカと共にフォークソングが全盛の時代。

加えて日本ではTシャツにフレアのジーンズ(当時はパンタロンなどと呼びましたが)に、プラットフォームシューズ、そしてサーフィンと文化的にもアメリカの影響を大きく受けた時代です。
この時代は多くの人たちがアコースティックギター片手に真似たものです。

このヒッピー文化、元々は自由や平和を求める若者たちが、一種のスピリチュアル(東洋やアフリカ的な)な物を取り入れるなどして、当時の政府や大衆に対して反骨心を表す一つとして、大きなムーブメントになりました。

第二次世界大戦後、徐々に生活に豊かさが戻ってきた事も、こうした心のゆとりや思想の自由を求める事につながって行ったのかも知れません。

実は70年代はファッションとしては豊作の年代で、ヒッピースタイルやパンクスタイル、その後は(日本ではニュートラと呼ばれる)トラッドやアイビーなど、現在も根強いスタイルの礎が、この時代に確立されていました。

こうした時代の中で切り離せないのが、ポップなフォントを使ったヴィンテージ風のTEEシャツ。

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Newtoneは、まさに当時の70年代文化(70’Sカルチャー)を愛するブランドゆえ、こうしたディテールを細部までこだわって作っています。

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何度も洗いを繰り返し作られた柔らかく、そして少しヤレた味わいのボディは、当時の古着の様なリアルな出来栄えに。

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ボディはボーイズフィットで、全体的にゆとりのあるシルエット。

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プリントも退色し、ペイントが剥がれ落ちたような加工まで緻密に再現されています。

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今回当店がオーダーしたプリントは「ROCKIN」プリント。

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色は前出のオートミール、そしてこのダークグレー

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更に洗いを加えたライトグレーの3色を作っています。

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どの色も、とても味わい深い雰囲気に仕上げられており、実際ジーンズとの組み合わせを考えると、どれも迷ってしまう程、魅力的な色になっています。

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退色した色の雰囲気を生かしたヴィンテージ風の加工は、同じく加工を施したジーンズとの相性は抜群に良い事は言うまでも在りません。

ジーンズにもフレアやワイドなストレート、そして当店はこの他にもチノーズやベイカーパンツ、カーゴパンツの様なディテールに迫力のある物もお勧めしています。

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またこのTEEシャツには全てに専用のヘンプカバー(麻袋)と、専用のバッチ2個が付属しています。
(このバッチはTEEシャツに着けて使います)

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この袋がヘンプ(麻)で在る事、そしてバッチが在るという事が暗に70年代をより感じさせる要素になっています。(当時の文化的な物をご存じの方なら解ると思います)

こうして今回NewtoneのTEEシャツをご紹介させて頂いたのですが、時代が変わると古き良き時代のファッションは必ず見直され、当時とは違ったニュアンスで新たに提案される物が多くありますね。

不思議と90年代のバブル時代のファッションは、恐らくリバイバルする事はないだろう、、、と私的にも思っておりましたが、見事にリバイバルしましたし、また当時のグランジファッションも未だ根強い人気を持っています。

もし今回のブログをご覧いただいている方の中に、70年代ファッションや音楽がお好きな方がいらっしゃったとしたら、このNewtoneのロゴの雰囲気、そしてTEEシャツの仕上がり具合とプリントのポップなフォント、更にバッチやヘンプと言った時代背景を彷彿とさせる付属品など、このブランドが持つ深い意味合いを理解していただけると思います。

また現在30代から40代の方にとっては新鮮に映ったり、或いは単なるヴィンテージ風のTEEシャツとして映ったりと、感じ方は様々ですが、70年代当時のスタイルではなく、現代的にテーラードジャケットのインナーに合わせたり、或いはライダースやレザーのジャケットのインナーに合わせたりと、個性的なファッションを愉しむ上では欠かせないTEEシャツになりそうです。

ヴィンテージと一口に表現しても、そこには沢山のカテゴライズされたファッションスタイルが在ります。
今回のTEEシャツは

「たかがTEEシャツ、されどTEEシャツ」

とても趣ある一着と言っておきます。

受け取り方は様々です。

それがファッションを愉しむという事、そして素敵に生かすのが個性でありセンスです。
是非お試しを。




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4月23日
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時折小雨に混じる粉雪が、冬の到来を感じさせる今日。
クリスマスが過ぎ、再び年末の世話しさへと向け、日常の街景色が戻ってまいりました。

今日はお仕立てやお修理品のお受け取りに見えられるお客様が続き、「サイズがバッチリでした」と数名の方から在りがたいお言葉を頂戴致しました。

ピッタリに仕上げる事は当たり前な仕事が我々の仕事ですが、やはり、こうしてお言葉にして頂くと、私達お店冥利に尽きる、そんな嬉しい気持ちにさせて頂けます。

今日フィッティング下さった皆様、嬉しいお言葉をありがとうございました!

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さて、今日から年末年始をアクティブに行動される方に向け、Urban Athleticsと題して、都会的なアウトドアルックを皆様にご提案し始めました。

ナイロンウェアとウールなど紡毛素材の組み合わせには、どこか懐かしさを感じさせつつも、シャープな装いを作り出す新たな魅力が詰まっています。

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男性、女性共に行動範囲が広がる年末年始は、特にこうした装いが魅力的になり、動き易く、そして少々の汚れならば気にせず動ける装いは、家庭をお持ちの方は勿論、これから寒くなる冬を迎えるにあたり、必要に迫られる装いでもあります。

しかし、ある程度の洒脱さは確保しておきたいのが我々世代。
ローカルエリアに在れども御洒落を忘れずに過ごしたいですね。

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また今年はヴィンテージ熱が止まない珍しいシーズンとなり、当店には先月から様々なアイテムが到着しておりますが、その何れもが40代、50代の女性にとって「愉しみ」の一つと変わり始めています。

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現在、手巻きや自動巻きの本格的ゼンマイから、かつてのメゾンブランドまで、様々なアイテムが揃っています。
今後もスカーフや革製品、そして時計など、「出会い」を感じさせるモノを皆様にご提案出来ればと考えています。

是非これから忙しくなる年末年始、眺めながら作業が出来る、或いは共に時間を過ごす「相棒」を探しにいらして下さいね。


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また店内では一部の商品についてプレセールを開始。
これから着られる様々な冬の商品がお得に入手可能です。

店頭、オンラインストア平行して実施致しておりますので、是非この機会をご利用下さい。

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【オンラインストアをご利用の御客様へお知らせ】
いつも当店オンラインストアをご利用頂きまして誠にありがとうございます。
この度、9月1日より、オンラインストアご利用の場合、(5000円以上を対象に)送料無料とさせて頂く事となりました。
是非引き続き当店がご検討の一つに加えて頂けます様、スタッフ一同心より願っております。

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【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【12月・1月の店休日】
12月31日(日)、1月1日(月)、2日(火)
12月30日(土)につきましては19時閉店とさせていただきます。

※一部変更がある恐れが御座います。

※毎木曜・日曜祝日は19時閉店

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【ONLINE STORE Last up date -- 2017/12/26
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【IL MARE / イルマーレ】
🏠:長野県長野市南千歳1-3-11-1F
☎:026-219-3750
✉:info@ilmare-online.jp

【営業時間】
平日:12:00~20:00
木・日:12:00~19:00
店休日:不定休
【オンラインストアをご利用下さいますお客様へ】
店休日前日、当日でのご注文の場合、発送は翌営業日となります。
お急ぎの場合には、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。

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