IL MARE JOURNAL

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タグ:リーバイス

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再び猛烈な寒さが舞い込んで来た日本の南。
今日は北部ではなく南部の方が寒い、いつもと違った冷え込み方。

昨日展示会で都内を訪れていた私達も、強い寒さを帯びた強風に驚くほど。
「ひょっとしたら時間帯的には、長野地方より寒かったのでは?」と思う時間帯もありました。

しかし、この寒さも恐らく通り過ぎれば少し春の風も近付いて来るのでは無いか?
そんな暖かい日々を記憶の奥から懐かしみつつ、早い春の到来を期待する私達でした。

さて、前回男性のジーンズのお勧めを記したblog記事に続いて、今日は女性のジーンズの話題です。

男性のみならず、女性にとっても(我々世代なら一度や二度ばかりか大変お世話になっているであろう)リーバイス。

現在店頭にもお得な価格のリーバイス(勿論ウィメンズです)が並んでおりますが、ストレートのジーンズから遠く離れている方にとって、今ふたたびストレートのジーンズを穿くのは勇気がいるかも、とお考えの方いらっしゃると思います。

でも、、、そんな方にとってストレートのジーンズを”最も簡単に”こなせるスタイルがあります。

それは

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ブレザーを合わせてしまうこと。

女性のお客様にとってストレートのジーンズを苦手とする方に多いのが「バランスが取り辛い」というものですが、スリムなジーンズに慣れている方にとって、合わせるトップスやアウターを、急にボリューム感のあるストレートに合わせるのは、中々至難の業。

シガレットタイプのように細身のストレートならまだしも、501の様に適度に緩みを持たせて穿きたいジーンズは、特に股上や股下、時にはヒップ回り、痩せ型の方なら肩回りや胸囲など、バランスを作るのに一苦労しそうですが、それらを全部覆い隠してくれるのが、ブレザーなどジャケット類。

たっぷりしたボリューム感のあるアウターでもバランスが作り易いと思いますが、或る程度スッキリ、シャープに魅せたい方ならブレザーが最適。

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それもジャストサイズより、チョッピリ大き目のサイズを選んだり、絞りの無いボックス型に近いシルエットや、ダブルブレステッドなど、胸囲や胴回りのメリハリを余り作らない物の方が、ストレートには合わせ易いんです。

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バランスが取りやすくなると、人によっては「男性ぽく見えてしまう」と言う方もいらっしゃるかも知れませんが、ボーイッシュな雰囲気に見えてしまう人は、欠かさずパンプスなどヒールのある物を合わせる事で、万事解決。

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足し算、引き算、抜き差しが御洒落には大切で、男性的に見える服装には女性の象徴的なアイテムを足すことで、相反する魅力が得られるのも、女性だけの特権的ファッション。

女性だけに与えられたスタイルですから、使わない手は在りませんね✨

また写真ではインナーにコットンのニットを合わせていますが、インナーがシワシワの状態では見た目も半減してしまいますから、ニットやシワに強い強撚糸のカットソーなど、ジーンズで作られるカジュアルさを必要以上に崩さないように気を使うのも、若い人たちと差別化をする”重要なファクター”。

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またストレートも(世代的に多いと思いますが)必要以上に股上をグッと上に持って行かずに、程よく若干落ち気味の位置(腰)で穿くと、自然且つファッション的にも素敵に見えるはずです。

少しウエストが下がった位置で穿く様になると、ベルトにも気を配れるようになります。
特にお勧めしたいのが、写真のようなプンターレの物。

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派手さを控え、色と素材で存在感を作るAlberto Lutiのプンターレは、まさにシンプルでミニマルなスタイルに取り入れるのに相応しい一本。

季節的にも少しずつ色や素材を変えたくなる時期がやって来ます。
普段と違ったスタイルを愉しみたい方は、「何か一つバランスを変えてみる」ことや「何か普段とは違うものを加えてみる」こともお勧めです。

誰もが知るリーバイスの501も「大人だからこそ見せられる501の穿き方」が在ります。
ストレートを苦手としている方、或いは一本位違ったシルエットを試してみたいと言う方は是非トライしてみては如何でしょうか。

(勿論、店頭にご来店下さった場合には色々なスタイルのアレンジをお勧めさせて頂きます✨)




(写真使用商品:ブレザー/Agnelli & Sons、ニット/Wool & Co、ジーンズ/LEVI'S、ベルト/Alberto Luti、パンプス/Corso Roma.9)






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雪の予報が少なくなり、変わりに小雨が舞う一日となった今日。
雪の予報が雨に変わるだけでも気温の変化が窺えます。

とは言え、まだまだ寒さの残る毎日ですが、店頭ではシーズンレスアイテムでもあるジーンズから入荷が始まっています。

今日はその中でも御年150周年を迎えたLEVI'Sの501にフォーカスしてみました。

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誰もが一度は試した事のある”ザ・ジーンズ”、LEVI'Sの501。
全てのブランドデニムのお手本であり、永遠の王道にして基本。

19世紀後半、アメリカ西部の農場、牧場、鉄道や金鉱での作業は、埃と汚れ、汗にまみれる非常に骨の折れる仕事でした。

そこで作業する男性たちのパンツは、しばしばポケットなど負荷のかかる箇所が裂けてしまうことがありました。(この破損を車のタイヤに例えて”パンク”と呼ばれています。)

そこに発明家志望の仕立屋である東欧ラトビア出身の男性ヤコブ・ウィリアム・デイビスが、「ワークパンツの負荷のかかる部分にリベットを打つ」アイディアを思いつき、当時布地の仕入先だったサンフランシスコの”リーバイ・ストラウス”に「材料を用意して欲しい、そして一緒に特許を申請しないか?」と手紙を書いたそうです。

そして1873年5月20日、ヤコブ・ウィリアム・デイビスとリーバイ・ストラウス社は「衣料品のポケットの補強にリベットを使用する方法」の特許を取得。

この時初めて”リベットを打ち込んだブルージーンズ”が誕生しました。
高い耐久性によってその後のリーバイ・ストラウス社はアメリカの未来を築く多くの労働者たちに選ばれる服になりました。

今でこそ当たり前のように使われているリベットも、当時は何気なくハンマーでリベットを打つと言う簡単なアイディアだったそうです。
開拓時代でもあったアメリカを象徴する、実に理に適った発案だったのですね。

それから約150年が経ち、今年リーバイスの501®は150周年を迎えています。
リーバイ・ストラウス社の様々なモデルの中から、当店は「最も身近で手の届きやすい501」として、以下の501をオーダーしました。

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シルエットは勿論501のストレートが基本。
セルビッジデニム生地こそ使用していませんが、その他は501そのものです。

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今回の150周年モデルでは革パッチには150のプリント、そしてポケットのレッドタブには専用の”150”刺繍の物が採用されています。

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常に見えるものでは無いものの、こうした小さな部分に変化を与えるのも「501が変化を必要とするものでは無い」から。

昨今、再び古着市場が賑やかになり、各年代の501や505、517などが人気を博していますが、この501はまるでボロボロになるまで着古した後、放置されたかのような状態。

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だからこそ「クリーンに合わせて欲しい」と願うのが当店の推し。
まだ寒さを帯びる今から(勿論リップ部分は寒いのでタイツを履いたり工夫は絶対)、ローゲージのニットなどと合わせて使って欲しい今回のジーンズ。(写真使用商品:ニット/Alessandro Luppi、ジーンズ/LEVI'S、スニーカー/L.B.M.911)

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シンプルなニット×ジーンズ×スニーカーのスタイルも、レザーのスニーカーを合わせることで大人らしい「清潔で魅力的な日常」を手に入れられます。

勿論、汚いままのスニーカーは在り得ません。
大人だからこそ綺麗に手入れを施して置く事は絶対です。

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物足りなさを感じる時はマフラーなどネックウェアで統一感のある色を加えると、より上質感も上がります。(写真使用商品:マフラー/MCNUTT)

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組み合わせではダークネイビーのニットを合わせているので、ブルーのマフラーを加えて清潔感をアップ。

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ブラックのニットで合わせたい時は、敢えて足元をローファーに変えて、全体的な印象をよりクールに見せる工夫をすると、より大人らしさが演出出来ます。(写真使用商品:ニット/Alessandro Luppi、ジーンズ/LEVI'S、ストール/Destin、ローファー/Agnelli & Sons)

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ストールはカシミアとシルクを混紡した上質な物を加えることで、更に全体が昇華。

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それでも物足りない時はプンターレを加えて、ウエスト回りにも存在感を作り、まとまりのあるカジュアルスタイルがお勧めです。(写真使用商品:ベルト/Arberto Luti)

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少し暖かくなって来たら、鉄板のホワイトシャツ×ジーンズ×ローファーのスタイルも。(写真使用商品:シャツ/Agnelli & Sons、ジーンズ/LEVI'S、ストール/Destin、ローファー/Agnelli & Sons)

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ローファーにも上質さが伝わるレザーを使用した物を取り入れ、あくまでも主役は「ジーンズ以外」を心掛けると、ジーンズスタイルは成功します。

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シャツも手入れの行き届いたもの、そして上質な生地を使った物を合わせることで、チープな印象は影を潜めます。
衿回りに統一感のある色を加えて、より大人らしさを出すのもお勧めです。

エイジレスで、誰もが幾つになっても穿く機会のあるジーンズだからこそ、「大人らしい」組み合わせは抜きんでたセンスを見せてくれる物になります。

たかがジーンズ、されどジーンズ。
第二の皮膚と言っても過言ではないジーンズ。

ジーンズが好きな方も、そしてあまりジーンズを穿きなれない方も、きっと501からファーストステップを踏んで、色々なブランドデニム、色々なシルエット、色に挑戦して行くと良いかも知れません。

ジーンズの穿き方は十人十色。
是非今回の新作ジーンズであなたらしい大人のスタイルを完成させてください。








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夏とは思えない涼しい風に包まれた一日となった今日。
爽やかな空気に誘われ、口にするものも爽やかな物?が欲しくなります。

連日好評を頂いている”CLEARANCE SALE -Final Countdown-”ですが、この数日は暑さの為か、TEEシャツやリネンのシャツを手にする方が増えて来ています。

そんな気分を知ってか知らずか、今日は秋の第一弾としてLEVI'Sから”永遠の定番” 501®が入荷しています。

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今回入荷しているのはライトインディゴ・ストーンウォッシュと、ブラック・ストーンウォッシュの2種類。

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近年再ブレイクしている501®のユーズドやヴィンテージに則り、今回の新作は非常にリアルに再現された色落ちと加工が魅力になっています。

(写真では色の濃淡や微細な加工の差異が判り辛くなってしまいますが、実際にはとてもリアルな表情です。)

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雰囲気としては80年代から90年代頃のリーバイスのユーズドといった雰囲気。
ライトな色落ちや裾やポケットへの微細な加工が、見事にユーズド感を再現しています。

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右ポケット下にはペイント痕が施される等、小さな事ですが、細部への拘りも見せています。

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如何にも感が無く、極々自然な雰囲気で仕上げられている為、パッと見には新作ジーンズとは思えない魅力があります。

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当店世代の方々には、敢えて80年代よろしくコンビブレスの時計やバンダナを挿したりして、当時のテイストを”まんま”楽しむのも良いですね。




そしてもう一つブラックのストーンウォッシュも、ユーズド感満載のリアルな加工が施されています。

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こちらも写真では実際のアタリの雰囲気や色落ちが判り辛いですが、非常にリアルな加工が為されている一本です。

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もはやインディゴデニムと人気を二分するブラックデニムは、その色落ちの加減(濃淡)次第で、様々なスタイルに合わせられる定番ボトム。

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ブラックを何年も履き続けた後を再現している今回の新作は、色の塩梅が丁度良く、濃くもなく薄くもなく、様々なスタイルが楽しめそうな色落ちです。

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これからの季節であれば、ゆったり目のサイズを選び、少しゆとりのあるジーンズスタイルを楽しみながら、トップスはオーバーサイズのTEEシャツやシャツ、時にはテーラードジャケット等、この色合いならではの楽しみ方が多い一本です。

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ステッチも同色である為、ブラックのトーンを邪魔する色目もなく、モノトーンを楽しみたい方にとっては申し分のない一本です。

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夏のサンダルから、秋のスニーカーやローファーまで、常に傍に置いておきたい今回のリーバイス2種。

これからのスタイルアップに是非取り入れて見てください。




<オマケ>

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いつもと違ったジーンズスタイルを楽しみたい方は、サイズを2つくらい上げて、少し緩みのあるリラックススタイルもお勧めしています。

ご興味のある方は是非お試しください。





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雨が降ったり止んだり、日本各地に長らく続く雨も来週以降は少し収まって来そうな気配。

鬱蒼とした曇天が続くと、人は心まで病みそうな程下向きになってしまいます。
「晴れ」の空は人々に明るい笑顔と心を与えてくれる天の恵み。

ただでさえ暗い話題の多い今の日本。
来週からは明るい笑顔がもっと増えると良いなと思います。

さて、当店ではオンラインストアやブログでは取り上げる機会(ストア掲載が無い為)が少ないのですが、店頭には様々なヴィンテージ商品が時折並びます。

時計やアクセサリー、ミリタリーアイテムやジーンズまで幅広くスポット入荷しているこれら。
今日はリーバイスのヴィンテージ(今回は517)を用いた装いを幾つかピックアップしたいのですが、当店のお客様に多い40代~50代の女性にとって、ヴィンテージは取り入れ方を間違えてしまうと、ただただ”古い人”で終えてしまいます。

それは選ぶサイズのフィット感で在ったり、組み合わせるアイテムによっても左右される物ですが、今日は敢えてヴィンテージのジーンズをクリーンに見せる事で、我々世代にとって取り入れ易い、『センスを感じさせる』組み合わせをピックアップしてみました。

先ず外せないのがクリーンさを作るのに最も適した「シャツ」の存在です。

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シャツを取り入れる際、仕上げや仕立てが左右し、更に素材の良さが際立つのは、ヴィンテージのジーンズを取り入れる事によって相反し、より映えるためですが、シェイプやスッキリとしたシルエットのシャツよりも、仄かにゆとりを齎すシャツ(或いはサイズ)を選ぶ事が重要です。

このシャツはMAX MARAの物ですが、ボックス型に近いゆとりあるシルエットをセオリーに則ってしっかりと作られた一着です。

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ブルーではなくライトグレーのロンドンストライプがジーンズの淡い色落ちと絶妙なシンクロを見せ、全体を穏やかな雰囲気に仕上げてくれます。

このボンヤリとした色合いを締める為に足元には相性の良いミッドナイトブルーのパンプスを取り入れると効果的。

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極々シンプルだからこそ、一つ一つのクォリティを上げ、更に色の分量や相性にも配慮する事で、全体は(ヴィンテージに対する)高級感と洗練された印象を与えます。

勿論、ジーンズの色落ち(色合い)も重要なポイントです。
(※ここではかなり色落ちしている状態のものを使っています)

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コチラも同じくMAX MARAのもの。
前出のシャツよりもチョッピリフェミニンさに凝った一着です。

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リネンを織り交ぜ、更に前立てに沿ってビーズのデコレートが施されています。
こうしたフェミニンな印象はヴィンテージのジーンズにとって好相性。

リネン素材の粗野感とビーズ刺繍と言う相反する存在感がフェミニンさの中に、程よい味わいを含み、ジーンズとの相性をグンと上げてくれます。

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フェミニンなシャツの場合にはボタンを全て止めて着る事でジーンズの魅力を、より活かす事が出来ます。
またこの際気を付けたいのが足元。

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首から足首まで肌を見せない分、足首をしっかりと見せて、靴にもヌーディーな物(肌の見えるもの)を選ぶと、大人の上品な女性らしさを演出する事が出来ます。

全てはバランスが命。
一つ一つの素材や色、フィット感は勿論ですが、そのスタイルに合わせた肌の魅せ方や分量は必ず有る物です。

その魅せ方が上手な人を、人は「センスが良い」と認識するのですね。

と、ここまでストライプを基本に組み合わせに取り入れて来ましたが、一つのキーワードとしてジーンズをクリーンに、そして素敵に見せてくれる物の条件の一つにストライプと言うキーワードが在ります。

誰もが一度はトライした事のあるストライプが上手く見せられない方が居たとしたら、それは色のトーンや素材だけではなく、『魅せ方の分量』の違いかもしれませんね。

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同じストライプでも、ジャケットの様に全体の表面積が大きな物になると、インナー事情に頭を悩ます方も居るかも知れませんが、当店ではほぼ100%に近い割合で、インナーにはホワイトのTシャツやカットソーをお勧めします。

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簡素な組み合わせには、必ず「一つのセオリー」を自分の中にルールとして決めておくと、迷いが少なく直ぐにスタイルし易いのではないかと思います。

ホワイトのシャツ、ホワイトのカットソーやTシャツは、言わば消耗品です。
どんなに優れた素材であろうと、どんなにお気に入りであろうと、どんなに大切に扱おうと、白は消耗品です。

幾つか揃え、それらを定期的にローテーションして使う事も一つの選択ですが、常にお気に入りや出会いの一着を買い足して行く事も大切です。

この組み合わせにはブラウンのコードレーン(シアサッカー状)を使ったジャケットを合わせていますが、この穏やかな色とジーンズの淡い色合いが好相性を生みます。

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ホワイトがキチンと全体を軽く見せてくれる役割を担っている事、また前出の様に締める役割を担う靴にもジャケットと同一トーンのブラウンを取り入れると、より統一感とクリーンさが際立ちます。

こうしてストライプの魅力(威力)を感じて頂いた所で、ヴィンテージのジーンズとの相性が良い事も伝わったかと思いますが、中には「私は絶対にストライプを着ない」(?)と言う方もいらっしゃるかも知れません(?)。

そんな方にお勧めしたいのが王道ホワイト、それも凝ったディテールを持った一着です。

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例えばBARBAのスキッパー型の衿を持つ3/4スリーブのシャツ(プルオーバー)。

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タップリした身頃、ドロップしたショルダーライン、前後アシンメトリーな着丈、魅力的な首裏のバックプリーツ等々、このシャツにはBARBAが考える女性らしさが詰まっています。

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適度なハリを持つコットンポプリンを素材に使用し、そのハリや美しい素材が持つ光沢は言うまでも無くヴィンテージのジーンズと相性は◎。

凝ったディテールを持つシャツだからこそ、足元はトラディショナルに行きたいと思わせる、そんな趣を持ったシャツは、ビットローファーを合わせ、ジーンズの裾も踵ギリギリで合わせたり、太目のロールアップをしたりと、トラディショナルなスタイルならではのアレンジで楽しめます。

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一つ一つがシンプルになるにつれて、ミニマルを積極的に進める人達が陥りがちなのが、『バランス』です。

どんなに高級であろうと、どんなに知られたブランドであろうと、バランスが良く無ければ台無しです。

人々が感じる『センス』とは、『洗練されたバランス感覚』であると、私達は捉えています。

ユーズドやヴィンテージを取り入れる事に抵抗がある方、或いはジーンズスタイルを素敵に魅せたいと言う方、是非この機会に店頭で試されて見ては如何でしょうか。

お客様に合ったバランスを共に考えながらお客様のスタイルを作ってみませんか?


※今回のブログで使用したジーンズは80年代のMade in USA、リーバイス517、30インチになります。
(実際のフィット感としては28インチ程度のフィット感の為、普段26インチや27インチのジーンズを穿いている方にお勧めしています。)
またヴィンテージ製品は不定期入荷となります。
コンディション(状態)やサイズなど、その時のタイミングによって異なります。
詳しくは店頭までお尋ね下さい。





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【7月の店休予定日】
7月22日、29日
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3月も半ばに突入した今週末。
突然の降雪に、聊か驚きを隠せませんでしたが、気温もろともに冷たい空気に包まれた一日となりました。

しかしその寒さもどこ吹く風とばかりに店頭にはTEEシャツが到着。

昨日のブログに続き、週末に向けた提案として、今日ピックアップするのは「LEVI'S」です。

世界中の誰もが知るグローバルブランドであり、"KING IF JEANS"の頂に位するデニムブランド。

しかし、その誰もが知るLEVI'Sも、昔の様に「どこでも、だれでも」買える物ではなくなって来てから数年が経とうとしています。
それは、LEVI'Sがそれまでの販路を整理し、リブランディングを計る事に始まっています。

LEVI'Sには沢山のレーベルがあり、LEVI'S RED TAB、LEVI'S VINTAGE CLOTHING、MADE & CRAFTED、WORKWEAR等々、多彩なバリエーションがあります。

今後はRED TABよりもさらに安価なナショナル展開のレーベルも用意されるなど、世界の様々な国々の事情やファッション観、ライフスタイルに沿った物作りが成されて行きます。

そんな世界のビッグブランドであるLEVI'Sが、実はアメリカやアジア諸国以上に、ヨーロッパで人気が在る事を皆様ご存じでしたでしょうか?(110以上もの国々の市場で展開されています)

ヨーロッパでの人気は(売上比で)アジアの倍以上の伸び率を経ており、その理由たるや意外なところに在ったりします。
この意外な理由についてはまたの機会に触れるとして、現在LEVI'Sの人気を支えているのはズバリ、ウィメンズです。

世界中の女性のファッションに於いて避ける事の出来ないアイテムの一つである「ジーンズ」に、LEVI'Sはしっかりと存在感を与えています。

どれだけラグジュアリーデニムが成長しようとも、どれだけデニム離れが進もうとも、ジーンズというアイテムそのものが、人々の生活に密着した物で在る以上、皮膚同然の扱いとして切っても切り離せない物である事は間違いありません。

そんなLEVI'Sのイメージを、昔ながら(80年代~90年代)の印象でいる方にとっては、余り心惹かれるものではないのかも知れません。

近年同じくアスレチックブランドであるChampionやアウトドアブランドが再構築され復権しているのと同じく、ブランドのイメージや立ち位置は昔とは全く違う場所にあります。

奇しくも90年代前後のファッションアイコンがリバイバルし始めている近年、一流ブランドを始めとする多くのブランドが、スウェットシャツや大きなロゴ入りのTEEシャツを展開し、敢えてその「昔っぽさ」を洒脱に見せるスタイルを浸透させて来ました。

これはSNSの発展に伴う、各ブランドの戦略の一つも加味されているのでしょうが、それらはブランドにとっては大きなコマーシャルであり、魅力の一つでもあります。

しかし、この状況はあくまでも副産物であり、元々"ダッド・スニーカー"の様に、「ある種のダサさ」をカッコいいとするファッションの潮流の中に、ロゴやフォントを駆使したブランドトップスも含まれているのですね。

(思い返せば、私達の若かりし頃には、スウェットやTEEシャツには、そのブランドの大きなロゴが入ったものを繰り返し着ていた時代が在りましたね?)

そんな背景もあり、今、ロゴやフォントの目立つプリントTEEシャツは一つのファッションアイテムとして認知され、LEVI'Sも同様に存在感を作っています。
(SNSで海外のスナップをご覧いただくと想像以上に多い事が解ります)

今日ピックアップするTEEシャツは全部で3型。

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一つ目は前述のシャープなレタリングでロゴを記した発泡プリントのTEEシャツ。
あくまでもシンプルで女性らしいベーシックなTEEシャツです。

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二つ目はボックスシルエットを使ったボーイズTEEの様な着用感に、着丈を女性らしい物に仕上げたもので、特にスカートなどとの組み合わせもし易く、袖もハーフスリーブにするなど、タップリとした身頃を楽しめるTEEシャツです。
(こちらも発泡プリント。)

この2つは何れもベーシックに使える他、今日のファッションに上手に取り入れる事で古くも新しくも見せる事が出来る(意外な難易度?)物たち。

そして三つ目は、週末にこそ相応しい「潮の香りのする」TEEシャツ。

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当店が良く表現に使う「潮の香りのする」というのは、解り易く言ってしまえば、海を意識出来るサーフテイストを含んだもの。

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形は前出のボックスシルエットの物と変わらず、袖だけがショートスリーブになっている程度ですが、大きく違うのは「ガーメントダイ」を施していること。

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これにより着古した感が既に現れている他、着続けながら洗いを繰り返し、更に色落ちや色の変化、発泡プリントのひび割れなどによって、よりヴィンテージ感が醸し出されて行きます。

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タップリとした身頃と、まるで70年代を彷彿させるような色とディテールに、LEVI'Sの持つジーニングカジュアルへの拘りを最も感じさせてくれるTEEシャツの様に思えます。

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それぞれが趣のある色ばかりで、プリントの色の組み合わせにも、どこか懐かしさを感じさせる絶妙な組み合わせがとられています。

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個人的にはこのシリーズに特別な愛着があり、その理由は昔から変わらないジーンズ好きに寄り添う様な(良い意味での)古臭さ(ヴィンテージ感)が在る為です。

薄汚れながら、着古されたヴィンテージのジーンズ、それもフレアや太目のストレートが似合いそうな表情を持っている事、またビーチサンダルが似合いそうなスタイルに仕上がる事など、実は今回のラインナップの中で最も好きなテイストの一つです。

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この組み合わせ写真の中で使っているメッシュのフラットパンプスの様に、趣次第では70年代も80年代も、そして今日も全てのスタイルが作り易いTEEシャツだと個人的には思うのです。

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「TEEシャツって、たった一枚の布地のように見えるのに、雰囲気作りをしてあげるだけで、奥深い世界観が完成する」

と言うのが主観です。

今回のラインナップの中で最も表情が豊かで、そしてジーンズを合わせる人にとって最適な雰囲気づくりが出来るのがこのシリーズの様な気がします。

と、今日はTEEシャツ一枚に沢山のお話を盛り込んでしまいましたが、週末や休日が増える今月は、こうした装いが不可欠になるのではないかと思います。

そして最後に触れておきたいのですが、世界的にグローバルブランドとして活躍するLEVI'Sだからこそできる大きなコストダウンは、商品の質に対して確実に安さを感じることが出来ます。

今回ご紹介したTEEシャツは、どれもが¥3,000-。
もはや悩む必要も在りませんね。

是非皆様の休日の御供として今回のTEEシャツを仲間入りさせて下さいね。




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