IL MARE JOURNAL

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タグ:バケットバッグ

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好天に恵まれた連休。
夏の気分を盛り上げてくれる入道雲は、とても立体的で造形美すら感じさせる自然の美しさを作り出しています。

夏以外では見る事の無い日常の景色も、時折空を見上げてみることで発見があります。
暑さも然ることながら、身の回りにある”いつもの景色”の中に楽しみを見つけたいものです。

さて、現在実施中のレザーのパーソナルオーダーですが、既に沢山のお問い合わせやご注文を頂いております。

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武骨なライダースと違い、上品さを備えた今回のベースは、女性にとって非常に使える一着になります。
ジーンズやトラウザーズなどに留まらず、スカートとの親和性が高く、非常にバランスの良い物になっています。

レザージャケットはとかくサイズの微細な調整が難しい(お修理等)ものですが、初めから自分の体格に合わせた物が作れるとなると、これ以上のメリットはありませんね。

また革質に至っても5種類の鞣し方によるグレード別の革や色、裏地のバリエーション等も踏まえ、普段の自分のスタイルにあった色や革質を使い、仕立てる事が出来ます。

又とないこの機会を是非お見逃しなくご利用ください。

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また今回のレザージャケットと共に当店がお勧めしているのが、このFELISIのバケットバッグ。
サフィアーノ(傷が目立たないエンボスの仕上げ)の質感が、レザーとの相性が良く、また夏のシンプルな服装にも存在感を作り出してくれます。

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さり気ない存在感は夏の装いに於いて不可欠な要素。
写真のようなブラックのワントーンにも、特にお勧めです。

その他にも今回開催しているレザーのジャケット(オーダー)との相性の良いバッグが揃っておりますので、是非オーダーを検討されている方、或いは既にレザージャケットをお持ちの方も、ご来店時ご覧いただければと思います。

そして今日はフランスのアルチザンCharles et Charlusからも新作が到着しています。

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前回入荷時にも人気となっていたバケット(バケツ型)バッグの新色です。

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堅牢性が在りながらも柔らかく鞣されたシュリンクレザーは、今季から加わった新色”Graphite”(黒鉛色)。

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写真では伝わり辛いのですが、微細な光沢を生むチャコールグレーの様な色合いは、とても味わい深く、またどんな色とも合わせ易い便利な色です。

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前回もお伝えさせていただいたのですが、このバッグはハンドル部分がフレキシブルに使える為、長いままで使うとショルダーとして斜め掛けに、またバックルを通し折り返す事によって、ワンショルダーとして使う事が出来ます。

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予めこの用途に応じるように、ベルトループも少しゆとりを持って作られています。

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男性も女性も共に使えるサイズ、そして柔らかさは、Charles et Charlusの特徴でもあり、またこのブランドが愛される所以が様々な場所から窺えます。

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今回の新色は何と言っても、この味わい深い特徴的な色が最たる魅力で、このバッグの色合いは是非実物を見て頂きたい色です。

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便利なキーホルダーストラップも備えています。

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Charles et Charlusは全て手作業で縫われている為、一つ一つに仕上げた革や形についてのギャランティが手書きで付されています。

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ハンドルを二重で使用した際にも荷物量の有無によって大きさの感じ方が変わりますが、中をパンパンの状態にしても、それほど気になる大きさにはなりません。
(※身長150㎝スタッフが使用)

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また革が非常に柔らかい為、身体に沿ってしなやかに動きを作る事もあり、バッグとして(邪魔になるような)違和感を感じる事もありません。

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女性が身に着ける”マスキュリン”な装いを楽しむ方も、こうして斜め掛けする事で女性らしい”ボーイズスタイル”を醸す事が出来ます。

まるで男性がするかのようなスタイルを、女性がするマスキュリンなスタイルは、女性の華奢さをアピールできるメリットもあり、当店でもお勧めしています。

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シャツ以外の全ての色合いにグレーやブラックで組み合わせる事によって、全体に統一感が顕れます。
特に気を付けたいのが靴の選択の際、写真のような形を選ぶ場合には、足首を多めに見せるようなパンツの丈にする事で、マスキュリンな印象が深まります。

逆に長いままだと男性的に終わってしまいますので、丈の長さはとても重要です。

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仕事にも休日にも使えるこのバケットバッグは、突出した造形が無いのにも関わらず、しっかりとバッグとしての主張をしてくれる、まさにCharles et Charlusの骨頂とも言えます。

現在実施中のレザーのオーダーと共に、是非新作のバッグにも触れて頂ければと思います。



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『夏のクリアランスセール』開催中!
夏の装いを是非この機会に揃えてください。





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いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

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7月27日(火)、8月5日(木)、12日(木)、19日(木)、26日(木)
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今日も梅雨らしい空模様で始まった一日。

鬱蒼とした天気とは裏腹に、今日は冒頭『脳内麻薬』(のうないまやく)について記してみました。
(危険なお話では在りませんのでご安心ください・(笑))

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当店にお見えになる御客様(特に女性)が口にする「良い品は良いお値段、だけど良い品は良いですよね」の言葉。

様々な角度から解釈する事が出来る言葉なのですが、斜め見しなければ、その言葉通り”良いと思える物を手に入れる事が満足感を得る”ことにも成り得ます。

とてもお腹が空いた夕飯時、目の前に大好物が置かれていたら、きっとお腹が満たされると同時に幸福感が得られますよね。

この幸福感を与えるのが”エンドルフィン”と呼ばれる物質なのですが、人は幸福を感じると脳内にある神経物質が作用して、”報酬を得る”ことに似た歓びの物質(感情)が分泌されると言います。

医学的な一説によれば、この作用は”モルヒネ”同等の効果があるとされており、人は(モルヒネの様に)外部から得る物で無くとも、内在的(体内常在する)鎮痛作用を持っており、その一つがこのエンドルフィンと言う物質。

この物質は「多幸感」を与えてくれるもので、『脳内麻薬』とも表現されているそうです。

つまりは…

「この商品欲しい!」と思った時、脳内ではエンドルフィン分泌間近の状態(笑)
餌を目の前に”待った”を掛けられた子犬の様に、涎が出始めている状態です。
そして…
「手に入れた!」と我が物にした時には、脳内ではエンドルフィンが泉の様にあふれている事でしょう(笑)

人間の身体には自ら作る麻薬が在る事を、多くの人たちが知る由が在りませんが、私達は”欲しい商品を手に入れる”ことで、これら麻薬によって幸福感、満足感が得られていることを改めて知らされています。(笑)

ともあれ、良い物を手に入れると、人は脳内が幸せに満たされる事になるようで、是非とも皆様に『もっともっと幸せになって欲しい』(笑)と願ってしまいます。


さて、前置きはこれ位にして、今日は昨日に続いてCharles et Charlusの名品を取り上げて見ました。

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このフレンチブランドが、どれ程優れた物作りや姿勢を貫いているかは先日お伝えした通りで、このブランドが日本に上陸した際、最も人気となったバッグが…

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このバゲットバッグ(当店呼称)。

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このバッグは使い方が3通りあり、スタイルや用途に応じて変える愉しみを持っているのですが、何故”バゲット”(フランスパン)と名付けているのかと言うと

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開口部は全体の3/5ほどの位置に(ファスナー式)あり、上部分は二つにセパレートされたパーツになっています。

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実はここにバゲットを挟んだり、新聞や雑誌、ストールやジャケット等、色々な物を挟んでおくことが出来ます。

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勿論、こうしたアソビに機能性を求めるべきでは無いのですが(それがウィットというもの)、このバッグの用途が多岐にわたる事を考えると、持ち歩くには実に効果的に使える部分である事が使っていると解ります。

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持ち方としては二つのハンドルを持ちトートバッグとして、或いは肩掛けとして、また付属のストラップを介してショルダーとして持つ事が出来る為、シーンによってはとても便利なバッグである事が判ります。

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またハンドル、ショルダーストラップの全てが長さの調節が可能な他、それぞれを全て取り外す事も出来ます。

二つ折りにしてクラッチバッグの様にも使える為、用途としては3通りの持ち方が愉しめる物になります。

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革は先日のバケット(こちらはバケツの意)型のバッグ同様、丁寧に鞣された柔らかく上質な一枚革を使用している為、とてもしなやかで、柔らかさの中にも堅牢感を感じるCharlus特有の魅力が在ります。

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ライニングを排した革ですが、内側の裏革部分(スウェード部分)の毛足も整えられており、内側もまた摩耗に強く、Charlusの確かな作りを感じる事が出来ます。(写真のカラーはLoutre)

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一つ一つの革を一本の糸でシッカリとテンションをかけて縫い上げられ、そこには緩みは勿論、丁寧な職人技を見る事が出来ます。(写真のカラーはGold)

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金具等のパーツも自社で選定し付けられている為、全体に調和のとれた無駄のないディテール、デザインになっています。

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開口部は大きく開くファスナー式で、スライダーの滑りも良く、こうした些細な事も(高級デパートが審査する)ポイントの一つに数えられていることでしょう。

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また特徴的で面白いのが、ファスナーを開いた外側(上にハンドルが付いている方)にも袋状が続いており、これはショルダーの形で持った時、ハンドル側の部分も収納スペースになる様に工夫されています。(上写真参照)

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そして、本体の中央(袋部)はスリット状の大きなセパレートポケットが一か所あり、バッグの持ち方を変えても荷崩れしてほしくない物は、このスペースに収める事が出来ます。

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開口部入口脇にはキーストラップも装備。
先日”心許無い”と表現してしまいましたが、このバッグの形状だと、このストラップが役立つことは間違いありません。(可能ならばもっと厚い革を使用して欲しいと進言しております)

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名品らしい作りの妙は、様々な用途に応じて可変する形、収納量、革質の確かさなど、全てが一つとなりCharles et Charlusを形成していること。

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ジェンダーレス、エイジレスに使えるCharlusのバッグたちは、審美眼が捉える物作りの粋を確かに伝えてくれる存在であり、また『良い物は、やっぱり良いですね』と口に出させてしまう魅力を多分に持っています。

物を見る目は大概の場合”先入観”が邪魔をするものです。
無心になって見る事は”モノ余り大国”である日本では中々難しい事ですが、多くに振られず、自分にとって何が良い物なのかを見つける作業が必要です。

当店のお客様方の中には、人知れず審美眼が研ぎ澄まされた方々が多く、また自分自身の一つの”スタイル”をお持ちの方も多く居らっしゃいます。

季節を問わず使えるCharlusのバッグは、きっと初めて手にする方も、お持ちの方も、きっと脳内に幸福感を作りだしてくれる存在になるに違い在りません。

何を隠そうブログを書いている私、切り傷や裂き傷など外傷を感じ辛い特徴があるのですが(その割に内臓は痛みを感じやすいのですが)、ひょっとすると、常にエンドルフィンが”無駄にダダ漏れ”している状態なのかもしれない、と、ふと考えてしまいました。(笑)

ともあれ、皆様、不幸感よりは多幸感の方が良いに決まっています。
少しずつ自分に(脳内に)エンドルフィンと言う名の甘い餌を与えて上げて下さいね。(笑)


Charles et Charlusのバッグを全て見る方はコチラから。





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梅雨らしい天候が続く今週。
6月もいよいよ後僅かで終わりを迎え、ジメジメと湿度の高い日本の夏がジワジワと近づいて来ます。

夏を迎えるにあたり、愉しみと煩わしさの両方が脳内を占めます。

愉しみなのは天気に恵まれる事。
燦燦と照る太陽の光は景色を魅力的に見せ、私達人間が太陽の光によって生かされて来た事を感じる動物的感覚をも思わせます。

煩わしいのは日本特有の酷暑。
外気は熱と湿気に満たされ、屋内では人工の冷気に包まれ、過激なほどの気温差に体調不良を起こしかねないのも、この季節ならでは。

とは言え、夏は短いもの。
どれくらい夏の天気を感じられるか、どれだけ夏の日を数えられるか、そんな小さな喜びが”海の無い”私達の地域にとっては数少ない喜びの一つかも知れません。

さて、御託はその辺にして、今日はお待ちかねの方も多かったフランスのレザーブランド”Charles et Charlus”(シャルル・エ・シャルリュス)のオーダー分が到着いたしました。

知る人ぞ知るCharles et Charlusは、一切の広告戦略を打たずに人のうわさによって広められたフランス南部のハンドメイドファクトリーですが、当店にとっても特別なブランドである事は言うまでも在りません。

過去の様々な出来事については過去ログをご覧頂くとして、今回当店がオーダーしたのは2種類のモデル。
更に原点回帰としてブランド導入当初扱っていたモデルと、今日ご紹介するバケットバッグ(バケツ型バッグ)の2種類を新色を交えてオーダーしています。

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そもそもCharles et Charlusの何が素晴らしいのか。

それは下に記させて頂く通り(オンラインストア説明文抜粋)。

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《以下抜粋》----------------------------------------------------------------------------------------

1975年、シャルティエ氏により創業されたフランスのバッグブランド、シャルル エ シャルリュス(Charles et Charlus)。

バッグブランドには馬具作りからスタートしたという例が少なくありませんが、シャルル エ シャルリュスもまた、馬具作りからその歴史を始めました。

ブランド名の『シャルリュス』とはフランス語で馬具屋を意味しています。

スペイン国境ピレネー山脈一帯は深く続く森林地帯から湧き出す水資源が豊かな地域です。
その水を求めて昔から多くのタンナーが集まり、今でも一流タンナーやバッグブランドの本拠地が点在しています。 シャルル エ シャルリュスもこの山脈沿い、フランス南西部の町グロウエに工房を構えています。

「バッグ作りは革選びから」を旨とする同ブランドが、この地に工房を構えた理由です。

シャルル エ シャルリュスでは、同じくフランスのレミーカリア社の革を採用しています。 同社はフランスの某高級メゾンにも革を供給するトップグレードのタナリーです。

採用されている革は肉厚で柔らかな風合いが魅力。(裏面のスエードも滑らかです。) 
シャルル エ シャリュスでは、同社の革をアンラインド(ライニング無し)で使用。 
アンラインドにすることで、革本来の風合いや感触を存分に味わえます。

また、使用する革、パーツ、糸にいたるまで、すべてフランス製を使用するというこだわりを持っており、2016年にはフランス政府よりEPV企業として認定を受けています。
(EPV認定を受けた企業は、フランスの伝統技術を順守し、フランス国内で生産を行わなければなりません。
EPV認定書が授与されることは、その分野の中でも価値ある伝統工芸品が、優れた職人技によって今も作り続けている企業として認められた証なのです。)

《以上オンラインストアより》
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Charles et Charlusは、某メゾンブランドも使用しているタナリー(タンナー)による”トップグレード”の贅沢な一枚革を使用し、一つ一つ手作りされている為、その革質の柔らかくしなやかな風合いは、丹念に鞣された革の裏側(毛質)にも顕れており、一流デパート等の堅牢性など様々なチェックを全てクリアする非常に高い質の作りが魅力になっています。

冒頭でも記させて頂いた様に、このブランドは一切の広告戦略を行わず、人伝に知られる”知る人ぞ知る”ブランドで、自然の豊かな地域で、じっくりと長い時間をかけて手作業で作られ、これら製品を

「本当に良いと認める人々によって支えられている」

”質の高いバッグを求める顧客”と”ビジネスに流される事の無い作り手”との、良い相互関係のもと成り立っています。

こうした企業姿勢が認められ、フランス政府が国内の企業から毎年選出する「Entreprise du Patrimoine Vivant」と言う栄誉ある標章を、政府から授与されています。

この標章は”伝統技術”、または”高度な技術と稀有な専門知識を持つ”企業である事を保証するもののみに与えられています。

つまりフランス政府から国を代表する技術を持つ事を認められ、それらには”物作り”としての本当の在り方を学ぶ事が出来るというものです。

どのバッグにも優れた技術を見る事が出来るCharles et Charlus(以下Charlus)ですが、中でも最も”馬具作り”を生業としていた事を見せてくれるのが、今回のバケット型です。

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まるで干し草を入れる様な底円筒の形状に、滑らかで柔らかく、丈夫な革質を”一枚革”で縫い上げ、一切の無駄を省いた造形美が、このバッグから伝わって来ます。

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このモデルは当店にとっても久しぶりのオーダーですが、今回オーダーしているカラーは「GRAVIER」、フランス語で砂利を意味する、特徴的で味わい深いグレー系カラーです。

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全てを一本針で縫い上げ、革そのものには擦れ等による摩耗や(内側の裏革の毛等も含め)移染等の耐性が強く、極々一般的なレザーブランドで閉ざされてしまう”理由の無い作り”ではなく、”必要が無い”或いは”見せられる仕上げ(始末)”であるが故、この作りであると言う事が、他でも無いCharlusの最も素晴らしいところ。

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革の選定は勿論、染色や使用するパーツの選択まで、全ての作りに於いてワンオペで行う、古く時代の技術と想像を継承しているブランドでもある訳です。

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日常的な荷物の大半が収納可能な大きさ、調節可能なベルト(※1)、そして安心感のあるファスナー(開口部)

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耐摩耗性や堅牢度からも、ライニングの必要が無く、Charlusのバッグ全てに備えられるキーストラップだけが内側に配されています。

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正直に申し上げて(毎回感じることですが)、このキーストラップは日本が希望して設けているパーツと言う事もあり、どこか心許無い華奢な作りを感じざるを得ません。

然し乍ら、こうした部分が愛嬌として許容できるほど、このブランドの物作りは秀逸そのものなのです。

(※1・・・ベルト部分は片一方のバックルを留めずに、折り返し二重で留めることでショルダーストラップは半分の長さに変更する事が出来ます)

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近年ようやく増え始めている男性にとってのバケット型やワンショルダー(サッチェル型など)等、こうした形状のバッグですが、大きさ、ショルダーの長さ、全てが自然に装いの一部となってしまうのも、Charlusの無駄のない造形美なのでしょう。

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また女性にとっては定番的な形でもあり、大きさ共に日常的なバッグとして申し分のない形ですが、前述の注釈(※1)にも記させて頂いている様に、ショルダー部分のストラップは半分の長さに変えて持つ事が出来る為、完全なワンショルダーとしても使えるフレキシブルさも持っています。

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今日は長々と難しい文章を並べてしまいましたが、Charlusは情報が少ない理由、加えて、どんな素晴らしい魅力を持っているのかが、風と共に知らされるブランドである事から、可能な限り文字で表現しています。

然し乍ら、百聞は一見に如かずで、このバッグの素晴らしさは”手にして”みて、使って初めて感じられる魅力である事、また真の”審美眼”を持つ者だけが心揺さぶられる物であることは確かです。

ご興味のある方は是非一度店頭で、或いはお問合せをお待ちしております。

(Charlusはこの他にも入荷しています)





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7月8日、15日、22日、27日
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連休後、最初の週末。
久しぶりの好天に、街には至る所に沢山の人々が目立っています。

長い休日のあとは、仕事モードにリセットするのが難しいものですが、こうしてすぐさま週末がやって来ると、頭の切り替えがし易いかも知れませんね。

現在店頭には各イベントが終了し、再び新作が到着する日々が続いています。

今日は女性にとって主役級の脇役とも言える”バッグ”にフォーカスして見ました。

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女性にとってバッグは”ファッションの一部”。

男性には理解し辛い向きもあるかも知れませんが、仕事等を中心にバッグの存在を考える男性とは違い、女性にとってのバッグとは、その日の御洒落を完成させる重要なファクター。

化粧で言えば、口紅やファンデーションの様なもの。
それらが無くては始まらない、大切な物でもある訳です。

今日取り上げるのは、FELISIから到着した新作バッグ2種。

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先ず一つ目は、この新型の巾着型のバッグです。

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この新作のバッグは過去にも似た形は在りましたが、元々人気の高い形をフェリージ得意のナイロンと、ソフトキップレザーを組み合わせて作られた物。

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よく見ないと解らないのですが、これまでバケッタレザーで組み合わせられていた部分を、シボを活かした柔らかくしなやかなソフトキップレザーで組み合わせ、また今回は当店のオーダーとして、通常のネイビーよりもワントーン穏やかなMARINO(L.BLUE)と、WHITEを組み合わせています。

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このネイビーより若干穏やかな色によって、一般的に想像されるようなツートーンのマリンテイストより、仄かな優しさを香らせる雰囲気に仕上がり、大人の女性にとって最も相応しい落ち着きが醸し出されています。

各部のディテールは、タッセル付きのドローコード、トップに着けられた着脱式のハンドル、ショルダーストラップによって、様々な使い方が愉しめる物になっています。

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またコンパクトに見えて、内容量は充分で、ロングウォレット、ミニウォレット、化粧ポーチ、モバイル、キーケースやキーホルダー、更にはタブレットも収納可能で、実用性も充分。

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タブレットが収まる大きさゆえ、小さな雑誌や文庫本程度の大きさならゆとりが生まれる程の内容量になっています。

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ソリッドなネイビー、ホワイトを使って、ストライプやボーダーを”敢えて”使わない2トーンスタイルも、きっとこのバッグが想像以上に素敵なエッセンスを加えてくれそう。

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夏の彩りをより魅力的に見せてくれるホワイトやネイビーに、ちょっぴりトーンの異なる、この穏やかな色合いを加えて、素敵に夏色を愉しませてくれる、お勧めのバッグです。

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そしてもう一つが、この(同じく)ソフトキップレザーを使ったバケットバッグタイプのトートです。

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柔らかく、立体感のあるシボ、そして身体に触れると解る、そのしなやかさは、今回のソフトキップレザーの最たる魅力の一つですが、それらを”アンライニング”で仕上げ、革そのものが持つ魅力を存分に感じさせてくれるのが、このバッグ。

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ボディのキップレザーに対して、ハンドルは同じくフェリージが得意としているバケッタレザーをナチュラルな色合いで組み合わせ、作りや色の表情から堅牢性を感じさせつつも、実際に手で持ってみると、想像以上に柔らかさを感じるこのバッグ。

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一切の無駄を省き、革質とバッグの作りのディテールだけで表現されるフェリージらしいバッグの最適解。

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ある程度深さのある袋体にはライニングは勿論、ポケットも省き、底面にはフェリージのロゴが刻印されているのみ。

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きっと大半の人が、このバッグを持った瞬間、「この柔らかさで大丈夫だろうか?」と思わせるほどしなやかですが、アンライニングにも関わらず、床に置いても、自立するほどにしっかりと作られています。

こうした縫い上げの技術や計算された物作りは数十年変わる事の無いフェリージの特徴でもあり、このバッグだけに限らず、当たり前の仕事として施されているのが”フェリージ”です。

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内容量も充分で、A4サイズの雑誌や書類が難なく収まる他、日々持ち歩く荷物の大半がすっぽりと収まってしまいます。

また女性にも男性にも使えるユニセックスのバッグでもあり、近年増え続けている男性のワンショルダーやサッチェルバッグの様なカジュアルなバッグの延長線上に位置する、新しいトートバッグの形でもあります。
(※前出写真は身長約150㎝当店女性スタッフが肩に掛けた様子)

女性ならばお仕事にも、休日にも使えるこのバッグ。
肩に触れるハンドル部分も、負担が掛からない革の柔らかさや幅によって、荷物を充分入れて持ち歩く事も苦になりません。

こうしてファッションアイテムの一つとして、その日のスタイルの第二の顔ともなる新作のバッグたち。

洋服のレイヤードが少なくなる夏、これからの新しい季節に向けて、是非今回の新作バッグたちをファッションアイテムとして取り入れて見ては如何でしょうか?





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その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【5月の店休予定日】
5月13日、20日
※連休中の営業時間は以下の通りとなります。
5/2~5/7…12:00 - 19:00
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


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予てから当店で俄かにリピーターが多かったイタリア、ミラノのブランドMARCO MASI。
その特徴的なデザインはラフィアと革をコンビネーションした物に代表され、日本ではとかくラフィア素材の物が人々の目に知られて来ました。

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当店でMARCO MASIと言えば、この持ち易いハンドルと形、そして軽さが魅力のトート型バッグ。
加えてシッカリ編み込まれたラフィア素材の形。

そしてもう一つが

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この縦長タイプのバッグ。

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MARCO MASI(マルコ・マージ)は、1987年以降、MASI家が受け継いできた革職人としての知識と技術、そして研究熱心な彼らによって数々のブランドのOEMを手掛けてきた、2010年に自社ブランドとして立ち上げた歴史の若いブランドです。

そのMARCO MASIの製品を世界で最も目にする事が出来るのが実は日本。
その魅力を早くから取り上げ、数々のショップによって異なる趣きや形を表現して来た事が、このブランドの(日本での)認知度を上げています。

当店でもシーズンごとに度々オーダーして来たMARCO MASIですが、今季は特にこのブランドが特徴としているパイソンの型押し(Pitone Stampata)を中心に展開。

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MARCO MASI自身も推しているこのバケットバックの形状と、特徴的な色合いRocciaで仕上げたバッグは、MARCO MASIの作りだすパイソン型押しが他とは異なる穏やかさを持っている事に気付かされるはずです。

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当店がオーダーしたこの色合いはブラウン系トーンが中心のパイソンで、一派的に想像される物に比べ、尖り過ぎた印象がありません。

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むしろ落ち着きすら感じさせる色合いに、パイソンを苦手としている方にこそお勧めしたい魅力的なカラー。(柄そのものが苦手と言う方には無理かも知れませんけれど…)

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この繊細なタッチで作られた型押しは、カーフスキンに押されたもので、革そのものにも品質を求めるMARCO MASIらしい柔らかさとしなやかさが、まるで本当のパイソンレザーの様にコンフォータブルな存在感を作りだしています。

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MARCO MASIも語っておりますが、このバッグは春から冬まで、つまり一年中使えるバッグとしてブランドとしても推しているレザー(ラインナップ)なのですね。

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同じくこのバッグもラインナップの一つで、前出の物より少しコンパクトな大きさ。

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余程荷物が多い方でない限り、日常的に出歩く荷物は(多少は少なくして頂きますが)大抵の物が収まる大きさです。
ロングウォレット、モバイル、小さな化粧ポーチ等、不可欠な物は収納出来ます。

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このバッグ(サイズ)の特徴はホールを通じてハンドルになっている点は前出と変わらないのですが、一点異なるのが、この絞りの在る部分。

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ハンドルの長さを変えたり、或いはバッグインバッグとして持ち歩く際には入口をギュッと絞る事で荷物の散乱を防ぐなど、アイディア次第で使い方が変えられます。

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どちらも二つの持ち手でハンドバッグとして持ったり、或いは片方だけを伸ばしてワンショルダーにしたり、フレキシブルに使える点はMARCO MASIが求めているコンフォータブルなバッグで在るべきと言う所につながっています。

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MARCO MASIのバッグのラインナップは決して多くは在りません。
然し、ここまで人気となっているのには何かしらの理由があります。

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それは、恐らくがMARCO MASIのバッグのバリエーションを各ショップがアイディアとして作りだしたり(組み合わせ等)、またブランドが掲げる、コンフォータブルなバッグである事や軽さ、そして日常的に使えるもので在る事など、その全ての要素が今の日本女性たちにシンクロしているからかも知れません。

バッグを選ぶ、或いはバッグブランドを選ぶ、それは女性にとって一つの楽しみでもあり、また必要に応じて選ぶものでもあります。

MARCO MASIは決して高額なバッグを作る為、生み出しているのではなく、それまでの多くのブランドのOEMで裏付けされた高い技術やバッグへ求める様々な欲求を、身近なバッグに転化している、数少ないブランドの一つだと私達は考えています。

特にお出掛けが制限されて来た(或いは今)生活環境の中で、最も実用的で、理に適っていて、そして御洒落としてのインパクトを持っている最適なバッグかも知れませんね。

MARCO MASIのバッグは他にもご用意が御座いますので、是非ご来店の際に手に取ってみて下さいね。

あなたにとってのバッグ選びに、MARCO MASIと言う選択肢が新たに加わるかも知れませんよ。





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