IL MARE JOURNAL

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タグ:トレンチコート

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今日、日曜日は生憎の小雨空で始まりました。
どこか降る雨も春を超える穏やかさを感じる”暖かい雨”に感じられます。
徐々に春も半ばに、そして初夏に向けて緑が青々と茂る季節へと向かい始めていますね。

今日の様な中途半端な空模様には、装いに困ってしまいがち。
涼しくもあり、かと言って屋内や車内は暑くもあり、そんな上下動する春の気候には軽くて薄く、そして実用的なアウターが欠かせません。

そんな都合の良い物、、、

あるんです、、、Schneider'sに。

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Schneider'sの春夏アウターは、秋冬に比べ(秋冬でも他ブランドに比べてクォリティが高く価格も低い)グッと身近な価格になることは、当店のお客様方にとっては既知。

軽く、柔らかく、レディライクで、雨風を寄せ付けない、そんな実用性もバッチリなコートが今日ご紹介するトレンチです。

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フランスのBCBGにも必須と記されるオーストリアの老舗にして王室御用達、そして社交界では”コットンのコート”でも失礼に当たらないとされている唯一のコートであるSchneider's。

その格式高い古豪ブランドが作り出すコートは「然も硬いイメージのものなんでしょう・・・」と想像されている方、それは間違いです。

実はSchneider'sは毎シーズン数十、百数十に上るラインナップを有しており、それらから日本の代理店が抽出しているのですが(※これについては面白い逸話がありますので是非続きは店頭で)、中にはクラシックを貫くモデルもあれば、先鋭的なディテールを持つ物もあります。

比較的当店では春夏のラインナップに後者に近いモデルをオーダーする事が多いのですが、今日ご紹介するトレンチは、”見た目はクラシカル、でも中身はテクニック満載”と言う相反する一作なのです。

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主な仕様として、一般的なトレンチと違う点が幾つかあり、それは肩のエポーレットの有無や、ベルトのバックルの有無がありますが、これはトレンチコートのディテールから現代的なディテールとして不要な部分を省いた、ミニマルなトレンチとでも言うべき、価値ある一着。

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袖裏以外の全てにライニングを排し、軽さと気軽さを齎し、使用する素材には”撥水加工”を施したコットンを採用しています。

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またボタンにはSchneider'sの魅力の一つであるコイン型メダルをスナップ式で採用。
この穏やかに輝くゴールドが全体に上品さと上質さをより感じさせる存在でもあります。

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袖のストラップも一般的なベルト式では絞るのに苦労するものですが、このトレンチでは同じくスナップ式によって袖口を素早く、そして簡単に仕上げる事が出来ます。

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撥水されたファブリックが活きる、このアンブレラヨークは、むしろミニマルデザインでも欠かしてはならないディテール。

雨滴はこのヨークを伝って下へと落ちて行くのですね。

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とにかく袖を通してみると解る、その在り得ない程の軽さ。
そして堅苦しさを感じさせない生地の柔らかさは、このコートの最たる魅力でもあり、またSchneider'sの技術の高さを知らしめるところでもあります。

それでいて衿腰はしっかりと在り、ステッチにより衿腰のハリや高さ、立体感を維持します。
勿論、補強の為でも在ります。

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そしてSchneider'sのコート全般に共通している嬉しいディテールが、このベルトステイのパーツ。

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ベルトループに留める為のストラップパーツが設けられる事により、うっかりベルトだけを落としてしまったり、コートとバラバラになったりする事がありません。

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常に結んでいる訳では無いのがコートなので、このディテールは実際に使ってみると、その在り難さを大きく感じられます。(当店スタッフもこのディテールにはとても助けられています)

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カジュアルなジャケット(フィールドジャケットやミリタリー等)ではマッチしないスタイルも、このトレンチならば、お仕事から週末のお出かけまで、常にオンオフ使えるフレキシビリティが在ります。

ミニマリズムの捉え方は、その人のライフスタイルによっても変わりますが、とかく複数のアウターを必要としないと言う方や、春夏にアウターを着る機会が少ないと言う方にとっては、きっとヘビーローテーション入り間違いなしのコートになりそうです。

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Schneider'sを知らないアジア人にとって、アウターとは?コートとは?と言う愚問は不要でしょう。
然しながら、私達日本人にとって、四季のある季節、それも寒暖差の激しい春から初夏にかけては、インナーを薄くするか厚くするかの選択肢しかなかったように思えます。

勿論このコートもインナーを変えるだけでしのげるものですが、コートのインナーにTEEシャツを着てサマになるコートが、世の中にどれだけ在るでしょうか?

よ~く考えてみると、意外なメリットが沢山あるのが今回のコートです。

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軽さ、薄さだけでは無く、そこには歴史と誕生に裏付けられた様々な造詣が込められています。

Schneider'sを知らない方も、ご存じの方も、今回のトレンチは再び目から鱗を落としてくれる至極の一着になると思います。

是非この春のパートナーとしてSchneider'sのトレンチを一度試してみて下さい。
きっと、その魅力が伝わるはずです。





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(写真着用商品:スーツ/CARUSO、シャツ/Fralbo、タイ/Luigi Borrelli)

秋めいて来た途端、雨空が増えている今週。
今日は寒空を更に感じさせる小雨交じりの一日となりました。

こうして気温が下がると急に気になり始めるのがコート等羽織り物の存在です。
今年は例年に比べテイストも様々、そしてコストも様々なコート類が豊富に揃い、そのどれもが大人が纏うのに相応しい物ばかりが集まりました。

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メンズは主にパーソナルオーダーをご利用頂く方が、ここ数年続いておりますが、既製品には写真の様な質の高い紳士的なチェスターも揃っています。

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モデル名Napoliと名付けられたこのコートは、まるでカーディガンの様に軽くしなやかで、ジャケット無しでも着られる如何にもナポリ仕立ての一着。
勿論ジャケットの上からオーバーコートとしての役割も担いつつ、大人の男性に相応しいテイストを醸し出してくれる一着です。

店頭にお越しの際には是非試してみて下さい。

と、今日は男性では無く、女性のコートを取り上げます。
実はコロナ禍の影響下でも、コートだけは比較的ラインナップが揃っている店頭のウィメンズ。

現在まででコートの型数は約20モデルを越えています。
その中でも今日取り上げるのは、質が高く、そして半永久的に愛せそうな物を幾つかピックアップしてみました。

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一つ目は”コートと言えばMax Mara”と、もはや代名詞にもなっているイタリアのトップブランドMax Maraが作る、『ウールのトレンチ』です。

トレンチの印象を180度変えてしまいそうな、このコートはMax Maraらしい上質な素材の使用に加え、程よい厚みを感じさせ、尚且つ各部の仕上げはしっかりと、まさにMax Maraらしいと言わざるを得ない選択。

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大き目の衿が作り出す華奢な女性らしさや丸みを帯びながら肩の山を盛り上げる袖付け、そしてやはりと言うべきか素材の選択は、もはや日の付け所が無いほど魅力タップリに仕上げられています。

特にビーバー仕上げをしている表面は、独特のうねりを生み、生地そのものに表情を作り、上品で上質な雰囲気をより醸し出しています。
ブラックと言う点も非常にお勧めとなるポイントです。

(※ビーバー仕上げには色んな方法がありますが、今でも由緒正しい古い織元はアザミの実を使って梳いています。)

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同じくビーバーに仕上げているMax Maraのダブルブレステッドのチェスターは、チェンジポケットを設けた英国的なエッセンスに富んだ一着。

Max Maraと言えばキャメルカラー、がイメージづいていますが、この色合いはキャメルよりも何段階かトーンダウンした、まるでラテの様な上品な色合いです。

変わらないオーセンティックなコートをお探しの方に、もってこいな一着です。

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こちらもMax Maraのもの。
最近増え続けている身頃や袖筒にゆとりを持たせたコンフォートなコートです。
2つ掛けのボタンと大きく身頃を袷せるダブルブレステッド、そして利便性も高くアイキャッチにもなる腰ポケットは、この数年増え続け、そのままコートの一つの選択肢として定着した、最も人気の高い形状。

あまりカチッとした印象にしたく無い方や、常にコンフォータブルな装いを心がけている方にとって、またとないお勧めモデルです。
色合いもブラウンとカーキを織り交ぜたような絶妙な味わいを作っています。

(※Max Mara製品のWeb掲載は禁じられている為、予告なしに削除する場合が御座います。 予めご容赦下さい。)

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そしてコチラは昨年も人気のうちに完売してしまった英国で生まれた海軍出自のコートブランド「CAMPLIN」の新型コートです。

このブランドの特徴は何と言っても、ピーコートを生み出したと言われている源流に基づいたディテールと、それらに則ってアレンジされた衿元のストラップ。

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もはやCAMPLINと言えばこのディテール、として目に焼き付いている方も多いと思いますが、このパーツは厚着をした時に前のボタンを留める事無く、ボタンからボタンへ橋掛けの様に留める事で、マントの様に留め具を使う為のもの。

今となってはファッション的な要素が強いのですが、しっかり実用性も加味されています。
100年を超える歴史の中で生まれた英国のCAMPLINは、現在もイタリア企業となり、その息遣いを今に伝えている歴史あるブランドです。(※詳細はオンラインストア、ブログなどの過去の掲載記事をご覧ください。)

今回のモデルは名品となっているピーコートの丈を長くストレッチさせたハーフコートモデル。
更に御馴染のRAIN WOOLを採用し、雨風雪を凌ぎ、更にライニング(パッディング)を備えたモデルでオーダーしている為、防寒性も言う事無しの一着です。

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またCAMPLINからはダッフルがリニューアルされたモデルも到着しています。
使用している生地はRAIN WOOLで、今季の特別なカラー、オートミールを使用。
更にトッグルのパーツには金属製を用いている為、オートミールの味わい深い色合いとアルミ色が絶妙なバランスを生み出し、他にはない独特な魅力を発しています。
(※この生地・色は、コロナ禍の影響により、サプライヤーの生産減によって限られた数量のみが生産されている為、再び出会う確率は非常に少ない物になってしまいました。)

他とは違うテイスト、ダッフルをお探しの方は是非ご検討下さい。

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そして最後にお勧めするのは、今シーズンが最後となってしまったイタリアのブランドLARDINIのコットンギャバを使用したトレンチコートです。

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トレンチ好きな当店は数多くのブランドから様々なトレンチを仕入れて来ましたが、それぞれに歴史に裏付けされたクラシックな物から、先進技術を取り入れた先鋭的な物、或いはデザインコンシャスな物まで、常に多くのトレンチコートを皆様にご案内してまいりました。

その中でもLARDINIのトレンチは、一見するだけではその魅力に気付けない程、不偏な魅力に包まれているのですが、大きく違いを見出すとすれば、肩回りから袖筒を、仄かにゆとりを付ける事によって、首から肩の上り、そして袖先までの自然な丸みが、トレンチ特有の肩を誇張する様な硬いイメージを払拭しています。

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少しだけドロップさせたアームホール、そこから広がる袖筒のゆとりは、トレンチコート全体のイメージを大きく変えてくれる、まさに女性の為の、そしてフェミニンではなく、マスキュリンでもない、特別な魅力の一着を作りだしています。

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素材のコットンは強撚のコットンギャバを使用している為、風を通し辛く、またライニングによって秋冬のトレンチとして(王道のコットントレンチとして)申し分のない存在価値を作り上げています。

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コットンで無ければ作り得ないトレンチコートの趣は、素材の良し悪しによって見た目も、着心地も大きく変わります。

LARDINIのトレンチは、そんな痒い所に手が届く多くが当たり前の様に自然に取り入れられた一着なのです。

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また背面のヨークは大きく取られ、腰の直ぐ上まで在ります。

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このヨークの大きさやカットを水平にする事によって、より女性らしさが生まれています。
(この小さな拘りが見た目を大きく変えてくれるのです)

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コートの老舗、コートの歴史、コートの出自、トレンチを作る多くのブランドが、それらトレンチに関わる造詣を抽出して作っています。

そのどれもが特徴を持っていたり、得意とするディテールやデザインを表現し、巷には「一体どのトレンチを選んだらいいんだろう?」と迷う事も多いでしょう。

結論から言えば、どのトレンチも失敗は無いでしょう。
基本設計が同じである事、生地の違いや好みのデザインである事、それが着る人の満足を充たす訳ですから、ブランドで選ぶよりも、形や色、ディテールの好みを選ぶことで間違いありません。

当店が今回のLARDINIのトレンチをお勧めな理由は、ズバリ、肩の丸み、ドロップした上半身、そして着丈のバランス、そして何より、”肩から裾までのシルエットが美しいAラインを描いている”ことです。

秋から春までレイヤーを愉しみながら使えるトレンチコートの存在。
秋冬のコートを検討している方、或いは迷われている方は、是非一度店頭で試してみて下さい。

バランスの良さが伝わると思いますよ。

(以上の他にも、現在コートは多数揃っています。 今シーズン中最も揃っている週末となりますので、沢山の中から選びたいと言う方は是非今週末をご利用下さい!)





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寒さが一段と増し、冬への序章が始まる今週。
新しい週の始まるとなる今日(月曜日)は、どこか夏の終わりを思わせる穏やかな暖かさに包まれています。
時折降る小雨空も秋の最後を告げる雨となるのかも知れませんね。

さて連日訪れるお客様の中に、コート等羽織物に求める物が厚い物ではなく薄め(?)の物を欲する傾向が強まっています。

恐らくは車の乗り下りがし易い等の他、扱いが楽な物(軽い物)を必要とするがゆえなのかも知れません。

然し、男性にとってコートはその日の装いを完成する大切な存在でもあり、秋冬のコート事情は多くのそれとは異なります。

丈が長ければ良いと言う物でもなく、将又スーパーなブランドであれば良いと言う物でもなく、そこには期待する装いへの補完的役割を求めている方が多いのですが、今日取り上げるのはミリタリーに出自を持つトレンチコート。

今でこそ皆様ご存じのトレンチコートも、元々は第一次世界大戦時に、将校が塹壕内で身に着けていたものが始まりです。

塹壕とは陸上戦で銃撃などから身を守る為に掘られた大きな溝の事ですが、この溝は当然の事ながら雨が降れば水もたまり易くなるわけで、そこに求められたのが防水性のあるコートである事から、トレンチコートが生まれたのは防水性を備えるべくして当然の結果でした。

皆さんが口にしているトレンチ(Trench)とは、この塹壕を指しています。

更に現在の姿である、二列に並んだボタンや、ベルトを用いて留める仕様はその後の進化過程に於いて生まれました。

最近ではトレンチコートの原型となる「タイロッケンコート」を作るメーカーも増えて来ましたが、現在のトレンチコートの様なディテールではなく、ベルトと留め具だけの仕様で、Tie(結ぶ)、Lock(留める)の名前からタイロッケンと呼ばれていました。

それらから進化した現在のトレンチコートの姿は、「さらに使い易く実用的」にベルトループやバックル付きのベルト、肩にはエポーレット、背面への水などの侵入を防ぎ下へ向かって落とすアンブレラヨーク、ガンパッチ、スロートラッチ(チンストラップ)、動き易いインバーテッドプリーツ等、現在のトレンチコートに至るまでには様々な仕様が進化して行きました。

話は戻り、元々綾に織られたコットン生地を使って作られていたこれらのコートですが、ミリタリーを得意とするASPESIにはこうしたディテールを独自の解釈によってスポイルし、あくまでも雰囲気を醸し出す為に作られた一着があります。

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それがこのトレンチコートです。

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現在の定番的な仕様はそのままに、限りなく無駄を省き、その分肩から袖までの筒幅や素材となっている厚みのあるコットン素材に味わいのある加工を行う事によって、非常に味わい深いトレンチコートが出来上がりました。

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これまで様々なミリタリーアイテムを、様々な素材で作り続けて来たASPESIですが、今シーズン当店がオーダーした全てのアウターはコットン素材だけのものをオーダーしています。

それによって作り出される独特な表情は、まるでヴィンテージの衣料の様に味わい深く、ミリタリーを出自とするコートゆえの見栄えを感じさせてくれる物になりました。

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この素材は洗いと適度な加工によって、色ムラや色落ちが見られる仕様で、身に着けたその日から男らしいトレンチコートの姿が感じられる物になっています。

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また裏地には、Thermore®(サーモア)のライニングを、ウールをシェルに使用した物で取り付ける等、ASPESIが予てから得意としている防寒も備えています。

実はトレンチコートの歴史上、大戦時のトレンチコートにも、こうしたボタンで脱着出来るライニングが用意されていたのだそうです。
当時は羊毛や革を用いられていたようですが、その仕様も赴く戦地によってなのか、それぞれのオプションなのだそうです。

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Thermore®(サーモア)はEcodown®(エコダウン)としても名前を商標登録している程、その暖かさは多くの防寒中綿同様、非常に優れた保温力を発揮します。

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また今回のASPESIのトレンチコートでは、限りなく無駄を省きながらもディテール上、欲しい仕様はしっかりと残されています。

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チンストラップは衿の本体に留められ、実際に生きた使い方が叶えられる衿元の作り(ゆとり)もあり、ASPESIにはミリタリーアイテムに一日の長を感じます。

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その他にもトレンチコートに求められるディテールは必要最低限備わっています。

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今回、このコートで感じる最たる魅力は、素材に使用したコットン素材の表情と、その素材の恩恵でもある適度なハリによって作られる「立体感」が光っています。

コートなど羽織物に柔らかく、軽い物を求めたいと思う気持ちの反面、男性の中には、「ミリタリーアイテムはミリタリーらしさが欲しい」と思う、男らしいディテールや素材の選択も期待されます。

今回のASPESIのトレンチコートには、まさに後者の様な「男が身に着けるトレンチコート」として限りなく男臭く、男らしい一着で在る事を約束してくれそうです。

軽くしなやかなコートも勿論素敵ですが、男らしい素材や表情を持ったこのASPESIのコートも他では得られる事の無い魅力が満載です。

是非秋冬のお伴に検討してみてはいかがでしょうか。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
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秋晴れに恵まれた今日。
日中の暖かさに反して、夕方からは涼しく心地良い気温になって来ました。
秋を感じ始めると、やはりオシャレをしたくなり、気分も加速して来ます。

秋序盤、これまでニットやブラウス中心に選んでいた方も、徐々にコートにも目線を移したくなる毎日が続き、今日もコートのラインナップに新たな一着が仲間入りしています。

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当店ではお馴染みとなったブランド『Rawtus』(ロゥタス)の新作トレンチです。

Rawtusの物作りへの拘りは既にレザーによって証明され、多くの方が知るところとなりましたが、それらの息遣いはトレンチコートにも生かされていました。

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トレンチコートと一口に言っても、その多くは全体像が似た形をしているだけの物として認知されている事が多いかと思います。

しかしその実、元々トレンチコートはミリタリー(軍用コート)に端を発している事をご存じない方が多いかも知れません。

このRawtusのトレンチは、それらに端を発している細部のディテールが緻密に再現されています。

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例えば、衿の裏側に付けられた「スロートラッチ」と呼ばれるチンストラップは、元々雨風の侵入を防ぐ為に付けられた(衿を立てた際に使う)パーツ。

この名残としてストラップが付く事は在りますが、Rawtusでは緻密に再現された実用性の高い物が付けられています。

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「エポーレット」は比較的よく知られている仕様ですが、これも元来は軍の中での階級を示すバッチを付けたり、水筒や装備品のストラップを掛けた時、外れ辛くするなどの用途もあります。(他にも所説在ります)

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他にも、前肩から後ろに掛けて生地が二重の状態になっている「アンブレラヨーク」の仕様も、元は雨の滴などを下へ落とす為のもの。

ディテールとしては女性らしいふんわりとした雰囲気も生かされ、デザイン性も違って見えます。

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他にもベルトに設けられた「D管」は、手榴弾や装備品を付けて置く為のリングだったり、背面裾の「インバーテッドプリーツ」は、ヒダ山を合わせた様なボックスプリーツの様な構造で、ボタンを外す事によって、脚が動き易くするなどの理由が在ります。

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こうして、名前だけが独り歩きしているトレンチコートにも、実は多くの理由、多くのパーツが備わっている事は、意外なほど知られていません。

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このコートにはデザイナーの強い拘りがヒシヒシと感じられる仕様が、たっぷりと盛り込まれています。

高い実用性と共に、シャープで優れたデザイン性を両立したRawtusのトレンチコートは、間違いなく皆さんがご存じのトレンチとは異なる物に仕上がっているに違い在りません。

また今回のコートでは、袖筒を太目に仕上げる事によって、今日的なデザインを取り入れ、袖を捲ったり、或いはレイヤードしたインナーを覗かせたりした際に、華奢さや女性らしさを作る事が出来る等のディテールも取り入れられています。

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他にも、秋冬のみですが、取り外し可能なライニングが付属する為、秋冬は暖かく、春夏はライニングを外して、スプリングトレンチとしての利用が可能になっています。

こうしてシーズンを越え、世代を超え、トレンチに馳せる大半の皆様の想像を良い意味で裏切るRawtus。

マルチに使えるトレンチですが、今回のRawtusに至っては、特にジーンズやパンツの多い方にこそ、取り入れて頂きたい一着です。

是非今週は新たな魅力を発するRawtusを体感しにいらして下さい。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
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10月10日、17日、24日
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昨年秋から始まった2019年-20年のプレ・コレクションから約1か月半、いよいよ来年の秋冬展示会のメインコレクションが始まりました。

特に女性物が多くを占めるこれからの2か月余りは、お客様方と共に来年に向けた様々なお話やご検討が始まる楽しみの多い季節になります。

昨日も沢山のブランドアイテムを検討し、既に4分の1程が終わりましたが、まだまだ続く来季の検討。
気になるお客様も多いと思いますので、是非店頭にお越しの際は各スタッフにお声かけ頂ければと思います。

さて、空気は一段と冷え、昨日の都内も17度を超える暖かさでしたが、今日は急激に冷えているとの事。
私達の地域も、これまでとは比べものにならない程、凍てる寒さが舞い込んで来ましたが、この週末は更に冷え込みが進みそうです。

現在開催中のFINAL CLEARANCE SALEを利用して、これからの1か月を楽しく、そして暖かく過ごせる装い作りを進めて頂きたいと思います。

とは言え、春の軽さや色を取り入れたいと思うのは、御洒落が好きな方々にとって至上命題。

先般からお伝えさせて頂いている様に、中身を暖かくしっかりとレイヤーして、外身を軽くしていく事も、愉しみ方の一つです。

今日はそんな方々にもお勧めしたい「コストパフォーマンスが高い」幾つかの新作をご紹介したいと思います。

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今回到着したのは、昨年から当店に仲間入りしたデニムの王道LEVI'S。

「何故、リーバイスなのか?」は過去ログをご参考、或いは店頭にてお尋ねして頂く事として、その高いコストパフォーマンスは、世界中の誰もが知るところ。

勿論、通常知られるLEVI'Sには、幾つものラインが在り、またそれらには異なるプライスレンジやカテゴリーが存在しています。

今回到着しているのはベーシックなライン。

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中でも、KATE TRENCH COATと名付けられた、このロングレングスのトレンチコートは、非常にバランスが良く、またミリタリーを由来とするトレンチコートらしい魅力を詰め込んだ一着。

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近年、トレンチコートの主流は大きく身体を泳がせて着るタイプが多いのですが、このコートはあくまでも狙った物ではなく、当店なりの選択肢としてサイズを大きく羽織って頂きます。

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取り外し式の肩章や大きく開いたベント、そしてバックルを排したベルトなど、そのどれもがLEVI'Sが「カジュアルに羽織って欲しい」との思いを伝えているかの様な作りに終始しています。

こうした意図を組む事によって、併せるアイテムやスタイルの種類を変える事の面白さ、そしてそれらを紐解きながら御洒落を考える事など、一つのアイテム名に捉われるのではなく、スタイルを考える「アイテム」で在る事が私達の中では重要なポイント。

このコートもまた春の羽織を待たずして、今から沢山中に着こんで、冬のうちから楽しんで頂きたい一着です。
(※スタッフ着用時はヘルノのショートダウンを併せています)

そしてLEVI'Sが各カテゴリーに於いて、その独特なセンスを見せ続けているのがトップスやジャケット類などの補完アイテム。

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その中でもスタッフ一同一致でオーダーしたのが、こちらのシャツジャケットです。

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INES JACKETと名付けられたこのミリタリー感たっぷりのジャケットは、生地の魅力も然る事ながら、袖から背面に合わせられたジャージー素材の側章が魅力の一つ。

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もはや側章について異論を唱える方は少ないと思いますが、このジャケットには「玄人なら判る」一つの特別な仕様が在ります。

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それは肩(袖)の付け方です。

通常セットインスリーブで付けられる袖を、敢えて前身頃はラグランに、後ろ身頃は背横中心を通りジャージー素材を併せる事によって、後ろ袖にセットインスリーブを設け、スプリットスリーブに仕上げてある所がポイント。

この価格帯で、こうしたディテールを取り入れる事、またミリタリーを感じさせるアイテムに、古来使われていたトレンチコート等の袖付けの技を使う等、LEVI'SがLEVI'Sであるポイントをひしひしと感じさせてくれます。

多くの方がLEVI'Sを感覚的に庶民的な印象を受ける事と思います。
然しながら、多くを知る事によって、それらがただ単にそれだけではないという事を感じる事が出来るのですね。

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またこのジャケットはオーバーサイズフィットで作られている為、肩回りをドロップさせて着る事によって生まれる、女性的な華奢さや、全体のラギッド(泥臭さ、武骨さ)を回避するなど、このジャケットの魅力は多岐にわたります。

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使用されている生地の凹凸やボタンは、まさにミリタリーそのもの。

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反して、袖の柔らかなジャージー素材が生み出すコンテンポラリーな魅力は、どこかリメイク的であり、モード的でもあり、それらをスタイルに取り入れる人によって、大きく見え方が変わります。

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昨年から当店に展開されて以降、既に一部のお客様の中では、この価格を「高いコストパフォーマンス」として、日常の装いに取り入れたり、或いは毎日の愉しみの一つとして合わせたり

「御洒落が価格ではない」

事を知る人々の中に深く浸透し始めています。

また、まだご存じの無い方にもお伝えしておきたいのが、LEVI'SはかつてのLEVI'Sでは無いと言う事。
いつでも、どこでも、誰にでも変えるブランドでは無くなりました。
現在、当店以外では一部のベーシックラインのみがジーンズ専門量販店でのみ購入可能となっておりますが、その他のラインナップ、LEVI'Sのその他のカテゴリーに関しては購入店舗が限られます。

一つのアイテムとしての価値の見出し方、或いはアイテムに求めるユーティリティ、季節、存在感は

商品が生み出すモノではなく、着る人が作り出すモノ

です。

是非これらのアイテムを取り入れつつ、新たな装い作りに役立ててみては如何でしょうか。

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他にもメンズの定番、CLASSIC WESTERN SHIRTも新たに色を加えて到着しております。

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今回はRINSE(ワンウォッシュ)と、STONE WASH(ストーンウォッシュ)の2色展開です。

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何れもジャケットのインナーとしてもお勧めな上、デニム本来の堅牢性、厚み、生地の心地良さが魅力です。
こちらも価格を見たら吃驚する程のコストパフォーマンス。

パートナーへのプレゼントとしても良いかも知れませんね。



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FINAL CLEARANCE SALE
2019年2月17日(日)まで

※詳細など解らない点につきましてはお気軽に店頭までお問合せ下さい。



1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【2月の店休日】
2月7日(木)、13日(水)、21日(木)
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

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お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


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