IMG_2281

あっという間に今年も11月がやって来ました。
街中には早くもクリスマスツリーが飾られ、いよいよ今年も残すところ僅かを意識させられます。

日々寒暖差が激しくなり、今週も寒い日が比較的多い気がします。
外出にもアウター無しではいられない日も増え、少しずつ冬を意識した装い作りが必要ですね。

今日はそんな季節にピッタリなLuca Grossiの新作ブーツをご紹介します。

Luca Grossiと言えば、今や多くのセレクトショップに名を連ねる存在になりましたが、当店にとっては取扱から10年が経とうとしているブランドの一つ。

Luca Grossiの魅力は、何と言ってもウィメンズシューズにしては珍しい本格的な物作りが基本で、オーセンティックな靴のバリエーション、そして近年では様々な技術やテイストを取り入れた時代に沿ったデザインも作り出す等、シューズブランドとしての高いクォリティを見せつけています。

BL004

Luca Grossiは、1970年からイタリア革の町トスカーナを拠点に伝統的な技術を保ちつつ、時代に柔軟な靴作りも行いながら、常にオーセンティックな物作りを行って来た老舗中の老舗。

一足の靴を構成する全ての素材の品質を厳選し、その持ち味を活かしながら、裁断、縫製、組み立て、仕上げの全工程を職人達の手で行い、「国の資産として伝統的な職人の技を保つ」と言わしめるほど、Luca Grossiの靴には優れた魅力、特徴があります。

当店でも初めて取扱が始まった十年前、この靴の「想像以上の履き易さ」に驚かされたお客様も多く、ヨーロッパ靴の特徴でもある”薄い甲”と”細いワイズ”にも関わらず、足への馴染み易さや履き心地には、現在も多くの方の信頼を勝ち取っています。

元来、靴その物を美しく見せる為には、ヨーロッパの靴のようにスマートでシャープな美しさ(見た目)が大切ですが、アジア人、特に日本人にとって、その形は少々の履きづらさは拭いきれませんでした。

ところがLuca Grossiの靴には、これらを柔軟にスポイルしてしまう”革”その物の威力によって、足の形にフィットしてくれる独特の魅力があり、これが多くの人の心を捉えている大きな理由でもあるのです。

毎年ファンが増えているLuca Grossiに、今回当店がオーダーしたのは2つのモデル。

IMG_2137

一つ目はエクストラライトのソールを与えたサイドエラスティックのショートブーツです。

IMG_2140

艶やかで滑らかさがあり、見た目はしっかりとした表情の反面、とても柔らかな革質を持つアッパーに、Luca Grossiファンにはお馴染みの”軽さ”と”クッション性”を持つエクストラライトの合成底を合わせ、ちょっぴりモード感を漂わせつつ、とても実用性に長けた一足です。

IMG_2141

今回このモデルに別注を行い、本来はエラスティック部分が別色だったモデルに、あえて同色のブラックを与え、足首からつながる締まりのあるラインを作っています。(元々のモデルはこの部分がオリーブ色です)

アッパーとアウトソールの境目には一周ゴールドのラインパーツをあしらい、これによって軽快感とシャープさが、より際立っています。

IMG_2142

このエラスティックの部分が、まるでソックスを履いているかのように見える作りになっている為、別色ではなく、ブラックにする事で、スカートの方にはタイツ、パンツの方にはストッキングやソックスなどを合わせた時、同色の脚長効果も生まれます。

勿論、パーツとして縦に長く作られている為、伸縮性から得る足首への負担も軽減されています。

IMG_2143

アウトソールは、裾へ向かいテーパーする逆ウェッジラインを作り、この僅かなテーパーが足首に向かって細くなることで、より足首を締まった見え方にしてくれます。

IMG_2144

もちろん、クッション性も抜群で、軽さと弾力性を特徴にしているソール材だけあって、この心地良さは長時間歩き続けても負担が掛かりません。

IMG_2145

Luca Grossiの靴全般に言える事ですが、基本となる木型がヨーロッパ女性に適したものである事から、とても美しいクビレや曲線が、脚を綺麗に見せてくれます。

このワイズの見た目から「本当に履いていて痛くならないの?」と9割くらいの方が疑問視するのが(当店では)定石ですが、1日履いてしまえば、もう虜です。

IMG_2146

また今回のこのブーツではシャークソール状の物がアウトソールに採用されている為、前からと後ろから、それぞれ中央に集まるようなフィンが並び、悪路面でもしっかりと噛む形状になっています。

冬を迎え悪天候も増えるであろうこれからの季節、納得のソールですね。


IMG_2147

そしてもう一つのモデルが、このレッグラインを長く取ったサイドエラスティックブーツです。

IMG_2149

一般的にショートブーツと呼ばれるものに比べ3~4㎝ほど縦にストレッチ(延ばした)筒丈がポイントで、この長さが足首を締め、脚を綺麗に見せてくれるポイントにもなっています。

IMG_2150

革質は前出のブーツと同様、見た目はシッカリとした表情ながらも、柔らかさと滑らかさを持ち、当店にとってはこれこそがLuca Grossiの靴と思わせてくれるオーセンティックな作り。

IMG_2151

爪先をポインテッドの様に尖らせず、あえてボールポイントのように僅かに丸みを与える事によって、このブーツの女性らしさや大人の足元に相応しい顔を作っています。

シルエットは”Luca Grossiらしい”スッキリとした無駄の無いシルエットで、全体をブラックで統一したことによる引き締められた美しさがあります。

IMG_2153

ヒールの付け根部分には(過去のローファー等のモデルと同様に)ゴールドのラインパーツが添えられ、後からの見た目もキリっとした印象に仕上げられています。

IMG_2155

ソール面はLuca Grossiお馴染みのVibramソールを採用し、足裏の反りも(レザーと同じまでとは言いませんが)良く、全天候タイプのブーツとして仕上がっています。

こうして二つのモデルを「どうやって選べば良いんだろう?」と思われるのが皆さんの本音。

当店的には「是非見た目の印象や好みで選んで欲しい!」が本音なのですが、パンツやスカートなどボトムスの種類別に合わせて見ると、意外と好みが浮き彫りされて来ます。

BL002

ジーンズで合わせると、こんな感じになります。
足首部分は共に細く仕上がっていますが、ソール形状の印象で合わせたくなるものも変わって来そうです。

BL003

ではトラウザーズやストレートのジーンズなど太幅の裾はどうでしょうか。
ご覧のように共に足首部分の傾斜も似た様な形ですが、”フルレングスで穿くボトムかどうか”によっても、選択肢は変わって来そうですね。

BL001

スカートの場合には、どちらも似た様なシルエットラインになりますが、ここにもソールの形状や色による印象の差が顕れます。
ウェッジソールのタイプ(左)には現代的な印象があり、ヴィブラムソールのタイプ(右)にはクラシックな印象があります。

どちらを選んでも、ブラックが基本となっていることもあり、合わせ辛さは感じないと思いますが、現在皆さんがしているスタイルに合いそうなモデルを選んで頂くと、よりスタイルが完成しやすいのでは無いかと思います。

もちろん「やっぱりどっちを選んでいいか判らない・・・」と言う方は店頭にお越し頂くか、お電話、メール等で、お気軽にお問い合わせ下さい。

普段皆さんがしているスタイルに合ったブーツをお勧めさせていただきます♪









【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。


【店休予定日】
オンラインストア 最下段をご参考下さい
木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。



COPYRIGHT (C) 2012-22 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED