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再び寒さがやって来た2月。
過去最高の寒気が日本海側を包んでいるそうですが、長野地方も積雪こそないものの、凍てつく空気に包まれています。

寒さが長引くと着るものもローテーションが必要になってきます。
セール商品を上手に利用して、この寒さを乗り越えたいですね。

さて、今日はフランスらしいジェンダーレスを標榜するブランド”adn paris”から届いた新作をピックアップ。

adnと言えば、エッセンシャルなアイテムを作り出すフランスのブランド。
ミニマルなスタイルを提案するフランスらしいブランドです。

昨年も取り扱っていたadnですが、やはり目立つのは『生地のクォリティ』。

決して生地だけが先走っているわけではないのですが、生地の妥協をしないのがadn。
デザイナーとお会いさせていただいた時、”とてもフランクで穏やかな”デザイナーさんからは想像出来ないほど、ブランドとしてのポリシーは曲げる事が有りません。

またフレンチブランドらしく、ほぼ全てのアイテムがユニセックスとして作られている為、男女問わず”着方”や”スタイルアイディア”によって、魅せ方、着方、楽しみ方も変わります。

今回到着しているシャツは全部で4種類。

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一つ目は、昨年も人気だったデニム素材のバンドカラーシャツ。

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二つの胸ポケットを持つワークシャツスタイルがデザインソースながら、サルトリアルな仕立てを好むadnらしく、作りは非常に丁寧。

またデニムのシャツに連想される「重たさ」や「硬さ」は無く、薄すぎるとデニム生地のハリが損なわれ、厚すぎると着心地の悪さにつながるなど、デニム生地を使ったシャツ選びは、『程よい厚み』がとても重要。

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この柔らかくて、適度にハリを生かしてくれるデニム生地は、adnのシャツのデザインを、より魅力的に、より味わい深く見せてくれます。

こうした生地選びも、デザイナーが拘っているポイントでもあります。

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二つ目は短毛コットンフランネルを使った『柔らかさ』と『しなやかさ』を生かした一着です。

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デザインは前出と同じくバンドカラーの2ポケットが基本。

生地と言うのは、シンプルなデザインで有れば、有るほど、そのクォリティが露わになります。

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柔らかくて、肌にそっと触れる感触が、ポプリンや他の素材では有り得ない、まさにこのシャツだけに求めるクォリティの高さを感じます。

色合いも優しいサックスカラーで、シャツとしても、レイヤードアイテムとしても、とても使いやすいカラーです。

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3つ目はトーマスメイソン社(英)製のエジプシャンコットン、Giza 87を使ったポプリン素材。

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このシャツは何と言っても、このポプリン生地の高級感が魅力で、触ると直ぐにわかる、優れた滑らかさと極微な艶感、そして上質な生地特有のハリが、全て顕れています。

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先程から続くバンドカラーのモデル”Spring”は、襟腰が高く、まるで仕立てられたシャツの衿羽根だけを取り外したかのような、とてもシッカリとした作りで、それらが生かされるのも、この生地ならではと言えます。

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かつてGiza 45が最高と言われていた時代もありましたが、何度も繰り返し生産されることによって、原種と同じクォリティを維持する事が難しくなり、途中Albini社が手を貸して、新たに作り出されたのがGiza 87なのだそうです。

つまり、現在のエジプシャンコットンの最高級品質は、このGiza 87。
その生地を使ったシャツとあれば、心地良さも当たり前と言えば当たり前かもしれませんね。

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このモデルには共地のスクエアが付属しており、胸に挿して使ったり、ジャケットやコートの胸に挿したり、時にはバッグに結んだり、アイディアでスタイルを楽しめるオマケ付き。

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常に妥協をしないadnらしく、アソビも着る人のスタイル次第で楽しむことを要求している気がします。

ミニマルな提案が多いブランドは、総じて「着る人の個性を表現する」ことを要求されますね。

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そして最後、4つ目のシャツは、当店でも初のレギュラーカラー風?のデザイン”Origin”。

このシャツ一見するとゆとりのあるレギュラーカラーのシャツの様にも見えますが、実は衿は比翼仕立てのボタンダウン(スナップダウンのボタン版です)、前立ても全て比翼仕立て、そして衿や袖などには芯地を採用し、両脇裾にガゼット、さらには裾の縫い上げが太幅で仕上げられているなど、実はシンプルに見えて、色々と細工がなされています。

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特に裾の縫い上げは、これをすることによって、全体が曲線的な立体を作り出す為、裾を出して着る(アウター的に着る)場合、立体感が作られます。

袖や襟の芯地も、クラシカルでサルトリアルな作りを感じさせるなど、どこまでも物づくりを追求しながら、「デザインはフレンチ」と言う、ここにもadnらしさが顕れています。

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衿は大き過ぎず、開けても閉めても、自然な形で収まってくれる形状。

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ボタンを外してシャツとしての動きを愉しむのも良し、ボタンを留めてアウターとして使うのも良し、全ては

着る人のアイディア

次第と言うメッセージを、常にadnは発信しているように思えます。

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世の中に拘りを持つブランドは数あれど、フランスと言う、一つのエッセンスのもと「ミニマル」と「個性」を

着る人が考える

事を要求するadnは、同じミニマルでも「着る人への要求が高い」ブランドであると言えるかもしれません。

それだけに、シンプルだけど光る何かがあるのも当然。

adnをまだ試した事のない方も、是非一度触れてみていただくことをお勧め致します✨





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