猛暑が続く今月。
今日は各地で40度超えの最高気温を記録する等、これまでにない暑さが続いています。
シーズン前から予感していた今夏の暑さ、長い夏は、これからの装いにも影響しそうです。

今日は長い夏を「暑い」と項垂れるのではなく、秋にも使える「とある色」を加え、少し装いに変化を持たせてくれる物をピックアップしました。

今年の当店の春夏は、いつもに比べ爽やかな色合いより、味わい深い「アースカラー」を多く取り入れて来ました。

IMG_7858
テラコッタやキャメル、オリーブと言った、アースカラーの中でもはっきりとした特徴のある色合いが主を占めます。

IMG_7858
こうした色合いは、秋になると自然に増える色合いでもあるのですが、夏のホワイトやサックスなど、爽やかな色合いとの相性も良く、大人らしい味のある組み合わせを暫し提案して来ました。

IMG_7859
これらの色を夏に取り入れる事によって、秋からの装いも自然に作る事が出来る事もあり、この夏のセール期間中は特にお勧めをしています。

IMG_7855
例えば、テラコッタ(ブリック=レンガ)カラーは、オレンジに近い色合いから、ブラウンやオリーブなどとの相性も良く、それらが加わる事によって、夏の日焼け肌がより魅力的に映ります。

ただ単にオリーブ色と合わせると、しつこさが残ってしまうので、この組み合わせでは敢えてグレー系の混ざったオリーブ色を合わせ、足元にエスプレッソカラーを取り入れる事で全体を締めています。

夏のロングスリーブニットとショーツの相性は言わずもがなですが、こうした装いによって一見洒脱な印象を生み出してくれる事も、夏の重要なスタイルアップ要素。

IMG_7856
キャメルカラーには色のコントラストを作り易いホワイトを合わせ、ブラックの組み合わせに連想される様なモノトーンを作ります。

足元にはサテン地のサンダルを合わせ、全体に清涼感を作り、サテンが持つシャープでクールな印象によって、その他の素材のボリューム感が中和されます。

大切なのは分量で、夏にアースカラーを取り入れるには、全体の色割合を50%程度に留めると、しつこく見える事が在りません。

他にも、当店では度々お伝えする機会が多い「肌色」つまり

肌の色

を色と見なして作るスタイルは夏にしか出来ない装い。

IMG_7426_1
(写真は以前ご来店下さったお客様の色合いですが)ホワイトとオリーブ、そして肌の色を一つの色として数えた3色のトーンによって、全体にまとまりが作られます。

IMG_7097_1
或いは(当店スタッフの写真)肌の色を含めた3色によって、色数が少ない中にも奥行きを作る事が出来ます。

大切なのは色の分量(割合)を適度に増やす事、或いは思い切りの良い見せ方が出来る事です。

こうしてアースカラーを夏に取り入れる事によって、夏の装いに適度なインパクトを作れたり、晩夏初秋への導入として色合わせが容易になって行きます。

IMG_7862
またペールトーン(淡い色合い)を合わせて揃える事によって、アースカラーの色強さを程よく中和してくれたり、或いはホワイト中心の装いの中に、穏やかな印象を作り出してくれる等、女性ならではの優し気な色使いにトーンダウンしてくれます。

最近、御客様との会話の中に度々触れる事なのですが

「センス(感覚)を言葉で言い表すのは難しい」

ものです。

何故なら、言葉で作り上げられてしまうセンスは聊か

ロジックで作られるルールの様なもの

になってしまうからです。

個人各々が感じるセンスを元に作り上げられるスタイルこそが個性であるがゆえに、正解はないのが御洒落であり、御洒落の愉しみ方です。

とは言え、「感覚的に自信が無い」と言う方や、「普段できない様な色の組み合わせがしたい」と言う方の為に、助言(アドバイス)するのが我々の使命。

これはインターネット通販では、成し得ない事ですから、お店に立ち寄れる方々は気軽に尋ねて頂きたいと思います。

勿論、インターネットを利用している方にも、メールやお電話などでのご相談はさせて頂きますので、こちらも是非お気軽にお問合せ下さいね。

さて、最後にアースカラーと聞いて、多くの方々がカーキやベージュを中心とした茶系の色合いの総称をイメージされる方が多いと思いますが、実はブルー等の色合いもアースカラーと呼ばれる事をご存じでしたでしょうか。

元々アースカラーと呼ばれる名称は、今から40年ほど前に流行したファッションに於ける一つの潮流から生まれました。

当時もレンガ色やブラウン、ベージュやオリーブと言った、少々濃い色合いを巧みに組み合わせる事が御洒落な時代が在りました。

勿論、現代とは色の中庸さや再現出来る色数など、比べものになりませんが、こうした色の中には、アース=つまり大地や自然を意味する事から、上記の様な自然が作り出す、土や木々の色などに加え、空の色=ブルーやサックスなども含まれています。

IMG_7854
つまり、この組み合わせも(大意では)アースカラーと言う事になります。

薄いライトブルーとブルーのストライプから成るニットの色合いに、ネイビーのプリーツパンツを合わせ、足元にはブラウンのサンダルを組み合わせ、宛ら「アッズーロ・エ・マローネ」を気取れます。

こうして組み合わせを並べるとお気づきいただける様に、ブラウンを中心としたアースカラーは、全般的に

使える色合い

で在る事が判ると思います。

季節を超え、色の組み合わせもし易く、最もフレキシブルであるアースカラー。

これまで敬遠しがちだった方々にとっても、トライして欲しい色である事は間違いないのですが、もし仮に敬遠している方がいらっしゃるとして、それが何かの失敗に基づくものだとしたら、きっとそれは、そのお店(或いはブランド)の揃えた色の選択ミスかも知れません。

当店に長らくお越しのお客様にとっては定石ですが、当店はベージュ一つとっても、ブルー(またはネイビー)一つとっても、更にはホワイト一つとっても、ある一定の条件を経て選んでいます。

つまり、大きな意味で一括りにされる「色の名前」の中にも、当店は意図した色の選択をしています。

それがその後の組み合わせのし易さにつながったり、或いは統一感や同一トーンでの組み合わせを楽しめたりと、何気なく取り入れた色にも必ず「意味のある色」だったりします。

アースカラーと一括りにしても、前述の様に様々な色、意外な色、中間色が在ります。

こうした色の様々を取り入れて見たいと言う方は、是非店頭へお越しくださいね。
きっと、それまでとは違った色の組み合わせが楽しめるに違い在りません。

IMG_6702_1
「夏」だからこそ、アースカラーが重要です


1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp



【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【7月の店休日】
7月19日(木)、26日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED