IL MARE JOURNAL

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September 2022

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今日も日中は汗ばむほどの陽気でしたが、日が暮れると一変、夜には少々寒さすら感じる気温に。

暦は10月を迎えようと言うのに、未だ落ち着かない気温に心配をしておりましたが、着々と秋は足音を立てているようです。

今季は序盤でニット等を揃えていた方も多く、今週はここに来てバッグやベルトなど補完アイテムを探しに見える方も増えています。

丁度時を同じくして、今日は新たにバッグが入荷。

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ご紹介するのはイタリア、革の町として知られるトスカーナの老舗”馬具”メーカー”Boldrini Selleria”(ボルドリーニ・セレリア)のバッグ。

イタリア語でSelleriaとは”馬具”を意味します。
その名の通り、Boldriniは1955年から馬具を作り続けているブランド。

当店がこれまで取り扱って来たブランドには”Dell'ga”や”Charles et Charlus”など”馬具作り”を由来に持つ物が多く在りましたが、今回もまたそれら馬具を生業にして来た老舗。

このブランドの魅力は何と言っても高いコストパフォーマンス。
その理由の一つが、革や金具等の厳正な選択を行い、全ての工程を職人達が卓越した技術によって”手作業”で作り上げている事。

こうして馬具作りからバッグ作りへ移り変わる例は数多くあると思うのですが、全てに共通するのが”優れた職人”が在籍していると言うこと。

そしてその多くが機械などに頼らず、手作業だけで仕上げる物作りを現在も続けていることです。

手作業で物作りを行う際、バッグに限らず、洋服でも車でも、どんな物でもそうですが、そこには掛けられた時間と手間暇が価格に反映されることもしばしば。

ところがBoldriniの場合には価格を疑ってしまう程、現実的な価格で入手出来ると言う大きなメリットがあるのですね。

そんな真摯な物作りを行うBoldriniで、今回当店がオーダーしたのはこれからご紹介する2つのモデル。

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一つ目はコチラ、鮮やかな赤が美しいバケッタレザーを使用して作られたショルダーバッグです。

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トスカーナ伝統の方法で厳選された原皮を鞣し、丁寧に整えられた革質は天然素材そのものの魅力と風合いを持ったまま、バッグへと形作られて行くBoldriniのバッグたち。

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一針一針が丁寧に、そして緻密に縫い込まれ、バッグとしての実用性を支える堅牢性は、まさに馬具職人由縁の仕事。

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このショルダーバッグでは金具がほとんど使用されておらず、使われているのはストラップのバックル、留め金具、そしてブランドプレートだけ。

ショルダーストラップの付け根すらも革を使って丈夫に作り上げられています。

その他、全ての箇所を補強と共にシッカリと、そしてどれ程の年数を使っても、それらが味わいとして変わるまで、丁寧に、丹念に作られています。

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元々天然素材の良さを生かして作られるBoldriniのバッグは、今回のバケッタレザーの他にもサドルレザー等、様々な革をオーダーする事が出来ますが、今回は女性に向けた軽さや丈夫さ、そして使い易さを前提に、より革そのものの魅力が解り易いものとして作られています。

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このモデルではアンライド(一枚革)で仕上げられている為、革そのものの強度と革質の変化を想定した中で作られ、今後何年も使い続けると同時に、人の手の皮脂や経年による熱、光、色々な物が年輪として色の変化を見せて行きます。

この状態でも綺麗な奥深さを感じる赤い色をしていますが、今後何年かすると、更に味わいの深い赤色を発してくれそうな予感がします。

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中身は二つの袋状にコンパートメントされており、それぞれに荷物を分けて入れる事で、荷物の散乱を防ぐことが出ます。

そしてこのバッグの最大の特徴は、意外と皆さんが知らないところでも在るのですが、一般的にショルダーバッグの場合、底部分が四角く角になっているものと、このバッグのように丸みのある形になっている物では、斜め掛けした際に腰位置に来る本体の身体への沿い方が違うというところ。

丸みがあり、このバッグのような作りになっていると、四角い角の物に比べて、身体により沿うような状態で下げられる為、バッグの角が当たったり、こすれたりと言うストレスが無く、より自然な状態で持っていられるメリットがあります。

これは言われなければ意識しない所でもありますが、全てのバッグがそうではありませんが、四角い形状のバッグを斜め掛けにしていると、この”角”の部分が非常にストレスになることがあります。

人の身体は曲線で作られています。
だからこそ、身に着けるものには曲線で作られた物が合うのですね。
(多分)



今回のショルダーバッグ、この英国的な形にトスカーナらしい革質を与え、更に赤い色合いがアクセントとして魅力を与えてくれる一点。

「バッグはショルダー派」と言う方、このバッグの魅力と高いコストパフォーマンスにきっと頷くはずです。

そして、もう一つ。

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まるでBolidoのような半円状、かまぼこ状の形をしたハンドバッグ”Franca”。

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このバッグもまた見れば見る程、革の魅力を直に感じる事が出来る、バケッタレザーのナチュラルな色を使ったものです。

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バッグの要とも言えるハンドルの付け根や、各部の補強、コバのダブルステッチなど、細部にわたって物作りの真髄を見せてくれるような凝った仕上げ。

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底鋲も備え、使うシーンを想像させる細かな気遣いは、元々顧客による馬具を依頼通りに作る職人達が携えた”当たり前の仕事”。

このバッグで使われている革はヌメ革色で、その名の通り、経年と共に飴色に変色する姿を愉しむ事が出来るもの。

この革質で気を付けたいのは、これからの季節「ハンドクリームを付けた手で直ぐに触らない」こと。

「雨風の強い日には極力使うことを避ける」、「直射日光が強い場所に放置しない」など、ヌメ革ならではの”あるある”は気を付けなければなりません。

しかし、それを差し引いても尚、魅力的なのがヌメ革。

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このバッグ、コンパクトなサイズながら、日常的に持ち歩きたい荷物は殆ど収まります。
勿論、大きなものは論外ですが、モバイルや財布、ちょっとした化粧直しの道具程度なら十分に収まるサイズです。

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また専用のショルダーストラップが付属している為、両手をフリーにしたいシーンでは斜め掛けも可能。

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物作りとしての確かさだけではなく、バッグとしての実用性や使用するシーンを想定した全てに於いて備わっているのがBoldriniの魅力です。

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このバッグではライニングが採用されており、内部はBoldrini共通の深紅の生地が使われています。
こうした色のコントラストのセンスはファッション的と言うより、馬具を依頼する人々達の社会的地位を想像させるような、どこか高貴な印象すら与えてくれます。

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更にこのバッグにはブランドプレートのクロシェットとは別に、南京錠(写真ではフィルムが貼られています)と、専用の鍵が収められたクロシェットが別に付属しています。

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旅先での防犯用として南京錠を設けるあたり、そしてそれ専用の鍵とクロシェットを用意するあたりにも、Boldriniのブランド観や価値観を実感します。

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こうしてBoldriniのバッグには、ほぼバッグとして求められるものの全てが予め備わっています。

コンサバティブで堅牢で、それでいてバッグとしての魅力を最大限発揮してくれる、言わばファッション性も持ち、女性たちの日常に大きな役割を担っています。

今年、バッグを新調したいと言う方、既にバッグは購入してしまったと言う方も、Boldriniを実際目にしてみると、その思いは脆くも崩れ去るほど魅力的に映るはずです。



馬具作りからバッグ作りへの変遷を、細部に実感することが出来るBoldrini。
是非今年の秋はBoldriniを試してみて下さい。

「この仕上がりで、この価格?」

と思わず口にしてしまうはずです。





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通勤途中には「今日は爽やかでいい天気かも」。

勤務中外出すると「あれ?陽射しが強い、もしかして暑くなるのかも」。

帰宅途中には「チョッピリ寒いかも」。

と一日のうちに気温が変わる体感をする今週。
つい先週までは暑さと涼しく心地良い陽気が交互にあったのに、今週は日が暮れると同時に寒さを感じるようになってきました。

こうなると、俄然必要になるのが「昼間も夕方も丁度良い体感温度」を作るもの。

そんな都合の良い物が、、、あるんです。

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それが今日到着したばかりのZANONEの新作ニット。

ZANONEと言えばINCOTEXと同じSLOWEARグループの1ブランド(2003年から)
1987年にアルベルト・ザノーネ氏が創業し、ニットを中心に展開する洗練されたコレクションが特徴。

もともと革新的な素材、品質を追求するニットウェアを提案するニット専業ブランドでもあり、カシミアやメリノは勿論、ヤクやシルクなど、天然素材の中から高品質な糸を厳選し、着心地とスタイルの両立が確立された作り手としての審美眼に富んだブランドです。

それぞれのウェアは常に機能的で構造的であり、全ての製品は極めて手の込んだもので在る事が既に知られています。

その構造的である事を見て、体感して、感じる事が出来るのが今日ご紹介する一着です。

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一見すると上品で質の良さそうなVネックのプルオーバー。
色も形も素材も、とても上質で上品で、ZANONEらしさを発しています。

実はこのニット、平置きされている状態と身体が入った状態とでは全く違った印象を受けます。

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これが平置きの写真ですが、平置きされている状態では、冒頭の写真のように立体的で流れるようなシルエットは微塵も感じさせません。

その理由の一つにホールガーメント(縫い目を使わない丸胴編みのこと)で編み上げられていることがあるのですが、ただそれだけではこの立体的な構造は生まれません。

ZANONEは、身体が入ったときの状態を想像しながら、随所に糸の減らしを加え、アームホール部分(実際には在りません)や袖筒は女性ぽさを残しつつ、身頃にはゆとりと共に「着た時に現れる」美しいドレープが作られるよう設計している訳です。

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この構造で生まれたのが、今回のこの綺麗なニットです。
先ほどの狭角のVネックは、肩方向に生地を取るとV部分は横へ開き、また背面で取るとVは狭く上へあがります。

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実際にはそこまでアレンジをするのに対して時間はかかりません。
(着てしまえば、それで納得するからです…)

Vの間隔が比較的狭い点は「デコルテを出したくない」方にとってはメリットでもありますね。
インナーにUネックやタンクトップ、キャミソール等を合わせれば、この衿の美しさを誰もが堪能出来ます。

とかくイタリア人女性はVネックは「開いていてナンボ」の国民性ですので、こうしたVネックは比較的珍しくもあるかも知れませんね。

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後ろから見ると、前から見た雰囲気とは一変し、美しいドレープが表情を見せてくれます。
前から見るとシンプルなVネックに、後ろから見るとドレープが綺麗なドルマンスリーブのような、二つの表情を持ったニット。

女性にとって背面が美しいのは必須。
去り際が美しい女性と言うのは万国共通です✨

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全体がタップリした印象に見えるのにも関わらず、糸の恩恵によって、それ程厚みを持たず、そして軽く、優れた糸の品質を”目”からも感じる事が出来ます。

ここでようやく本題ですが、このニットに使われているのはハイゲージのヴァージンウール(メリノ)。

意外と知られていませんが、メリノには主に4つの優れたポイントがあります。

1)優れた保温力
2)高い防臭力
3)通気性の良さ
4)滑らかな肌触り

この他にも弾力、復元性に富んでいるなど、メリノ種は非常に優れた糸なんですね。

つまり暑い時間帯には汗ばむ空気を逃がし(水捌けが良い)、寒い時間帯には持前の保温力を活かしてくれる、まさに夏から秋にかけて最も使える糸性能なんです。

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スカート、パンツ、どんなボトムスでも合わせられる今回のニットのデザインは、カットソーやシャツとのレイヤードの他、季節が進めばコートやダウンと合わせるだけで季節を愉しむ事が出来ます。
(写真で合わせているトラウザーズはINCOTEXの新作)

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色もトープ系の美しく穏やかなトーンで、常に多くの色との親和性も高く、扱い易いのもポイントです。

近年「季節感の無い洋服」が増え、年代や性別の垣根も超え、これまで以上に御洒落に対しての自由度が増し、また『季節感が無い=アイディアが御洒落を決める』と言う時代に突入しています。

こうした時代にとって、四季のある日本では、今回のニットのようにメリノウールやカシミア、シルクウールと言った、通年着られるニット製品は必須のアイテム。

流石にもう夏の素材で出勤をしている方は少ないと思いますが、

「今日寒かったな~」

と感じた方は、是非このZANONEの新作をお試し頂きたいと思います。

機能、素材、品質、着心地、その全てを常に満足させてくれるZANONEの魅力は、

「身に着けて初めて解る」

ものなのです。

是非お試しを✨









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長い連休が終わり、今日から再び日常が戻ってきました。
雨で涼しくなりかけたのも束の間、今日は再び夏の様な暑さに。

と言っても、夕方には涼しい風がそよぎ始め、秋であることを感じさせてくれる週の始まりになりました。

この季節は「なんとなく過ごせてしまう」時期で、とかく御洒落にもチョッピリ手抜きがちになりますよね。
シンプルに組み合わせることは良いのですが、「何か一つ加える」ことに億劫になりがちな時期でもあります。

今日はそんなチョッピリ面倒くさがり屋さんに向けて、「何か一つ加えることで見違える」というケースをご紹介してみました。

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先日とびっきりの生地、価格のご提案でお問い合わせが続いているAgnelli & Sonsのスカート。
ダンガリーやデニム生地のシャツが好相性で、店頭でも強くお勧めしているコチラのスタイルですが、パールを首元に添えるだけでも違いが出るものの、「やっぱり何か物足りない」と感じる方も多いと思います。

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そんな時、一番簡単に雰囲気を変えてくれるのが「ニットの肩掛け」。
当たり前のスタイルですが、この肩掛けのニットの色の選択だけで、雰囲気はガラリと変わります。

バッグや靴などと色を合わせたり、上下の色のトーンとは反対の(明るい)色を合わせると、スタイルとしてもグッと魅力的になります。

簡単な一点プラスですので、是非皆さんにも取り入れて欲しいところです。
(写真使用商品:シャツ/Tela Genova、スカート/Agnelli & Sons、ニット/SUNCOO、バッグ/Felisi)

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誰もが季節の変わり目、特にお仕事をお持ちの方にとって着る機会の多いシャツやブラウスも、内側にニットを挿すだけで色の変化が加えられますよね。
(写真使用商品:ブラウス/Barba、ジーンズ/upper hights、ニット/Apaiser l'Ame、パンプス/Corso Roma.9)

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そんな時役立つのがリブのニット。
薄さやフィット感が高いお陰で、シャツやブラウスとのレイヤーをしても、ごわごわともたついたり、邪魔にならないのがメリット。

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衿が有っても無くても、一つ色を取り入れたり、存在感を作るだけで、それまでのシャツスタイルに立体感が生まれます。
(写真使用商品:ブラウス/Guy Rover、ニット/Apaiser l'Ame)

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これも難しい物ではなく、一つ加える作業をするだけで見栄えが大きく変わりますね。
合わせるシャツやブラウスのサイズが、ちょっぴりゆとりのある物だと、より効果大です。

ここからは色、素材の組み合わせによる存在感の作り方。

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最も簡単なのが異素材同士で同系色を合わせること。
この組み合わせではグリーン、オリーブを組み合わせ、それぞれがシルク混ニット、サテン素材の異なる素材を同系色で合わせています。
シューズにも同系色を合わせると、より完成度を高く見せる事が出来ますが、上下の素材変化だけでも充分違いを出す事が出来ます。

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同素材の上下の組み合わせに比べて、奥行きのあるスタイルが作れるうえ、統一感のある上品な印象も作る事が出来ます。

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このニットを使ってボトムをジーンズに変えるだけでも、ニットとシューズの色の統一感があると、新鮮に見えます。
(写真使用商品:ニット/MAX MARA、スカート/MAX MARA、ジーンズ/upper hights、スカーフ/INOUI EDITION、ローファー/Luca Grossi)

どちらも”小さなポイント”ですが、衿元にスカーフで色を挿している点。
この”小さなポイント”もあると無いとでは物足りなさが違うと思いますので、是非挑戦してみて頂きたいと思います。

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ジーンズの色はトップスに合わせてミディアムな色落ちの方が合わせ易くなります。
暗い色、重たい色が増える秋冬は、比較的ライトな色落ちのジーンズを手に入れておくと、より組み合わせもラクになります。
是非お試し下さい。

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同じく、上下の素材を変えた組み合わせ。
このコーディネートでは同色異素材にしています。

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ニットのボリューム感、サテン地の軽快感は同色異素材のコーディネートでは欠かせない組み合わせです。

またパンプスなど足元の素材を更に変化させると、より完成度が高くなります。

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同色異素材の場合には足元やバッグで別の色や柄を加えると効果的。
スタイルの幅に広がりが出ます。
(写真使用商品:ニット/Drumohr、スカート/MAX MARA、パンプス/Corso Roma.9)

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ブラックの同色の場合には、同じようにジーンズを変えると”足元”への変化が重要になります。
(写真使用商品:ニット/Drumohr、ジーンズ/upper hights、パンプス/Corso Roma.9)

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前出で使用しているポニーヘアのパンプスは、ニットのボリュームと同じ存在感を作ってくれる為、ブラックのニット+ジーンズのようにシンプルなスタイルには非常に効果的です。

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同じくレオパード(こちらもポニーヘア)も言わずもがなの効果大。
常にシンプルなスタイルが多い人にとって、”靴のバリエーション”は洋服の数以上に揃えておくことは必須。
「足元が全体を変える」のはシンプルなスタイルの定石でもあります。

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前出のニットの色を変えて見ましょう。

鮮烈なレッドは、秋冬のスタイルの上で欠かせないカラー。
重い素材、暗い色合いが増える秋冬にとって、ビタミンカラーなどの原色は「一点加える」ものとしては欠かせない存在。
(写真使用商品:ニット/MAX MARA、ジーンズ/upper hights、ウールバンダナ/Destin、パンプス/Corso Roma.9)

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誰もが一着は持っているであろうジーンズ、毎日のスタイルに欠かせないジーンズ、そこにニット(の色)で変化を加えたり、足元のバリエーションを増やして、その日のスタイルに合わせたボリューム感を作ると、面倒くさがり屋さんでも、パッパッと手にした物でスタイル完成も夢じゃありません。

とかく季節の変わり目が判り辛くなってきている近年、季節の装いとは?を考えさせられる節もありますが、何か「一つ加える」ことで素敵に見えるのは、いつの季節も、いつの時代も変わりません。

これから一気に涼しくなり始める期間は、何か一つ加えて、毎日のスタイルを楽しんで頂けると良いなと思います。






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東海地方を中心に大雨の被害を起こしている今回の台風。
浸水被害や停電など既に広い地域で被害が及んでいると訊きます。

数年前に大きな洪水を体験している私達の地域にとっても、被害地域にお住まいの方の安否や不便など心配が尽きません。

日常生活に関わるインフラなどだけでも、確実な確保が進んでおります事を願うばかりです。
どうか一日でも早く復旧する事を祈ります。

先週から続く台風の連続に、気温が一気に低くなり始めている様に感じます。
日中の陽射しが恋しく感じる今週は、そろそろ秋の準備を始めたい一週間ですね。

今日はメンズから2つのアイテムをピックアップしてみました。

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LUBIAM社が手掛けるサルトリアルなLUIGI BIANCHI(Mantova)、少しカジュアルで現代的なL.B.M.1911。

当店に長らくお越しの御客様には御馴染のブランドではありますが、代理店の変更等もありながら、彼是10年以上は経っているでしょうか。

L.B.M.1911(以下L.B.M.)の魅力は実用性の高いジャケットやカジュアルに愉しむ事が出来る反面、当店が最も魅力を感じるのは、何と言っても「肩の線」が美しいこと。

嗜好は様々ですので一概にとは言えませんが、様々なブランドのジャケットやスーツを試しながら、改めて感じるのは、L.B.M.の作るジャケットの肩のラインは特徴的で、「美しい撫で肩」を作ります。

欧米人の様に鍛えられた筋肉や首に沿うような体格は、我々日本人にとって羨ましくもあり、またジャケットを着た時の肩の美しさは、欧米人ならではを感じさせることもしばしば。

その美しい肩のラインを作ってくれるL.B.M.のジャケットは、これだけ数多のブランドが在りながら、やはりと言うべきか、イタリア最古のファクトリーであることを感じさせてくれる、一種の浪漫があります。

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今日ご紹介するジャケットも(トルソーに着せると解り辛いのですが)非常に自然で滑らかな肩線が作られ、袖を通して感じる「背広」感は、昔の人の言葉通り『背広は肩で着る』そのもの。

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使われる素材によっても違いますが、今回オーダーしているのは、カシミアを混紡したウールを使用した淡いガンクラブチェック。

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英国的なソレとは違い、イタリアらしい柔らかな表情を作る独特の色や素材は、どこか肩の力が抜けたような自然の美しさを漂わせます。

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L.B.M.のジャケットは洗いを加えて仕上げるもの、洗いをかけないもの、2つの製品が在りますが、このジャケットは洗いをかけずに仕上げられたものになります。

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今回のモデルではカシミアとヴァージンウールの混紡が使われているのですが、柔らかさや軽さ、心地良さはもちろんなのですが、何よりL.B.M.にしては珍しい「総裏」の仕様。

大抵のものが大見返し、背抜きの仕上げですから、今回のジャケットは珍しいですね。

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袖はアンフィニッシュ。
ボタンはこのジャケットに相応しいブラウンの光沢のあるボタンが付属しています。

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この穏やかで落ち着きのある佇まいには、ニットやウールのタイを締めてお仕事に使えたり、ニットやジーンズ等と合わせて休日に使ったり、常に多くのシーンで活躍してくれそうな気配がプンプン漂っています。
(写真使用商品:ニット/Alessandro Luppi、スクエア/L.B.M.1911)

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英国へのオマージュが強いイタリア人たちにとって、チェックのベースは模っていても、素材の柔らかさや仕立ては、やっぱりイタリアらしさを感じさせます。

秋の装いを愉しくしてくれそうな今回のジャケット、きっとオンオフ共に活躍してくれそうです。

そしてL.B.M.からもう一つ珍しい新作が。

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トータルルックを提案するL.B.M.らしい”レザースニーカー”です。

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ジャケット×トラウザーズ、スーツ、と男性の服装の基本は変わらずとも、素材や着心地がコンフォータブルになれば、なるほど足元は軽快に進みます。

もはやスーツやジャケットにスニーカーは一つのスタイルとして確立されていますが、その反面、スーツやジャケットの迫力にスニーカーが負けてしまったり、ハイテク過ぎて何だかバランスが合わなかったり、そんな問題も抱えるケースも少なくないと思います。

余り見かけませんが、ガチガチの硬いスーツにハイテクスニーカーを合わせていたら、それはどう見てもおかしいですよね?

むしろシンプルなテニスシューズの方がスッキリ落ち着きも増すというものですが、そこに感じるのがスニーカーのボリューム感。

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L.B.M.が作るスニーカーは、極々シンプルでベーシックな見た目ながら、シッカリとした厚みのあるシュリンクレザーやそのシボの表情、そして厚みのあるソールによって、存在感があります。(実物を見ると更に実感します)

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革質以外にも、シューレースは「まるで革平紐のよう」に着色され、艶まであり、両サイドは剥き出しの仕上げの為、本当に革紐のよう✨

またタン部分には御馴染のアイコンが圧されており、知る人ならば一見でソレと解ります。

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今回当店がオーダーしているのはホワイトのアッパー(レザー)、ホワイトのソール、そしてタンとヒールカップ上部にサンドベージュのスウェードの組み合わせ。

ライニングはベージュのレザーが張られ、上品な印象も在りつつ、先ほども触れた通り、独特の存在感、迫力があります。

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専用のオリジナルソールはクッション性の高いウレタンソールを使用しており、クラシカルでシンプルなスーツにも、このスニーカーはしっかりと高い親和性を見せてくれます。

通勤にスニーカーが(半ば)許されつつある今、先ほど触れた様にアンバランスなハイテクスニーカーでは頂けません。

どれだけ通勤や勤務中の装いに自由度が高まろうとも、適度なクリーンさ、場を崩さないような佇まいは認識しておきたいものです。

勿論、仕事で使わない方にとっても、このスニーカーの重厚感や存在感は、きっとその日のスタイルにインパクトを与えてくれるはず。

季節の変わり目にお勧めする今回の2つの新作、是非一度お試し下さい。

(ちなみにスニーカーにはスペアのシューレースが付属するのですが、スペアの方はエイジング加工がされたレースになっている拘りようです)








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朝から雨が続く(二度目の)連休初日。
青空が覗けず鬱蒼とした気分になってしまいますが、これも秋を迎える為に大切なお天気。
私達が日頃口にしている農作物の為、飲料水の為にも必要な恵でもありますね。
こんな日はほんの少しだけ冬の装いを考えたりして、ポジティブに過ごしたいものです。

さて、今日は天候の鬱憤を少しだけハッピーにしてくれる冬の装いについて。
女性にとってアウターと一括りにすると、そこにはダウンジャケットもあれば、レザーブルゾンもあったり、ロングコート等々、その種類は多岐に渡ります。

そこで今日取り上げるのはズバリ『コートと言えばマックスマーラ』のアウターです。

今回お勧めするのはS'Max Maraの”Cucito a mano”(手縫い)コート2種類と、Weekend Max Maraのコート一種類。

先ずお勧めするのがWeekend Max Maraのコチラ。

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展示会に伺った際、真っ先にオーダーを決めたのが、このダッフルコート。

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このコートモデル”NIRVANA”は「Doppio Apribile”(ドッピオ・アプリービレ)製法※1」で作られており(ダブルフェイス)、色のコントラストが美しいダッフルコートのモデル。

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ダッフルと聞くと、英国的な重みと厚みを持つヘリンボーンを特徴にしたウールの物が連想されますが、ディテールこそダッフルを模ってはいるものの、Max Maraのそれは軽さと暖かさ、そして女性らしい色のコントラストなど、穏やかさと上品さが与えられています。

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表面は非常に濃いミッドナイトブルーで、前回のblogでも触れた様にこのブランドのコーポレートカラーでもあり、その美しさは際立っています。

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裏面には、やはりMax Maraと聞いて連想する人の多い、淡いライトキャメル系のカラー。

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それらが一つになる事によって、女性らしい柔らかさ、優しさが演出されています。

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トッグルは昔ながらのロープと木製を使用し、全体の重たい印象から”軽さ”を作りだす、良い意味での引き算が成されています。

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この美しい色合い、オーソドックスな形、そしてコートとして文句無しのレングスと、全てを備えた子のダッフルコート。
Max Maraで無くとも「気になる存在」にしてくれる一着です。

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このドッピオ・アプリービレを利用して、裏表のコントラストを愉しむ事が出来るのも、このダッフルの魅力。

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チョッピリ丈の長い袖を、わざと折り曲げて見たり、時にはセンターベントから覗く色が見えたりと、着て動き回ることが楽しくさえ感じられるほど、このコートには魅力が沢山。

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またコートとしての実力は(Max Maraだけに)言わずもがなですが、要は作りそのものに費やされている時間や職人の技術が、どれ程コートに取り込まれているか?が我々世代にとっては重要な部分。

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コートは決して安い買い物ではありませんが、毎シーズン欲しいと思う気持ちにさせてくれるMax Maraには、やはり一日の長を感じざるを得ません。

商品コード【SP24WCO1-MM-DCDF】
商品サイズ:40
各部詳細:肩幅約51㎝ / 着丈約112㎝ / 身幅約57㎝ / 袖丈約54㎝
素材:ヴァージンウール100%
製法:Doppio Apribile、Cutito A Mano(手縫い)
価格:128,000円(+税)
スタッフからの補足:Max Maraのコートに新しい型を探している方や、英国的な重みのあるダッフルを苦手としている方にこそお勧めの一着です。


ここで、今日皆さんにご紹介するコート全てに共通する、前出のDoppio Apribile(ドッピオ・アプリービレ)と言う製法について、チョッピリ復習すると、、、


※1・・・Doppio Apribile(ドッピオ・アプリービレ)製法について
外側から見えない糸の繋ぎによって2枚の生地を縫い合わせる特別な手法。
ミクロ単位の精度を持つ特殊なカミソリで布端を切り開き、内側に織り込んで”Cucito a mano”(クチート・アマーノ=手縫い)で閉じる手法で、現在ではこの作業を行える職人が非常に少なく、非常に貴重な生地となっています。
高い技術を持つサルトリアの職人が10㎝ごとに平均35~40にも及ぶハンドステッチで仕上げられており、オートクチュールに近い製品になります。



多くの方が口にしている”ダブルフェイス”と言うのは、実は「ダブルフェイスに似せた作り」と「本来のダブルフェイス」の二つが、混在している物が多くあります。

本来のダブルフェイスと呼ばれる生地には、前述(※1)のように、非常に手間暇をかけて作られる生地を指します。

余り知られていませんが、現在、日本国内でこの作業工程を行えるのは九州地区にある某県の一社のみと言われています。

当然、この卓越した技術には国外からも依頼が集まっているそうですが、多くの場合「二枚の生地を二つ合わせる」だけのものや、「接着剤を使用して二枚の生地を一つにする」などのものが大半を占め、それらをダブルフェイスと呼んでいるケースが、実は非常に多いのです。

恐らく我々と同じ業界人の中にも、こうした事実を知る方は少ないのでは無いでしょうか。

その卓越した技術を駆使して作られた生地、それを手縫いによって誂えている物が、今日ご紹介するMax Maraのコートたちになります。

もちろん、Max Maraのコート全てが、この製法で作られている訳では在りませんので、予めご注意を。


さて、復習を得たところで、二つ目にお勧めするのは、こちらのS' Max Maraの名品ラップコート”LUCI”。

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私の記憶が確かなら、1、2年前、S' Max Maraの(Cutito A Mano仕様)このコートが、雑誌プレシャスで紹介された際、問合せが殺到したと言う逸話が残っています。

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その際と同じ製法、同じ形、同じ生地(Doppio Apribile)、同じ色のコートが、まさにこのコートです。

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Doppio Apribile製法については、前述の通りですので割愛させて頂きますが、皆さんダブルフェイスと聞いて、「裏と表の色が違う物で無ければ…」のような見方をしている方、意外に多いのでは無いでしょうか。

実際、色のコントラストが綺麗だと、それだけで心踊らされますが、元々は接着剤を使う事で重くなったり、二枚の生地がバタバタと浮いてしまったり等のデメリットを解消する為に生まれた”手縫い”の製法である事を忘れてはならないのです。

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逆を言えば、「Doppio Apribileと言う製法で作られた”手縫い”のコートである」と言う事を、自身が理解していれば、それをこれ見よがしにする事も無く、大人としての素敵な振る舞いや嗜みが身に付いてくる事こそ、本当に必要・大切なこと。

それこそが予てより推す”ステルス・ウェルス”です。

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今回のコートでヤハリ特筆すべきは、その秀逸な仕立てはもちろんですが、何と言ってもこの穏やか且つ中庸な色。

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とてもスタイリッシュなシルエットを、ダークトーンで仕上げてしまうと、それはシャープさやクールさが宿る反面、女性らしい穏やかさは影を潜めます。

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そこに女性らしい、それも大人の女性ならではの演出をしてくれるのが、このベージュ味のあるグレートーンです。

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ラペルも柔らかな印象を与えてくれる、ちょっぴり丸みのあるカーブやステッチが、より雰囲気を与えています。

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大人だけが解る作りの中身、大人にこそ似合う穏やかな色、女性らしいラップコートのディテールなど、Max Maraらしさを存分に感じさせてくれるのが、このコートなのです。

商品コード【SP24WCO2-MM-DWCI】
商品サイズ:42(セットインスリーブの為サイズアップがお勧め)
各部詳細:肩幅約43.5㎝ / 着丈約126㎝ / 身幅約54㎝ / 袖丈約60.5㎝
素材:ピュアニューウール100%(初刈りで純度の高いウール)
裏地:シルク100%(贅沢な裏地!)
製法:Doppio Apribile、Cutito A Mano(手縫い)
価格:159,000円(+税)
スタッフからの補足:ファーストMax Maraとして最適な一着でもあり、ファーストコレクションのMax Maraと比べると数分の一で手に入れられる、現実的な価格帯でもあり、満足度の高いコートです。


そして最後にお勧めする一着もS' Max Maraのコート”ARONA”。

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前出のラップコートに酷似しているこのコートですが、実際には袖の付け方が(先ほどのものはセットインスリーブに対し)スプリットラグランにされていたり、袖や前身頃、後身頃に切り替えを持たせた立体的な形状に加えて、レングスがミドルレングスに仕上げられているなど、違いが随所にある一着。

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このコートも前出同様”Cutito A Mano”(クチート・ア・マーノ)、手縫いのライン。
そしてこちらもDoppio Apribile(ドッピオ・アプリービレ)。
真のダブルフェイスで手縫いと言う事になります。

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先ほどのコートのレングスが、とても女性らしく、またスタイリッシュに魅せるのに対し、このレングスは最も現実的に使い易く、動き易いと言えるのかも知れません。

生地の軽さや程よい厚みは、交通機関での移動以外、車での移動時にも邪魔にならず、勿論レングスも相まって、非常に使い易い一着と言えそうです。

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このコートの素材は前出の物と同じ物ですが、特筆すべき点は(ディテールも含めてですが)ヤハリこの独特の色。

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まるでトープとカーキブラウンを混ぜたような、何とも言えない味わいのある色なのです。

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先ほどの色が女性らしい穏やかさを得るとしたら、こちらは大人の女性の嫋やかさや芯の強さを感じさせるような、自立した女性像を連想させる色合い。

このコートもまたボトムスを選ばず使えるレングスですが、ベルトループを使わず、少し結び位置(腰位置)を低くして結ぶと、ジーンズなど細身のパンツをリラックスした雰囲気で着る事が出来ます。

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ラップコート=カッコいい女性像、な印象ですが、実は色や結び目の位置を変えるだけで(或いは緩めに結ぶだけで)、意外なほど着た時の雰囲気が変わります。

ここまで様々な職人技、生地の拘りについて補足して来ましたが、このコートにはそれらに加えて、更にスプリットラグランを採用する(昔からオーソドックスなコートに見られる作りの一つ)拘りも。

女性の場合、男性ほど細部のディテールや細かな拘りを求める方は少ないと思いますが、大人の女性なら、或る程度の拘りや仕様を取り入れた物を身にまとっておきたいですよね。

例え、その拘りを知らなくても、口にしなくても、です。

今日取り上げたMax Maraのコートたちには、共通する作り、素材、そして大人らしい表現が詰め込まれています。

この鬱蒼とした雨空でも、ちょっぴり先を見据えたコートの検討は、女性ならば誰もが心浮かせてくれるはず。

今年コートの新調、新しいコートのバリエーションを加えたいと言う方は是非、今日のコートたちを仲間に入れて見て下さい。

商品コード【SP24WCO3-MM-DWCT】
商品サイズ:44(コンパクトな作りの為サイズをアップしてオーダーしています)
各部詳細:肩幅約--㎝ / 着丈約98.5㎝ / 身幅約57㎝ / 袖丈約36㎝(脇下から袖先まで)
素材:ピュアニューウール100%(初刈りで純度の高いウール)
製法:Doppio Apribile、Cutito A Mano(手縫い)
価格:139,000円(+税)
スタッフからの補足:前出のコート同様、ファーストMax Maraとして最適で、ファーストコレクションのMax Maraと比べると数分の一で手に入れられる、現実的な価格帯でもあり、色、形、作り共に全てに於いて満足度の高いコートです。




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