IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

October 2020

今シーズン、女性の皆様に向けてご提案させていただく予定だったイタリアのブランド『ernesto』(エルネスト)。

男性にとっては認知度の高いエルネストですが、女性にとっては余り目にする事の無いブランドの一つ。

img-20190110-110354
イタリア、パルマに拠点を持つテーラリングブランド「ジャンフランコ・ボメザドリ」と、イタリア、リミニの名店「Lacerba」のオーナー、ヴィンチェンツォ・レッジャーニが作り出すエルネストは、オスカーワイルドの喜劇作品が名の由来になっています。

img-20190110-110106
その魅力は何と言っても『カーディガンの様な着心地』のテーラードジャケットです。

img-20190110-105929
高品質で独特な素材や色合いを、ボメザドリの高いテーラリング技術によって作り出される唯一無二の存在は、瞬く間に人々の心を掴みました。

そのエルネストのウィメンズのオーダーがコロナ禍によって生産不可能となり、代わりに代理店様のご協力のもと、本日10月29日より、11月5日までの間、期間限定にてエルネストのウィメンズ商品を皆様にご紹介できる事になりました。

PhotoRoom_20201029_141010
エルネストのジャケットは、言葉そのものの表現通り、まるでニットカーディガンの様な、軽く、柔らかく、風にたなびくような着心地が与えられています。

PhotoRoom_20201029_141033
しなやかで柔らかなだけなら、他のブランドにもマネが出来そうですが、そこにはボメザドリによる高いテーラリング技術が確かに加わり、単なるそれとは違った存在感、存在価値があります。

PhotoRoom_20201029_141021
写真では伝えきれない程、手に取ると分かる、まるでニットの様な感触は、着心地に全く別の物を連想してしまうほどの違いを持っています。

PhotoRoom_20201029_140935
元々ジャンフランコ・ボメザドリは、ジルサンダー(JIL SANDER)ラム(hLam)なども手掛けてきた名テーラリングファクトリー。

PhotoRoom_20201029_140947
それらを誂える事によって培われた数々の技術や造詣が、エルネストにも大きく寄与しています。

PhotoRoom_20201029_140958
店頭で実際に袖を通してみた事のある方ならば、お分かりかと思うのですが、とにかく柔らかさが抜きん出ています。

PhotoRoom_20201029_140902
そこには知る人ぞ知るファブリックメーカー、伊フェルラ社製の生地が大半を占める等(当店でのパーソナルオーダーを試された方には聞いて頷けるファブリックですね)、生地の持つ高品質な感触が、そのまま肌に伝わります。

PhotoRoom_20201029_140914
また女性にとってテーラードジャケットの想像が”堅苦しいもの”と思われている方がいらっしゃるとしたら、その思いを180度変えてくれるのが、このエルネストかも知れません。

IMG_9098
どのファブリックにも心地良さと、優れた色彩や色の表現がなされており、エルネストらしさを感じさせる全てが表されています。

PhotoRoom_20201029_140830
今回はテーラードジャケットの他、ベストや秋冬用バミューダ等も用意させていただき、秋冬のブーツスタイルを凝ったスーツスタイルで楽しんだりする事も出来ます。

PhotoRoom_20201029_140852
またこのジャケットの様にオールドスクールやプレッピーなテイストを存分に感じさせてくれる物も。

IMG_9093
素材のブレンドや色の組み合わせ、ボタン等、細部に至るまで、エルネストには他では得られない特別な魅力があります。

PhotoRoom_20201029_140841
一般的には芯地を用いずに作られるジャケットには、それなりの見栄えしか期待できない物ですが、エルネストのジャケットには、その全てに「仕立て」と言う技術が込められている事が直ぐに分かります。

PhotoRoom_20201029_140809
それほど構築的で優れた仕上がりになっているのですね。

PhotoRoom_20201029_140820
またテーラードジャケットの他にも、ミリタリー等の要素を持つジャケット等、多彩なバリエーションを作り出すエルネストのウィメンズは、その生地の魅力だけでなく、女性が身に着けるべきモダンクラシックをリアルに表現しています。

PhotoRoom_20201029_140743
今回の期間限定販売ではサイズ38から42まで、サイズのバリエーションがあります。

PhotoRoom_20201029_140756
既に店頭で試して頂いたお客様からは「え? ジャケットとは思えない・・・」と言うような声もいただいています。

IMG_9122_1
日本では数少ないエルネストのウィメンズが、こうして一同に会する機会はまたとありません。

ジャケットのイメージを変えたい方、或いはカーディガンなどをお召しの方で日頃ジャケットを着ない方にも、是非一度手に取っていただきたい機会です。

見た目の印象ではなく、袖を通す事ですべてが判るエルネストのジャケットたち。

是非この期間中、多くの女性の皆様に触れていただきたいと思います。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【11月の店休予定日】
11月12日、19日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

a934d46e
店の花壇の中に咲く小さく黄色い花。
今月に入ってから数回咲いているこの花。
昼は花を広げ太陽の光をタップリ取り込み、夕暮れ時には花びらを小さく畳んでいます。

秋に色鮮やかな花が見られるなんて、自然の命の強さ、大きさを感じさせますね。
今週もずっと咲いていますので、ご来店の際には目を向けて見て下さいね。

さて、昼夜の気温差が広がり、益々秋を感じずにはいられない毎日が続いておりますが、現在店頭には連日秋の装いを求めてのご来店を多くいただいております。

新たに届く、ニット、コート、そしてジャケット等、いよいよ本格的な秋の身支度を感じさせますね。

今日はこれまで揃えたニットやジャケット、そしてボトムスに是非とも取り入れて頂きたい”シャツ”を取り上げて見ました。

当店で数シーズンお休みしていたイタリア、ナポリのシャツメーカー「Fralbo」は、かつてのFinamoreを始め、ラグジュアリーではKITONやLuigi Borrelliなど、常に多くのブランドのシャツを手掛けて来たファクトリーですが、その魅力は(前述のブランドでもお分かりの様に)仕上げの段階を細分化し、全てがハンドメイドから、12か所~4か所まで、手仕事を加える工程に応じた様々な仕上げのシャツを作る事が出来る事。

勿論、その高い技術は各ブランドのOEMからもお分かりの様に、優れた技術と知識を自社ブランドとして存分に生かしているのが「Fralbo」です。

fralbo_rake01
世界で最もラグジュアリーな媒体として知られるTHE RAKEでも度々取り上げられているFralboですが理由は多々あります。

しかし最たるものは、手掛けて来た全てのブランドのシャツが妥協を許さないシャツばかりだと言う事からも推測できるように、立体的なディテール、そしてそれらを作る職人達、その全てに

「目の肥えた紳士を満足させる」

魅力が備わっているからでしょう。

前述の言葉は日本版THE RAKEで謳われているものですが、Fralboが1933年以降、ナポリの工房で常にハイエンドなシャツを作り続けて来たからこそ、養われた造詣であり、また技術や知識でもあり、それらが本来シャツに求められる『妙味』を持ち続けているからかも知れません。

然し、そのFralboもいよいよ今季が日本でのラストシーズンとなりそうです。
今や多くのブランドがコロナ禍の影響を受け、苦汁を飲む事になっていますが、Fralboにとっても同じことのようです。

今回到着しているFralboは予てから当店が希望していたボリュームのあるワイドスプレットを使用した(メンズ、ウィメンズ共)ものになります。

155159134_o8
実は多くのシャツメーカーがそうである様に、衿型や胴、袖、着丈、その多くが各お店によって選択され組み合わせられ作られるのですが、Fralboもまた十数型の衿型を持ち、その中でも

”羽織り物の中に相応しい”

衿型を求めた結果、この衿型が最適解になりました。

155159134
ウィメンズは、しっかりとしたハリと厚みを持つポプリンを使用し、このワイドスプレットを合わせ、オフィスユースなどは勿論のこと、(当店らしい)ジーンズとのカジュアルダウンに相応しいクリーンな一着を作りました。

155159134_o1
ボディはホワイトベースに淡いミディアムブルーのロンドンストライプを、衿・袖にはホワイトを合わせたトラディショナルなクレリックシャツです。

衿の形状を見ても解る様に、まるで男性のシャツの様に外へ剣先が広がり、軽い芯地の入った衿は凛とした印象を作りつつ、動きのある立体感を作っています。

155159134_o8_1
またFralboはハンドメイドの箇所を指定できるのですが、今回は4HAND、重要な4か所を手縫いで縫い上げています。(※衿の付け根、剣ポロ、アームホール、ガゼットなど)

155159134_o2
チカラの加わる箇所を中心に手縫いで仕上げる事は、もはやイタリアのシャツとしては定石。
とは言うものの、今やマシンメイドでも相当な仕上がりを作る事が出来るファクトリーも多く、こうして手縫いを設ける事自体が少なくなって来ています。(在ってもそれなりの価格になります)

155159134_o4
また今回のウィメンズでは過去のオーダーとは違う決定的な部分が在ります。
それは”前後ダーツを省いた”こと。

バスト部分やヒップ部分へのカーブはそのままに、腰回りや背中回りのダーツを無くした事によって、これまでとは違った着心地が得られるようになりました。

どんな装いにもピッタリハマるクレリックシャツは、その魅力で購入される方、中々自分の好きなクレリックシャツに出会えず躊躇している方、更には当店が推すカジュアルダウンの一つとして選ぶ方、嗜好は様々です。

女性のシャツをしっかりと女性らしく作るシャツメーカーは現在それ程多くは在りません。
既にお持ちの方も、これから試される方も、是非一度新作のFralboに触れてみて下さい。

155160201
メンズは2モデルが仕上がっています。

155160201_o2
このモデルは前出のウィメンズ同様、迫力のあるワイドスプレットを用い、生地には柔らかいのにハリがあるコットンヘリンボーンを使った、オンオフ使いたくなる至極の一着です。

155160201_o1
仕上げはコチラも4HAND。 手縫いの箇所は同様で、ウィメンズに比べメンズのシャツ型には迫力が備わります。

この長さのあるワイドスプレットの衿は、タイを締めた時には収まりが良く、またカジュアルに衿を開けて着た時には、剣先が自然な曲線を描き、恰も計算され尽くされた”遊び”が見え隠れします。

勿論、それらを狙っての衿型でも在ります。

155160201_o2_1
特にニットカーディガン、ウールのパンツなど、秋冬の装いには迫力のある素材が増える分、シャツの素材感は大切な要素の一つです。

この素材には休日の紳士的な姿が直ぐに連想出来る独特な魅力が備わっています。

155160233
そしてもう一つ、このモデルには衿にボタンダウンを採用し、こちらもまた衿のロールを愉しむべく一着で、素材にはコットンフランネルを採用しました。

155160233_o4
フンワリとしたエアリーな雰囲気は、コットンフランネルの特徴でもあり、また真冬の素肌に着ても、ヒヤッとする事が無いなど、コットンフランネルには沢山の魅力があります。

155160233_o1
衿のボタンは留めたままでも良いし、敢えて外して着るのも良し、もはやボタンダウンの着方は多様になりましたね。

155160233_o2
このシャツに求めたのは、落ち着きと温か味ある存在感。
その結果たどり着いたのが、このモス(苔)グリーンのギンガムチェックです。

色の濃淡の塩梅がとても穏やかで落ち着きがあり、ニットやジャケットのインナーとして申し分のない紳士的カラーを醸し出してくれそうです。

155160233_o8
今季、当店はオリーブカラーのコンビネーションをお勧めしているのですが、既に多くの方々がオリーブ色やグリーンを基調とした同系色の装いを実践下さっています。

オリーブの濃淡を使ったグラデーションは、ホワイトを取り入れたり、ライトグレーを取り入れる事で、スッキリとした印象に作る事が出来ます。

まだまだこれからが本番の秋冬の御洒落。
既に揃えて頂いた各アイテムのインナー、或いはトップスとして、是非今回のFralboを取り入れて見ては如何でしょうか。

このちょっとしたエッセンスが、その日の全身を変えてくれる存在になってくれるかも知れませんよ?





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【11月の店休予定日】
11月12日、19日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

IMG_8773
(写真着用商品:スーツ/CARUSO、シャツ/Fralbo、タイ/Luigi Borrelli)

秋めいて来た途端、雨空が増えている今週。
今日は寒空を更に感じさせる小雨交じりの一日となりました。

こうして気温が下がると急に気になり始めるのがコート等羽織り物の存在です。
今年は例年に比べテイストも様々、そしてコストも様々なコート類が豊富に揃い、そのどれもが大人が纏うのに相応しい物ばかりが集まりました。

PhotoRoom_20201023_224532
メンズは主にパーソナルオーダーをご利用頂く方が、ここ数年続いておりますが、既製品には写真の様な質の高い紳士的なチェスターも揃っています。

PhotoRoom_20201023_224555
モデル名Napoliと名付けられたこのコートは、まるでカーディガンの様に軽くしなやかで、ジャケット無しでも着られる如何にもナポリ仕立ての一着。
勿論ジャケットの上からオーバーコートとしての役割も担いつつ、大人の男性に相応しいテイストを醸し出してくれる一着です。

店頭にお越しの際には是非試してみて下さい。

と、今日は男性では無く、女性のコートを取り上げます。
実はコロナ禍の影響下でも、コートだけは比較的ラインナップが揃っている店頭のウィメンズ。

現在まででコートの型数は約20モデルを越えています。
その中でも今日取り上げるのは、質が高く、そして半永久的に愛せそうな物を幾つかピックアップしてみました。

PhotoRoom_20201023_224735
一つ目は”コートと言えばMax Mara”と、もはや代名詞にもなっているイタリアのトップブランドMax Maraが作る、『ウールのトレンチ』です。

トレンチの印象を180度変えてしまいそうな、このコートはMax Maraらしい上質な素材の使用に加え、程よい厚みを感じさせ、尚且つ各部の仕上げはしっかりと、まさにMax Maraらしいと言わざるを得ない選択。

PhotoRoom_20201023_224745
大き目の衿が作り出す華奢な女性らしさや丸みを帯びながら肩の山を盛り上げる袖付け、そしてやはりと言うべきか素材の選択は、もはや日の付け所が無いほど魅力タップリに仕上げられています。

特にビーバー仕上げをしている表面は、独特のうねりを生み、生地そのものに表情を作り、上品で上質な雰囲気をより醸し出しています。
ブラックと言う点も非常にお勧めとなるポイントです。

(※ビーバー仕上げには色んな方法がありますが、今でも由緒正しい古い織元はアザミの実を使って梳いています。)

PhotoRoom_20201023_224911
同じくビーバーに仕上げているMax Maraのダブルブレステッドのチェスターは、チェンジポケットを設けた英国的なエッセンスに富んだ一着。

Max Maraと言えばキャメルカラー、がイメージづいていますが、この色合いはキャメルよりも何段階かトーンダウンした、まるでラテの様な上品な色合いです。

変わらないオーセンティックなコートをお探しの方に、もってこいな一着です。

PhotoRoom_20201023_224848
こちらもMax Maraのもの。
最近増え続けている身頃や袖筒にゆとりを持たせたコンフォートなコートです。
2つ掛けのボタンと大きく身頃を袷せるダブルブレステッド、そして利便性も高くアイキャッチにもなる腰ポケットは、この数年増え続け、そのままコートの一つの選択肢として定着した、最も人気の高い形状。

あまりカチッとした印象にしたく無い方や、常にコンフォータブルな装いを心がけている方にとって、またとないお勧めモデルです。
色合いもブラウンとカーキを織り交ぜたような絶妙な味わいを作っています。

(※Max Mara製品のWeb掲載は禁じられている為、予告なしに削除する場合が御座います。 予めご容赦下さい。)

PhotoRoom_20201023_225002
そしてコチラは昨年も人気のうちに完売してしまった英国で生まれた海軍出自のコートブランド「CAMPLIN」の新型コートです。

このブランドの特徴は何と言っても、ピーコートを生み出したと言われている源流に基づいたディテールと、それらに則ってアレンジされた衿元のストラップ。

PhotoRoom_20201023_225050
もはやCAMPLINと言えばこのディテール、として目に焼き付いている方も多いと思いますが、このパーツは厚着をした時に前のボタンを留める事無く、ボタンからボタンへ橋掛けの様に留める事で、マントの様に留め具を使う為のもの。

今となってはファッション的な要素が強いのですが、しっかり実用性も加味されています。
100年を超える歴史の中で生まれた英国のCAMPLINは、現在もイタリア企業となり、その息遣いを今に伝えている歴史あるブランドです。(※詳細はオンラインストア、ブログなどの過去の掲載記事をご覧ください。)

今回のモデルは名品となっているピーコートの丈を長くストレッチさせたハーフコートモデル。
更に御馴染のRAIN WOOLを採用し、雨風雪を凌ぎ、更にライニング(パッディング)を備えたモデルでオーダーしている為、防寒性も言う事無しの一着です。

PhotoRoom_20201023_225301
またCAMPLINからはダッフルがリニューアルされたモデルも到着しています。
使用している生地はRAIN WOOLで、今季の特別なカラー、オートミールを使用。
更にトッグルのパーツには金属製を用いている為、オートミールの味わい深い色合いとアルミ色が絶妙なバランスを生み出し、他にはない独特な魅力を発しています。
(※この生地・色は、コロナ禍の影響により、サプライヤーの生産減によって限られた数量のみが生産されている為、再び出会う確率は非常に少ない物になってしまいました。)

他とは違うテイスト、ダッフルをお探しの方は是非ご検討下さい。

PhotoRoom_20201024_233731
そして最後にお勧めするのは、今シーズンが最後となってしまったイタリアのブランドLARDINIのコットンギャバを使用したトレンチコートです。

PhotoRoom_20201024_233745
トレンチ好きな当店は数多くのブランドから様々なトレンチを仕入れて来ましたが、それぞれに歴史に裏付けされたクラシックな物から、先進技術を取り入れた先鋭的な物、或いはデザインコンシャスな物まで、常に多くのトレンチコートを皆様にご案内してまいりました。

その中でもLARDINIのトレンチは、一見するだけではその魅力に気付けない程、不偏な魅力に包まれているのですが、大きく違いを見出すとすれば、肩回りから袖筒を、仄かにゆとりを付ける事によって、首から肩の上り、そして袖先までの自然な丸みが、トレンチ特有の肩を誇張する様な硬いイメージを払拭しています。

PhotoRoom_20201024_233810
少しだけドロップさせたアームホール、そこから広がる袖筒のゆとりは、トレンチコート全体のイメージを大きく変えてくれる、まさに女性の為の、そしてフェミニンではなく、マスキュリンでもない、特別な魅力の一着を作りだしています。

PhotoRoom_20201024_233757
素材のコットンは強撚のコットンギャバを使用している為、風を通し辛く、またライニングによって秋冬のトレンチとして(王道のコットントレンチとして)申し分のない存在価値を作り上げています。

PhotoRoom_20201024_233912
コットンで無ければ作り得ないトレンチコートの趣は、素材の良し悪しによって見た目も、着心地も大きく変わります。

LARDINIのトレンチは、そんな痒い所に手が届く多くが当たり前の様に自然に取り入れられた一着なのです。

PhotoRoom_20201024_233840
また背面のヨークは大きく取られ、腰の直ぐ上まで在ります。

PhotoRoom_20201024_233853
このヨークの大きさやカットを水平にする事によって、より女性らしさが生まれています。
(この小さな拘りが見た目を大きく変えてくれるのです)

PhotoRoom_20201024_233925
コートの老舗、コートの歴史、コートの出自、トレンチを作る多くのブランドが、それらトレンチに関わる造詣を抽出して作っています。

そのどれもが特徴を持っていたり、得意とするディテールやデザインを表現し、巷には「一体どのトレンチを選んだらいいんだろう?」と迷う事も多いでしょう。

結論から言えば、どのトレンチも失敗は無いでしょう。
基本設計が同じである事、生地の違いや好みのデザインである事、それが着る人の満足を充たす訳ですから、ブランドで選ぶよりも、形や色、ディテールの好みを選ぶことで間違いありません。

当店が今回のLARDINIのトレンチをお勧めな理由は、ズバリ、肩の丸み、ドロップした上半身、そして着丈のバランス、そして何より、”肩から裾までのシルエットが美しいAラインを描いている”ことです。

秋から春までレイヤーを愉しみながら使えるトレンチコートの存在。
秋冬のコートを検討している方、或いは迷われている方は、是非一度店頭で試してみて下さい。

バランスの良さが伝わると思いますよ。

(以上の他にも、現在コートは多数揃っています。 今シーズン中最も揃っている週末となりますので、沢山の中から選びたいと言う方は是非今週末をご利用下さい!)





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【11月の店休予定日】
11月12日、19日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

IMG_8363
生憎の雨空で始まった今日の長野地方。
小雨混じりの一日は、どこか秋の情緒を感じさせています。

少しずつ秋が深まり、これから来る冬への序章が始まります。
最近は冬の本格的な到来が少しずつ遅れている様に感じられますが、例年通りの寒さを想像すると、まだ2か月ほどは秋の御洒落を存分に楽しめそうです。

真冬の御洒落と違った秋の御洒落を、この機会に愉しんでおきたいですね。

さて、今週も連日新作が多数到着しておりますが、その中から女性のお客様にお勧めしたい、日々のカジュアルダウンの一着として、メンズのChampion、それもリバースウィーブをピックアップしてみました。

PhotoRoom_20201022_172222_2
今回当店がオーダーしているリバースウィーブは、オートミールとダークネイビーの2色。
そのリバースウィーブを”雰囲気良く”女性に着て頂く為、メンズのSサイズを女性向けに充ててオーダーしています。

そもそもリバースウィーブは昔からアスリートの為に、動き易さを追求して作られた両脇のアクションリブが特徴ですが、それ以上に肉厚でしっかりとした質感のコットン、横編みの生地など、縦ではなく横方向に生地の強度を持たせている為、一般的に目にするスウェットと違った心地良さ、良い意味での重みを感じる、いわば現代に息衝くヴィンテージとも言えます。

そのリバースウィーブを現代的にアップデイトさせ、更に裏起毛に仕上げているのが今回のスウェットです。

IMG_8386
オートミールのプリントは染み込みプリントに、ダークネイビーのプリントはラバープリントにと、それぞれのフォントの味わいだけではなく、プリント方法も変える事によって、それぞれが異なる味わいでの経年変化を愉しめるようにしています。

IMG_8390
また今回のリバースウィーブは、旧来の青タグと呼ばれる昔Championが使用していたタグ(織ネーム)を採用しており、ヴィンテージ感は作りだけではなく細部にもこだわっている点もポイントです。

PhotoRoom_20201022_172132
この今回のリバースウィーブを女性が着ると、幾つかのメリットがあります。

一つはしっかりと目の詰まった生地の採用により、更に裏起毛を施した事によって生まれる暖かさ。
もう一つは、日本の企画で作られている為、本国アメリカのリバースウィーブに比べて、(日本の)女性が着た時の大きさのバランスが(大きすぎない)とても良い事です。

ヴィンテージ(古着)などでも比較的高値でやり取りされる本国生産のリバースウィーブは、肩回りが非常に大きく作られている為、女性が着るにはある程度の身長と体格が必要になりますが、今回のリバースウィーブは、その必要が在りません。

PhotoRoom_20201022_193550
それらをジーンズやチノーズなどで”セオリー通り”に合わせるのではなく、敢えてウールのトラウザーズなどで合わせ、スニーカーで纏めるアクティブなスタイルを、今回のカジュアルダウンではお勧めしています。
(写真使用商品:スウェット/Champion、トラウザーズ/European Culture、スニーカー/VICTORIA)

スウェットやこの手のフーディーにスカートを合わせるのは、もはや通例となりましたが、トラウザーズで組み合わせる事によって生まれる「大人らしさ」は、”解っている感”が無ければ装いにも迷いが出てしまうもの。

IMG_8463
(写真使用商品:スウェット/Champion、トラウザーズ/INCOTEX、スニーカー/VICTORIA)

男性にも言える事ですが、洋服を”ブランド視”している人ほど、「○○は子供っぽい」とか「××は私には合わない」などと発してしまいがちですが、装いを知れば知るほど、それらに求められるのは

「組み合わせの極意」

とも言えるセンスであったり、バランス感覚であったりするものが大半を占めます。

特にスウェットは、そんな対象に上がりがちなアイテムですが、”だからこそ”素敵にカジュアルダウンする事の意義があるのですね。

コドモっぽく思えるアイテムを”大人だからこそ”嗜めることが出来る、それこそがセンスであり御洒落を愉しむ骨頂と言えるのでは無いかと思います。

これからの季節に必要な防寒と動き易いアクティブな要素の二つを持つデイリーウェアの頂点スウェットを是非今回のリバースウィーブで試してみては如何でしょうか。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【11月の店休予定日】
11月12日、19日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

秋が深まり、都内からの来店者様方の口から

「ナメてました…寒いです…」

の言葉。

丁度この季節は各取引先様と顔を会わせる時期でもあり、”気温は都内の方が低いのに長野は寒い”と来店される大半の方々が口にします。

乾いた空気が寒さを感じさせるのか、或いは(今日の)どんより雲が、そう感じさせるのかは判りませんが、いずれにせよ秋は着実に深まっていることを感じさせている10月です。

この寒空の中、一昨日、当店が(長野に降り立って以降)お世話になっていたお店の社長が他界されました。
此の地のセレクトショップの礎を作ったと言っても過言ではない業界内でも知る人の多い重鎮だった社長。
大柄な体と少々乱暴な言葉の影に見える優しさ、同じ業界内だけでなく人としての大きさや魅力を携えた類稀な方。

そんな稀な社長に最後の挨拶をすべく、今日はスタッフ共々告別式へ出席させて頂きました。
何か一つの時代が終わった様な気持ちにさせられる特別な瞬間でも在りました。

長らく闘病で疲れていらした事でしょう。
今後は空でゆっくりと身体を休められる事を祈ります。
合掌。


さて、今月はウィメンズを筆頭にジーンズが充実し始めておりますが、今日取り上げるのはチョッピリ訳アリで入荷にこぎつけた一品をご紹介します。

tela_genova001
そのブランドとは、イタリア、ジェノバのブランド『TELA GENOVA』(テラ・ジェノヴァ)です。

TELA GENOVAは、”ジーンズ”の語源としても有名なイタリア北西部の港町”ジェノバ”のデニム専業ブランドです。

MAP_genova01
丁度長靴型をしたイタリアの付け根あたりに位置する街で、ミラノの南、モナコの東、そんな位置と言ったら想像し易いでしょうか。

このブランドは高品質な製品を作る為に、昔ながらの伝統的な織物製法を守りながら、日本の優れた生地を採用したり、常に品質向上に取り組む真摯な姿勢で取り組んでいます。

世界から良質な素材を集め、製品に適した素材やパーツを選び、最高水準の製造技術を以て、非常に高いクォリティの物作りを行い、イタリアは勿論、国外からも高い評価を得ているブランドです。

IMG_7668
実は当店がこのブランドの存在を知ったのは数年前。(※写真は過去のものです)
当時、ジーンズ数型とデニムジャケット1型が、とあるインポーターの展示会に小さく置かれていました。

IMG_7666
その時一目惚れをして自身の為の数本をオーダーしたのが切欠で、このジーンズの物作りの素晴らしさを知る事になったのですが、翌シーズンの展示会時には既にTELA GENOVAの姿はなく、私達はこのブランドをもう一度本格的に取り組む為、日頃から仲良くさせて頂いている取引先様に懇願し、TELA GENOVAとの契約にこぎ着けて頂く事に。
(※写真は過去のものです)

これまでジーンズブランドを数多く扱って来た当店。
振り返れば、十年ほど前、まだ無名だった頃のRED CARDの展示会にお邪魔した時、その物作りに何かを感じ、すぐさまオーダーした時の事を思い出します。

物作りの姿勢と言うのは、見る人の目に必ず訴える物なのだと言う事を改めて感じたのが、今回のTELA GENOVAです。

そのTELA GENOVAにようやくオーダーする機会が訪れ、満を持して到着しました。
今回到着したのは3つのモデル。

154940880_o9
TELA GENOVAのジーンズは専用のパッケージ収められている為、これらを開封するところから期待が始まります。

154940880_o10
一つ一つ大切に包まれ梱包されているTELA GENOVAのジーンズ。

154940880_o11
物作りの姿勢やある種のオマージュが窺えます。

154940880
先ず一つ目はベーシックで美しいスリムストレートなシルエットが特徴のモデル「COSMY」。

154940880_o3
前股上と後ろ股上のバランス、低めに位置するヒップのポケット、テーパードが過ぎない細身のストレートは、現代の多くのスタイルに最も合わせ易いシルエット。

154940880_o1
それらに14ozの厚みがありしっかりとしたデニム地とは思えない程、伸縮するストレッチ性を与え、ジーンズの良いラギッドさと履き心地を両立させている点が、このモデルの大きなポイントです。

154940880_o2
物作りを真摯に行い、また常に向上心を持っているブランドゆえ、全ての製品に同じ品質の高さや縫製を行い、それらにはジーンズ作りとしての(稀に見る)雑さは無く、丁寧に愛されるジーンズ作りを行っている事が伝わって来ます。

154940880_o6
このモデルではセルビッジ付きの生地を使用しており、ターンナップされた状態で製品されています。
有り勝ちな過剰な加工は皆無で、このブランドにはジーンズへの愛情とオマージュが、とても強く感じられるほど、実に巧みで丁寧で、加工一つとっても妥協が見られない程、全てが緻密に再現されています。

154941160
二つ目は当店が最も推すシルエットモデルの一つ「ITALO」です。
このモデルの特徴は腰回りのゆとりに対して、膝下テーパードを与えたリラックスフィットのディテール。

154941160_o4
リラックスフィットと言っても、ぶかぶかの状態ではなく、仄かに腰回りにゆとりを与える事によって生まれるヒップハングな印象と、反して膝下テーパードによって、絶妙なバランス感が与えられ、特にこのモデルではレングスを短く設定(28インチ)している為、裾の修理無しで、そのまま穿ける点もメリット。

154941160_o1
このモデルは冒頭のスタッフ着用写真(リジッド)と同じモデルになるのですが、今回このモデルにどうしても取り入れたかったのが、このブラックのストーンウォッシュです。

154941160_o6
仄かな洗い痕と、程よいダメージのみが施され、あくまでもブラックのジーンズとしての魅力を多く残しつつ、綺麗目もカジュアル目も、どちらも楽しめる「今の気分」のブラックに仕上がっています。

154941160_o2
また前出のインディゴのストーンウォッシュ同様、このモデルにも専用のボタンやリベットが採用されており、ピンクゴールド色の真鍮色がアクセントとなり、細部のディテールにも拘りと美意識を感じさせる点が見られます。

154941160_o7
またこのモデルで採用した生地はコットン100%のデニム生地。
それらにセルビッジは付かず、敢えて両端をチェーンステッチのトリミングで仕上げるなどの遊びも加えています。

他にもベルトループの作りやポケットの縫製など、実は見れば見る程感心させられる部分が多いのもTELA GENOVAのジーンズの素晴らしさです。

154971771
そして三つ目が、このファティーグのモデル「DUILIO」。
本来堅牢性を意図する生地で作られる事の多いファティーグに、リサイクルウールを使用し、そのラギッドな印象を変え、一本のトラウザーズの様なテイストに作り上げているモデルです。

154971771_o3
オーソドックスなままで作ると、わたり幅や裾幅も太目のままですが、このモデルには敢えてテーパードを取り入れた美しいシルエットが与えられています。

154971771_o6
ボタンフライにする事によってファティーグらしいディテールも感じさせ、またプリーツを与える事によって一本のトラウザーズとしての魅力もあるなど、このパンツの受け取り方、楽しみ方は穿く人の嗜好の数だけ存在します。

154971771_o5
まるでフランネルの様な暖かさと見た目のボリューム、そしてジーンズ同様拘りのある各部のディテール、作り、その全てに於いて、TELA GENOVAの魅力が伝わって来ます。

こうして、今回当店に新たに仲間入りしたTELA GENOVAは、既にシーズン前からご来店のお客様方に支持されており、過去に展開した頃とは違う、新しい”魅力”を感じさせるブランドとなり始めています。

これからジーンズを新調しようと言う方、或いは新しいブランドを取り入れて見たいと言う方は、是非今回のTELA GENOVAをご検討の一つに加えてみて下さい。

またいつもとは違った魅力に気付かせてくれる一本になりますよ。

==============================================

【PERSONAL ORDER -FINAL-】

パーソナルオーダー第三弾(今季最終回)絶賛開催中。
今シーズン最後の機会となるパーソナルオーダーでは、スーツ、ジャケット、ボトムス、ベスト、コート、ワンピース(ドレス)の全ラインナップでご用意しております。
是非この機会をお見逃しなくご利用下さい。
尚、今回のオーダー分は年内でのお届けが可能となります。
その他詳細、アポイントのご依頼はお気軽に店頭まで、お尋ねください。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【10月の店休予定日】
10月22日
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

このページのトップヘ