IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

September 2020

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秋晴れに恵まれた9月も今日で終わり、明日からは季節としての深秋を迎えます。

今秋はこれまでに数々の新作が到着しておりますが、例年とは違う動きとして、お客様の求める物が二通りに分れ始めている点が目立ちます。

それは昨年の自然災害、そしてコロナの渦と、装いを考えさせられる節も多く、これを機に求める物、したい服装、欲しい物がハッキリとした方々が増えた様な気がします。

全ての方ではありませんが、大きく分けて「質の高い物を数少なく揃える」方と、「日常的に使える物を幅広く揃える」方の二通りの考え方があります。

何れも私達世代がお洒落を楽しむうえで欠かせない要素ですが、これまで以上に確かなのは、時代が『大量生産で満足する時代では無くなっている』事が挙げられます。

より確かな審美眼を持ち、審美性に適う品物を手にする

そんな姿が(もともと在ったところに更に加わり)物を見る目を厳しく、またその結果、装いにも確かなスタイル、変わらぬスタイル、大人の嗜みを満たしてくれる物への欲求を高めた様な気がします。

今日取り上げるのは、そんな方々にもお勧めしておきたい『大人の女性として持って置きたい』二つのトップスです。

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一つ目はこのシルク素材のブラウスです。

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大人の女性を自負するのであれば、ポリエステルやレーヨンではなく、あくまで「シルク」を選択しておきたいもの。

このブラウスに使用されているのは、とても目の細かなシフォンとジョーゼットの丁度中間くらいの生地で、柔らかく、軽く、そしてしなやかな感触を持っています。

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このブラウスの特徴の一つに、首回りと裾に沢山のギャザーがあしらわれている点があります。

素材の特性を生かし、首回りや裾回りに穏やかな曲線を作り、身体のラインを拾う事無く、極々自然なシルエットを作り出してくれます。

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シルク素材と聞いて直ぐに連想するのが艶やかさや滑らかさなど、ツィルやサテンに代表される物が多いと思いますが、このブラウスに使用されているシルクは、あくまでマットな質感を持ち、クレープ素材の様に趣のあるものになっています。

この表情のお陰で、落ち着きがあり、淑やかな女性らしさを作る事が出来ます。

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また前面をシンプルに曲線とマットな質感で仕上げているのに対し、背面はボタンフライの仕上げになっています。

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この仕上げによって、季節を問わず使えるシルク素材のメリットを広げています。

それは秋冬のインナー利用の頻度が高いのに対し、春夏には一着での着用が増える分、ただ単にシンプルなだけでは、ブラウスとしての存在感は薄れてしまいますが、このブラウスの場合には、あえて後姿を見せたくなるほど、凝ったディテールで仕上げられています。

ジャケットやカーディガン、スカートにパンツ、ジーンズと、ありとあらゆる装いにフィットしやすいシルクのブラウスは、その質の高さと変わらぬ趣が備わっているだけで、大人の女性にとって不可欠な要素を全て持っているような気がします。

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そしてもう一つが、こちらのシャツです。

形を見てすぐにピンと来た方もいらっしゃるかも知れませんが、この春夏展開した物とベースとなる形は同じ物になります。

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但し、大人の女性にこそ着て欲しいこのシャツは、先ずはその色です。
赤みを抑えたカーキ系のダークブラウンによって、単なるブラウンとは違った独特の趣を発揮します。

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また使用している素材は、春夏のコットンポプリンに対し、今回はコットンストレッチを採用し、生地のハリや伸縮性、適度な厚みを持たせたことによって、より秋冬の装いに相応しい仕上がりになりました。

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ボトムを選ばず、また日常的にも利用価値の高い、このシャツは、この素材と色を選ぶだけで、一つ上のステージに上がったような気持ちにさせられます。

前出のシルク素材のブラウス、そしてこのコットンストレッチ素材のシャツ、共にシーンを分けずとも出番が必然的に増えるであろう2着です。

これらのシャツ(ブラウス)は、全てイタリア、ナポリのカミチェリア、BARBAの物になりますが、冒頭でも触れたように、二つの考え方を共にクロスオーバーして考えさせてくれる、これらのシャツたちは、大人の女性だからこそ感じられる緻密なディテールや着心地への配慮が備わり、また見た目からも、女性らしく、そして凛とした姿に映し出してくれる、またとない存在です。

どこでも、だれもが買える物を日常に着続ける時代は終わりを迎えようとしています。
子供たちとは違った、大人だけの特権を生かし、女性らしさや嫋やかさを身に着け、それらに見合う装いに身を包む、そんな些細な楽しみ方や、味わいの塩梅が、このBARBAを筆頭に秋冬商品として多数店内に揃い始めています。

これからの装いづくりに、是非役立ててください。

勿論、中身も伴いながら…。





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秋の香が強まる今月下旬。
風は涼しく、夜には冷たさまで感じる程までになりました。
いよいよ本格的な秋の到来に、多くの人たちが秋の装いを求めてご来店下さっています。

今、店頭ではご来店のお客様に向けて(ご興味のある方だけですが)、『御洒落に見えるセオリー』の一つをお伝えしています。

レイヤーが増える秋、それらが苦手と言う方に『簡単な色の組み合わせ方』を、一つのロジックとしてお伝えさせて頂いています。

意外とプロの方々も見落としがちな”一つのセオリー”を一つ踏まえておくだけで、皆さんの毎日の組み合わせが違った物に見えます。

ご興味のある方はどうぞお気軽に店頭でお尋ねくださいね。
(「御洒落に見えるセオリー」ってなんだ!?と仰って下さい・・・(笑))


さて、今日は連日続いているメンズの新作の中で、女性にもお勧めしたいニットウェアをご紹介いたします。

それがイタリアの専業ブランド『BAFY』(バフィ)のニットです。

元々ルイ・ヴィトンや、ブルネロ・クチネリなど高級ブランドのOEMも手掛けているBAFY。
その物作りには「素材への拘り」が大きく、毎シーズンラインナップされるニットにも、それらは如実に反映されています。

その中でも、昨年秋にも非常に好評だったのが、ニットをブークレ調に仕上げたもの。

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このプルオーバータイプのフーディーは、昨年クルーネックで展開していた物と似た表情の物で、素材にアルパカを主に使用し、ラムウールなどをブレンドした柔らかく、軽さを持つニットです。

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まるでウールで作られたパイルの様に立体的な風合いを持つこのニット、実は見た目以上に軽さが際立つ一着です。

空気を含み暖かさを得るだけでなく、ニットそのものの重さも感じさせない事で、ストレスフリーな着心地が素材からも感じられます。

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また袖と裾にはリブを用いていますが、このリブにも細工が在ります。
表からは解らない程、しっかりと厚みのあるリブに仕上げ、特に裾はリブとはいってもスクエアカットの仕上げで、ウエストでピッタリ止まると言うイメージではなく、カットソーやスウェットの様な雰囲気で着る事が出来ます。

更に素材の収縮率(伸縮)が高く、着心地は体に沿うようなフィット感ですが、実際に袖を通すと、それらが心地よいほど身体の動きに付いて来ます。(伸びたり縮んだりを繰り返します)

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大人の男性が身に着けるフーディーは、中にシャツを合わせたり、フーディーの上にコートを羽織ったり、レザーを羽織ったりと、様々なスタイルに合わせ易く、今回のBAFYのフーディーも大人だからこその存在感、そして大人が身に着けるからこその品質で作られています。

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もう一つ、似たような配分(ブレンド)で作られているのが、このチルデンセーターです。
ブレンドする糸の分量(率)は異なりますが、こちらも前出同様アルパカを主に使ったニットです。

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実はチルデンセーターを愛する当店は、各ブランドで品を変え色を変え、様々なチルデンセーターをオーダーして来ましたが、中でも一番多かったのがBAFYの物でした。

BAFYもチルデンセーターは毎シーズン素材や形などを変え提案し続けています。

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今回のチルデンセーターでは毛足の長い糸を使う事によって、実際のケーブル編みに加え、色糸の上に仄かな白味を帯び、見るからに軽さやふんわりとした穏やかな印象を与える物に仕上がっています。

特にトラディショナルなスタイルが回帰しているここ数シーズンは、チルデンセーターへの人気も俄かに上昇中で、今回、入荷と共に問合せが多かった一つがこのセーターです。

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ネイビーのブレザー、ベージュのチノーズ、ホワイトのボタンダウン、そしてチルデンセーター、更にはバルカラーコートやステンカラーコート等、トラッドな装いを好む方であれば数種の神器的存在でもありますね。

古くはアメリカのテニスプレイヤーであるウィリアム・チルデンが試合で身に着けた事から、この名前が付けられているのですが、特徴としてはケーブル編みのVネックのニットを基本に、衿回りと裾に数本のラインを取り入れた物が定義されています。

プレッピーの代名詞でもあるチルデンセーターも、近年では様々なスタイルへの取り入れ方から、多様なスタイルが出来上がっています。

着方、魅せ方は自由。
大切なのは身に着けて愉しむ事、そしてそれらを独自のスタイルとして個性に出来る事。

当店では、もともとチルデンセーターに固定概念をお持ちの方々にも、徐々に受け入れられ始めているチルデンセーター。

まだ試された事の無い方も、そして今季ネイビーのブレザーをオーダーした方や購入予定のある方も、是非今回のBAFYで新たなチルデンセーターの魅力に触れてみて下さい。

フワフワの心地良さが、極上の糸で作られていることを”体で”感じて頂けるはずです。





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気温が一気に下がり始まった9月最終週。
急激に秋を感じる毎日が続き、徐々に人々の中に「秋物」を意識する様子が窺えます。

とは言え、まだまだ仕事も本格的に着手出来ない、或いはリモートワークも多い、将又、仕事着は要らないと、根本的に見れば、それぞれのライフスタイルがあり、そこには或る種のセオリーもあります。

そこで、今日取り上げたいのは、様々な仕事、そして日常(休日)、その多くの我儘を一手に引き受けてくれそうな「セットアップ」です。

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そのセットアップをオーダーしたのが、イタリア、ナポリのボトム専業メーカーが出自である『Barbati』(バルバッティ)です。

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以前当店でもご紹介させて頂いたことのあるBarbatiですが、元々は1974年に創業されたボトム専業のメーカー。

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数々のブランドのOEMを手掛けて来たBarbatiにとって、何と言っても特徴的なのが、「美しいシルエット」、そして「丁寧な縫製」

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更に、「高いコストパフォーマンス」です。

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そのBarbatiが近年ボトムだけでは無く、トータルルックを展開する事によって、Barbatiの世界観は、より形として解り易く、また洗練されたスタイルを全体像で見る事が出来ます。

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スタイルの中心、そして肝を担うで在ろう存在”ボトム”を基本に、それらを補完するべく作られた様々なアイテムは、常に時代の流れと共に進化を取り入れながら、丁寧な縫製とリーズナブルな価格を守りつつ、その魅力を伝え続けています。

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ちなみにBarbatiは、過去にセリエAのクラブチームをサポートしており、ジェノアやレッチェ、サンプドリアなど、日本人にも馴染みの在るチームをスポンサードしていました。

ヨーロッパの中でも格段に洒落者を思わせるイタリア、セリエAのジョカトーレ。
御洒落でないはずが無い訳ですね。

と、前置きはこれ位にして、今日ご紹介するのは、全方位スキ無しのマルチパーパス(多目的・万能)と言えるストレッチジャージーを使用したセットアップスーツです。

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遠くから眺めると、それはまるでチャコールグレーのウールのスーツの様にも見えるこのセットアップ。

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”伸縮性”と単純に片付けられない程、その素材の魅力は大きく、”柔らかく”そして”滑らか”で、生地の目も実に味わい深く、厚みも持っています。

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拡大すると、ようやくジャージー素材で在ることが、どことなく感じられるほどで、この素材の魅力は、まず見た目から始まります。

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基本的な仕様はベーシックに忠実で、2つ掛けのシングルに、袖4つボタン、サイドベンツ、そしてバルカポケットに腰はパッチポケットの仕様。

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高い伸縮性は、生地厚からも「安心感」が伝わり、その安心感とは、シワを気にせず、気苦しさもなく、まさに動き易さ=アクティブな印象を体感出来る物になっています。

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中は大見返しと、袖裏のみの裏地で、肩パッドは無く、毛芯(垂れ綿)のみの仕様です。

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ジャケットに求められる多くの仕様はそのまま忠実に作り上げる事で、これらがオフィスでも遜色無い事が先ずは伝わると思います。

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シャツを着てタイを締めれば、実に精悍な顔つきになります。

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そのジャケットの組下として作られているのが、こちらのパンツ。
Barbatiが得意とする美しいテーパードが与えられたエバークリース(センタークリースへのステッチ)の一本です。

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奇をてらう事無く、シンプルに作り上げられたことによって、このパンツの美しさは、単なるカジュアルなパンツでもなく、また硬さのあるトラウザーズでもなく、丁度良い”按配”を加味されている様。

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Barbatiは以前入荷時にも触れているのですが、背面のV字スリットや、ベルトループにも一手間掛けた縫い方を与えるなど、冒頭で触れた様に、実に丁寧な仕事を見せてくれるブランドなのです。

それでいてリーズナブルな価格で提供するのですから、イタリアと言う国のファッションは実に懐が深く、そして多様性がありますね。

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パンツのシルエットは極細を連想される方もいらっしゃるかも知れませんが、素材の伸縮性によって程よいゆとりも与えられ、またエバークリースのお陰も在って、細すぎず、太過ぎずの良い塩梅。

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最近太り気味のスタッフのお腹やお尻も、しっかり収まっています(怖)

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今回のこのセットアップは上下別々の購入も良いのですが、当店としてはスーツ(上下)でのご入手をお勧めします。

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その理由は、一般的に利用価値が高いチャコールグレーと言う色合いである事や、言葉ばかりのストレッチジャージーと言う素材とはチョッピリ違ったもので在ること(似たような素材で上下の組み合わせを考えると、どちらかが浮いてしまいそうです)、また、上下で揃えておくことによって、仕事ばかりではなく、カジュアルダウンが楽しめると言うことです。

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シャツを着てタイを締めるのも良いのですが、やはり今の気分としてはTEEシャツやカットソー、秋冬はニットを合わせたコンフォータブルなスタイルで愉しみたいのが、今回のスーツです。

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またジャケットのご紹介でも触れておりますが、肩パッドが全くないシャツ仕立てではなく、ぐるりと毛芯が入ることによって、この手の素材に多い「吊れ」や「抱きジワ」が出なくなっています。

しかし肩回りは実に自然な丸みを帯び、あくまでもこのジャケットがコンフォータブルである事が窺い知れる部分でもあります。

男性にとってスーツは戦闘服でもあり、また一歩職場を離れれば、それらは遊びの道具としても使いたいもの。

仕事ではビジネストリップ(出張)や営業回り、車や電車の乗り降り、と比較的ジャケットを脱いだり着たりするシーンが多くあります。

そんな面倒を回避させてくれるのも、こうした素材のメリットでもあり、またそのメリットを大きく活かして作られているのが今回のBarbatiです。

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勿論、日常使いになれば、スニーカーは必須。
ジャージー素材で在ることを活かし、ニットやカットソーで軽さを見せながら着られるスーツの存在は、「明日はどんな服装にしよう」と迷う時間すらも軽減できるかも知れません。

兎にも角にも、今回のストレッチジャージーのセットアップは、写真だけでは伝わらない『生地の魅力』が在ります。

その魅力や安心感を以て、この秋冬の最適なパートナーにして欲しいと願っています。

価格だけでは判断し切れない今回のBarbatiのセットアップスーツは、きっと皆さんの装いを180度変えてしまうでしょうね。





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生憎の雨空で始まった今週末。
ここまで急激に気温が下がり始めると、途端に暖かな装いが恋しくなって来ますね。

寒さを感じ始めると欠かせないのがニットウェア。
秋冬はニット無しでは語れない、そんな季節の装いに軸を捉えるのが、やっぱり『Drumohr』です。

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新しさを優先するよりも、変わらない質の高さを維持し、よりラグジュアリーを体感させるために何が必要かを感じさせる世界最古のニットウェアブランドがDrumohrです。

そのDrumohrの中で、常に基本の一着としてラインナップされる事の多い3つのモデルを今日はピックアップしてみました。

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一つ目はミドルゲージのエクストラファインメリノを使用したタートルネックです。
Drumohrのエクストラファインメリノは、既にお試しの方も多いと思うのですが、あの30ゲージのニットで味わった艶やかで、柔らかく、そして極上の肌触りを持つ糸を、更にボリュームアップして編まれているのが、このニットです。

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ハイゲージの様にインナー先行と言うよりは、中にシャツを着たり、スカーフやバンダナを挿したり、またジャケットやコート等、常に多くのスタイルとのレイヤードの中心になるのが、ミドルゲージの良い所。

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ハイゲージのニットでは迫力不足となる装いにも、このボリューム感はシンプルな組み合わせにこそ、その威力を発揮してくれます。
(写真使用商品:ニット/Drumohr、パンツ/Barbati)

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今回は基本となるブラックとホワイトをオーダーし、これまでハイゲージで愉しんで来た装いに、更なる迫力を与えるべく、これらのラインナップになっています。

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太さのあるリブとプレーンな編地は、エクストラファインメリノの艶やかさをより際立たせ、Drumohrがニットに使われる糸に厳選を重ねていることが直ぐに伝わって来ます。

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近年、ローゲージやミドルゲージのニットをボトムにナイロンやヴィスコースの様なテクスチャーを組み合わせたアクティブなスタイルが増え、再びミドルゲージのユーティリティが求められています。

クラシックな装い、そしてアクティブな装いにも適したミドルゲージが、エクストラファインメリノによって、より心地よい物に仕上がり、再び秋冬の先発登板筆頭となりそうです。

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二つ目は、ジーロンラムズウールを使ったミドルゲージのクルーネックです。
ラムズウールと聞いて、粗雑なイメージを持たれている方が居るとしたら、それは乱暴な言い方をすれば、決して良質なラムズウールとは言えないかも知れません。

ジーロンラムズウールは、オーストラリアのヴィクトリア州、ジーロン地方でのみ育まれた仔羊の毛を用いています。
中でもスーパージーロンラムとなると、非常に希少な糸として、既にメゾンブランドでも採用される程、高品質な糸になっています。

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Drumohrが使用するジーロンラムズウールは、その滑らかで柔らかな毛質と、ラム特有の発色の綺麗さが特徴で、多くの方が想像する”肌への毛のアタリ”は皆無。

柔らかさは独特、そして下手なカシミアやアルパカを凌ぐ高い保温性は、他では味わえない特別な糸で在ることも、身に着けて初めて解ります。

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今回のクルーネックはDrumohrの基本形の一つでもあり、ジーロンラムを使用したミドルゲージのニットでは、袖先もターンナップの仕様が与えられています。

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カラーは前出のオリーブカラーと、このヘザーグレーの2色を用意。

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ジーロンラムで特徴視される色の鮮やかさや綺麗さとは別に、落ち着きのある色合いにも、ジーロンラムは奥行きのある味わい深さを醸し出してくれます。

また今回は同素材、同モデルに、メランジのモデルを加えてオーダーしています。

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ボルドー系パープルとブルーの糸が小気味良く絡み合い、如何にもDrumohrらしい魅力的な色合いを作りだしています。

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Drumohrの魅力の一つに、色のブレンドが在りますが、その色の織り交ぜ方には、他ブランドでは見かけない独特の好配色が用いられ、今回のニットにも、その意表を突く色の綺麗さ、魅力が感じられます。

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スコットランドでの長い歴史と、イタリア企業となった事による洗練された色の美しさには、Drumohrの歴史とセンスがギッシリ詰まった魅力が発せられています。

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そして最後にお勧めするのは、やはり、この糸無くしては語れない、Drumohr Modernによる、30ゲージのエクストラファインメリノウールです。

毎シーズン必ずと言って良い程、色を買い足したり、ストック購入をされる方が多い、このモデルは、何とSuper 140'sと言う高番手の糸が使用されている為、まるでシルクに触れているかのような滑らかさ、艶やかさを持ち、反面メリノ特有の弾力性や伸縮性、そしてフィット感と、インナー利用としての多くが詰め込まれた、まさにマストハブの一つです。

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ベーシックな形に、高いクォリティの糸を厳選して使用されるこれらのニットたちには、一つの共通事項があります。

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それは、多くが天然素材である事、不変で変わることのない旧来の形で在ること、また着る者の装いを一つ昇華して見せてくれる事など、実にDrumohrの作り出すニットウェアには、サステナブルと言う言葉が浮かび上がるのです。

継続可能、永続的、そんな言葉を古くから今に続けられているDrumohrのニットは、紛れもなくベーシックウェアの中心に位置し、またそれらから作られる上品で上質な装いは、男性のスタイルに”紳士的”要素を与えてくれる物です。

ニットが無くては始まらない

秋冬。

是非この秋のスタートをDrumohrから始めてみては如何でしょうか。





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好評のうちに終了した”DRESS” PERSONAL ORDER。
今回はLINTON社の他にも、様々なファブリックでのご検討を重ねていただき、次なる最終オーダーイベント(10月中旬)に向けて、今回お選びいただいた生地をジャケットやコートと共にご検討いただく方もいらっしゃいます。

次のPERSONAL ORDER 第三弾はコートを交えてのオーダー会となりますが、この機会が今季の最終回となりますので、是非これからご検討いただく方もご都合等ご相談下さい。(メンズ、ウィメンズ共にお気軽にお問い合わせ下さい。)

さて、今日は今シーズン初お目見えとなるスウェーデンのブランド『MASKA』(マスカ)をご紹介いたします。

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ブランド名でもあるMASKAは、スウェーデンの言葉で「編み目」を指し、その名のごとくニットウェアを作り続けるブランドです。

このブランドの最大の特徴は、何と言ってもブランド立ち上げ後から常にサステナビリティを意識したモノづくりと、北欧らしい美意識、無駄のないデザイン等、多くのわがままを一つの形に表現している点。

糸、形、品質、その全てが高い次元で完璧に調和している物こそ、MASKAのニットウェアであると、ファウンダーのマリア・スヴェンソンは語っています。

その糸の厳選は、全てに於いて高い品質を約束する物で、メリノウール、モンゴル産カシミア、キッドモヘア、シルク、アルパカ、ペルー産ピマコットン等、全ての天然繊維にクォリティを求め選ばれた物だけが使われています。

常に新しく洗練されたデザイン、審美的価値を生み出すMASKAは、他の北欧ブランド同様、高い意識を持ち続ける人々の中で強く支持されているブランドです。

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今回当店がMASKAにオーダーしたのは、「ミラノリブ」編みによるシリーズです。

このプルオーバーは、衿や袖にリブを配し、裾はスクエアに象る事によって、使い易く美しいシルエットが生まれる物に仕上げられています。

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クルーネックの衿型にリブを太目に採用したことによって生まれる、首の美しいラインや、しっかりと編地を撚り合わせたミラノリブなど、このブランドが求める高い美意識やモノづくりが、はっきりと形として表れています。

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裾のスクエアカットによって、ボトムを選ばず、また裾をボトムスの中に入れたり、出したりするだけで、異なる見せ方が出来るなど、ニットとしてのフレキシビリティを生かした、高品質な一着になっています。

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同じくこのミラノリブを使用したタイトスカートは、ペンシルタイトの様なフィット感ではなく、あくまでもベーシックタイトの美しさをミラノリブで表現した一着です。

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ウエストヨーク(ウエスト部分の切り替え)を持ち、全体の美しいシルエットを、しっかりとした編地で支える、まさに理にかなった素材選択、デザインが顕れています。

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このブランドの使用する素材(糸)はその全てが厳選されたものである事は既述の通りですが、プルオーバーのペルー産ピマコットンを使用しているのに対し、スカートではエクストラファインメリノウールを使用しています。

エクストラファインメリノの特徴やメリットは既に皆様ご存じの通りですが、プルオーバーに使用しているピマコットンも、TEEシャツやシャツに使われるような微細な糸を撚り合わせ、ニットに使用するまでの太さ、厚さを用いている事から、そのクォリティが如何に高い物であり、技術を必要としているかも判ると思います。

MASKAは、全てが完璧に調和したモノづくりをアイデンティティに掲げるブランドです。
その美しさは、デザインだけで知る事ではなく、微細なディテール、素材の厳選などから作られ、多くのブランドが持つ「ネームヴァリュー」でコレクションをしているのでは無い事が判ります。

今回当店初上陸となるスウェーディッシュブランド『MASKA』、是非実際に手に取って体感してみてください。

サステナビリティとは何か?
ハイクォリティとは何か?

私達大人が求める審美性を視覚的、感覚的に教えてくれるブランドです。





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