IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

April 2020

長期の連休を計画されている方々にとって今週末は連休も始まったばかり。

しかしコロナウィルスに対処すべく自粛を計る人々の健闘もあり、今日の長野県の新感染者数は0を記録。
県内全域での感染者数66名に対し、死亡0名、回復者は17名になりました。

楽しみに計画を練っていた人たちも多い今年の長期連休ですが、長い人生の中で一度在るか無いかの歴史的な状況に、人生観や世界観を変える、ある種の節目となるに違い在りません。

勿論、愉しみが突然無くなってしまった事は残念ですが、こうした大きな出来事が無ければ、中々自分自身と向き合う事を能動的に行う事は在りません。

愉しみは、いつかまた別の機会に取って置き、今は未曽有の事態を、どのように過ごし、どのように向き合うかを考えながら、改めて社会との接し方に向き合う時間にしておくと良いかも知れません。

何故なら、こんな時間(事態)は人生のうちに一度もないかも知れない貴重な時間であり体験だからです。

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この折り目やシワの無い二千円紙幣。
実は現在行っている(ボランティアと呼ぶには烏滸がましいですが)マスクの提供によるお代。

取引先がスーツ地を使ったマスクを製作し、お客様方に(材料費のみで)提供している物ですが、そのお代をお預かりした中に、丁寧にしたためられたお便りと共に含まれていたものです。

近年お目にかかる機会が少なくなった二千円札。
現在は多くが銀行や金庫に在ると言われています。

流通性が少なく、アメリカの2ドル紙幣の様に、ある種の記念紙幣の様に受け取られている人も多く、これらを大切に保管されている方を想像すると、その方の生き方が伝わって来ます。

今回のお客様に限らず、全てに於いて俯瞰される方々を私は

「丁寧な生き方」

をされている、と考えます。

社会の中にある自分への時間、人への接し方、他にも多くの事に対して”考えながら”生活をされている方なのだと想像できるのです。

大そうな事は言えませんが、以前もブログで触れた様に、私達は人と接する時間が長い職業。
それゆえ自然に洞察が働いてしまう因果もあり、お客様一人一人の性格や生き方、嗜好が、ちょっとした所作や言葉遣いから伝わって来る事があります。

恐らくはこのお客様の考える「ボランティア」としての御心が、大切にしまわれていた二千円紙幣を先方へお届けするべく収められていたのだと思います。

そこには言葉無き言葉が込められています。

今回、多くの方々にご協力頂いたマスクのご提供も6回にわたるやり取りが終わろうとしています。
お客様方には必要なマスクを、そして取引先には(本当に)僅かばかりの支援を出来た事を、私達は嬉しく思っています。

今回ご協力頂いた皆様全員に、取引先に代わって、心より御礼を申し上げます。
ありがとうございます。


さて、ここからは洋服の話題です。
いつも冒頭が長く、そろそろ「茶番は抜きにして洋服の話を・・・」と思われている方も少なくないかも知れません(笑)
(申し訳ございません・・・笑)

今日皆様にご紹介したいのは、冒頭の写真にも写っているLARDINI(ラルディーニ)のニットジャケットです。

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LARDINIと言えば、メンズでは広く認知されているクロージングブランドですが、そのメンズで培われた確かな作りと、新しいクラシコイタリアを切り開いたブランドの一つでもあります。

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イタリア、中央東部に位置するアドリア海に面するマルケ州のアンコーナに生まれたブランドLARDINI。

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トッズやサントーニなどの製造拠点もある伝統的なマルケ州に、数々のブランドのOEMを行いながら自社ブランドを長年作り続けて来たLARDINIは、グローバルな視野によって物作りの完成度が高い洋服を提供しています。

そこには先んじて拘りを形にするメンズがあり、同様にウィメンズにもテーラードとしての拘りに女性らしさを加えた独自の世界観が広がっています。

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クラシックなディテールやテイストを持ち味とするLARDINIの中で、この春当店がオーダーしたのは、「コンフォート」なジャケットたち。

これまで他ブランドに求めているものと同様、もはやコンフォートは大人のスタイルにとって欠かせないファクターの一つです。

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そのコンフォートさを最も感じられるのが、このニットで作られたテーラードジャケットです。
メンズでは既に知られた存在でもあるLARDINIのニットジャケットは、テーラードを生業とするブランドが作り出す「ニットジャケット」としての一つの答えでもあります。

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語彙は似ていても、「ニットブランドが作るジャケット」と「テーラーが作るジャケット」とでは意匠が異なります。
その理由を論ずるよりも、見たままが全ての答えとして伝わり易いのがこのジャケット。

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ヨレヨレになってしまう事が考えづらいラペルの丁寧な仕上げや、テーラードジャケットのディテールとしてしっかりと形作られている事も、他のニットジャケットとは異なる部分かも知れません。

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素材にはコットンを使用しているのですが、糸の一つ一つがしっかりと撚り合わせられ、この軽さに対して、柔らかさとしっかりとした安心感を感じるのもLARDINIの魅力と言えるかも知れません。

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そしてLARDINIと言えばラペルのブートニエール。

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フェルトで作られたブートニエールはニットジャケットにも付けられています。

このニットジャケットは実際に触れて頂き、袖を通して頂くと解るのですが、その高い完成度と共に、優れたバランスで作られている事に気付くと思います。

それはパンツであっても、スカートであっても、はたまたワンピースやショーツでさえも、組み合わせがし易い絶妙なバランス感を持っている為、どんな装いにもピッタリ合ってしまう、そんな痒い所に手が届く一着として、より多くの方々にお勧めできるものになっています。

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またトラベルジャケットとしてビジネスやオフィスで利用される方も居ると思いますが、そんな方々にとって嬉しいのが、専用の収納ケースが付属していること。

まさにオフィスから週末まで、どんなシーンでも、どんなスタイルでもスポイルしてしまう大きな魅力が、このジャケットには在ります。

着心地と大人としての嗜み、そして手入れも簡単となれば、もはやケチの付け所が在りませんね。
(笑)

いずれ(新型コロナウイルスが)収束した時の為に、愉しい一日を作ってくれるであろう今回のニットジャケット。

是非楽しみを作ってくれる新しい装いを手に入れて見ませんか?




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
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info@ilmare-online.jp




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いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【5月の店休予定日】
5月7日、14日、21日
 オンラインストアのご利用の場合、15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。

(※事情により店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

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店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


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私達のお店で最も多くの方々に支持されるアイテム、それはニットウェア。
年齢と共に様々な物に触れ、少しずつ良いものへの造詣が増え、それらが如実に顕れるのがニット製品なのです。

過去にも様々なニットブランドを取り扱ってきた当店ですが、それぞれに得意とするものがあったり、歴史があったり、魅力は様々です。

今回皆様にご提案するCruciani(クルチアーニ)は、大規模な事業を持つ1966年創業イタリア、ペルージャのMaglital社(マリタル)が持つ極上のニットウェアを提供するブランドです。

当店に古くからご来店くださっている方々にはお馴染みの高品質な糸Carriaggi社(カリアッジ)もこの会社の傘下にあります。
(カリアッジ社は某メゾンブランドにも糸を提供する高品質なカシミアで有名な企業)

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クルチアーニは紡績、染色、縫製の全てを自社で行うニットブランドです。
既に多くのラグジュアリーブランドを扱う店頭を飾っているクルチアーニですが、その多くは高品質な糸を用いた高級ニットで占められています。

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高い技術とベーシックを基本としたクルチアーニのニットは常に多くの人の心を掴み離しません。

そのクルチアーニのラインナップの中に(想像上)利益や損を無視して作られているであろうラインナップがあります。

それが今日ご紹介するニットたちになります。

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高い技術と高品質な糸を使い、クルチアーニのアイデンティティを注いだコットンのニットウェア。
今日ご紹介するラインナップはキッコデリーゾ(米粒)を指す細かな編地を持つものです。

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全体をコクーン状に仕上げたボディと、仄かにベルスリーブのようにドレープする袖、それらを美しい緩やかなV衿で仕上げたのがこのモデル。

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触れた瞬間、しっかりとした質感(厚み)を感じると同時に、柔らかく弾力のある糸の心地良さに気づかされます。

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肩の切り替えを持たないこれらのラインナップには、減らしを緻密に行い、更にそれらが徐に現れないように仕上げられています。

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袖と裾は太幅のリブを用い、女性的で美しいシルエットを作るのに一役買っています。

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今回オーダーしている3色はどれも魅力的な色ですが、特にお勧めしたいのがこのミッドナイトブルー。

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隣にブラックを置かない限り、違いが判らないほど限りなくブラックに近いダークネイビーの色合いです。

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こうした色合いも当店ならではですが(予てから色の選定には一つのこだわりを持っています)、今回のニットの色合いも非常に魅力的な色に仕上げられています。

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同じボディを使い衿をクルーネックに仕上げたモデルがコチラ。

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まるで鹿の子のような織りを横にして編んだような独特な立体感が特徴。

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グレーにはメランジのライトグレーを採用しているのですが、この色もまた淡いトーンの中に味わいのあるグレーが醸し出された特徴的な色合い。

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Vネック、クルーネックとも着丈の裾に前後差をつけており、パンツ、スカートを問わずバランスノ取り易い形になっています。

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また袖をブレスレットスリーブ(凡そ9分袖)に仕上げ、より女性的で華奢な印象を作ってくれます。

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そして前出2型とは異なる印象を作るのは、このロングカーディガン。
一般的にスカートでもパンツでも腰回りが覆われる丈は非常に使いやすく、特にクルチアーニを身に着ける世代にとっては嬉しいディテール。

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腰のポケット位置や衿の幅などが、計算されていることに気付かされるこのカーディガンのバランスは、ニットのカーディガンというより、ジャケットのような羽織物としての魅力を大きく感じます。
(ボタンを開けて羽織る等、メーカーも同様のお勧めをしていました)

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カーディガンの作りで意外と見過ごされてしまいがちな、このボタンを取り巻く衿の幅ですが、この箇所が太く確保されていると、仮にボタンを留めた際にも、生地が引っ張られることが少なく、ボタン間が開いてしまうことがありません。
(※この症状を防止する為、裏地にグログランを縫い付けるブランドもあります)

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カーディガンもまた緩やかなカーヴを描くコクーン状のシルエットに、仄かにベルスリーブ状を作り出すリブの袖先を持っています。

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冒頭でも触れたようにクルチアーニの価格帯は比較的高価。
品質や作りへのこだわりはそのままに、今回のラインナップは全て3万円台という、クルチアーニを体感するうえでは格安とも言える、まさにエントリープライスです。

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クルチアーニが持つ高品質で高感度、そしてモノづくりへの確かな姿勢を感じるのに相応しい今回のニットラインナップは、間違いなくマストバイと言えるでしょう。

これからのトップスをお探しの方、或いはクルチアーニの魅力を体感したい方は、是非今回の新作をお見逃しなく。




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街中から人の姿が消え、夕方を待たずに静けさが街を包む様になった今週。
ふと公園に目を向けると花壇に真っ赤なチューリップが”凛”と咲いていました。

ウィルスなどどこ吹く風とばかりに、空に向かいまっすぐ伸びる花の姿に心癒される瞬間でした。

さて、お仕事をお持ちの方にとっては慣れないリモートワークやシフト出勤など、中々モチベーションを保つ事が難しい毎日が続いています。

元々SOHOや合同オフィスで仕事をする人々以外には新しい仕事の仕方、これまでは気にも止めなかった、仕事上の無駄を省いたり、気付ける良い機会になるのではないかと思います。

全てが嫌な事ばかりではありません。
こうして色々な物を見つめなおす時間が与えられることは、これまでの日常では絶対に無いもの。

この状況はどんな事も考え方次第では前向きな人生への一歩と捉える事が出来ます。
この時間を無駄にしないよう、全てにポジティブに向き合いたいですね。

さて、自分自身が試される今、服装が楽になればなるほど、モチベーションを保つ事は難しくなります。
着心地が良く居心地も良ければ、そりゃあラクしたくなってしまいますよね。
と、そこが大きな落とし穴で、戦うべき自分の姿(笑)

今日は本末転倒ですが、真冬を除いた全ての季節にお勧めしたい『MAJESTIC FILATURES』(マジェスティック・フィラチュール)のカットソーのご紹介です。

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当店での取り扱いも随分長くなりましたが、このブランドはフランス、パリに拠点を構える”カットソーを中心としたコレクション”ブランド。

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毎シーズン、数々のラインナップを揃えるMAJESTIC FILATURES。
我々が展示会に赴いた際にも、所狭しとギッシリ詰め込まれているのが印象的です。

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非常に沢山のコレクションがあるMAJESTICですが、やはり中心を担うのは様々な素材を使ったカットソー、インナーのラインナップ。

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素朴さとは違う、どこか女性的なディテールや素材を崩すことなく、独特な魅力を発揮するMAJESTICは、素材の全てにコンフォータブルを求めます。

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中でも私達がシーズンごとにオーダーし続けているのが、マイクロモダールを使った

「しなやかで艶やか、そして柔らかく動きやすい」

素材のカットソーです。

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カットソーを主力とするブランドは数あれど、MAJESTICにはMAJESTICの特徴的な心地良さと着心地、そしてフレンチブランドらしい女性らしさが宿っています。

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例えばこのシンプルでベーシックなカットソーは、一目見るだけでは解りづらい程シンプルな作りに見えるのですが、実際は背面の仕様や脇から裾へかけての美しいシルエットなど、女性の為のカットソーを知り尽くした一着です。

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背中の中心にボックスプリーツを仕込む事によって、胸元から裾まで緩やかな広がりを持ち、裾を外へ出しても、入れてもドレープを美しく生かした着方が出来ます。

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対して、袖はターンナップされる事によって腕を華奢に見せたりと、一着のカットソーの可能性を常に広げ、アップデイトを繰り返すのもMAJESTICの魅力の一つです。

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それらを作るのは非常に細かなモダール素材。
この素材はMAJESTICが度々使う素材ですが、それらにエラスタン(ポリウレタン)を織り交ぜる事によって、更に伸縮性が高い物になりました。

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ズバリ、今回のコンフォータブルな装いの答えは、MAJESTICが持っています。

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ラクチンな服装に持ってこいの素材と作り。
しかしそれだけでは無く、オフィスユースにも抜群の相性を見せてくれるのは、この素材の恩恵です。

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まるでブラウスの様な質感が作るインナーとしての表情は、コットン素材では作り得ない独特のもの。

例えるなら、Tシャツの良い所とブラウスの良い所を併せ持ったような存在と言えばわかり易いでしょうか。

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今回当店はこの素材に絞り3つの形をオーダーしました。
前出のラウンドネック、そしてこのVネック、更に後程ご紹介するスリーブレスの3種類です。

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Vネックは深さよりも横方向にも広がりを持つことで、よりインナー向きで使い易く、また女性らしい美しいデコルテを見せてくれるものに。

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スリーブレスは、当店では比較的愛用者が多く(各ブランドのスリーブレスが人気の中心になっている程)、レイヤードに適している他、真夏のインナーとしてこの上ないユーティリティを発揮します。

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肩ギリギリのラインから袖を切り落としたようなアームホールと、それらを女性的に見せる素材の柔らかさ、対してラウンドネックが女性の華奢さをより引き出す魅力を持っています。

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衿、袖はリブ留を、裾にはスリットを設ける事によって、一着での着用時にもブラウス然とした見た目を作ってくれます。

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裾を出しても入れても、Tシャツのような見え方はせず、やはりブラウス的な柔らかさや上品さを保ってくれるのも、この素材の魅力の一つ。

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MAJESTICが最も威力を発揮するのは春から秋までの長い期間。
それは週末でも仕事でも、常に女性のインナーとして、全てのスタイルの中心で居られるフレキシビリティにあります。

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フランスらしいフェミニンをカジュアルに映したり、或いは心地良さを毎日の装いに求めたり、特に今のリモートワーク中心の毎日には最適な存在とも言える今回の3型。

心地良過ぎて仕事へのモチベーション低下(?)も考えられますが(笑)、先ずは今の状況が終息しても使えるリアルクローズを増やしても良さそうですね。

この手の、ブラウス然としたカットソーは、今シーズン多くのブランドから仕入れています。
MAJESTIC FILATURES以外にも、様々なカットソーが揃っておりますので、是非今後の検討材料に加えてみては如何でしょうか。

とても心地良く、ストレスフリーを感じられるこれらのカットソー。
仕事はリモートでも、きちんと、そしてしっかりと。

心地良過ぎてモチベーションが低下してしまっても、そこは自己責任でお願いいたします(笑)




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全国的に市街地に静かな風景が広がり、私達の住む地域にも物音一つしない静けさが広がっています。
世界に目を向けて見ると、アメリカやロシア、中国の様に国土が広い国に比べ、国土が小さく人口が密集した国は、より多くの生活改善を強いられる事になるのですが、世の中が動かない事が生活に直結する今の状況は、色々な面で考えさせられる機会となっているに違い在りません。

より多くの人々が集中して今を耐える事が、きっと終息を早める事になるのでしょう。
今はネガティブな話題が多いと思いますが、心を空っぽに、時には愉しい事を考えたり、常にポジティブで居る事が大切だと私達は思っています。

さて、私達のお店は普段海外の商品が大半を占めますが、この秋以降、新たなラインナップが加わる事になります。

それは『ワンピース』です。

世の中にワンピースと区切っても、様々な物が在りますが、当店が展開するのはベーシック且つクラシカルな趣のあるもので、さらにパーソナルオーダーでお承りする事が可能になります。

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これまでもテーラードジャケットや、トラウザーズ、スカート、ベストやコート等、様々な物を仕立てて来ましたが、女性のワンピースへのパーソナルオーダーは、『あったらいいな』を形にしたものです。

人によって体形は様々な上、ワンピースの場合には特に、バストが大きな人、ヒップが大きな人、肩幅が狭い人、腰回りが小さな人、身長が高い人、低い人、胴長な人、華奢な人、ふくよかな人、と、男性以上に体格の違いが露骨に顕れるものです。

そんなナイーブな問題を解決するのがパーソナルオーダーによるワンピースです。

今日そのベースとなるファーストサンプルが到着しました。

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(現段階では)形のバリエーションは、衿型で3種類、袖で2~3種類、ボディで2種類で、それらを組み合わせ、更に各部の寸法を測りながら、お客様の理想に近い形に仕上げていくものになります。

このサンプルはラウンドネック+3/4スリーブ+フレアの組み合わせ。

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今回のパターンを担当した方はイタリア帰りの女性。
女性の身体を知り尽くしている事が良く解る、ウエストの始まり部分(絞りの位置)や、二の腕、アームホールの大きさ、丸みのある背中など、ファーストサンプルとしては非常に完成度の高い物になっていました。

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これらが好みの生地やお客様の想定する用途に応じて誂えられる事によって、幾つかの異なるテイストを作り出す事が出来る様になります。

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袖付きのパターンはかしこまった場所や、祝い事やお別れの時などに使えるセレモニー(サンプルがブラックのウール地の為、よりその印象が強いのですが・・・)にも使えるようになります。

まだまだ細部に手入れは必要としますが、今回のワンピースの最も気になった(良い意味で)部分が、ファスナー(背面)の長さです。

一般的に腰上あたりで止まる長さが多いのですが、今回のサンプルでは腰中央くらいまで伸びる長さのあるシームレスファスナーを採用しています。

この長さは脱ぎ着をするのに、とてもスムーズになる為、パターンを作った方の緻密さに天晴です。

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コチラはVネック+スリーブレス+タイトのボディの組み合わせです。

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元々ジャケットとの相性を前提にしている所もあるので、タイトのボディにはより精密なディテールを想定していたのですが、こちらのファーストサンプルも非常に高い完成度。

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フレアのボディと同じくウエストの絞り位置の高さが抜群に良い事と、それに加えて目を見張ったのが、バスト部分の作り。

無理のない、とても自然な緩やかなカーブで作られた立体的な造形は、このボディのパターンの秀逸さを窺えるものでした。

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また腰から下のテーパーも美しく直線的なラインの中に柔らかな印象を与える丸みを帯びるなど、ワンピースとしてのタイトラインが綺麗に顕れています。

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これらのボディやパーツの組み合わせを基本に、様々な補正や寸法を宛てて行く事で、ワンピースのよりパーソナルな一着が仕上がる事になります。

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女性にとって、ジャケットやスカート、パンツ以上にシルエットの美しさが求められるワンピースは、既製品としての完成度は勿論ですが、パーソナルオーダーとして誂えて行く上でも、一つの指標として完成されていなければなりません。

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(※裏地には高品質なキュプラを基本に、季節ごとに異なる提案を予定しています)

表地には今後100を超える多くの生地の選択に加えて、ワンピース専用の生地の選択も適う事になる予定。

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アイディア次第で夏はサンドレスを作る事が出来たり、お仕事の方にはロロ・ピアーナの様な3シーズン対応のウール素材や、それ以外にもリネン、フランネル、ウールシャギーなど、季節に応じた特徴的な一着を誂える事が出来る様になります。

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冒頭でお伝えしたように、ジャケットとの相性が前提の方にも、この写真からバランスの良さがお分かりいただけると思います。
(※ジャケットはeleventy)

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自然で美しい佇まいは、ワンピースとしての完成度無くして顕れるものでは在りません。

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意外な盲点として、テーラードジャケットがウエストのシェイプ(ドロップ)が強めの物に対して、既製品のワンピースのウエスト(絞り部分)位置が合わず、ジャケットの中からワンピースの生地だけが浮いて泳いでいるのを見る事がありますが、今回のサンプルで実証したように、ウエスト位置が合う事が、ジャケットとの組み合わせにも高い相互性を生み出すものになります。

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似たテイストを持つブランドの、それぞれのアイテムを組み合わせても、それぞれの意匠が違う事から親和性が保てないのが原因だったりしますが、そんな些細なディテールの盲点も、100%カバーできるものになります。

いつも皆様にお伝えするのですが、こうして見落とされがちな小さなポイントの完成度を高める事、つまり『バランス』が、自然で綺麗に素敵を作り出す事への第一歩です。

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恐らくは当店が求める物、箇所、仕上がりの条件は、他様が求めるものとは違う所に在るかも知れません。

然し、そこに拘りを求める理由はいとも簡単で、

「お客様が自然に着て、美しく、格好良く見える」

こと、それが全てです。

お客様にとってお店は信頼で在り続けなければなりません。

信頼のもと美しい形を作り、それを安心のもと着て頂く、それ以上は必要ありません。

どこかに妥協があるままに誂えてしまう事は、お客様の信頼に楯を突く事になります。
お客様が目を向ける場所で無くとも、私達が長年拘る「バランス」だけは、しっかりと作り続けなくてはなりません。

今回のファーストサンプルは、これまで幾つかサンプルを見て来た中でも1、2を争う出来栄え。
細部に手入れを加え、次なるセカンドサンプルの時には、更に完成度の高い一着になっている事でしょう。

予定では9月頃、皆様に新しいご提案と共に、店頭用のワンピースを幾つかご用意させて頂く予定です。(既製品)

どうぞコロナ禍にめげず、次なる楽しみに向けてポジティブに参りましょう。




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夏が近づくとオリーブ色が増えて行く当店。
オリーブ色にも様々な色があり、とても濃いダークオリーブやカーキ、ベージュに近いオリーブや褪せたようなライトオリーブ、グリーンに近いミディアムなオリーブなど、実はオリーブ色と一口に捉えても、その色の趣は様々です。

これはベージュにも同様の事が言えるのですが、特にホワイトとの相性を考えると最もフレキシブルに使えるのがライトオリーブ。

春夏に必ずと言って良い程取り入れる人が多いホワイトに、ライトオリーブを組み合わせるだけで、特別な味わい深さを得る事が出来ます。

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それはボトムスに取り入れたり、トップスに取り入れたり、常にホワイトを組み合わせながら取り入れると、爽やかさが得られるのも春夏のオリーブカラーの特徴。
(使用写真商品:ニット/Daniele Fiesoli、スカート/European Culture、サンダル/Corso Roma.9、バッグ/Laura di Maggio)

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その爽やかさを生み出すのがライトオリーブなのですね。
逆にコントラストをはっきりさせてオリーブを取り入れるなら秋冬が効果的ですが、特に女性の場合にはクリーンさが求められる事もあり、当店では長らく春夏の色にライトオリーブを多く取り入れています。
(使用写真商品:ジャケット/eleventy、ブラウス/Fil Noir、トラウザー/Vigano、パンプス/Fabio Rusconi

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オリーブカラーと同様にホワイトと相性の良いブラウンも、ホワイトの分量を多くすると、ライトグレーやチャコールグレーの様な落ち着きのある色が、より爽やかに映る効果を生みます。
(使用写真商品:ニット/Daniele Fiesoli、ジャケット/eleventy、ジーンズ/haikure、パンプス/Fabio Rusconi

年々増えている春夏のオリーブ贔屓のお客様。
当店には数年前には考えられなかった程、春夏にオリーブやブラウンを求める方が非常に増えています。

但し、まだオリーブ色を取り入れるのに抵抗がある、と言う方にお勧めしたいのが、今日お勧めするEuropean Cultureの一着。

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パンツでは当たり前のカーゴパンツも、スカートになると印象が変わります。
但し、そのディテールにはミリタリーの好き嫌いもあるのですが、このスカートは「オリーブ色」をより魅力的に見せる為のディテールとして、それほど押しの強さの無い「ミリタリー」感を付けています。

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実は素材にその秘密が在ります。
一般的にカーゴパンツのディテールをスカートに取り入れると、どこか泥臭さを感じる様な独特の「重さ」が在るのですが、このスカートに使っている素材は、非常に軽いポプリンのストレッチ素材。

手に持った瞬間「軽さ」を感じる程の仕上がりで、更にウエストのドローストリングスを使ったベルトラインは、背面に(European Cultureが得意としている)エラスティックを組み合わせ、どんな腰位置で穿いても、またどんなヒップ形状でも、尻上が背中に沿う様にフィットするフレキシビリティを持っています。

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ディテール面では両サイドのフラップ付きポケットやウエスト回り、そして裾のスリットがあるのですが、この軽さを匂わせるのは、この素材とこのライトな味わいのライトオリーブのお陰なんですね。

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裾のディテールもまたカーゴパンツ由来の物としてアジャスタブルのボタンが設けられたり、全体のシルエットにもふんわりとした立体的なシルエットが作られたり、スカートのようでいてパンツのように見える(使える)一種独特なテイストのスカートでもあります。

何故このスカートが、オリーブを初めて取り入れる人にお勧めかと言うと、それは色の薄さ(退色したような淡いオリーブ色)や、生地の軽快感もさることながら、多くのアイテム(Tシャツ、カットソー、ニット、テーラードジャケット、ブルゾン、ダウン、ベスト、デニムジャケット…)に組み合わせし易く、またこのスカートが持つミリタリーのテイストが全てをスポイルしてくれる為、とても簡単に合わせる事が出来るからなのです。

似たような形のスカートは、目にする事があっても、色の濃さや生地の重さを比べて見ると、きっとこのスカートの魅力が「感覚的」でも感じられると思います。

長年、春夏の装いにオリーブをお勧めしている当店。
その色の選択には、必ず意図するところが在ってオーダーをしておりますので、是非今年はオリーブを取り入れてみようかな?と言う方、或いは新しいオリーブのアイテムを入手しようかな、と言う方は、この新作のスカートを検討の一つに加えてみて下さい。

きっと出番が増えると思いますよ♪




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