IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

February 2020

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依然冷たい空気に包まれている長野地方。
今日も寒さを覚えずには居られない一日になりました。

想像以上の影響を与えている今回のウィルス対策。
政府による不要不急の外出自粛、学校などへの休校要請などによって、街中には週末の賑わいがいつもより少ないように感じられます。

一国民、一市民として言いたい事は山ほどありますが、現場への影響を省みず簡単に口にしてしまう現在の行政には聊か不信も噴出するのは致し方ない気もします。

特に経済を支えている多くの企業にとって、(休校を含む)外出の自粛は、仕事に従事する男性女性、或いは世の母親たちに於いても影響し、単に仕事の能率や生産性が上がらないだけでなく、全てに於いて停滞を生みかねない、そんな現状がこれから散見しそうです。

昨年の自然災害以降、増税に付随する対策不振、そして今回の初動の遅れが指摘される疾病対策、果たして現在の政治家たちにとって国民の思いは感じられているのでしょうか。

思い出されるのが昨年の台風の被害。
行政よりも先に動き始めたのは個人や市民団体でした。
今回のウィルスへの対応も熟慮された対処方法がとられていれば、現在の状況よりは幾分ましだったと言えます。

全ては結果論ですが、机上の空論を振りかざす政府と、振り回される国民。
国民が選挙を通じて選んだ現在の政府ですが、最近の後手に回る余りある行動は、もはや国民は税収を得る為だけの国畜とでも言わんばかりに感じられても仕方無い気もしました。

別れと出会いの季節でもある2月、3月は、多くの人、多くの子供たちにとっても楽しみや希望にあふれる季節です。

スポーツ、旅行、新たな生活、全ての出来事に想像以上の大きな影響を与えているこの度のウィルス騒動。
一日でも早く、全てが良い方向へ進んでくれる事、そして一日でも早く改善方法が見つかってくれる事を祈るばかりです。

時事はこれ位にして、今日も新しい商品の入荷が御座いましたので、一部をご紹介です。

春が近づくと鮮やかな色やパステルカラーなど「色モノ」に目が留まりやすくなりますね。
対して、グレーやベージュの様なペールトーンは、秋冬のそれとは違い、どこか軽さを感じさせるものが増えて来ます。

それは素材であったり、微妙な色のトーンであったり、同じペールトーンなのに何かが違うと感じさせるから不思議です。

今日はそんなペールトーンに的を絞った二つのアイテムをピックアップしました。

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元々ペールトーンは女性にとって、穏やかで物静かな印象を与えてくれる色でもあり、またそれらを身に着けると、どこか落ち着きと共に嫋やかな印象を与えてくれます。

それらは洋服だけに留まらずバッグやシューズなど革製品に於いても同様です。

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今日入荷したこのシャープさとフェミニンさを併せ持つユーティリティトートは、イタリア、ナポリのメーカー『Andrea Cardone』(アンドレア・カルドネ)の物。

昨秋も人気だったこのブランドは、昨日ご紹介させていただたMarco MasiやLaura di Maggioの様に、高い技術とコストパフォーマンスを武器に多くのラインナップを世界に送り出しています。

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Andrea Cardoneはイタリア、ナポリを拠点に50年以上もの間、革製品を作り続けるブランド。
歴史と先進性が融合された様々なデザインは世界各国にその魅力を広げています。

このブランドの魅力の一つに優れたデザインが数多く揃う点があります。
その中から当店が選んだのが前出のトートバッグ。

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とても柔らかくしなやかなシュリンクレザーを素材に、最もユーティリティ性の高い横長のトートバッグに仕上げ、ハンドルは肩掛けが可能な長さに、そして何よりシンプルなこのトートバッグにシャープな表情を与えてくれるのが平天のスタッズです。

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スタッズと聞いてハードな趣を連想する方も少なくありませんが、平天のスタッズにはむしろ表情を作る上では優しく、そして違和感のないアイキャッチ的な魅力しかありません。

このスタッズが、ベースカラーに使われているAntique Pinkと名付けられた淡いピンクベージュの色合いを調和し、シャープさとフェミニンさの両方が共存する物に仕上下ています。

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また両サイドに伸びるスナップ式のストラップは、両サイド同士を留める事によって形を変え、荷物の量などによって中身の散乱を防ぐ役割も担っています。

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横長から、やや正方形に近い状態になり、ほんのりコンパクトな形に変わります。

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またトートバッグのデメリットの一つでもある荷物の散乱を防ぐべく、専用のポーチも付属。
このポーチの素材は、本体のライニングにも使用されている起毛質のファブリックと似せた生地を使っている為、トートバッグの中身がバラバラに見える事が在りません。

こうしたチョットした事なのですが、女心を解っている作りもまたAndrea Cardoneの魅力の一つかも知れませんね。

オンからオフまで存分に使える新たなバッグ。
季節の変わり目に揃えてみてはいかがでしょう。

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そしてもう一つのペールトーンは、こちら『CORSO ROMA.9』(コルソ・ローマ・ノーヴェ)のクロスストラップサンダルです。

このブランドについては、もはや説明不要ですね?
これまで某有名ブランドたちのOEMを手掛けていたシューメーカーでもあり、近年は独自の創造によるコンサバティブで、女性らしい足元を質の高い作りで届けるイタリアのブランドです。

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実は今回オーダーしたサンダルは、当店では過去に何度かオーダーをしてきた人気のある形。
ヒールの高さが8㎝超であることを全く感じさせない、安定感のあるセットバックヒールは縦横どちらから見ても太さを感じさせる事が無く、それでいて革質の柔らかさによって歩き易さも併せ持つモデルです。

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今回のモデルでは甲のストラップを一文字ではなくクロスしたタイプを採用し、ヌーディーな足元を作るTortola(トルトラ:伊語で野鳩を意味します)カラーをより女性らしく見せています。

革質の柔らかさは、とにかく柔らかな感触と足に添って馴染みやすそうな物で在る事が直ぐに伝わるほど。

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またこのサンダルの人気の理由は、足首をホールドするストラップが、それぞれエラスティックを取り入れる事によって足の動きにフレキシブルに着いてくる事。

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踵側のエラスティックは、柔らかな革をより自然に腱に添わせ、インサイドの付け根にあるエラスティックは、それらを自在に伸縮させるなど、サンダルのデメリットである脱げやすい状態を極力排しています。

女性にとってヒールのあるサンダルは、春夏の女性らしさを演出する上で、よりオンナっぽさを作り、また日常的な装いでも素敵に魅せてくれる、まさに女性だけの特権的存在。

今回のスウェード、そしてトルトラと言う穏やかなペールトーンによって、派手な女性らしさではなく、『嫋やかな女性らしさ』を作り出してくれるお勧めの一足になりました。

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常に女性の足元や手元には、同じ物ではなく、多くのバリエーションが無くてはなりません。
男性には理解し難いものでも、どれだけミニマリズムが叫ばれても、女性にとってのバッグと靴への情熱は絶える事が無いのです。

否、絶えてはならない物なのです。

この記事をご覧になられている諸兄の中に

「靴(或いはバッグ)なんて幾つも持っているだろう?」

とか

「足(或いは手)は二つしかないんだよ?」

などと口走っている方が居たら、それはナンセンスです。

身近にいる女性が素敵に着飾っていたり、魅力的にオシャレをしていたら、パートナーであるご自身も嬉しいはずです。
これを機に、近い春のプレゼントとして差し上げてみても良いのでは?

と、このように今日は脱線も致しましたがペールトーンのお勧め2つをご紹介させて頂きました。

色は季節で語るものではなく、個性へと変えるものです。

この春のペールトーンを、是非皆様の個性に変えてみて下さい。




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2月も終わり間近となった途端、突風や吹雪による荒れた天候に。

今日は一時的に都内へ展示会に出向いておりましたが、空は珍しく青く、白い雲が浮かんでいるのにも関わらず、風が冷たい一日となっていました。

しかしこのジェットコースターの様な天候も、春が近づくと共に好例の荒れ模様。
寒さは耐え難いですが、少しずつ春の兆しを感じさせるものになって行きそうです。

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さて店内は徐々に春の色が増えつつ在り、落ち着いた色合いの多い店内に鮮やかな色合いが目に映る様になってきました。

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特にインポートが大半を占める当店にとって、今年はウィルスによる国内への荷物の到着にも影響を及ぼしており、聊か遅れ調子になっています。

然し、まだまだ寒い2月を過ごす私達の土地にとっては丁度良いテンポかも知れません。

今日は新作が幾つか到着しているのですが、中でも季節を問わず今から使いたくなる『バッグ』の新作を幾つかご紹介。

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一つ目はイタリアの「Marco Masi」(マルコ・マージ)の新作。

昨年当店で展開して以降、その作りの確かさと丈夫な物作りに魅入られた方も多かったMarco Masi。
この約一年の間に、非常に沢山のセレクトショップやデパートでも展開されるようになり、その名は知らずとも、幾つかあるMarco Masiのアイコン的形でピンと来る方も多いのでは無いでしょうか。

元々、一流メゾンブランドのOEMを手掛けている同ブランドは、抱えている職人たちの高い技術力を生かし、一点一点手作りしている為、一つ一つのバッグに感じられる細やかさが良く解ります。

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今日到着したMarco Masi第一弾は、このナッパレザーとラフィアを組み合わせた巾着型のバッグ。
この形はMarco Masiの中でも非常に人気の形でもあり、また春夏にはレザーとラフィアを組み合わせたモデルが多く輩出されるため、その色の組み合わせや素材の組み合わせによって、様々な表情を見せてくれるバッグです。

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男性でも巾着人気ですが、女性は元々この形を好む方も多く、何より気軽に持てる事、またアクティブに見えそうで実は上品に映る、そんな高いフレキシビリティが魅力です。

今回当店ではアイボリーのナッパとナチュラルなラフィアを組み合わせ、共にきめ細かなレザーと細かな編地の上質さが一目でわかる物に仕上げています。

どこかクルーズ感を感じさせる新鮮さもいいですね。

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そしてもう一つ、当店では長らく取り扱いしている、同じくイタリアの老舗ブランド「Laura di Maggio」(ラウラ・ディ・マッジォ)。

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このブランドはイタリア、ボローニャの工房で職人たちが手作りするブランドですが、その高い技術力と展開力、時代と共に進化するデザインなど、今日のLaura di Maggioを支えている多くの魅力は沢山ありますが、何と言っても最大の魅力は「高いコストパフォーマンス」です。

そのLaura di Maggioに今回オーダーしたのは、前出のMarco Masi同様、ラフィアにフォーカスしたラインナップです。

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今季ラフィアのバリエーションが多数あるLaura di Maggioの中で当店がフォーカスしたモデルはこのスクエアのショッパータイプ2型。

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スモールサイズにはグレージュのラフィアにデニム素材のサイド、そしてトリミングはレザーを組み合わせしました。

コンパクトでも常にしっかりと物作りをするLaura di Maggioは、今回のモデルでも専用ストラップを用いており、斜め掛けが出来る他、インナーに専用(同素材)のポーチを備え、ポーチ単体にもD管を介してストラップが付けられるようになるなど、"いつも通り”の配慮が。

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ミディアムサイズはスモーキーブルーのラフィアにデニム素材のサイド、そしてトリミングはレザーを合わせています。
こちらもまた専用ポーチを備え、スモールサイズ同様にストラップを付ける事が出来ます。

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Laura di Maggioはただコストパフォーマンスが高いだけではなく、独自のデザインを展開しながら、その時代に則したディテールを取り入れたり、色や素材に特化した"その国"にあった形を作り出すなど、非常に高い機動力があり、世界に何十万とバッグを送り出しているブランドです。

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今回のラフィアを取り入れたシリーズも、形そのものはクラシックですが、異素材の組み合わせやリゾート感あふれる色の組み合わせなど、Laura di Maggioだからこそ表現出来る世界観やプライスが備わっています。

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その他にもLaura di Maggioでは、こんな某メゾンの様なバッグもオーダーしています。
両脇に設けられたハンドルを介して伸びるのはショルダーとして丁度良い柔らかな革のストラップ。

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元々革の選択にも厳しい管理を敷くLaura di Maggioゆえ、ふんだんに革を使ったバッグには一つとして欠けやヌケなどが無く、上質な革を丁寧に縫い上げている事が伝わって来ます。

今や多くのショップで見かけるようになったLaura di Maggioも、セレクトするお店の世界観や、独特なオーダー(組み合わせ)等、バリエーションも豊富になり、お気に入りの一点を見つける楽しみも広がって来ています。

今回当店が揃えた各ブランドのバッグには、一つのまとまり在る世界観を元にオーダーしています。
春、そして夏が恋しくなるような、そんな上品で爽やかな潮風を想像させるようなバッグのバリエーションです。

今直ぐにでも使えるバッグ。
春夏の洋服に身を包むには、ほんの少しだけ寒い気もしますが、バッグならば直ぐに持てそうですね♪




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依然猛威を奮っている新型ウィルスの拡大。
端を発した中国本土では患者数が限定的ではあるものの減少傾向にあるとか。

日本は報道が全ての情報源となる事も多く、自ら情報収集するまでには至りませんが、過剰反応も善く無し、無関心も善く無し、全ては『正しい情報』と『正しい対処法』を身に着けることが大切。

人から人へ聞き知る内容をそのまま鵜呑みにして次へと伝え、伝言ゲームの途中に尾びれが付いたり、と"右に倣え主義"が身に沁みついている日本人にとって、災害同様、病への正しい知識や対処法が乏しい分、どこか「自分だけは大丈夫」の様な根拠のない慢心が在るような気がしてしまいます。

全国の人達それぞれ、言いたい事は山ほどあると思います。
国や自治体、個人のモラル、多々ありますが、先ずは自らが正しい情報と知識、対処法を得る事、そして正しく守る事が大切なように思います。

私達の住む長野地方では、昨年の台風の被害からなる経済的影響もままならない状態から、再びウィルス蔓延による今後の様々な経済的打撃は、各都市部だけの問題ではなく、向こう数週間もの間、集団での娯楽や催し、隔離的地域が発生する事を考えると、益々人事ではなくなります。

我々は

正しい情報と正しい知識

これが全てで在る事を昨年の台風の災害から学んだはずです。
今回の状況も「正しい」対処を行いたいものです。


さて、店頭には今日新たにメンズの新作が到着いたしました。
昨日のブログでも触れておりますが、どこかクルーズ感のある物を提案の一つに加えている今季は、イタリアのMichelacci Daniloの新作にも生かされています。

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真っ白な特殊素材を使ったフィールドパーカやアウトドア感のあるベストなど

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今季のMichelacci Daniloにも当店が織り交ぜたいテイストが在りました。

これまでM.I.D.A -Michelacci Danilo-(ミダ -ミケラッチ・ダニーロ-)としてイタリア生産によるラインナップを展開していたMichelacciは、今シーズンより『MD 11 VDC』と新たなブランド名を以て再スタートを切っています。

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ミリタリーテイストを軸に本格的なスペックやギミックを取り入れたMichelacciのアウターを中心とした魅力はそのままに、環境にも配慮した様々な先進素材を取り入れ、イタリアらしい洗練されたデザインと拘りのあるディテールによって、より魅力あるブランドへと進化を続けています。

そのMD 11 VDC(以下ミダ)のラインナップの中で、Michelacci時代から変わらず高いコストパフォーマンスを誇るのが『ニット』。

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これまでもファブリックメーカーの糸を使った心地良いニットを作り、更にそれらをラグジュアリーではなく"必ず"洗いを加えて、自身のブランド観に近付けた上で展開するMichelacciらしい、「上質のカジュアル化」を計って来ました。

それらの真髄は引き続き受け継がれ、今回のハイゲージのコットン糸を使ったニットでも

心地良さ

が直ぐに伝わって来ます。

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糸の細さと柔らかく滑らかな触り心地は、これまで同様上質な糸である事を、指の感触を通じて直ぐに伝えて来ます。

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今回当店がオーダーした細い縄編み(ケーブル)のニットは、その繊細な糸を使い尚且つケーブル編みの縦軸とリブ状の縦軸を交互に配置する事によって、厚みやボリュームの無い上品な仕上がりになっています。

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ベーシックで定番的なこの手のニットも、ケーブルの並び(配置)や糸の細さだけで全く異なる表情を作ります。

「そこまで考えてオーダーしていないでしょう?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は"考えています"。(笑)

クルーズ感のある装いが恋しくなる春、そして大人のリゾート感を装うには「質の高い」ニットは必須の存在です。

とは言え、どれもこれもが高価な訳ではないと言う事を、いつもミダは我々に教えてくれるブランドです。

さり気ないニット一枚がジーンズやトラウザーズ、果てはショーツに合わせるだけで、どこか違う雰囲気を作り出してくれる妙は、実はこの糸の細さや全体の表情が作る物です。

これからの季節、インナー利用やレイヤードも含め、必然的に出番が増えるコットンのニットは、春から夏、そして秋まで使えるマルチアイテムの一つでもあります。

アウターがメインアイテムであるミダの中で、敢えてピックアップしておきたい我々お勧めのアイテムです。

是非一度その手で確かめてみて下さい。




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早いもので2月も終わりに近付いています。
今年はうるう年にあたる一年。
いつもより1日多く2月を過ごす事になりますが、今週は再び気温が下がるようですが、春と冬の狭間の御洒落をいつも以上に愉しんでおきたいですね。

今月は沢山の催しが続き、店頭にお見えになる御客様方も聊か頭が混乱しつつ、今は何を身に着けて良いやら、何をして良いやら、イベント事も続く季節だけに、御洒落に気が回らないと言う方も多い様子。

そんな思いを知ってか知らずか、当店スタッフは店頭に届いた新作のバッグに夢中。

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先日届いたばかりのACATEのワンショルダー「ORA-CANVAS」がそれ。

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バックパックでもなく、ボディバッグでもなく、そしてナイロンでもないACATEのショルダー。
かつてキャンバス地にロープをストリングスにあしらったミリタリー出自の物や、ナイロン製のアウトドアなバッグが世の中に出回った事が在りましたが(何十年も前の話です…)、大きさが違ったり、重さがあったり、程良い大きさや軽さを持つ物があまり有りませんでした。

その点、このバッグは軽さも丈夫さも備え、何と言ってもライニングにスウェード(人工スウェード)があしらわれているだけで、何かソフトで質感の良い感触が心躍らせるのです。

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男性にとってのバッグは必ずしも必要不可欠ではないと言う方も居るかも知れませんが、御洒落を愉しむためには必要な脇役でもありますよね。

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どこかクルーズ感(船旅はしたことが在りませんし、行くあてもない上に、むしろ船酔いしそうですが)を感じさせるこのバッグには、仄かな潮風を感じさせる風貌と、プレッピーな装いにも合わせ易いなど、何気ない日常の装いにピッタリハマってくれる存在なのです。

2月、3月、そして4月と世話しい毎日が続きますが、まったく無関係とも思えるこのバッグも、その世話しさが過ぎた頃、長期連休と言う大きな出番がやって来るかも知れません。

今、最もスタッフが気に入っているこのバッグ、是非店頭で実物に触れてみて下さい。
きっと興味の無かった方々にも、ジワジワと心揺さぶる何かが在る事に気付いて頂けるはずです。




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当店には様々な依頼が集まるパーソナルオーダー。
その用途はビジネスに始まりカジュアルまで、ジャケットやコート、ベスト、トラウザーズと可能な限りアイディアを繋ぎ合わせて顧客様の要望に近付ける作業をします。

特に私達の仕事を愉しくさせてくれるのが『オフユースのオーダー』です。

ビジネスシーンでのオーダーが愉しくないのではなく、仕事上制限のあるオーダーとして、依頼主が使いたいと思う生地が使えなかったりする事も多く、その反面オフで使う為のオーダーには、普段選ぶ事の無い生地や仕事とは無関係の生地などを選べたりするためです。

そんな中、今日は年末にご依頼を承った顧客様が(県外在住の為)ようやくお受け取りに見えられ、そのご依頼の"コート"をご紹介させて頂きたいと思います。

遡る事2か月前。
顧客様のオーダーは一つのテーマのもと始まりました。

それは当店が顧客様方と共有して見ている「海外のスナップ写真」に在る数枚の写真。

元々当店が昨年からお勧めしていたオリーブカラー。
それらにリンクした『オリーブカラーのコート』を着たスナップ写真の数々。

経緯は過去のブログにも記しておりますので、ご興味のある方はコチラからご覧ください
過去ログ(1)(2)

女性が纏い、尚且つ女性的で在りながら"ミリタリー"ぽさを感じさせるもの、それらをコートで表現する事から提案し始めました。

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ズバリ、テーマは『フレキシブルに使えるミリタリーテイスト』のコートです。

このテーマをそっくりそのまま取り入れる訳ではなく、顧客様の要望でもあった「ジャケットやスーツの上にも着られて、カジュアルにも着られて、その後もアレンジで楽しめる物」である事が重要でした。

そこには当店が誂えた物は、後々アレンジを加えて何年も楽しめる様、「その先何年後の姿も想像しつつアイディアを提案する」長いお付き合いを得られるものである事も前提です。

アイディアは様々でしたが、今回このお客様に提案し、そして誂えて頂いたのが脛下まで長さのあるダブルブレステッドのロングコート。

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このお客様は身長が165㎝と高く、そのままの寸法でお作りするよりも、幾つかの変更を取り入れ、向こう何年かのち、再び補正を行ったり、アイディアを加えて様々な愉しみを得て頂く様にしました。

勿論、見た目だけでは何も判りません。

目に顕れる箇所で当店が実際の採寸とは別に確保したのが、肩幅、背幅、胸幅、袖筒、アームホール、腰位置、ポケット・ボタン位置、長目のベント、そして着丈のストレッチ(長くする)。

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人には必ず『美しく見える箇所』があります。

このお客様の場合には恵まれた165㎝の身長を活かしつつ、脚が最も綺麗に見える丈(A)を先ず決定しました。

女性にとって膝下の"どこ"で丈が終わっているかは非常に重要です。
それはコートに限らず、スカートでもジーンズでもパンツ全般にも言える事。

当店はこのバランス位置をとても重要視します。
(その為既製品でも一人一人丈詰めする位置をお伝えしながら変えています)

次に身長に対してボリューム(大きさ)だけが突出しないよう、ウエスト位置を高めに作りました。(B)

これと共に背面のセンターベントも非常に深い位置まで長く取っています。

この二つだけでも『ウエストコンシャス』な見た目になります。

勿論、ボタン位置やポケット位置も準じて高い位置に設置。
(写真ではフラップをポケットの中にしまっていますが、実際はフラップポケットです)

そして最も頭を悩ませたのが(C)の袖筒の幅です。

通常ならば採寸した通りに腕に沿う様な寸法でお仕立てした方が、女性の場合にはほっそり美しく見えると考えるはずなのですが、今回ご要望の中にもあった「スーツやジャケット」「厚いニット」を着て、更に羽織れる物と言うお申し出に沿って、ややゆとりを持たせつつ、肘回りだけを絞り、再び袖先で広がりを作る(実際にはそこまで大袈裟に寸法は取っていませんが)事でご納得いただきました。

今日お受け取りに見えた装い(ハイゲージのニット一枚)でも、腕が泳ぎすぎる事なく仕上がりました。

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更に上胸がある為、前身幅の補正を行い胸回りを窮屈にせず、ゆとりを持たせ、更にラペルの幅も広げる事によって胸回りも自然な表情に仕上げています。

その他にも数字上にしか表れない数々の工夫を取り入れながら出来上がった今回のコート。

実際、店頭に何度か足を運んで頂いていると「このお客様の美しく見せられる場所はここ、ウィークポイントはここ」と、そのお客様の体形に最も最適なバランス装いが提案出来るようになります。

フィッティングを終えた顧客様から

「ああ、思い切って作って良かった」

との言葉を聞いた時、我々の仕事の中で、最も充実感を得られます。

更に素材のご提案や選択に間違いがなかったとも仰って下さいました。

生地見本ではマットに見えていたこの素材(Canonico社製フランネルSuper100's)も、仕上がると素材そのものが持つ微光沢が生まれ、特にコートの様に長い尺を使いたなびく様に流れる生地には、より光沢が目に解り易くなります。

こうして、先ずは仕上がりを愉しんで頂き、今後はボタンをホーン(水牛)からメタルのボタンに変えたり、ウエストに太目のレザーベルトをあしらったりなど、これからの楽しみ方も提案しつつ、お客様と共にアレンジや楽しみ方を考えて行く喜びも在ります。

一つのテーマ

に基づき始まったパーソナルオーダーは、何を作ろうか?と悩みながら作るよりも、各段に納得のいく仕上がりや世界観の共有、提案が適えられるものです。

いよいよ2週間後は春のパーソナルオーダー第二弾が始まります。
これから生地の検討に入られる方も、或いはお気に入りのスナップをお持ちの方も、是非お気軽に店頭へご相談にいらして下さい。

そして何を作ろうか考えられない、、、と言うノープランな方も、当店へ「丸投げ」でも大丈夫です。
今後愉しむための一着を、ストーリー性を持ってご提案させて頂きますので、是非ノープランの方も、先ずは気軽にご相談下さい。

最後に決めるのはお客様ですが、きっと納得のいく一着が出来上がると思います♪




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2月27日、3月5日、12日、18日、26日
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