涼しくなったかと思った途端、日中はまだ時折暑さを感じる日が続いた週末。
いよいよ9月も終わりが近づき、ご来店の大半の方々が季節を意識し始めています。
連日の新作到着に、これまで多くの方が頭を悩ませながらも、少しずつ秋冬の装いを愉しみはじめました。
そして今日は再び男性物の新作をピックアップ。
ビジネス中心ではなく、週末や平日、特にカジュアルな装いを愉しみたい方々へお勧めしたいニットブランド、その一つがイタリアのBAFY。
BAFYは、ルイ・ヴィトンやブルネロ・クチネリなどのラグジュアリーブランドのニット生産も請け負うなど、その魅力は様々なディテールやデザインから伝わって来ます。
自社ブランドとしてのBAFYは、凝った編地や素材のクォリティをコントロールしながら、高いコストパフォーマンスも魅力の一つとなっています。
そんな魅力タップリのBAFY。
今シーズン、当店がオーダーしたニットの中から、今日は4種を挙げて見ました。
先ず一つ目は、全体にケーブル編みを使ったニット。
このニットが入荷した途端、非常に沢山の称賛を頂いたのは、何と「女性」のお客様方でした。
クルーネックの衿型に、フードをフェイクレイヤードした凝ったディテールと、何と言っても、その糸の心地良さに、女性のお客様が「欲しい」と呟くほど。
実はこのニットに使われているのは、SUPER100'Sのウールを使用し、丹念に編み込まれた事による
艶やかさと柔らかさ
による肌触りの良さを特徴にしたもの。
最近ではこれらの細糸を用いたニットが比較的増えて来てはいるものの、それらの多くはハイゲージであったり、高価であったりと、嗜好によるところが多かった訳ですが、BAFYはそれらを加味したうえで、違った角度からの表現をしている様に思えます。
この心地良い素材を使った事によって、触れた瞬間から気持ちよさを感じ、またニットと言う「温もり」を求める物ゆえの安心感に似た感覚が生まれます。
更に、それらをフーディーに仕上げる事で僅かな遊びを加え、実に大人らしい休日の一着を得ています。
カジュアルに愉しむニットはアレンジや組み合わせを考えるよりも、ただただ楽に着られて、それらが素敵に見える事に越した事はありません。(特に休日は)
このニットはまさにそんな痒い所に手が届く一着と言えるのかも知れませんね。
二つ目はこのブークレ調のクルーネックです。
アルパカを混じえた五者混紡糸を使って編まれたこのニットは、ブークレ調のふんわりとした雰囲気が魅力の一つですが、何と言っても驚くのは、このニットの
軽さ
です。
空気を含みふんわりと膨らむ事によって生まれるボリュームや、色から得られる温か味のある雰囲気は、この糸、この色、そしてシンプルなこの形によって作り得たもの。
肩肘張らずに過ごしたい週末は、軽さと暖かさ、洒脱な色の組み合わせによって、楽~に、そして楽しめる1着が良いですね。
勿論、テラコッタの色合いも抜群に魅力的です。
三つ目はこのチルデンセーター。
チルデンセーターと聞いてアイビーなテイストを連想する方も多いと思うのですが、今回BAFYで作られたこのチルデンは、とにかく
爽やか
な配色。
更に毛足を丁寧に揃えられたヴァージンウールの使用によって、まるで春夏のニットの様に、滑らかで柔らかい仕上がりに。
また衿回り、袖、裾のラインは、太いピッチを巧みに使う事によって、堅苦しい印象が付きづらく、とにかく爽やかな印象ばかりが先行します。
このニットもまたケーブルを主に使用し、全体が落ち着き過ぎず、適度なトラディショナル感を作りだしています。
レイヤーを避け、敢えて一枚で着たくなるチルデンセーターに仕上がっています。
そして、最後にお勧めするのが、こちらのガーメントダイのタートルネックです。
最近BAFYのニットには、ブランドの紙タグと共に手書きで製品表示やアテンションを記した紙が重ねられています。
そこには、このニットの注意書きが記されているのですが、その中に記されているHAND CRAFTEDの文字。
このニットは、製品を手染めによって仕上げ、更に洗いを行い、その手作業から得られる独特の風合いや仕上がりを堪能する事が出来ます。
このガーメントダイの工程をより表情として愉しめ、解り易くなるべく、当店ではこの絶妙なカーキブラウンの色をオーダーしました。
これによって作られた色の表情は、何とも言えない味わい深い色合いを醸し出し、手作業による恩恵を多分に表現してくれています。
またこのニットは加工を行っているにも関わらず、素材そのもの(糸そのもの)の滑らかさは失われておらず、見た目からは想像出来ない程、柔らかさと滑らかさに心揺さぶられます。
かつて、当店スタッフがBAFYのニットを着て、某スコットランドのブランド展示会へ伺った際、ブランドのCEOから
「あなたが着ているニットは、どこのブランドのものですか?」
と聞かれ、関心を持たれた事がありました。
ニットと言えばスコットランド、そのスコットランドの老舗ブランドの人でさえも、目を見張る物があったという事なのでしょう。
それは編み方だったのか、糸のボリュームだったのか、或いは色だったのか、それは未だ知る由も在りませんが、一つだけ言える事は、
同じ土俵に居るブランドが気になる物
で在ると言う事です。
独自性を貫くそれぞれのブランドが、その高い技術力やアイディアを競い合うニットの世界。
高級な物を作る事は簡単でも、程よい価格で魅力を作る事は、中々難しいものです。
BAFYは、数々のラグジュアリーブランドを手掛ける事で培った知識や技術、そして審美眼が、間違いなく、こうしたニットの魅力を高めているに違いありません。
まだ試された事の無い方、或いはBAFYのニットをお好きな方も、是非この秋冬の新作を試してみてはいかがでしょうか。
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