IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

May 2019

8517EACA-710C-43C5-BD8F-8161055E7A5D
爽やかな空気に包まれている今日。

日中の暑さも一瞬にして涼しさへと変わり、徐々に梅雨を感じさせる様な気配も。

この季節、突然の雨に見舞われる事が増え始めますが(関東地方では既にあるようですが)、冷房や夜の涼しさにも対応してくれる、軽い羽織が必需品となります。

そこで今日は、突然の雨も気にせず、そして夏にも羽織る事が出来る最適なジャケット(コート)をピックアップ致しました。

IMG_5898
一つ目は、当店お気に入りのクラシックなブランド『SCHNEIDER'S』のフィールドコート。

ヨーロッパの社交界で唯一コットンのコートが失礼に当たらないとされているオーストリアの老舗。
既に皆様ご存じの通り、このブランドが作り出すコート(やジャケット)は、その全てに作りの秀逸さが目に顕れるほど。

IMG_5900
質実剛健を併せ持つSCHNEIDERS。
今季の新作は完全なるウォータープルーフ。

実際に水滴を落としてみても、ご覧の様に小さな水玉になって弾けて行きます。

IMG_5899
この素材は光の加減によって、微光沢を生み、色の微妙な変化を作り出すなど、見た目の色合いも独特なベージュカラーを醸し出します。

ウィメンズのSCHNEIDERSはクラシックに偏らず、現代的なディテールやシルエットを併せ持ち、スニーカーやジーンズ等でも、過度にカジュアルに見えすぎる事が在りません。

IMG_5907
その理由は、各部のパーツやディテールにも妥協の無い物が使われていたり、素材その物に素晴らしい物を使う事が(既に冬のコートでご覧頂いた方も多いのでお分かりかと思いますが)、全ての雰囲気を作り出しています。

IMG_5906
スピンドルコードやプッシュパーツひとつ取っても、それらは金属製で尚且つ緻密に作られている事が分かります。

IMG_5905
一つのコートを作り出す中で用いられる「生地」、「ボタン」、「パーツ」など、その全てが高品質に至っています。

IMG_5904
春夏のSCHNEIDERSのコートは、ライニングを排し、メッシュをあしらう事によって涼しさに加え、軽さをも手にしています。

IMG_5902
こうしたディテールの拘りによって、組み合わせがジーンズやTEEシャツになっても、それらの魅力は維持され、一つ上のクラス感を維持しつつ、多くのスタイルに取り入れられる物になっているのです。

IMG_5903
冬のコートのイメージが強いSCHNEIDERSゆえ、「あのクォリティで、この価格?」と思わんばかりの印象が、既に皆様に根付いているかと思います。

(冬のコートではアニオナ社製のアルパカシャギーを使ったコート、それもフォックスファーが付いた物が20万円台で店頭に並びました。 他社であれば40万円オーバーはくだらない品物です。)

IMG_5901
こうして、どんな物でも『大人の女性らしさ』を維持し、それらに作り出される『唯一無二』の存在感は、長い歴史の中で培われたSCHNEIDERSの多くが詰め込まれています。

例えビーチサンダルでも、それらには素敵な女性らしさを作り出してくれるはずです。

そしてもう一つ。

IMG_5908
当店に仲間入りして2年を迎えるスウェーデンの専業ブランド『STUTTERHEIM』。

北欧がデザイン大国である事は、予てから触れている通りですが、STUTTERHEIMは、MARNIなどファーストブランドからもラブコールを送られるなど、そのコラボレーションにも注目が集まっています。

今季はMARC JACOBSがSTUTTERHEIMにラブコールを送り、ベースモデルを使ったコラボレートを行っている様です。

当店がオリジナルのラバーを使ったフィッシャーマンズコートと共にお勧めしている、この軽さを重んじたラバーコーティングのフィールドジャケットは、オリジナル同様、その高い撥水性も魅力の一つです。

IMG_5909
表面にコーティングされたラバーは、前出のSCHNEIDERSとは違った撥水性を発揮します。

IMG_5910
水の侵入をシャットアウトする撥水性は、所謂『防水』性能に類される物になります。

雨季を始め、夏の急な夕立にも最適なSTUTTERHEIMは、スカンジナビアンデザイン(北欧デザイン)が生み出すファッション性が最たる魅力です。

その魅力は前述の通り、多くのファーストブランドがお墨付きを与えている事でも解りますね。

こうして梅雨の季節や夏の降雨など、これからの季節に向けた最適なジャケット(コート)たちは、今だからこそ手に入れておきたい必需品。

是非、次月以降に向けたスタイルアップに役立てて頂きたい2ブランドです。

そして、この季節もう一つ需要が増えるのが、カーディガンを中心とした冷房対策としての羽織物ですが、当店では長らく『デニムジャケット』をお勧めしています。

特に春夏に展開されるデニムジャケットは、秋冬の物に比べ、ライトオンスの生地を使う事が増える為、その厚みの違いが顕著。

IMG_5911
現在展開しているAGのデニムジャケットは、それまでの絞りの効いたデニムジャケットではなく、ボックス型を上手にリモデルし、絶妙な女性らしさを生み出す一着になっています。

それはボックス型にも関わらず、野暮ったく見せず、またそれらに男性ぽさが無い事が特徴なのです。

IMG_5912
無駄の無いシルエットに、かつての(リーバイスの)ファーストモデルに酷似した、ディテールは重心を下に持つ事で、特にスカートやストレートなどボトムスにボリュームのある物に、非常にマッチするバランスを持っています。

IMG_5913
季節的に、夏らしい装いが気になる反面、羽織物や雨天時の対応も考えておきたい、大切な時期になりました。

是非明日以降の装いに、これらを加え、皆様だけのオリジナリティを完成させてくださいね。


PrSlV1_530_001
5/31より春夏物の一部がプライスダウン。
是非皆様のスタイルアップに役立てて下さい。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【6月の店休日】
6月、13日、20日、27日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



IMG_5689_1
暑さが続いたかと思えば、今日は夕方から急激に冷え込み始め、再び春へ後戻り。

急激な寒さに、夕方以降は羽織物を探す方も目立ちますが、街中の多くの方々が暑さを感じたまま、薄着で帰宅の途に着こうとしていました。

言葉の端々に「寒い」と聞こえる程、今日は改めて5月、6月の気候を知らしめられています。

然しながら、夏は確実にやって来る訳で、徐々に備えておきたいのが本音。

今日は男性の皆様にお勧めしたい『質の高いサーフスタイル』をご提案。

IMG_5686
既にBlogでもご紹介させて頂いた事のあるVandoriのインターシャのニット。

そのサマはまさにアメリカンカジュアルを連想させる物ですが、その実、他では真似の出来ない非常に凝ったディテールを採用しているのが、これらのラインナップ。

IMG_5687
非常に細かく丹念に、そしてフラットな状態で編み込まれたインターシャは、一つのグラフィックを、まるでプリントしたかのように仕上げ、それらに奥行きと立体感を与えています。

単にヴィンテージのTシャツを合わせるとなると、クリーンさに欠けたり、或いは上質さは見える事が無いのですが、Vandoriのニットは、(実際に触れてみると解る様に)非常に厚みを感じさせる程、しっかりと、一つ一つが緻密で在る事に驚かされます。

IMG_5688
ショーツばかりでなく、いつものジーンズに合わせるだけで、それらは一つ上のクラス感を齎してくれる等、メリットは多数在れど、デメリットは皆無。

我々世代のサーフスタイルにとって、上質さとクリーンさの二つを備えた限りなくクラス感のあるトップスと言えます。

IMG_5690
そして、それらに合わせて頂きたいのが、お馴染みJIM RICKEYのスニーカーなのですが、トップスに上質さを与えた分、少し力の抜け具合を作る為に、スニーカーにキャンバスを与え、JIM RICKEYのプレーンで綺麗なシルエットを活かし、シャープな印象の中にも、キャンバスと言うチカラの抜けた存在を作る事で、やり過ぎ感を回避する事が出来ます。

一つのスタイルの中に、幾つもの「理由ある」アイテムを取り入れる事によって生まれる、全身の完成度は、コドモ達や若者とは違った、我々世代ならではの特別を作る事が出来ます。

夏に向けて、いち早く装い完成を目指す方は、是非一度Vandoriの新作を手に取ってみて下さい。

「見るのと触るのと、全く違う」

そんな声が聞こえそうです。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【6月の店休日】
6月、13日、20日、27日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



IMG_5675_1
昨日から続く暖かな日中と、時折降る霧雨の様な降雨によって、街中は涼しい風が戦ぎ始めています。

流石に昨日の様な熱暑は暫く無いとは言え、これから真夏に向け心地良い陽気が続きそうです。

IMG_5676
こうして毎日、気温と共に服装が左右されるとなると、是非とも手元に置いておきたいのがリネンのシャツ。

IMG_5677
真夏にはショーツとの組み合わせが鉄板のリネンですが、今位の気温に最も適している素材でもあります。
(写真使用商品:シャツ/Altemflower、ショーツ/AT.P.CO)

IMG_5684
気温の変化によって急激に汗ばむ時間帯には汗を吸収し、更に早く乾いてくれるリネン素材。

IMG_5682
風が通る涼しいリネン素材は内側にカットソーをレイヤーする事で涼しさを過度に感じる事無く過ごせます。

IMG_5683
このOGNUNOLASUAのリネン素材は密度を細かくせず通気性を良くしている為、朝晩には寒く?感じるかも知れません。

IMG_5680
同じOGNUNOLASUAのリネン(スターフィッシュをモチーフにした)シャツでも、このモデルにはコードレーン上のヘアラインストライプをあしらう事で、立体的且つ密度の細かなリネン生地になっています。

IMG_5681
一つのモチーフ、似たような生地にも、こうして目地の細かさによって、涼しさが変わる事もあり、強ち同じ素材と片付けるには難い物も在ります。

最も、こうした細部への拘りこそ着心地へと感じ伝わって行く分けですが、一つ一つの生地や色等にも意味が在ったりするのですね。

IMG_5678
同じくリネンを使ったi Drumohrのシャツは、刺繍ではなくプリントで世界観を作っています。

IMG_5679
このシャツはリネン特有のシャリシャリとした質感と、風が通りやすい涼しい素材とが相まって、夏のショーツスタイルにも非常にお勧めの素材。

IMG_2749
ボタンの全てがシリコンで作られている等、海やビーチ、プールなど水辺を前提に作られるラインナップだけあって、Drumohrのラグジュアリーなリゾート感が感じられます。

IMG_2667
ニットで心地良さを作り出し、他では得られる事の無いリュクス感を、こうしてトータルルックとしても持ち出して来るあたりもDrumohrらしさと言えるかも知れません。

IMG_2751
このi Drumohrには他のプリントもご用意が御座います。

IMG_2673
夏が近づくと、ほぼ毎日の様に出番が増えるリネン素材ゆえ、こうした色や素材のバリエーションを増やしておきたいですね。

IMG_5685
他にもリネンでは在りませんが、Altemflowerのポップなリゾートプリントもまた夏らしさを体感出来る一着です。

男性にとって数少ない遊びのポイントとも言えるシャツは、夏こそ威力、魅力を発揮する機会。

是非、これから来る夏に向けて、リネンシャツのバリエーションを増やしてみませんか?




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【6月の店休日】
6月、13日、20日、27日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



IMG_5435
暑さが増し、今日は最高34度まで気温が上がるなど、夏を体感する序章としては申し分のない一日となりました。

ここまで暑くなると、服装は愚か、見る物にも涼し気な色を求める等、人間の身体の不思議を体感している今日です。

色は視覚的にとても大切な要素でもあり、先週から当店が取り上げている色もホワイトとブルーを中心とした組み合わせが多く、やはり身に着ける本人も、それを目にする周りの人も、清涼感が欲しいと感じます。

1C9C3511-18E9-4D58-AED0-B75148A116F6
実は当店スタッフは先週から約一週間、ずっとネイビー(またはブルー)とホワイトの組み合わせで連日出勤しておりました。

9A463577-6D75-4822-8ACA-C99826E3004D
同じ物を着続けていた訳では無く、素材を替え形を替え、連日ネイビー、ホワイトで過ごしています。

CC3802DC-9222-44AB-838A-7EBBEE8113CF
着ている本人が涼しい素材を選ぶ事は勿論ですが、見る人の目にも爽やかな印象を与えてくれるホワイトとネイビーは、特に(世間的に脂が増える)我々世代にとって不可欠なカラー。

315E047E-FCB5-41AD-BE36-BA3CA3BA5E40
特にネイビーは男性の場合の多くが取り入れる色でもあり、一着は持っている色。
それらに意図的にホワイトを増やす事によって、連日、爽やか且つ涼しく居られる訳です。

IMG_5621
特にこれからの季節、インナーにポロシャツ、ボトムスにショーツ、そして羽織として手持ちにジャケットを取り入れ、清涼感のあるネイビーとホワイト、そしてそれらにクリーンな清潔感も加えられます。

ジャケットは朝晩以外にも、手に持ったり、バッグに挿している事で、色の不足を助けたり、その日の装いに彩を加えてくれるもの。

IMG_5622
キチンと、そしてしっかりとした装いに身を包む事は、40代、50代世代にとって、しておくべき一つの決まり事として、我々は特にお勧めをしています。

IMG_5623
現在、店頭ではネイビーとホワイトを中心に夏の装いを様々にご提案中。

IMG_5624
靴の彩り一つ変わるだけでも全体の印象が変わる等、夏の装いに於いて、『最後のプラスアルファ』が肝になる事が増えます。

これから夏に向け、「暑いけれど、清潔感ある装いで居たい」と言う諸兄には、これらの色(素材)を特にお勧め致します。

E0B7D94C-CCA0-40AA-A3AD-CB3FAAA9355A
在り来たりなネイビーとホワイトも、素材が変わると見た目も一変します。

是非これからの装いに「新たな」ホワイトとネイビーを加えて見ては如何でしょうか。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【6月の店休日】
6月、13日、20日、27日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



急激な気温の上昇に、今日の街中は夏の装いに身を包む方が多く目立っています。

昼夜の気温差もあり、まだまだ羽織物は手放せませんが、既に気温は30度を超え、日中はクーラーが必要な程までになりました。

BANNER01
昨日も取り上げたホワイトのニットや接触冷感を持つ素材のアイテム等、これからの季節は気温や天候との鬩ぎ合い。

BANNER02
女性にとって欠かせない羽織物はニット、ジャケット、そしてシャツとアイディアを繰り返しつつ、夏を乗り越える事になります。

BANNER03
前出の様な色と素材の心地良さ、そして挿し色による見栄えなど、これからは少し捻りを加える装いが増えそうですね。

さて、羽織と言えば、女性にとって紫外線や冷房など、これからは必需品となる訳ですが、誰もがキチンとした装いで居る訳では在りません。

どんな装いでも、どんなシーンでも、扱いに難しくなく、サッと羽織れる物は、誰もが欲しいものです。

IMG_5401
そこでお勧めしたいのが今日到着したばかりのAGのライトオンスのデニムシャツ。
シャツを羽織る事は最早必然にして定番では在りますが、このシャツよ~く見て頂くと、これまで当店が仕入れて来た様々なデニム素材のシャツとは、チョッピリ違った点がある事に気付くと思います。

IMG_5403
それは衿の袋状の仕上げと、前立てを排していること。

これがどんなメリットを与えるかと言うと、多くのデニムシャツには堅牢性と共に定番的ディテールである前立てが在る事で、良くも悪くも、それらはカジュアル感が先行しているものでした。

BLOG01
前立ては、それらを設ける事によって、ボタンの脱着時にかかる負荷に対して強さを作ったり、或いはしっかりとした前身頃を成り立たせる屋台骨の様な存在。

ワークシャツを出自としているこれらのディテールはいつしかカジュアルな素材を使うシャツには必須のディテールの一つになって行きました。

この前立ての無い物も当店は以前からオーダーをしていました。
それはドレスシャツを作る事を得意とする各国のシャツメーカーの物です。

BLOG02
何故、そんなややこしい事を?とお思いの方も多いと思いますが、当店が今の品揃えになるまで、様々な『専門メーカー』に、その専門外の物をオーダーした時、どんな物が出来上がるのだろう?と言う思いの元、繰り返しオーダーを行って来ました。

その中の一つに、これらシャツのディテールが在る訳ですが、ドレスシャツを作る『綺麗』で『クリーン』が看板のメーカーに、このデニム素材を使用した場合、それらがあくまで泥臭くならないよう、この前立てを取り除いてオーダーしていた訳です。

BLOG03
逆に、前立てを付けてオーダーした時も在ります。

話は逸れましたが、シャツのディテールはジャケットやスーツ、パンツ等と同じく、その細部への拘りや意匠によって、その全てが変わって見える物です。

今回、AGが作り出したシャツは、何ら意識の無い所で作られているであろう一着ではあるものの、それらに見出されるメリットが多い事が魅力な訳です。

IMG_5405
AGの得意としているリアルな加工、袖のスマートなカフの仕上げ、更に今回のデニムシャツではバックヨークから裾へ掛けてボックスプリーツを大きく取る事によって、細身の肩幅から裾へとふわりと広がるラインを作り出すなど、デニムブランドならではのディテールが取り入れられています。

IMG_5413
細部ではAGにとっては初めてとも言える、ブランドアイコンの刺繍が裾に施されている等、見えない箇所への拘りが備わっています。

IMG_5407
これらから作られるシャツとしてのディテールをサーフなテイストで楽しむのも良し、また冒頭でお伝えしている様に、羽織としても最適な軽さ(ライトオンス)を日常に使う事もお勧め。

IMG_5412
衿を袋状に作ると同時に、袖のセットインスリーブにもステッチを行わず、前立てを含む、その全てにカジュアルな要素(ステッチ)を排しています。

これによって見た目にも柔らかな印象が付き、羽織っていてもハードな印象が無い所も、このシャツのメリット。

1411DA96-026D-41F0-9E4F-E9DE026DA4F0
シンプルな『デニムのシャツ』と一口に言っても、それらの細部のディテールの有無だけでも、全く異なる印象に変わるもの。

569D0C8B-E9B3-45B1-9437-45E919E55F63
それらが作り出すのは、「これ見よがし」なブランド力ではなく、洋服に詳しくない方にとっても、「着続けていて初めて解る」ポイントだったりします。

今年は世界的にも(メゾンブランドを筆頭に)、デニム素材の上下が広く席巻しています。

IMG_8117
以前、Blog上でもご紹介した様に(写真上)、上下の色合いさえ揃えば、このAGデニムシャツも今日的な洒脱さを纏えます。

IMG_8118
同系色を加えるなら異素材を意識するなど、ポイントさえ押さえれば、装いから野暮ったさは消えてしまいます。

今回のAGのデニムのシャツ、想像以上にお話しが脱線していますが、こうして一つ一つのアイテムにも奥深いヒストリーが眠って居たりするのも、当店セレクトの面白み。

是非ご興味のある方、或いはデニムシャツを羽織に、とお考えの方は、今回のシャツでお試しを。




1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【6月の店休日】
6月、13日、20日、27日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



このページのトップヘ