IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

December 2018

年末に近づき徐々に空気は冷たく、いよいよ真冬を思わせる寒さが充満して来ました。
午後からは生憎の氷雨空に見舞われた中部地方、思わぬ寒さに暖かな装いが急に恋しくなる一日になりましたね。

今年は暖冬と伝えられつつも、やはり寒さは確実にやって来る我々が暮らす地域。
寒さとオシャレを両立するには、何と言っても暖かな素材、作りは欠かせないファクターです。

今年は例年に比べ非常に質の高いニットやジャケット類が揃っている事から、既に多くのお客様がそれらに袖を通し体感して下さっています。

またジャケットやコートも同様に、オーセンティックなブランドをお試しいただく事で感じて頂ける「作りの緻密さ」や「裏切らない生地の素晴らしさ」によって、これまでとは違ったシーズンを迎えています。

そんな素敵なアイテムが増えた今年ですが、いよいよ皆様にとって補完の時期がやって来ました。

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いよいよ明日より、店頭(顧客様限定)、オンラインストア共に、『PRE SALE』がスタート致します。

今回はこれまで中々セール対象にならなかったブランド(Moorer、Enzo Bonafe、William Lockieなど多数)も、御値引きの対象となる等、中々思いきれなかった商品をお試しいただくまたとない機会となります。

期間は明日12月20日(木)より、26日(水)まで。

今年の装いを更に完璧に、そしてまだ冬支度がお済で無い方は冬の装い充実に、是非この機会をご利用下さい。


1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
mail 
info@ilmare-online.jp




【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【年末年始の店休日】
12月31日~翌年1月2日
※2019年1月3日、4日の2日間は19時閉店とさせて頂きます。
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

【オンラインストアをご利用のお客様へ】
店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


COPYRIGHT (C) 2012-18 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED



先週とはうって変わって寒い毎日が続いている今週。
今年一番の寒気が舞い込み、日本全国が寒さに覆われている様です。

と、ここまで冷え込むと、やはり心動かすのはニットの存在ですね。

ニットのクォリティを考えると、どうしても高価な糸はそれなりの価格や作り、ブランドになってしまいますが、それらを限りなく現実的な価格に抑えているブランドがスコットランドの雄、William Lockieです。

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今年はチルデンセーターの人気が高く、予てからチルデン好きを公言している当店にも多くの関心が寄せられています。

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今回William Lockieでオーダーしたチルデンセーターは、スーパージーロンラムズウールと、少々長い名前のウール。

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それらにチップカラー(ライン)を組み合わせ(お店ごとに異なります)作ったのが、これらの2モデルです。

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ケーブルの編地と良く合うトリコロールカラーは、まさに今日的なプレッピースタイルにピッタリハマります。

今回のオーダーは現地から来日していた社長と娘さんに懇願し、紳士用のモデルを女性用にもゲージを合わせて作って頂いたもの。

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日常の装いに取り入れ易いチルデンセーターは、今日の装いを高めるならブレザーやウールタイなどを取り入れる事でより色濃く演出が出来ますが、我々世代にとって、簡単且つ質の高い様子を見せられるのであれば、簡素な装いにこそ取り入れたくなる(聊か無精ですが)、一着でもあります。

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このスーパージーロンラムズ、どれほど暖かく、そしてどんな感触なのか?が、中々想像出来ないと思います。

一般的にラムズウールの(日本に於いての)印象が良く無いと思うのですが、実際、William Lockieのニットを手にした方にとって、それらは全く別の想像へと変わります。

本来、ラムとは仔羊を指し、厳密には生後6か月以内の仔羊を意味します。

更にヴァージンラムは、初刈した仔羊の毛。
年に何度も刈る事はないので、柔らかく質が高いものになります。

それらを言葉では想像し難いのですが、私達は店頭でもWilliam Lockieの製品表示は

「信頼できる数少ないブランド」

と言い続けています。

それ程、信頼性のある製品表示であり、それまでのイメージを180度変えてくれるからです。

一般的にヴァージンウールと呼ばれるものは、生後、成羊関係なく、その年に初めて刈った毛、つまり人間の毛の様に、栄養の偏った毛には善し悪しが付きまとう事になります。
それらが粗悪なイメージを生んでしまうのかも知れません。

余談ですが、以前我々がWilliam Lockieの展示会にお邪魔した際、日本に初めてエディー・バウアー等を持ち込んだ老舗のオーナーがいらっしゃいました。

その方曰く「昔ながらのラムズウールは、ちゃんと作れば、カシミアよりも暖かいものだよ」と仰っていました。
世代的には我々の一つ二つ上の世代の方ですが、実はこれには我々も賛同。

様々な製品進化によって、多くの技術や加工が加わり、本来持っている糸その物の魅力を活かす作り方が徐々に失われつつあることを時代の変遷と共に見て来ました。

つまり、昔ながらの姿勢を貫きながら作り続ける数少ない老舗にとっては当たり前のことも、革新性によってディテール中心に表現するブランドの場合は、これらが少し犠牲になっていると取る事も出来ます。

その点、William Lockieは、昔ながらの姿勢を貫いていると言っても過言では在りません。

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暖かさと、ラムズウールの印象を変えてしまう程の「柔らかな質感」は、どんな糸なのかを忘れさせてしまう程、高いクォリティを感じられます。

チルデンセーターをプレッピースタイルとして愉しむ上で、女性の場合は一つ気を付けたい事が在ります。
それは男性と同じ様にスタイルすると、恰もボーイズルックになってしまうと言う事。

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コンサバティブな装いだからこそ、どこかに女性らしい繊細さや華奢さを取り入れ、全体を崩す事によって、程よい魅力が生まれます。

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トラディショナルなスタイルに欠かせないトラウザーズも、女性らしさをしっかりと演出する為にもパンプスやブーツなどヒールのある物を選んでおきたいところ。

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男女の境界が無くなり始めている昨今のファッションの中で、特に忘れられがちなのが、こうした「女性らしさ」。

質の高いベーシックが増えると、どうしても保守的で変わり映えのしない装いに偏ってしまうものです。
普遍で、毎日違う愉しさを得る為にも、女性の装いには、男性の何倍もアイテムのバリエーションが必須。

暖かさ、心地良さ、質の高さ、そして女性らしさ(或いは男性らしさ)は、我々世代にとって除く事の出来ない重要なファクターです。

現在、William Lockieの各モデルは、徐々にサイズや色を欠き始めています。
寒さに耐えきれず、ニットを増やしたいと言う方、或いは一度お試し頂きWilliam Lockieに魅入られた方も含め、これからの数週はニット需要が更に高まりそうです。

まだ試した事の無い方も、是非一度William Lockieの魅力に触れてみては如何でしょうか。


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お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


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あいにくの小雨空に始った今日。
12月の雨はどこか俄かに暖かさを感じさせますね。

暖冬を謳われている今冬ですが、いずれ寒さを帯びるのは必至。
私達の生活の中に「寒さ」はつきものですが、この寒さも御洒落を愉しむ一つの醍醐味。

今日はそんな12月の毎日をシンプルに、そしてそれらしく見せてくれる組み合わせを幾つかピックアップして見ました。

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クラシックに加えてプレッピーな服装がしたくなる今秋冬。
チルデンセーターを筆頭に、ちょっぴりワイドなボトムスと梳毛感のあるコートは大人の女性にとって欠かせない要素。

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ネイビーとグレーで統一した組み合わせには、効かせ色にブルーを選択。
足元にベルベットの鮮やかなブルーが軽さと洒脱さを醸し出してくれます。
オフィスやデイリー、多くのスタイルに使える組み合わせ。
(写真使用商品:ニット/William Lockie、トラウザーズ/Vigano、コート/SCHNEIDERS、パンプス/Corso Roma.9)

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突然の降雨にも耐え得る、今日的なトラディショナルスタイルとしてお勧めしたい、この鉄板コーディネート。
SCHNEIDERSのバーバリークロスを使ったクラシックなコートは小雨空も気にせず、コットンギャバジンのハリと独特の質感を楽しめる一着。

こうしたコートの魅力を最大限発揮するのはジーンズやローゲージのニット。
このVandoriのニットのボリューム感と程よいダメージを与えたジーンズの色味によって、全体を軽く見せてくれる組み合わせ。

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足元にコートの色合いと相性の良いFabio Rusconiを合わせ、日常のスタイルを一気に昇華してくれる、こちらも大人の女性にこそ勧めたい組み合わせです。
(写真使用商品:コート/SCHNEIDERS、ニット/Vandori、ジーンズ/Red Card、パンプス/Fabio Rusconi)

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グレーを中心にしたコーディネートは、数種類の組み合わせを持っているべき。
それはいつも同じ色合いばかりの組み合わせに飽きてしまう時が来るから。

特に素材の質感や色味の濃淡を変えるだけでも異なる表情のスタイルが作られます。
この組み合わせにはブラックをストーンウォッシュしたジーンズを合わせ、一般的なグレー、ホワイト、ブラックの組み合わせには無い、独特な味わいを生んでいます。

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組み合わせの肝を握るのはパンプスの上質な質感の革色。
微光沢と質の高さが窺える適度な柔らかさは、このスタイル全体にチープさを感じさせない特別な役割を担っています。
在り来たりな組み合わせにならない様、一つ一つの質感や素材の表情を変えておくことも実は大切です。
(写真使用商品:ジャケット/eleventy、ニット/Vandori、ジーンズ/AG、パンプス/Fabio Rusconi)

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週末、様々なイベントを控える季節だけに、統一感のあるブラックコーディネートも用意しておきたいもの。
やり過ぎの無いよう、適度なドレス感と、程よいカジュアル感が同居するこの組み合わせは、ニットを中心にした素材感と、レザーから得る上質感を合わせた物。

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全身ブラックにヒールのレッドが効かせ色、しかしそれも遠慮がちにしたいと言う方には、敢えて素材をスウェードにする事によって全体に素材の統一感が作られます。
(写真使用商品:ニット/Vandori、スカート/Alpha Studio、パンプス/Fabio Rusconi、Audley、バッグ/Falorni)

こうして色の組み合わせだけに捉われず、『素材感』にフォーカスを絞ると、それまでとは違った演出が出来るのも冬の装いならではです。

今月も後僅かですが、こうした装いを愉しめるのも同じくあと少し。

今、この季節に愉しめる沢山の御洒落を是非店頭、そしてお手持ちの洋服で愉しんで欲しいと思います。


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秋から冬へと変わり、木々の色も徐々に赤から枯葉色へと変わりつつあります。

少しずつ今年の終わりが近づき、装いもこれまで以上に様々な種類を愉しむ事になりそうです。

イベントシーズンが続く年末年始、同時にカジュアルでアクティブな服装が増える休日は、これまで我々世代が触れて来たアメリカンカジュアルをソースに、少し角度を変えたアメリカン、つまりヨーロッパが見たアメリカのエッセンスを取り入れたい、と予てからお伝えしているものの、実際どんな装いかを想像するのに難しいと思われます。

簡単に言ってしまえば、泥臭さの無いアメリカンカジュアル?とでも言うのでしょうか。
若かりし頃に我々が親しんだそれらを今するには少々クリーンさが足りません。
それはそれで魅力的なスタイルなのですが、如何せんコドモたちと同じ見え方に終始するので避けたい訳です。

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例えばデニムジャケットを取り入れるのも、ミドルインナーとして使う在り来たりよりは、シャツにタイを締めて、ジャケット然とした装いにする。

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こんな装いもボトムスはウールのトラウザーズを合わせる等して、全体からラギッドな印象を少しずつ減らして行く事も、前述の装いの一つでしょう。

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女性にも同様のニュアンスを当てはめると、同じデニムのシャツを着ても、合わせるニットが凝ったディテールだったり、質の高い物だったりすると、それらにはクリーンな印象が与えられます。

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何も高価な物を組み合わせると言うのではなく、「オーセンティックな物作り」をするブランドアイテムには共通する質の高さが宿っているものです。

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何気ないホワイトのシャツとフェアアイルのカーディガンの組み合わせにも、共に質の高さが見える物同士が組み合わせられる事で生まれる「目に見えない説得力」があるものです。

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歳を重ねると共に、やり過ぎ、盛り過ぎの御洒落から離れ、少しずつシンプルを求める反面、求められるのがこうした質の高い物作り。

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また、それらは(日本国内の)価格に関わらず、その魅力を訴えてくれる物も在ります。

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『ブランド名至上主義』の人々には決して理解される事の無い世界の名品は、まだまだ世界中に眠っています。
それらをいち早く日本に持ち込むインポーター各社や、我々お店の役割は、「それらのどこに魅力を見出すか」です。

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話は逸れましたが(いつもですが)、今季盛り上がっているプレッピーなテイストは、ダブルブレステッドのブレザーやジャケットと共に、クルーネックのニットとシャツの組み合わせも同時進行。

こうしたプレッピーの装いもアメリカンカジュアルから派生した、我々世代にとっては懐かしい装いの一つ。
ただ一つ違うのは、それらのバランスが昔とは違う事。

現代的なセンスや技術で作られた、黄金比とでも言うべきシルエットやディテール、そしてアイテム一つの全体像、バランスは、かつての物とは比較にならない程進化し、現代に甦っています。

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クレリックシャツをブレザーと合わせる定番的なスタイルにも、ベースボールキャップを組み合わせるだけで、また一つ異なるテイストが完成されます。

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時にはチープでセンスを謳えるアクセサリーや雑貨も取り入れ、かつてのアメリカンカジュアルとは違った個性、演出を楽しむのも、当時を知るからこそ楽しむ事が出来る我々世代の特権。

忙しい年末を終えると、多くの方にとっては長い休みが始まります。

休みを気持ち良く、そして楽しく過ごす為にも、カジュアルな装いは不可欠。
今年の冬は、ヨーロッパ目線で見たアメリカンカジュアルをキーワードに、新しい何かを見つけるシーズンにしてみるのも良いですね。

御洒落も人生も、目標が有るのと無いのとでは、楽しめ方が違います。

同じ御洒落を愉しむなら、いつもとは違った角度で見るのもまた新鮮。
是非今年の冬は新しい装い発見の季節に位置付けてみては如何でしょうか。


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