IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

October 2018

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秋風が強まり、徐々に冬の表情を見せ始めている長野地方。

「日中は暖かいのに、夜がね・・・」

ご来店下さるお客様の大半が、そう口にします。

そろそろ暖房が恋しい季節になりますね。

さてさて、寒くなっても冬は待ってくれません。
まだ冬支度が済んでいないと言う方も多いかと思いますが、今日はお仕事でスーツやジャケットをご利用になる男性諸兄に最も簡単なカジュアルダウンを愉しむべく、(店頭でも申し伝えておりますが)、ニットとローファーを揃えて、あとはスーツの調達のみと、そんな装いをお勧めしています。

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スーツって何気に寒々しく見えるんですよね、そう思われる方も多いはず。
それは合物生地を選ぶ事によって、本人よりもむしろ見る側の方が、寒く見えてしまうと言うウィークポイントが在りました。

合物生地は3シーズン着られて便利な反面、冬の装いには光沢やシャープな見栄えが災いし、暖かさを「視覚的に」得られない事があります。

フランネルや梳毛の生地による季節のスーツは、日頃スーツを戦闘服として尽力している諸兄にとって、中々思いきれない一つでは無いかと思うのですが、やはりそこは男らしく冬は冬の素材を身に着けたいですよね。

そこで今季はフランネルやツィード、ウールジャージーなど様々なジャケットやスーツを店頭にご用意しておりますが、中で目立つのがパーソナルオーダーでの誂え。

勿論、折角作るのですから妥協を捨てて、ボーナス目当てにドン!と勢いづくのも良いかと思うのですが、現在、フランネルを中心に季節的にも長く使える素材が揃っておりますので、是非パーソナルオーダーも踏まえ、これを機にスーツの新調を検討されてみては如何でしょうか。

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話は戻り、クルーネックやハイネック、タートルネックのハイゲージニットは、もはやTEEシャツ代わりの代用と言うべき存在になりましたが、これこそカジュアルダウンに相応しい存在。

足元もドレスシューズを省き、ローファーに変えるだけで、充分アソビの装いとして演出出来る、最も簡単な週末スタイルです。

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現在、ANGELO NARDELLIのウールジャージー素材を使ったダブルのスーツや、eleventyのジャケット等がオンオフ両方で使えるお勧め2頭。

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素材の表情は大切で、お仕事は勿論ですが、カジュアルダウンを愉しみたい時、毛足がツルツルのジャケットではチョッピリいただけません。
(写真使用商品:スーツ/ANGELO NARDELLI、ニット/Drumohr、シューズ/Di Mella)

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普段の装いの中から一つアイテムを変えたり、或いは同系色に揃えるだけで、一段の洒脱感が上がるのも秋冬スタイルのメリット。

仕事ではタイドアップ、仕事終わりにはニットを加え、靴を変える、たったそれだけで全く違った装いに見えるのですから、取り入れた方が良いですよね。

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この他にも、店頭ではパーソナルオーダーで誂えたジャケットと共に組み合わせを提案しておりますので、是非

楽チン、簡単

なスーツのカジュアルダウンを、もっともっと楽しみませんか?

また女性の装いにも今季は変化が出始めていると先日もお伝えさせて頂きましたが、女性も同様にパーソナルオーダーを中心に

落ち着きのある色合い

を愉しむ方が増えています。

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何と言っても今季最も増えたのが、ベージュやブラウン、ライトグレーを中心にした、同系の濃淡様々な色合いの組み合わせ。

まだまだお若い方々にとっては、魅力的に映る事は無いかも知れませんが、こうした穏やかな色合いには、想像以上に奥深い

色の繊細な分別

があるのです。

同じブラウンにしても、ベージュにしても、グレーにしても、それらの濃淡だけでなく、微細な赤や青などが織り交ぜられた中庸な色合いと言うのは、既製品では中々出会う事が無い物です。

それらを生地として用意させて頂く事によって、他では得られない

独特な魅力

が発揮される事になるのです。

女性の皆様も是非こうした色の奥深さや生地から得る魅力を、もっともっと触れて頂きたいと願っています。

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また今季増えているレッドを使ったシンプル且つベーシックな装いも、当店にとっては毎年恒例ではあるものの、今年は少しエッセンスを変わった形で取り入れる事もお勧めしています。

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ブラック(ナイロン)や、チャコール(フランネル)、そしてレッド(ウール)の相性は言わずもがなで、それらに先般ご紹介させて頂いたパンプスのヒールをリンクすると、少し隠れたカラーリンクが楽しめます。

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いつも店頭でお伝えさせて頂いている事ですが、

洋服はシンプルになればなるほど、センスが露呈される

ものです。

一つ一つが高価だから素敵なのではなく、一つ一つの素材や形、全てのバランスが整う事によって、人の目には洒脱に見えるのです。

誰もが抱く「オシャレでいたい」と言う気持ちは、周りが作るものでは無く、自分が作るものでもあります。

私達はそんな能動的にオシャレになりたいと思うお客様の、言わば侍女的役割を担います。

今年の秋冬は例年よりもさらにベーシックトーンが増える事により、多くのお客様にそれまで以上のご提案をさせて頂いています。

是非これから冬支度を検討されている方は、今までとは違った切り口で揃えてみては如何でしょうか?


1-3-11 minamichitose nagano 380-0823
call 026-219-3750
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いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、
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11月8日、15日、22日
(※展示会などの為、店休日が変則的になる恐れが御座います。 予めご了承下さいます様お願い申し上げます。)
※木曜・日曜・祝祭日は19時閉店

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店休日前日・当日でのご注文の場合、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合は、ご注文時に備考欄へその旨をお記し下さいませ。


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気温が急激に下がり始めた今週。
いよいよ本格的な冬の装いを求めてのご来店が増えてまいりました。

今シーズンは例年に比べ、全体的にブラウンやグレートーンのオーダーが多い当店。
それらは男性より、むしろ女性の御客様に向けてのご提案が多いシーズンになっています。

元々ブラウンとグレーの相性は良いのですが、それらを取り入れる事に抵抗感を感じていた女性の御客様方も、色の濃淡や素材の変化によって異なる表情を見せる事を知り、今シーズンは多くの方々が取り入れて下さっています。

中には同系トーンで統一される方も増え、特にグレーとシルバーの組み合わせを楽しんで下さっている方が目立つ様になりました。

そんなグレーの統一感を作る上で欠かせないのが、MOORERの新作ダウンコート。

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MOORER定番(?)のスタンドカラーの内側にレッキスファーをあしらったモデルは、これまでも様々な素材で作られて来たモデルですが、今回のモデルではGHIACCIO(氷)を意味する色をウールで表現。

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非常に淡く、それでいて味わい深い独特な色合いは、MOORERが持つウールシェルの使い方に(長けている為)一日の長を感じさせます。

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昨年のライトベージュから今年のライトグレーに変わり、組み合わせのバリエーションもより増えそうな今回の一着は、ここまでグレーやベージュ、ブラウンのアイテムを揃えて来て下さった方にこそお勧めしたい逸品です。

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衿部分のチンストラップのパーツはメンズと同様にレザーのストラップを専用の金具によってスナップするものを採用しています。
そしてMOORERと言えば何と言ってもボタンの上質な輝きです。

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ライトグレーのウールをより魅力的に見せてくれるブラウンのボタンは光沢があり、色にも素材にもマッチしています。

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MOORERをお持ちの方なら誰もが感じる、「内側を締める様な圧迫感」は、良い意味でダウンの充填度を感じる事が出来るものです。

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またMOORERのダウンの充填は超高品質の水鳥の胸の毛(ダウン毛)を95%以上使用している点も見逃せません。
(※イタリア政府が厳密な検査を行いクリアした物のみが使用されています)

これは100%と言いたいところですが、充填する際に空気と共に混ざってしまう、言わば羽毛以外の物(空気中のフェザーや塵等)を限りなく僅かにする為、表示上では100%とは謳われていません。

これまでのご購入下さった御客様も、MOORERのダウン一着で充分満足の暖かさが得られるとご好評を頂く程、その暖かさ保温性はお墨付きです。

グレーのニット、グレーのボトムス、或いはベージュやネイビー、ブラウン等、相性の良い色が多い今回のダウンコート、大人の女性を完成させる優れた一着で在る事は言うまでも在りません。

まだ試された事の無い方も、是非今回の新作を店頭でお試し下さい。

こうしたコートやダウンなどの他にも、足元の御洒落選びも、いよいよ佳境を迎えています。

昨日は新作2型が到着し、パンプス類もこれがラストデリバリーとなります。

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今回女性の皆様にお勧めする2型は、ベーシック且つシンプルなポインテッドトゥと、クラシカルなテイストを持った2種。

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このシンプルですっきりとした細身のシルエットを持つパンプスは、FABIO RUSCONIが持つ綺麗な木型を用いてオーダーした6cmヒール。

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丁寧に毛足を整えられたスウェードに、Fungo(伊語でキノコを指します)と名付けられた、味わい深い色合いが、今季当店が推すカラーにベストマッチ。

ベージュやキャメル、グレーなどの他、多くの装いに合わせ易い独特な色合いを醸し出しています。

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もう一つが、こちらのすっきりとしたシルエットのポインテッドトゥ。

このパンプスは足入れ口のカット面を傾斜させる事によって、素足は勿論、タイツ映えもしてくれる魅力的なカットを採用。

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基本となる美麗なシルエットに対し、踵はコーンヒールをあしらい、更に色を加えています。

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コーンヒールは、デコラティブに魅せつつ、通常のハイヒールの様に繊細な印象も持たせてくれる為、意外なほど女性らしさを与えてくれる一足です。

また、このパンプスのヒールは、サルサなどラテンダンスで使われる事の多い、「キューバンヒール」の形状にも似ており、敢えてこの形状がキューバンを踊るかのような想像をさせる色使いと形に、当店はクラシックな持ち味を見出しました。
(※キューバンヒールは、後方から前方に向け曲線を描いて地に着く形)

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素材には上質さが伝わる柔らかく鞣されたナッパを使用しており、こちらもまた多くのシーズン、多くのスタイルに取り入れ易い一足に仕上がっています。

冒頭のオーセンティックなダウンコート、そして新作のクラシックなパンプスと、今シーズンは一つのフィルターを通じてオーダーしている当店。

何がクラシックで、何がモダンなのか分からない、と言う方もきっとお出でになられるはず。
そんな時は、是非店頭へお越し頂ければ判ります!(笑)

是非今週は、冬の装い作り完成にご来店をお待ちしております。


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涼しい日が増え、ジャケットやコートの出番が増えて来ました。
我々も通勤時にはコートが手放せなくなり、帰宅時にはウールのコートの出番になりました。

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男性にとってここ数年はコートと共に出番が増えているレザーのジャケットですが、周囲と同じ装いを避ける物を、、、とお探しに来られる方も増えています。

そんな方々にお勧めしたいのが写真でも着用しているVIGANOのラウンジパンツです。

ウールのトラウザーズは既に多くの方も取り入れているスタイルで、誌面やSNSを通じ見かける事が多いと思うのですが、ラウンジパンツの様にコンフォートなボトムスは適度にキチンと見せられる上、リラックス感が演出出来て、我々世代にとってまさにベストな選択。

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上半身にニットが増える分、ラウンジパンツにも相応の厚みやボリュームが欲しいものですが、VIGANOのそれはまさに全てを備えています。

勿論、レザー以外にもコート等との組み合わせにも同様のコンフォート感が作られますので、是非これから冬の装いに試して頂ければと思います。

そして足元にもエッセンスを加えたくなる頃ですが、こうした装いにもお勧めなのがDI MELLAのビットローファーです。

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普段ならばシャープな爪先を持つ木型が多いDI MELLAですが、今回当店がオーダーしたモデルは少しアメリカナイズされたトラッドな印象を受ける一足です。

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全体の前半分が長めに取られる事が多いDI MELLAですが、このモデルでは丁度半分くらいの位置に前の終わりが在ります。
この微妙なサジ加減こそが今日的な装いに絶妙なエッセンスを加えてくれるのですね。

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ビットはシルバー、アッパーにはPEPE(イタリア語で小麦色を指します)と名付けられた深い味わいのエスプレッソカラーとでもいうべきブラウン。

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実際足を入れてみると、その絶妙な存在感が判ります。
今回ソールにオールウェザー対応を求め0.8cmのゴムソールを採用したのですが、これによって縦にも奥行きのある重みが(見た目として)感じられるようになりました。

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但し履き心地はあくまでDI MELLAお得意の柔らかさやしなやかさを感じさせるソフトな質感。
ゴムソールを合わせても尚、ソールの反りが良く、毎朝このローファーを手に取ってしまいそうな予感すらさせます。

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同じくDI MELLAから到着しているモンクストラップの新作も御用意が在ります。

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こちらは従来のDI MELLAらしいスマートでシャープなシルエットを持ち、少し長目の爪先を持つ為、どんな装いにも艶を生んでくれそうです。

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ジーンズにも相性の良いモンクストラップも、前出のローファー同様PEPEと言うカラーを選択した事により、ビジネスやオフの足元にもマルチに使える一足になっています。

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そしてこちらもまたソールに0.8cmのゴムソールを使用し、反りの良さと共に天候を気にせず履いて頂ける様になっています。

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秋冬に多いツィーディーな素材とも、色、素材共に相性が良い今回の2モデル。

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ボトムスを変えるだけで様々なテイストを愉しむ事が出来ます。

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特に、ジャケットにブラウンやキャメル等、今季非常に多い色合いを取り入れると益々雰囲気もまとまりますね。

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昨日入荷のeleventyの新作ジャケットも今季お勧めの柄。

イタリアでは『Principe di Galles』(英:Prince of Wales)と呼ばれるグレンチェックは、ブラウン系がマスト。

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ニットとの相性の良い粗野感のあるウール素材で立体的に作られた生地は、まるでニットジャケットの様に柔らかくしなやかです。

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少したっぷり目のサイズを選び、あくまでもウィークエンドスタイルの一つとしてお勧めしたくなる独特な味わいの一着です。

勿論、DI MELLAの2モデルとも相性良しです。

少しずつ気温が下がり、お出掛けも増えて来ると必然的にこうした色合いや素材、シューズの出番が増えて来ます。

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胃袋が温まる食事と共に、服装で心も暖めて下さいね。


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夜の帳と共に冷たい空気が充満し、徐々に冬の足音を感じさせる今週。
日中の穏やかな気温が少しずつ少なくなっている様に感じられます。

秋冬の装いが本格的に愉しめる季節を迎え、これまで揃えた装いに身を包む楽しみが増えますね。
毎日が御洒落を愉しめる大切な一日と位置付け、日々喜びを以て迎えたいものです。

さて、昨日は当店が長らくお付き合いさせて頂いているイタリアの老舗シューメーカー『ENZO BONAFE』の創業者エンツォ氏と、ご子息であるマーケティング担当マッシモ氏が来日し、そのパーティーへ伺わせて頂きました。

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創業者エンツォ氏は、1963年に工房を設立し、既に50年以上もの間、世界の人々の足元を作り上げる職人として現在に至ります。

元々イタリアで有名な「ア・テストーニ」の元で修行を積み、ボローニャに自らの工房を構えたエンツォ氏は、グッドイヤー・ア・マーノ製法(インソールに切り込みを入れ、手縫いによってウェルトするグッドイヤー・ウェルトの製法)を行い、非常に高いクォリティと真摯な姿勢を貫いています。

大きな工房ではなく小さな工房で作り出される数々の作品は一切の妥協をせず常に誠実な靴作りを行うENZO BONAFEの骨頂でもあり、魅力でもあります。

その靴から感じられる多くの魅力は作りその物だけではなく、美しいシルエットや細部のディテール、履き心地など多くの部分に感じ取る事が出来ます。

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ENZO BONAFEはヨーロッパを中心に各国の著名人や要人が顧客として名を連ねる他、かつてローマ法王「ヨハネ・パウロ二世」の靴も誂える等、常に信頼を欠かさない物作りである事が解ります。

更にエンツォ氏はイタリア共和国が自国の重要な企業、文化振興に寄与した企業に与えられる栄誉を受賞するなど、常に名高い名靴として世界中に知られています。


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当店にもENZO BONAFEを好まれる顧客様は(少ないながらにも)多く、常にモノづくりへの信頼や美しいディテールに毎シーズンの愉しみを馳せていただいています。

実はエンツォ氏とマッシモ氏にお行き会いするのは、今回が初めて。
実はこれまでもパーティーのお誘いは頂戴しておりましたが、スケジュールの都合でお行き会いが叶いませんでした。

しかしエンツォ氏もご高齢の為、そろそろ来日の機会も少なくなるであろう事を想像に、ようやくお邪魔する事が出来ました。

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ENZO BONAFEの現地WEB SITEには、日本の取り扱い店として当店IL MAREも名を連ねて頂いています。
弊店の様な小さなお店を大切に扱って下さるENZO BONAFE。
我々にとっては非常に嬉しいご対応です。

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今回ENZO BONAFEの皆様に長野市善行寺と言えば、、、の七味唐辛子をお土産にお渡しさせて頂きました。
拙いイタリア語のご挨拶と共に

美しい靴を生み出す職人の手と固い握手

をさせて頂きました。

パーティーは大変多くの関係各社、雑誌社など著名な方がお出でになられており、このような場でなければお行き会いする機会の無い方と様々なお話の場を持たせて頂くと共に、弊店は(終電間際)一足先に名残惜しく退席させて頂きました。

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某誌でご活躍の青柳氏ともお話をさせて頂いた他、興味深い様々な方々と会話を持つ時間を提供して頂きました。
今回のイベントに尽力されておりました取引先担当者様方に心より感謝を申し上げたいと思います。

今シーズンのデリバリーは未着ですが、到着が愉しみな名靴です。
是非まだ試された事の無い方も、この機会に触れてみて下さい。

さて、秋も深まり、ようやくパーソナルオーダーの御引き渡しも後半に向かい始めています。

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今日は保険業務に携わる顧客様のスーツの御引き渡し日になりました。
こちらの顧客様には、お仕事上失礼のない事、また目上の方への信頼や安心感を生み出すものを

しなやか且つオーソドックスなファブリック

で表現させて頂く事になりました。

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チャコールグレーを織り交ぜた様なダークブラウンのシャドーのグレンチェックは、保険業務に欠かせない

クリーンなイメージ



落ち着きを齎す

ダークブラウンから成る絶妙な味わいが、多くの意味合いを持つ存在として活躍してくれる事を想定致しました。

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こうした色合いは女性にとって『嫋やかさ』を生み出し、まるで中庸な味わいを持つお着物の様に、様々な角度によって色や艶を変化させ、顧客様の御年齢に在った新しいオーセンティックとして今後の数年をお供する事になりそうです。

女性が長らく愛する物、オーセンティックな装いは、当店にとって誂える事が終着点としています。
結果、素材の善し悪しやお仕立ての善し悪しが、最も解りやすく、見えるからです。

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今日、丁度パーソナルオーダーで仕立てたテーラードジャケットを着て出勤していたスタッフのガンクラブチェックも、仕立てた数年前とは違った魅力を「今」発しています。

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英国的なニュアンスが好まれ始めたこの数年、ガンクラブチェックは再び人気の柄として多くの方に好まれています。

こうしてオーセンティックな生地、柄、色、総じて素材には、時代を超えた魅力を持つものが多く、それらをしっかりと仕立てる事によって、長く生きられる

特別な存在

になって行くのですね。

冒頭のENZO BONAFE同様、お仕立てする事によって生まれる

自分だけの一着

は、いつまでもクローゼットを暖め、靴同様、手直しや手入れを加え乍らいつまでも身に着けられる物へと変わって行くのです。

これからの季節にはコート、また来初春にはセレモニーに合わせたジャケットやスーツ等、お仕立てを感じて頂くには最適の季節が続きます。

「オーダーすると、とても高額なのでは?」

とお思いの方の多くが既成概念に捉われていると思います。
是非勇気を振り絞って、オーダーについての詳細等、気軽にお問合せ下さいね。

さあ、いよいよ10月も終盤です。
秋冬の備えに是非今週もお出掛け下さい。


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気付けば日没が早くなり、日中との気温差が広がり始めている今日。
晴れの日には放射冷却?を思わせる様な寒さに包まれ、昨晩も震える様な冷たさが広がっていました。

こうして季節は徐々に冬へと姿を変え、装いも秋から冬へと変わりつつあるのですね。

店頭では暖かさを求めてニットやコートを探しに見える方が続いておりますが、今日は当店顧客様には欠かせないブランドの一つ『Drumohr』の新作にフォーカスしてみました。

皆様ご存じの様に、Drumohrはスコットランドで生まれた老舗ニットメーカーであり、イタリア企業となった今も、変わらぬオーセンティックを貫く専業ブランド。

昨今はトータルルックを揃えるまでに至るDrumohrですが、当店は最も長けているニットのみをピックアップ、オーダーしています。

更に当店は元々作りがコンパクトなDrumohrのサイズゲージを利用して、この数年間は最小サイズを女性のお客様にも併せてお勧めをしている為、男性はもとより女性の御客様のご購入が多い特徴を持っています。

そんなDrumohrですが、これまでもお勧めが数多く到着しているのですが、今日お勧めしたいのは3モデル。

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一つ目は7Gのファインメリノを使ったベーシックなVネックプルオーバー。
最早シンプルで使い易い事は言うまでもなく、私達がDrumohrに求めるのは、色合いや素材そのものです。

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多くの糸のバリエーションを持つDrumohrですが、今回このモデルに使用しているのはハイゲージのニットに使われる事の多いメリノウールで、これにより触り心地は勿論、艶やかさを増し、滑らかさを更に良くしてくれます。

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若い頃とは違い、物の形やデザインを選ぶのではなく、素材そのものの魅力に捉われる事が増える私達世代。
ミドルゲージのニットにも、ハイゲージの様な艶やかで滑らかな心地良さを求めるのは必然で、今回晴れてその希望が適う事になった一着です。

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次にお勧めしたいのがこちらのニット。
一見、ただのケーブル編みのニット?と思わせんばかりの見た目ですが、素材表記を見ても大筋は「Lambs Wool」(ラム)。

では何故このニットを選んだのかと言うと、このニットに使われているラムは、素材表記(タグに記載されている)にSuperの文字が付されています。

このSuper、ピンと来た方もいらっしゃるかも知れません。
そうなんです、スーツやジャケット等の服地に使われるSuperと同じ表現です。

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糸と言うのは獣毛も草木花も、元々は極々細いもの。
それらを『撚り合わせ』て糸へと変えていくのですが、この撚り合わせの作業によって糸の太さを作り上げて行きます。

このニットでは5Gの編地に編み上げられているのですが、かつてWilliam Lockieのニットでも触れた事のあるように、ラムズウールは皆様賛否両論あろうかと思います。

しかし意外と皆様が良くご存じのラムウールは、どちらかと言うと毛先が硬く、チクチクとする感覚が多い印象では無いでしょうか。

その実、ラムは、仔羊をはじめ初刈りしたウールは柔らかく心地良いものです。

それらを生かして作られる物には、それまでとは全く異質な心地良さが在る事を知る事になります。
(William Lockieの物がそうであったように)

このニットは

糸の魅力を再確認

するべく存在する一着です。
最も店頭で確かめて頂きたい糸の一つですね。

そして最後にご紹介したいのが、こちら。

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ファインメリノを使った5Gのショールカラーカーディガンです。
実はこれまでも同様のカーディガンをオーダーして来たのですが、女性に来ていただけるサイズのご用意が無く、中々実感していただく機会が無かったもの。

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最小サイズのゲージをご用意させて頂いて以降、この手のカーディガンは女性の希望者が多かった一つですが、今回の物ではメリノの滑らかさ、艶やかさに加え、太幅のリブ編みによって、よりフィット感が増し、更にDrumohrのショールカラーの特徴でもある衿の厚みやボリュームが非常に生きているのです。

とかく混紡糸によってニットそのもののボリュームを持たせる事が多い中、このニットはメリノのみで作られたボリュームの為、心地良さも暖かさも存在感も倍。

ジーンズやウールのトラウザーズがより魅力的に見えるだけでなく、男性にとってはタイドアップのレイヤードを楽しめる等、スタイルを愉しめる振り幅はとても広い一着です。

以上の3モデルは、いずれも最小サイズ42から揃えておりますので、女性も愉しんで頂ける物になります。

当店は、男性にとってのDrumohrは鉄板であり欠かせない重要なブランドですが、女性にとってのDrumohrは意外なほど簡単な物で終始してしまいがちなベーシックアイテムを、より中身を濃く、そして質を感じて頂きたい為に、敢えてオーダーしています。

是非より多くの皆様に試して頂ける事を期待しています。

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今回のDrumohrの素材や色にも合わせ易いLuca Grossiの新作ビットローファーも、とても相性の良い一点です。

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女性のお客様の中に、Drumohrを試してみたいと言う方がいらっしゃいましたら、是非このローファーも合わせてご覧くださいね。

当店ならではの色合いが、より味わい深い装いを作り出してくれますよ。


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