今年は曇り空が多い春の始まり。
気温は少しずつ上がり始めていますが、まだまだ昼夜の気温差は開いていますね。

「COVID-19」(新型コロナウィルス)が広く騒がれる中、寒暖差からうっかり鼻風邪などひかぬよう気を付けなければなりません。

とかく敏感になっているくしゃみや咳への蔑視。

何かこれを機に経済的にも健康的にも、我々日本人は様々な備えと考え方を改められる良い機会になりそうな気がします。

自らを律すれば、自ずと取るべき行動は見えて来るもの。
これを契機に多くの人たちが社会や自分との向き合い方が変わると良いなと烏滸がましくも思ってしまいました。

さて、当店は海外のブランドを多く取り扱っている関係上、日本に到着しているブランド、未着のブランド様々入り乱れておりますが、今日は振り幅の多い当店の中でも「ジーンズ」好きな方、「ヴィンテージ」好きな方、そして何より50代の方々に是非ともご覧頂きたい商品を取り上げました。

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そのブランドはフランス人二人が作り出す70年代をオマージュしたブランド『Newtone』。

70年代と言えば、アメリカがベトナム戦争が激化した60年代~70年代にかけ、クラシックな60年代のファッションから、「自由」を求める若者たちから生まれた『HIPPIE』(ヒッピー)文化、ファッションが知られています。

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当時、アメリカではケネディ大統領暗殺や、ベトナム戦争など暗い話題も多く、ファッションも第二次世界大戦後続いた落ち着いたトーンのファッションから、派手な色合いやプリント、そしてベルボトムやチュニック、バンダナ、ネイティブアメリカンのアクセサリーなど当時としてはカラフルな色合いや個性的なファッションが生まれた時代。

実は私も70年代は好きな時代背景でもあり、アメリカが月面着陸して以降、音楽はSOULが盛り上がった時代、そして何より当時のヒッピースタイルが好きな一人です。

その後70年代半ばにはイギリスに「パンク」が生まれ、ジーンズは細くスリムに、そして(今となっては当たり前の様になりましたが)リップ(裂き)などダメージのあるジーンズも、この時代に生まれています。

また男性はアフロヘア、女性はセンターで分けたワンレングスにバンダナやネイティブが作るヘアバンドを付けるなど、ヘアスタイルにも変化が在りました。

当時の日本ではアメリカと共にフォークソングが全盛の時代。

加えて日本ではTシャツにフレアのジーンズ(当時はパンタロンなどと呼びましたが)に、プラットフォームシューズ、そしてサーフィンと文化的にもアメリカの影響を大きく受けた時代です。
この時代は多くの人たちがアコースティックギター片手に真似たものです。

このヒッピー文化、元々は自由や平和を求める若者たちが、一種のスピリチュアル(東洋やアフリカ的な)な物を取り入れるなどして、当時の政府や大衆に対して反骨心を表す一つとして、大きなムーブメントになりました。

第二次世界大戦後、徐々に生活に豊かさが戻ってきた事も、こうした心のゆとりや思想の自由を求める事につながって行ったのかも知れません。

実は70年代はファッションとしては豊作の年代で、ヒッピースタイルやパンクスタイル、その後は(日本ではニュートラと呼ばれる)トラッドやアイビーなど、現在も根強いスタイルの礎が、この時代に確立されていました。

こうした時代の中で切り離せないのが、ポップなフォントを使ったヴィンテージ風のTEEシャツ。

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Newtoneは、まさに当時の70年代文化(70’Sカルチャー)を愛するブランドゆえ、こうしたディテールを細部までこだわって作っています。

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何度も洗いを繰り返し作られた柔らかく、そして少しヤレた味わいのボディは、当時の古着の様なリアルな出来栄えに。

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ボディはボーイズフィットで、全体的にゆとりのあるシルエット。

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プリントも退色し、ペイントが剥がれ落ちたような加工まで緻密に再現されています。

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今回当店がオーダーしたプリントは「ROCKIN」プリント。

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色は前出のオートミール、そしてこのダークグレー

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更に洗いを加えたライトグレーの3色を作っています。

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どの色も、とても味わい深い雰囲気に仕上げられており、実際ジーンズとの組み合わせを考えると、どれも迷ってしまう程、魅力的な色になっています。

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退色した色の雰囲気を生かしたヴィンテージ風の加工は、同じく加工を施したジーンズとの相性は抜群に良い事は言うまでも在りません。

ジーンズにもフレアやワイドなストレート、そして当店はこの他にもチノーズやベイカーパンツ、カーゴパンツの様なディテールに迫力のある物もお勧めしています。

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またこのTEEシャツには全てに専用のヘンプカバー(麻袋)と、専用のバッチ2個が付属しています。
(このバッチはTEEシャツに着けて使います)

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この袋がヘンプ(麻)で在る事、そしてバッチが在るという事が暗に70年代をより感じさせる要素になっています。(当時の文化的な物をご存じの方なら解ると思います)

こうして今回NewtoneのTEEシャツをご紹介させて頂いたのですが、時代が変わると古き良き時代のファッションは必ず見直され、当時とは違ったニュアンスで新たに提案される物が多くありますね。

不思議と90年代のバブル時代のファッションは、恐らくリバイバルする事はないだろう、、、と私的にも思っておりましたが、見事にリバイバルしましたし、また当時のグランジファッションも未だ根強い人気を持っています。

もし今回のブログをご覧いただいている方の中に、70年代ファッションや音楽がお好きな方がいらっしゃったとしたら、このNewtoneのロゴの雰囲気、そしてTEEシャツの仕上がり具合とプリントのポップなフォント、更にバッチやヘンプと言った時代背景を彷彿とさせる付属品など、このブランドが持つ深い意味合いを理解していただけると思います。

また現在30代から40代の方にとっては新鮮に映ったり、或いは単なるヴィンテージ風のTEEシャツとして映ったりと、感じ方は様々ですが、70年代当時のスタイルではなく、現代的にテーラードジャケットのインナーに合わせたり、或いはライダースやレザーのジャケットのインナーに合わせたりと、個性的なファッションを愉しむ上では欠かせないTEEシャツになりそうです。

ヴィンテージと一口に表現しても、そこには沢山のカテゴライズされたファッションスタイルが在ります。
今回のTEEシャツは

「たかがTEEシャツ、されどTEEシャツ」

とても趣ある一着と言っておきます。

受け取り方は様々です。

それがファッションを愉しむという事、そして素敵に生かすのが個性でありセンスです。
是非お試しを。




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