IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

タグ:馬具屋

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降雪がひと段落した週末は、晴れ間が覗く空模様にも恵まれ、長野地方は寒さを感じながらも心地良い日中を迎えています。

今だ高速道路に足止めされている方々も多いようで、昨晩から今日と降り続いているであろう積雪に、多くの方が心折れずにある事を願います。

自然の脅威は昨年の台風、そして今年の新型ウィルス蔓延と人々の叡智を越えた出来事としてやって来ます。
備えにも限界がありますが、その分一日一日を無駄にしない時間の使い方を考えたいものです。

さて、当店では現在店頭及びオンラインストア上にてPRE SALEを開催しております。
急激な寒さに耐えかね、ニットやコート類をお探しの方も少なくありませんが、中でもお問い合わせが増えているのが、今回新たに入荷しているCharles et Charlusのバッグたち。

ギフトシーズンやご自分への労いを込めて検討される方も多く、他ブランドも含めバッグ選びにご来店下さる方もいらっしゃいます。

その中で今日取り上げるのは、Charles et Charlusの新しいモデルで”女性にむけた”一点です。

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過去にも斜め掛けタイプのバッグは存在していましたが、大きさや開口部の仕様などが異なり、より女性的なシルエットになって登場したのがこのバッグです。

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巾着型をモチーフに取り外し可能なショルダーストラップを携え、日常的な荷物は十二分に収まる適当な大きさです。

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底面は円形になる事によって、アンラインド(一枚革)にも関わらず自立をする作りの確かさ。

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ライニングを持たない分、しなやかさと革その物の品質が大きくバッグを左右すると言っても過言ではないCharles et Charlusの最たる物作りの骨頂がここにあります。

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日常的に使う頻度の高い、長財布やモバイル、化粧ポーチ、ペットボトルまで収納可能な大きさで、iPadの様なタブレットも収まります。

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セリエを出自とするだけあって、一本縫いのステッチはまるで”あの”ブランドのよう。

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製品全てにギャランティが付属し手書きでモデル名などが記されています。
品質管理から製品管理まで、全てに共通する緻密な仕事は、フランス政府のお墨付きならではと言ったところでしょうか。

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多くの馬具職人出身の人たちが得意とするベルトなどの仕上げは、馬具上最も安全を来すところでもあるだけに、非常に丁寧に、そしてしっかりと作られています。

今回このバッグにも当店らしいペールトーンのカラーでオーダーをしており、前出のカラーはLoutre(カワウソ)と、後出のMoss(苔)の2色を作製しています。

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このMossは、前回ご紹介のものと同じく、表面に極薄の加工を施したヌバックになっています。

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春夏秋冬問わず愛されるヌバックですが、Charles et Charlusの使用する革には指で撫でるだけで毛並みが変わる程、丹念に、そして丁寧に鑢をかけられている事が伝わります。

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時間と手間をかけて初めて完成するCharles et Charlusのバッグたち。

そこには広告戦略を持たない”職人気質”ゆえの物の価値への考え方とも受け取れますが、その分価格を抑える事が出来る為、多くの職人たちの技は人伝手に伝わり続けるのですね。

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このMossという色合いは、非常に多くの色との親和性が高く、トープ系カラーやグレー系、ブラウン系など、多くの色と組み合わせがし易く、想像以上に使い易い色合いになります。

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Loutreはさらりと軽快感も与える穏やかさであるのに対し、Mossは味わい深さを与える落ち着きがあります。

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どちらも大人の女性が持つのに相応しい魅力あふれる色合い。
日々の装いをより楽しくしてくれるバッグの存在は、女性にとって洋服と同じ”着替える”もの。

これまで頑張った自分へのご褒美に、またいつもお世話になっているパートナーや家族に、是非今回の新作Charles et Charlusをご検討くださいね。



《PRE SALE 開催中》
オンラインストア、店頭共にプレセールを開催中です。
是非この機会をお見逃しなくご利用ください。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【12月・1月の店休予定日】
12月31日~1月2日、14日、21日、28日
※12月21日~23日までの期間は展示会予定が御座います為、臨時休業の場合が御座います。
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
当日15時以降の御注文につきましては翌日のご対応とさせていただきます。
店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


COPYRIGHT (C) 2012-20 ALLURE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED

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急激な降雪に北陸を中心に豪雪被害が発生している今週。
今だ新潟と関東を結ぶ関越自動車道には数日間ものあいだ数千台とも言われる車たちが立ち往生しているとのこと。

例年には考えられない程のスピードで急激な雪を降らせた今回の大雪。
私達の住む地域にも多くの雪を齎しましたが、昨日頃から青空が見えるようになりました。

これから寒さが進む一方ですが、いつもに増して冬の身支度も念入りにしたくなります。
現在実施中のPRE SALEを利用して、いち早く冬支度を整えてくださいね。

さて、今日は久しぶりの入荷となるフランスのセリエ(馬具職人)が作り出すレザーアイテムをピックアップ致します。

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知る人ぞ知る『Charles et Charlus』はシャルティエ氏によって創業されたバッグを中心に作るレザーブランド。

その歴史は古く1975年から続き、ブランド名の「Charlus」(シャルリュス)とはフランス語で馬具屋を意味しており、馬具作りで培った様々な技術と伝統を今に引き継ぎ、スペインとの国境付近にあるピレネー山脈一帯から湧き出す水資源が豊かな地域に集まる沢山のタンナーやバッグブランドたちと同じくCharles et Charlusも一つとして今も息衝いています。

『バッグ作りは革選びから』

と謳うCharles et Charlus。
それらを意味するように、Charles et Charlusではフランス、レミーカリア社製の革を採用しており、同社はフランスの某高級メゾンにも革を供給するトップグレードのタナリーでもあります。

同社から仕入れる全ての革に共通する”柔らかくしなやかで肉厚”なしっかりとした革質。
これらを使う事によって、アンラインド(内張りを持たない)で物作りが行えるため、よりその革質の魅力を味わえると共に、革の鞣し方に更なる高難度の仕上げが求められます。

これはCharles et Charlusの製品が日本で最も厳しいと言われている某デパートにおける検品(堅牢性、移染、擦れなどの摩耗耐用など)を高い次元でクリアするなど、品質の高さはお墨付きです。

また革、糸、金具などの全てのパーツをフランス国内生産による物を使用し、その結果2016年にはフランス政府から『EPV』企業として認定を受けるまでになりました。

このEPV認定は、フランスの伝統技術を遵守し、国内で生産されていることなどが条件の一つにもなっています。

このEPV認定を授与されることは、その分野で最も価値ある伝統工芸品であり、また優れた職人技によって今なお作り続けられていることを認める証でもあります。

こうしてCharles et Charlusは古くから受け継がれる馬具職人としての高い技術と知識を以て、現代のバッグ作りにそれらを反映しています。

そのシャルリュスに、今回当店がオーダーしたモデルは2種類のバッグたち。

今日はその一つであるドキュメントケース(或いはクラッチバッグ)をフォーカスしてみました。

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これまでにもオーダー間もなく完売するなど、その人気の高さが窺えるこのモデル。
実は予てより再入荷を求める声が多かったのですが、今回は新たに加わったヌバックを素材に使用し、より上質で魅力的な仕上がりを求めました。

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いつも使用しているグレインレザーの表面を極薄く毛羽立たせる事で生まれるビロードの様な触り心地と、流れるような毛足が、このタンナーの高い技術と品質を窺わせてくれます。

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金具はワンタッチバックルを採用し、このバッグのしなやかさやイメージを損なう事無く、自然な雰囲気に溶け込んだ落ち着きのある存在感です。

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内容量は必要にして充分、A4サイズも収められる大きさがあるのにもかかわらず、その大きさを感じさせないのは、アンラインドで作られている事、また各部に無駄な仕様がない事などが大きな理由。

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せっかくバッグを持ち歩いても、バッグその物が重かったり、大きかったりと、ドキュメントケースやクラッチバッグにはつきものの問題も、このバッグには皆無と言える全てが備わっています。

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男性にとっては当たり前のこの手のバッグも、女性には少し違和感があったり、大きかったりと敬遠されるケースもありますが、当店スタッフ(身長150㎝)が持っても、この程度。

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体格的な大きさ(対比)は在っても、バッグその物の大きさはさほど感じる事がありません。
勿論、物自体も軽く柔らかい為、持っていても苦にならない程。

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このブランドに当店が求めるのは大人らしい落ち着きや穏やかさの演出。
それゆえ、オーダーするカラーにもペールトーンなど落ち着きのある色合いが増えます。

この色合いもまたMOSS(苔)と名付けられ、ヌバックの美しい毛質から窺わせる上質な毛足や質感が、バッグの色、存在と実にマッチしています。

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裏側にあたるスウェードも同様に丁寧な処理が施されており、Charles et Charlusが掲げる『バッグ作りは革選びから』を実感させる瞬間が垣間見られます。

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どの色合いも趣があり、中庸な色合いが持つ人の印象を味わい深さに変えてくれる独特な色合い。
意外な程どんな装いとも合わせ易く、また色の良い加減がスタイル全体を上質に見せてくれます。

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Charles et Charlusのバッグには全てに専用のキャンバス製ケース(トートバッグ)が付属しています。
バッグを収納するのに使用したり、或いは個別に使用したり、用途は様々。

物作りの本髄を体現するCharles et Charlusは、多くの人々の手によって実感を通じたインプレッションが広告となっています。

世界に数多ある優秀なバッグメーカーには、媒体を使わずに人々の評判によって物作りを続ける企業もあります。

ビジネスが全てではない、そんなことを私達に伝えてくれる類まれな企業の一つでもあります。

お持ちの方も、今回初めて知ったという方も、是非このバッグの魅力を実感してみて下さい。



《PRE SALE 開催中》
オンラインストア、店頭共にプレセールを開催中です。
是非この機会をお見逃しなくご利用ください。





【営業日のお知らせ】
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

【12月・1月の店休予定日】
12月31日~1月2日、14日、21日、28日
※12月21日~23日までの期間は展示会予定が御座います為、臨時休業の場合が御座います。
※木曜日・日曜祝祭日は19時閉店
(営業上の理由により店休日が変則的になる場合が御座います)


【オンラインストアのご利用の方へ】
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店休日前日・当日のご注文の場合は、発送業務が翌営業日となります。
お急ぎの場合などは、ご注文前に店頭までご相談下さい。


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