IL MARE JOURNAL

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タグ:馬具

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今日も日中は汗ばむほどの陽気でしたが、日が暮れると一変、夜には少々寒さすら感じる気温に。

暦は10月を迎えようと言うのに、未だ落ち着かない気温に心配をしておりましたが、着々と秋は足音を立てているようです。

今季は序盤でニット等を揃えていた方も多く、今週はここに来てバッグやベルトなど補完アイテムを探しに見える方も増えています。

丁度時を同じくして、今日は新たにバッグが入荷。

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ご紹介するのはイタリア、革の町として知られるトスカーナの老舗”馬具”メーカー”Boldrini Selleria”(ボルドリーニ・セレリア)のバッグ。

イタリア語でSelleriaとは”馬具”を意味します。
その名の通り、Boldriniは1955年から馬具を作り続けているブランド。

当店がこれまで取り扱って来たブランドには”Dell'ga”や”Charles et Charlus”など”馬具作り”を由来に持つ物が多く在りましたが、今回もまたそれら馬具を生業にして来た老舗。

このブランドの魅力は何と言っても高いコストパフォーマンス。
その理由の一つが、革や金具等の厳正な選択を行い、全ての工程を職人達が卓越した技術によって”手作業”で作り上げている事。

こうして馬具作りからバッグ作りへ移り変わる例は数多くあると思うのですが、全てに共通するのが”優れた職人”が在籍していると言うこと。

そしてその多くが機械などに頼らず、手作業だけで仕上げる物作りを現在も続けていることです。

手作業で物作りを行う際、バッグに限らず、洋服でも車でも、どんな物でもそうですが、そこには掛けられた時間と手間暇が価格に反映されることもしばしば。

ところがBoldriniの場合には価格を疑ってしまう程、現実的な価格で入手出来ると言う大きなメリットがあるのですね。

そんな真摯な物作りを行うBoldriniで、今回当店がオーダーしたのはこれからご紹介する2つのモデル。

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一つ目はコチラ、鮮やかな赤が美しいバケッタレザーを使用して作られたショルダーバッグです。

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トスカーナ伝統の方法で厳選された原皮を鞣し、丁寧に整えられた革質は天然素材そのものの魅力と風合いを持ったまま、バッグへと形作られて行くBoldriniのバッグたち。

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一針一針が丁寧に、そして緻密に縫い込まれ、バッグとしての実用性を支える堅牢性は、まさに馬具職人由縁の仕事。

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このショルダーバッグでは金具がほとんど使用されておらず、使われているのはストラップのバックル、留め金具、そしてブランドプレートだけ。

ショルダーストラップの付け根すらも革を使って丈夫に作り上げられています。

その他、全ての箇所を補強と共にシッカリと、そしてどれ程の年数を使っても、それらが味わいとして変わるまで、丁寧に、丹念に作られています。

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元々天然素材の良さを生かして作られるBoldriniのバッグは、今回のバケッタレザーの他にもサドルレザー等、様々な革をオーダーする事が出来ますが、今回は女性に向けた軽さや丈夫さ、そして使い易さを前提に、より革そのものの魅力が解り易いものとして作られています。

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このモデルではアンライド(一枚革)で仕上げられている為、革そのものの強度と革質の変化を想定した中で作られ、今後何年も使い続けると同時に、人の手の皮脂や経年による熱、光、色々な物が年輪として色の変化を見せて行きます。

この状態でも綺麗な奥深さを感じる赤い色をしていますが、今後何年かすると、更に味わいの深い赤色を発してくれそうな予感がします。

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中身は二つの袋状にコンパートメントされており、それぞれに荷物を分けて入れる事で、荷物の散乱を防ぐことが出ます。

そしてこのバッグの最大の特徴は、意外と皆さんが知らないところでも在るのですが、一般的にショルダーバッグの場合、底部分が四角く角になっているものと、このバッグのように丸みのある形になっている物では、斜め掛けした際に腰位置に来る本体の身体への沿い方が違うというところ。

丸みがあり、このバッグのような作りになっていると、四角い角の物に比べて、身体により沿うような状態で下げられる為、バッグの角が当たったり、こすれたりと言うストレスが無く、より自然な状態で持っていられるメリットがあります。

これは言われなければ意識しない所でもありますが、全てのバッグがそうではありませんが、四角い形状のバッグを斜め掛けにしていると、この”角”の部分が非常にストレスになることがあります。

人の身体は曲線で作られています。
だからこそ、身に着けるものには曲線で作られた物が合うのですね。
(多分)



今回のショルダーバッグ、この英国的な形にトスカーナらしい革質を与え、更に赤い色合いがアクセントとして魅力を与えてくれる一点。

「バッグはショルダー派」と言う方、このバッグの魅力と高いコストパフォーマンスにきっと頷くはずです。

そして、もう一つ。

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まるでBolidoのような半円状、かまぼこ状の形をしたハンドバッグ”Franca”。

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このバッグもまた見れば見る程、革の魅力を直に感じる事が出来る、バケッタレザーのナチュラルな色を使ったものです。

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バッグの要とも言えるハンドルの付け根や、各部の補強、コバのダブルステッチなど、細部にわたって物作りの真髄を見せてくれるような凝った仕上げ。

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底鋲も備え、使うシーンを想像させる細かな気遣いは、元々顧客による馬具を依頼通りに作る職人達が携えた”当たり前の仕事”。

このバッグで使われている革はヌメ革色で、その名の通り、経年と共に飴色に変色する姿を愉しむ事が出来るもの。

この革質で気を付けたいのは、これからの季節「ハンドクリームを付けた手で直ぐに触らない」こと。

「雨風の強い日には極力使うことを避ける」、「直射日光が強い場所に放置しない」など、ヌメ革ならではの”あるある”は気を付けなければなりません。

しかし、それを差し引いても尚、魅力的なのがヌメ革。

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このバッグ、コンパクトなサイズながら、日常的に持ち歩きたい荷物は殆ど収まります。
勿論、大きなものは論外ですが、モバイルや財布、ちょっとした化粧直しの道具程度なら十分に収まるサイズです。

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また専用のショルダーストラップが付属している為、両手をフリーにしたいシーンでは斜め掛けも可能。

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物作りとしての確かさだけではなく、バッグとしての実用性や使用するシーンを想定した全てに於いて備わっているのがBoldriniの魅力です。

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このバッグではライニングが採用されており、内部はBoldrini共通の深紅の生地が使われています。
こうした色のコントラストのセンスはファッション的と言うより、馬具を依頼する人々達の社会的地位を想像させるような、どこか高貴な印象すら与えてくれます。

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更にこのバッグにはブランドプレートのクロシェットとは別に、南京錠(写真ではフィルムが貼られています)と、専用の鍵が収められたクロシェットが別に付属しています。

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旅先での防犯用として南京錠を設けるあたり、そしてそれ専用の鍵とクロシェットを用意するあたりにも、Boldriniのブランド観や価値観を実感します。

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こうしてBoldriniのバッグには、ほぼバッグとして求められるものの全てが予め備わっています。

コンサバティブで堅牢で、それでいてバッグとしての魅力を最大限発揮してくれる、言わばファッション性も持ち、女性たちの日常に大きな役割を担っています。

今年、バッグを新調したいと言う方、既にバッグは購入してしまったと言う方も、Boldriniを実際目にしてみると、その思いは脆くも崩れ去るほど魅力的に映るはずです。



馬具作りからバッグ作りへの変遷を、細部に実感することが出来るBoldrini。
是非今年の秋はBoldriniを試してみて下さい。

「この仕上がりで、この価格?」

と思わず口にしてしまうはずです。





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昨日とはうって変わって晴れやかな春を思わせる陽気に包まれた今週末。
今日はいつもに増して街中に人の賑わいが多く、新年度を迎える沢山の往来が目立ちました。

春の陽気を感じつつも、やはり肌寒さはまだまだ続きそうな気配。
でも春の匂いは取り入れたい、そんな気持ちを埋めてくれるのがバッグなど御洒落を補完してくれるアイテムたち。

今日は新たに到着したDELL'GAの新作クラッチをピックアップしてみました。

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DELL'GAと言えば、当店にも長らく取り扱いが続くバッグの一つですが、その魅力は何と言っても堅牢性に長けているところ。

一切の媒体や宣伝活動を行わないDELL'GAは、元々イタリアで密かに馬具作りを営む小さな工房が始まりです。

一般的に広く世界に知られる為には、コマーシャルを持つ事が不可欠ですが、DELL'GAは昔から現在に至るまで、媒体を使う事が在りません。

その為、広告に関する費用が無く、それらは商品の価格に反映され、尚且つ元来得意とする馬具作りの技術を生かし、革質は勿論、バッグの作りそのものにも高い堅牢性を発揮しています。

今回当店がオーダーしたクラッチバッグは、昨年秋冬から継続しているB5サイズ程の適度な大きさのもの。

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A4サイズでは持て余してしまう事の多いクラッチバッグも、実際書類などを入れて持ち歩くことは、殆ど無く、ファッション性ありきで使う人が多いのが実情。

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こうした事情を汲み、最も実用的とも言えるこのサイズは、当店では女性、男性共に使える程よい大きさになっています。

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今回は女性の御客様にも広く使って頂ける様、春らしい色合いとレザーにも滑らかさと艶やかさを持ったものを選択。

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このクラッチの素晴らしい点は、ハンドルも然る事ながら、表面に使われているレザーが非常に柔らかく、そしてパッディングを施したかのように感じさせる仄かなクッション性を併せ持っている点。

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中の荷物を守る事は勿論なのですが、手にしっくりと馴染みやすい持ちやすさは、この表面の質感も多分に加担しています。

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日常的に必要な携帯電話、手帳、鍵、ちょっとしたファンデーション類ならば充分収まる大きさと内容量。

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またこのクラッチは底部に設けられたスナップを介して、薄マチにしたり、荷物量が多い時には開いて内容量を増やす事が出来る為、スマートに持ちたい時には閉じた状態で、沢山の時には開いてと、その時の状況に合わせた使い方が出来ます。

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特にこのサイズでは、クラッチとしての役割の他、バッグ・イン・バッグとして、マザーバッグに収納しておくなどの用途も可能になります。

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旅先からビジネスまで、その時、その人の用途に応じたスタイルに溶け込む自然な姿は、DELL'GAならではの実用性、機能美、そして高い満足とコストパフォーマンスが為すところです。

ついつい色違いでも欲しくなってしまうDELL'GAのクラッチは、家族やパートナーとシェアしたり、或いはギフトとしてなど、購入動機も様々。

新しい季節の始まりにも相応しい今回のバッグを、是非店頭で感じてみては如何でしょうか。


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開始以降、ご好評を頂いております今回のセールイベント。
今日も開店から沢山のご来店やお問合せを頂いており、皆様の関心の高さが窺える一日となりました。

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実は今回のイベント以降、非常に多くのお問合せやお買い上げを頂いているのが、コートやダウン、そしてレザーアイテムの数々。

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コートは軽めの物から冬の防寒まで、満遍なくお問合せを頂いておりますが、中でもナイロン地やコットン地を基本にした物に多くが集まっています。

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同時に、ブーツやシューズ類、更にバッグなどの革製品は、今回のイベントを利用する事で、更にお得に入手できる事もあり、大半の方が組み合わせてのご購入をなさっています。

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昨日ご案内させて頂いたCharles et Charlusの新作も、いち早く完売が発生し、季節の変わり目を意識した新しいスタイルを取り入れようと言う方が多く感じられます。

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Charles et Charlusのバッグは、その多くが一枚革を使用しており、それらの厚みや鞣し方、使い方によって、バッグの用途に合った柔らかさや心地良さが多く感じられます。

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リュックにも、それらは感じる事が出来るのですが、背負った際の背中に触れる部分は、特に柔らかさが求められる部分でもあり、またショルダーストラップも含め、革質によって身体に硬く感じられる事が無いなどの配慮も見受けられます。

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その他にも革製品と言えばレザージャケットにもお問合せが急増。

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我々世代に求められるレザーは、なんと言っても柔らかく軽い事。

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それでいて、汚れる事を気にせず使えるラムレザーには、我々世代が求める全ての要素が詰め込まれている様に思います。(写真:Delan)

まだまだこれから着る機会が増えるであろうダウンやコート、そしてレザージャケットを、是非今回のイベントをお得に利用して下さいね。

さて、シーズンごとに各メーカーがイタリア、フランス、スペイン、イングランドと各国の現地展示会へと赴く季節になり、当店取引先の大半が各国へ赴いています。

その中から今週から、イタリア、フィレンツェで行われているPitti Imagine Uomoに居る取引先様数名から沢山のお写真を送って頂いています。

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(おや?どこかで見た事のある御仁が・・・)
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この他にも沢山の写真を送っていただいたのですが、それらを見て感じるのは、皆さん個性の演出が上手な事。
Pitti会場を取り巻く集団(写真を撮って欲しい人たち)は別として、コート一つ取っても、ローデンコートがあったり、フロックコートの様な挙式風の物があったり、それらを自然な装いに取り入れ、日常のスタイルに繋げている事が、演出上手と感じさせてしまいますね。

フランスからの写真と比べると、それらは国の違いやファッションの趣きの違いが在ったりと、世界中の人々が集まる様々な展示会場と言うのは、私達にとってインスパイアされる一つの教科書のようです。

自分らしいスタイル

を確立する事が苦手な日本人たちに対して、自分自身のウィークポイントを隠し、魅力をより大きく見せる『術』が、海外の人々は上手なのでしょう。

日本人女性がヒールの無いペタンコ靴から幼少を始めるのに対し、海外の女性は物心が付き始めた頃から「化粧」と「ヒール」はつきもの。

生活に密着するそれら二つの物は、歳を老うまで貫かれます。

環境や生活様式の差は在れど、自分らしいスタイルの確立こそが「個性」へと繋がる最たる手段。

デザインやディテールに頼る事無く、自分らしさを大きく表に出す事を、私達日本人は学ぶべきかも知れませんね。

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ともあれ、現在実施中のお得なイベントを駆使し、もっともっと洒脱に磨きをかけて頂きたいと、私達は強く願っております。

是非今週も、沢山の皆様の御来店をおまちもうしあげております。


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徐々に寒さが戻りつつある今週、これまでとは違った装いを取り入れるべく、期間限定企画をご利用頂くお客様が増えています。

そして、今年最初のお得なイベントとなる『BUY 2 ITEMS +10%OFF』もオンラインストアと並行して週末より開催となるなど、いずれも新しい装いを取り入れる上では欠かせない企画ばかりが揃う1月となりました。

特に目立つのが、極寒の2月を前にキルティングダウンやダウンジャケット等、ミドルアウターとしての役割をになる物を取り入れる方が多く、今日も沢山の方々がご来店下さっています。

さて、そんなイベント目白押しの中、店頭では新たな季節の新作が到着を始めています。

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中でも、当店が非常に志に共感しているブランド「Charles et Charlus」。

元々馬具作りを生業とする、フランスの国宝的企業である『Charles et Charlus』(シャルル・エ・シャルリュス)は、昨年から当店に展開を始めるや否や、あっという間にラインナップが完売するほど、拘りを強めているお客様を中心に、広く関心を集めています。

詳しくは当BLOG内(またはオンラインストア)にて当該記事をご覧頂くとして、元々某メゾンに革を卸すタナリーから、選りすぐりの革を仕入れ、それらを使い南フランスの工房で手作りされる、まさにクラフトマンシップ溢れるブランドとして、俄かにその名を知らしめています。

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このブランドの製品には、日本国内の某大手百貨店の堅牢度チェックを優れた数値でクリアし、またそれらに見られる実用のクォリティ以上に、革質そのものの魅力と、手作りされた温もりから感じさせる味わい深さによって、持つ人の装い全てをも昇華して見せる程の独自の奥深い魅力が在ります。

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今回、当店がCharles et Charlusへオーダーしたのはリュックサックタイプと、バゲットバックタイプの2種類。

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大人の男性が持つのに相応しいディテール、デザイン、クォリティの全てを適えるCharles et Charlusのリュック型には、バックパックと呼ぶには烏滸がましさを覚える程の『佇まい』が在ります。

ビジネスマンに見られるスポーティーなバックパックは、ジャケットやスーツには聊かナンセンスを憶えさせる部分も否定出来ませんが、このリュックサック型には、革質と細部のディテールから醸し出される優れた「魅力」が確かに存在しています。

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極々シンプルなデザインと容量、そして古くから変わる事の無い(少々面倒なほどの)ギミックには、大人が背負うのに相応しい「何たるか」が備わっています。

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セリエによる各部のステッチ、そして見た目以上に感じられる、非常に柔らかな革質、更に摩耗や着色などを気にする事の無い(前出の堅牢度チェックによって)製品としての完成度から、このブランドが持つ最たる魅力は、「触れて」直ぐにそれと感じさせます。

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当店は予てから、ジャケットなど洋服のオーダーや、バッグのオーダーなどの際、「素材は嘘を付かない」と連呼している訳ですが、レザー製品のそれは、洋服以上にそれらを感じさせます。

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無論、良い素材が使われていても、作り手の手抜きが在れば台無しですが、しっかりとした技術による裏付け、背景、ヒストリーが在ってこそ、それらはより魅力的な物へと映るものです。

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大人が持って余りあるほどの魅力を備えた今回のリュック型は、スタッフ自身のライフスタイルに取り入れたいがゆえ、貫いたオーダーでも在ります為、きっと皆様の中にも関心を持たれた方がいらっしゃったとしたら、使って直ぐにその魅力を感じて頂けると自負しています。

「大人のリュック」

是非お試しを。


そして、もう一つオーダーした形が、このバッグ。

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昨シーズン、某有名百貨店に於いて期間限定展開を行った際、Charles et Charlus製品の全てが完売した実績を持つほど、実に都内の目の肥えた人々によって支持されているこのブランド。

その中でも群を抜いた人気を誇るのが、このバゲットバッグ。

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何故「バゲットバッグ」なのかを紐解くと、このバッグ、実は2WAY(或いは3WAY)で使える用途から想像されます。

通常、斜め掛けのショルダーバッグとして、或いは肩から下げるホーボーバッグとしての用途の他、前出の写真の様に2ハンドルのトートバッグとして使える3通りの持ち方が楽しめるバッグ。

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女性が背負っても、このサイズ(スタッフ身長約150㎝)。

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必要にして充分な内容量に加え、持ち方を変えれば書類などを持ち歩く事も可能な、非常に実用性の高いサイズ。

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ハンドルの長さ、ショルダーの長さ(いずれも長さの調節可能)など、全てのバランスが良い為、どの持ち方にしても、形にまとまりが在る事が、写真から窺えると思います。

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このバッグの開口部は全体の上下中央付近にファスナーによる開口部を以ており、それらを使い、新聞や雑誌、ストールなど、様々な物を挟みこむ様にして使う事が出来ます。

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そう、、、もうお分かりの方がいらっしゃる様に、この部位にバゲットを挟めるようにしたことから、この名がついています。

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フランス人とバゲットは、我々日本人にも想像に容易いほど、日常的な絵面。

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こんなさり気ないアイディアや、スタイルこそがフランスらしい粋と言えますね。

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作りの丁寧さ、ディテールの細かさは、その他のバッグ同様、一切の手抜きが無く、それどころか手作りによる温もりを多分に感じる事が出来、また前出のバッグ同様、革質その物の魅力を確かに感じさせています。

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ステッチの番手、色、その全てに「シンプルながら優越感が得られる」独特なオーラを纏うのも、ブランド「」によるものではなく、品質そのものが謳うものだからこそ。

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誰もが知る「ブランド」ではなく、「審美眼」で選ばれる物だからこそ、その価値が「品物」に存在するのですね。

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今回は、当店が愛してやまないトープカラーを採用しオーダー致しましたが、これによってカジュアル感よりも、品質感と大人らしい嗜みが宿る事になりました。

「大人の嗜み」

を、是非日常から演出し、そして味わってみてはいかがでしょうか。



また、その他にも、今年の新作が徐々に入荷を始めています。

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スポーツエレガンス、スポーツシック、様々な切り口は在れど、スニーカー一つを取っても、そのスタイル作りはスニーカーの存在感やテイストによって、大きく変える事が出来ます。

今回当店ではモード性とシャープな印象を作り易いPUMAのスウェード製シューズを選択。

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非常に古くから在るバスケットシューズのディテールを用い、それらにソリッドカラーのみで作り出したこのスニーカーは、PUMAらしいスリムなシルエットを持ち、またアイコンとなる部分にも総刺繍を驕るなどの拘り様。

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カラーもレッドとブルーの2色をご用意し、ブラックやホワイト、グレーなど、シンプルな装いにこそ挿して遊びを作りたい、特徴的なエッセンスを取り入れてくれる存在です。

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ジーンズなどと合わせるのも良いですが、やはりシャープさを活かし、少し攻めた装いに取り入れたくなる一足です。

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その他にもコットンとリネンを混紡したケーブル編みのニットキャップ(Highland2000)など、徐々に楽しみを加速してくれる補完アイテムが揃い始めています。

現在、ご好評を頂いているセールイベントと共に、是非新たな装いを取り入れ、今年のブラッシュアップを愉しんでみて下さいね。


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徐々に気温が下がり始めている11月。
秋らしさは深まり、冬の足音さえも聞こえ始めている今週は、どこか物静かな秋の様に感じます。

装いも急激な気温差に、慌ててコートやニットを探しに見える御客様も増え、先週に続き、多くの方々が本格的な冬支度に余念が在りません。

さて、店内ではそんな冬支度と共に、男性、女性共に新たな存在を求めてのご来店も増えつつ在ります。
それは、これまで揃えて下さった様々な装いに加える「新たな存在」を求めてのこと。

常に装いに新鮮さを保ち、毎日の装いに愉しみを与えてくれるのは、「新しい存在」です。

今日はそんな存在として相応しい新作をピックアップしてみました。

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お仕事で書類を持ち歩いたり、或いは打ち合わせに出掛けたり。
または車での移動に、それ程大きな荷物を持ち歩く事が無い時には、バッグはより小さく、必要最小限の荷物で出かけたいものです。

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男性にとっても、女性にとっても、コンパクトな収納と必要最小限の荷物を持ち歩くには、それなりの存在が必要になるのは周知のこと。

どれだけ小さくても、どれだけ身近でも、手にする荷物を収めるバッグには「それなりの見栄え」が必要ですよね。

そこで今日お勧めするのは、フランス政府が国内で「高度な技術」や「伝統技術」或いは「稀有な専門知識」を持つ企業に、毎年選出し授与するEPV(※注釈1)を褒章したレザー製品の専業メーカーである『Charles et Charlus』(シャルル・エ・シャルリュス)。

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このブランドは、馬具作りを生業とした事を発端に、某高級メゾンブランドも採用する高級タナリー(革の鞣し業社)の革を用い、熟練の職人により、フランス南西部で手作りされるバッグの老舗。

かつて当店で展開したDell'ga同様、広告戦略を行わず、ブランドとしての何たるかでは無く、「良い物を手掛ける事によって魅せられる」人々へと向け物作りをする事によって広まったフランスの知る人ぞ知るブランド。
(※Dell'gaもイタリアの馬具作りを基本に持つ革専業メーカー)

Charles et Charlusは、他メーカーの様に展示会形式を持たず、『良い革を使用して、良い仕事をする』、言わば必要とする形を、必要とする時季に作り、収める、元来在るべき姿の革専業メーカー。

今回、幾つかのモデルをオーダーした当店ですが、その中で前出の様なシーンでの出番に最適なのが、このクラッチバッグのモデル。

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某メゾンブランドの記述にも度々上る「Sellier」の文字。
これは英訳すると「Saddler」、つまり「馬具屋・馬具職人」を指す言葉。

Charles et Charlusもまた、馬具作りを生業とした事に起因し、ブランドロゴの下にSellierの文字が付されています。

ヨーロッパには馬具作りを始めとするメーカーが数多あるのには理由が在ります。
それは馬車を移動手段として、乗り物として一般的に広まった事により、それらに使用する為の道具を作る必要が在った為。

然し、何故それらのメーカーがバッグやベルト等の革製品を作る様になったのか。
それは、自動車の発明、発展が理由の一つでした。

某メゾンH社も、そうですが、自動車の普及を見越した矢先、馬具作りでは生計を立てられないと考えたメーカーは、生活に密着したバッグや革製品の製造に取り組む様になり、それらが現代までの長い期間を経て一般化して来た事が挙げられています。

その結果、馬具作りで培われた、職人の手作業による物作りや、堅牢性と言った、必要不可欠の技術と製造過程から得られる工芸美が、良い意味で市民権を得て来た事によって、多くの『知られざるメーカー』が存在する事になった訳です。

Charles et Charlusもまた成るべくしてなった、知る人ぞ知るブランドとなった訳ですが、変わらぬ物作りへの姿勢と、革の選択や妥協を許さない姿勢、そして全ての物作りをフランス国内で行う事から、2016年、件の褒章を受ける事になったのです。

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話は戻り、このクラッチバッグ、非常に柔らかく高品質である事は、触れて直ぐに解るのですが、その一つ一つのステッチや各部の仕事にも垣間見える技の数々と同時に、何より光るのが、採用されている革質。

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丹念に鞣された革質は、しなやかで繊細、且つ堅牢性を感じさせる、実に優れた物を使用しています。

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この革質を見る事で、かのメゾンも惚れ込んでいる事を知るまでに時間は要りません。

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丹念に鞣された革は、裏側のスウェード部分にも同様の質の高さを見る事が出来ます。

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通常、一枚革(アンラインド、或いはアンライニング)で作られる革には、内側のスレによる塵やゴミが出る物ですが、Charles et Charlusは、多くのデパートへ納める際に必要とされる、高基準の堅牢性や重要度のチェックをクリアしており、これらの心配は危惧に値しません。

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革の選定が、バッグの全てを決定づけてくれると言う発想は、どこか『スーツづくり』と似ている所が在りますね。

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素材が嘘を付かないばかりか、それらによって生み出される唯一無二の表情は、作りは勿論のことですが、素材によって作られるもので在る事が、こうしてバッグ(革)にも同じことが言えるのですね。

このバッグ、A4サイズが横に収められる他、冊子や書類ならば複数枚、タブレットは勿論、ファスナー式のポケットへの収納も含めて、充分な収納性も在ります。

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シンプルな作りにこそ、作り手の表現、デザインの持つ表現力が現れます。

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今回このモデルでは、前出のカラー「Gold」(※某ブランドと同じ色名です)と、このカワウソを意味するカラー「Loutre」の2色をオーダー。

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どちらも魅力のある色合いで、趣を感じさせる色の絶妙な濃さ、味わいは、経年と共に更に増して行きそうな匂いを漂わせています。

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バッグを持ち歩かない、、、と言う男性諸氏も多い様ですが、良い歳の紳士が手荷物を、ありったけのポケットに仕舞い込み、洋服が着ぶくれしている事程、見苦しい物は在りません。

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紳士たるもの、持ち物をむやみやたらに洋服の中に収めず、きちんと在るべき姿へ収めるのが一番自然で美しい物です。

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この他にも2種類、別のモデルをオーダーしておりますので、是非バッグの新調を兼ね、「新しい存在」への関心を店頭で確かめて下さいね。

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ちなみに、Charles et Charlusは、全てのバッグに写真の様なキャンバス製のトートバッグ(ハンドルが長短2種ついています)が、保存用の袋として付属します。
この袋にも、フランス政府お墨付きの証でもあるEPVの印字が施されています。

こうして見る者の審美眼が問われる質の高い製品には、広告戦略は必要が無いのです。
日本は海に囲まれた国と言う地理的状況も在り、これまで広告や媒体による、物への価値観が左右されて来ました。

然しながら、この数年、こうした物作りへの本当の理解が深まり続け、老若男女問わず、本質的な物への関心が年を追うごとに高まり続けています。

特に、バブルを知る我々世代にとって、「オーセンティックな何たるか」を知る最たる時期になりました。
これからの装いに見合う品を、或いは質を得る歓びを、是非ともCharles et Charlusから感じて頂ける事を願って止まない当店です。


注釈1・・・「Entreprise du Patrimoine Vivant」…国宝企業として、フランス政府が国内の企業の中から毎年選出し、授与している標章。 伝統技術、または高度な技術と稀有な専門知識を持つ企業で在る事を保証する物。

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是非引き続き当店がご検討の一つに加えて頂けます様、スタッフ一同心より願っております。

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その為、店休日が不規則となります為、ホームページ、或いはOnline Storeトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

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