IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

タグ:ラグジュアリーダウン

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再びどんより曇り空に包まれ、湿気もいつになく多い気がする週末。
暖かかったり、寒かったり、この繰り返しが少しずつ空気を冷たくしているのかも知れませんね。

さてさて、洋服は既に冬を想定した物選びの時期に入っていますが、皆さんは今季コートなどアウターの新調予定は在りますでしょうか?

もし新調を検討されている方がいらしたら、是非その検討の一つに加えて頂きたいのが、今日ご紹介するMooRERの新作です。

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MooRERと言えば、並み居るアウターのブランドの中で群を抜いてラグジュアリーなステージを確立した類稀なブランド。

使われる素材、パーツ、製品に至る全てのオペレーションに完璧な管理をするブランドは、錚々出会えません。

当店では様々なブランドのアウターを扱って来ましたが、そのどれもが異なる魅力や歴史を持ち、購入する方の嗜好によっても選び方が変わります。

ただ、その中でも”特に”抜きん出た”製品的魅力”を発しているのはMooRERに他なりません。

コートやダウンを選ぶ際、多くの人がデザインや色、素材の中から、自分が気に入るデザインや色などを選びます。

MooRERには”MooRERらしい”デザインや色が在り、それは他ブランド同様特徴的なものでもありますが、モード性のあるブランドほど突飛な華やかさを纏っている訳でも在りません。

では何故MooRERのダウンやコートに特別な魅力を感じるのか?

それは、掛け値なしに『全ての品質が高いから』。

品質が高いから、ただそれだけで惹かれる訳ではありません。
そこには一つのダウンやコートが作られるまでの背景があり、またMooRERが考えるラグジュアリーの在り方があるからなのです。

MooRERの製品をオーダーする時には、一つの形に対して、使う素材がクォリティ別に用意されていたり、更にそれらに色のバリエーションがあり、”同じ形”の中にもオーダーする素材のクォリティによって、価格も品質も上限が無くなるほど、高品質になっていく、MooRERならではの特徴があります。

とは言え、クォリティを下げたからと言って、良く無いものが出来上がる訳でも無く、一つ一つの品質と、作り方の丁寧さや管理によって、全てのMooRER製品が常に高い次元で成り立っています。

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今回当店がオーダーした、このSUNRISEと名付けられているモデルは、MooRERのダウンコートの人気を二分するほど高い人気を誇るモデルですが、年々高騰する副資材や主な資材の価格を考えると、かなり価格を抑えた状態で維持していると考えられる一着です。

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主に使われるウールのシェルは、間近で見ると判る毛並みや丁寧に整えられた高品質な生地。
それらに高品質なナイロンシェルを組み合わせ、今となっては定石とも言えるハイブリッドなダウンコートが、このSUNRISE。

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今回、このモデルをオーダーするにあたり、当店がどうしても欠かせなかった色が、この”LAVAGNA”と言う色。

イタリア語で黒板?を指す言葉の様ですが、実際にはオリーブ色とグレーを混ぜたような、如何にもMooRERらしい中庸な色合いなのです。

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この中庸な色のウールに合わせ、同じトーンのナイロン素材を組み合わせた、見事な異素材コントラストはMooRERらしさの特徴の一つ。

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袖、裾、フードの一部にナイロン素材を使い、その他は全てウール素材。
一つ一つが上質な素材で固められると、たったそれだけで”目に訴えかける”魅力は、確かに伝わって来るものなのです。

恐らくは、それを”上質”と表現すべきなのだと思います。

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中綿となるダウンには95%:5%の割合で、パンパンの状態に詰め込まれ、初めてMooRERのダウンに袖を通す人の多くが、その内容量に納得します。

またMooRERのダウンは裏地のラペルに記載されている適応気温などがメーター表示されており、MooRERの製品の中にはマイナス25度まで耐え得ると言うような強力なダウンも存在します。(ヘルシンキと言うモデルがそれにあたります)

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素材、中身、そして無駄のないシンプル且つデザインされた形によって、MooRERのダウンコートは他のダウンやコートとは違った威光を放ちます。

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日本の冬は世界の中でも降雪量が多いとされており、寒さだけじゃなく降る雪に対しても気を使います。
MooRERのウール素材は殆どが弱撥水性を持ち、余程の大粒の雪の中に埋もれたり、土砂降りの雨の中に居続けない限り、ササっと掃うだけで水滴となって落ちて行きます。

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高い実用性と高い保温力、そして優れた素材とデザインによる完成されたダウンジャケットやダウンコートを揃えるMooRERにとって、

本当の高品質とは何か

を肌で感じるのに最も相応しい存在が冬のダウンコート。

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全ての価格高騰が叫ばれている今、”確かな物を手に入れる”ことが、結果的に大切に愛着を持って着続ける事につながり、それは一種のサステナビリティでもあります。

年々ラグジュアリーブランドの価格が上がり続け、その中でも比較的価格維持に努めている方でもあるMooRERは、きっと今冬の入手が最も賢い選択かも知れません。

少々難しく書いてしまいましたが、今回のこのダウンコートは、色、素材、形、全てに合格点を与えたい、当店イチオシの一着です。(簡単すぎましたね…)

MooRERを既にお持ちの方も、まだ試された事の無い方も、是非この冬はMooRERの新作をお試し下さい✨








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寒さに煽られ、装いを求める欲と共に、食欲も追い打ちをかける秋真っ盛りの今月。

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徐々に冬への序章を思わせる毎日の繰り返しに、首元にはマフラー、ニットにジャケットは欠かせない物となって来ました。

昨日、女性のお客様にご紹介させていただきましたMOORERのコートには、昨晩のうちから今朝にかけて沢山のお問い合わせを頂いており、MOORER以外にも、ダウンジャケットやコートの中には、既に店頭から姿を消し始めている物が出始めています。

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そこで、今日は既に店頭でご覧になられた方も多いと思いますが、メンズ(Uomo)のMOORERにも触れてみました。

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メンズのMOORERは、当店では一昨年から取り扱いを開始して以降、その価格や魅力と共にダウンジャケットとしての地位を既に確立しています。

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今回皆さまにご紹介するコート(ダウンジャケット)は、比較的シングルのタイプ、そして短めの丈のタイプで、様々な媒体で目にされているであろうスタンドカラーにレッキスファーを取り入れた、MOORERの中でも人気のタイプの新作です。

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MOORERをご存じの方であれば、大よその価格は想像に容易いと思いますが、今回当店が求めたのは、20万円を超えない事、そしてファーを取り入れる事、またジャケットやスーツなどとの相性が良い事でした。

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自ずと、ジャケットの上からも、カジュアルな時も、共に使えるモデルを選ぶとなると、このモデルが最も適しており、また丈の長さやフロントの袷せのバランスも良く、今回のダブルブレステッドのモデルは、非常に優れた実用性を発揮してくれる一着と言えると思います。

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ボディの表面(シェル)はマットな質感の中にも艶やかさを見せる独自のシェルに、限りなくブラックに近い(MOORERお得意の)ミッドナイトブルーを選択し、衿の内側に配されたレッキスファーとの相性も非常にマッチしています。

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着脱可能なファー、そしてこの、狭幅のダブルを選んだ事によって、襟元の表情が豊かになり、全体にもたらす印象も一段昇華して見えてくれる様にも思えます。

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各部のパーツについては、昨日のBLOG上でも触れておりますので割愛させていただきますが、やはりと言うべきか、細部のディテールには、MOORERがMOORERである事の証明とも言える、手抜きの無い拘りと仕事が垣間見えます。

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また、ウィメンズ(Donna)同様、小さな部品一つ一つにも手を抜くことがないMOORERは、鳩目一つを取っても、ご覧の様に刻印されたオリジナルのパーツを使用するなど、見れば見る程、それらの魅力、仕事の緻密さは多くの発見につながります。

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今回のモデルである狭幅ダブルの「形としての魅力」は、恐らくジワジワと惹かれて来るものだと私達は感じておりますので、それらには触れず、今日は前述の小さな部分に拘りを持つMOORERのパーツ写真を幾つか撮ってみました。

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御馴染とも言える、独特な味わい深いボタン、ファスナーの引手(スライダー)に使われるクロームのパーツ。

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ライニングに使用されるシリコンコーティングされたスライダーは、滑る事を防ぐ効果も持ち合わせています。

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裏地には、ウィメンズにも同じく使用されている丁寧なパイピング、そしてメンズのコートでは内ポケットも装備されています。

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左右非対称となるポケットの形状は、恐らくは右利きの方にとっては、物を取り出しやすい形状と共に、使用方法を意図的に配した物であろう事が解ります。

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そして、しなやかで艶やかな裏地と、ウエストに設けられたドローコードには、同じく拘り抜かれたコード、そしてアジャスター、専用のエンドキャップなど、全てに刻印を見る事が出来ます。

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意外なほど、見る機会のない、細部のパーツには、多くの場合が汎用品を用いられる為、完全な専用品を用いる事にも、ブランドの拘り、そしてブランドの持つ技術的、発想、アイデンティティの全てが凝縮されている様にも感じさせてくれます。

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つまりは、星の数ほど在るアウターの専業ブランドの中でも、MOORERがMOORERで在る事への証明、言わば名刺代わりと言える所が、こうした部分にも在るのかも知れませんね。
無論、内容やシルエットへの拘りは一流で在る事は言わずもがなです。

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こうして昨日に続き、MOORERの魅力をお伝えしてきましたが、当店では冬のアウターが選び切れない程、様々なブランド、様々なモデルが揃う為、ご来店の皆様が常に頭を悩ませている事が、申し訳なくもあり、また当店の様な小さなお店の中で、様々なモデルを悩めることへの歓びを感じて頂ける事にも、私達は嬉しさをも感じています。

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そして、既にウィメンズが先行して展開を始め、遅れる事約一か月、ようやくメンズのROSSIGNOLのダウンジャケットも到着をいたしました。

某誌面では、『最後の大物』としてFayを、また『フランス最後の大物』としてROSSIGNOLを紹介する節が在りましたが、ご存じの様に、当店が展開するROSSIGNOLは、オールドアーカイブに源流を持つ、昔ながらのオーセンティックを、先進性の素材やテクノロジーで表現するSport Chicのライン。

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「そのSport Chicって、どんなカテゴリーなの?」
そんな言葉が店頭で度々飛び交っていたのも束の間。
既に当店にお見えになるお客様(特に女性)にとって、ROSSIGNOLの持つ、モード性を生かしたStudio、そしてスポーツギアとしての魅力を如何なく発揮したSport Chicとして、アクティブなマウンテンギアの一つ、或いは古き良き時代を今に甦らせたアウターとしての魅力を十二分に感じて頂いています。

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このモデルは、ウィメンズでも展開されているボンバージャケットタイプの物と同じナイロンシェルを使用し、マットな質感と独特なブルーの彩色から、まさに古き良き時代のダウンジャケットの香りをプンプンと放っています。

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使い易い各パーツ、大きめのポケットや細部のディテールには、ROSSIGNOLで在る事の証明、前出のMOORER同様に、ROSSIGNOLがROSSIGNOLで在る事の証明書になっています。

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数多のアウトドアブランドを置き去りにするクォリティの高さと、新生ROSSIGNOLを動かすGUCCIやD&Gに在籍した様々な著名人の手も加わり、それらが更なるハイクォリティを見せ、全体から得るオーセンティックな雰囲気以上の内容と満足が確実に得られる一着と言えるかも知れません。

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一つのアウターとしての価値観、またライフスタイルに合ったアウター選び、多くのスタイルに対応出来る様々なコートが出揃う今シーズンは、女性だけではなく男性も同様に、頭を悩ませる姿が目立っています。

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リベラルな向きの多いファッションの世界の中にも、こうしてROSSIGNOLの様にコンサバティブなスタイルをオーセンティックの一つとして貫くブランドもあると言う事が、温故知新を通じて理解できるような気が致します。

私達IL MAREでは、御客様に「所有する満足」と「身に着ける満足」を提供出来る様に心掛けています。
それらは、現代のオシャレの中に求められるはずの『夢を持てる御洒落』が減りつつ在る事を危惧しての事ですが、若い人たちの想像の中には、リアリズム(現実主義)に生きるライフスタイルが在り、その中にはオシャレも含まれており、私達の若かりし頃の様に、一つのオシャレに対する情熱は、もはやナンセンスとなりつつ在るわけです。

しかし、同じ装いを楽しむ中で、一つのオシャレの中に、沢山の造詣と手に入れる事、身に着ける事への満足は、御洒落を好む人にとって、欠かせない重要なファクターでもあります。

夢のあるオシャレを楽しむ事は、一つの趣味でもあり、自分自身を成長させ高めてくれる一つの気映え。
沢山のブランド、沢山の洋服の中から、どんな装いを求めるかについてはリベラルで良いと思うのですが、中にはコンサバティブを高めた「オーセンティック」を極める、そんな見方、捉え方が在って良いのだと私達は常々感じています。

人の数だけ存在するオシャレの数は、それぞれが異なる個性であり千差万別。
これから40代を迎える方、或いはこれから50代を迎える方にとって、一つの転換期となる『何か』が、当店で見つけて頂けたら、と私達は思っています。

どうぞ、これから冬のオシャレを楽しもうと思われている当該年齢の方々がいらっしゃいましたら、是非とも店頭で様々な質、様々なディテールに触れてみて下さい。

勿論、今日ご紹介させていただいた、それぞれのクォリティを味わい、感じて頂きながら。

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冷たい空気に包まれ、今日はこれまでに無い気温の低下に伴い、開店から多くのお問合せ、ご来店を頂く一日となりました。

急激な気温の変化は、暖かさを身に着けたいと思わせるもの。
そして今日はそんな方々のお問合せは各ブランドのコートへと集中いたしました。

今日は当店にとって数年ぶりとなる仕入でもあるウィメンズのMOORERが到着し、これまでのFayやHERNO、その他多くのブランドのコートに加え、いよいよ最後のコートが揃う事になりました。

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今回初めてご覧頂くお客様も多いと思われるMOORER(ムーレー、或いはムーレイ)は、旧来のお客様にとって、久しぶりのお目見えとなるのですが、とかく細分化されたベーシックアイテム、それもダウンの中で、その最高峰の名を欲しいままにしている専業ブランドが、イタリア、ヴェローナ発信のMOORER。

ヴェローナと言えば、シェークスピアの劇作「Roméo et Juliette」の舞台となっている歴史上の名地。
ジュリエットの身を乗り出すレンガ作りのバルコニーが目に浮かんだ方は、素晴らしい想像力と記憶力をお持ちですね。

その名地ヴェローナに端を発し、1999年創業と間もないながらも、MOORERは、中綿となるダウンに最高品質を謳うプルミエールダウンを使用し、それらはイタリア国内で洗浄殺菌され、更にイタリア政府による厳格な基準をクリアした物を使用する(内タグの品質表示にそれらの証明が記載されています)等、内容は勿論の事、金具に至っては、某H社とMOORER社のみに提供されるパーツを用いる等、そのすべてのディテールが、拘り抜かれたものが使われ、一切の妥協を許されないと言う、一つのラグジュアリーの在り方を、ダウンジャケットと言うアイテムで表現しています。

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それらの品質は政府によるお墨付きと共に、細部のディテール(パイピングや裏地、中身の縫製や品質に至るまで)は、とにかく拘り抜かれています。

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製品表示のタグが収納される小さなポケットさえ、別に用意され、それらには丁寧なパイピングが施される凝りようです。

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MOORERは、一説には、某M社を凌ぐ輸入量となっており、日本国内ではその名を知らない人がいない程の位置にまで、辿り着いています。

既にメンズ(Uomo)では、一昨年から入荷を始めており、ウィメンズ(Donna)としては今回が久しぶりの入荷となるのですが、今回当店がオーダーしたモデルは2型。

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一つがこのカシミア混ウールを上半身に用いたウールシェルとナイロンシェルの切り替えによるモデル。
このモデルは近年のMOORERには比較的多くみられるディテールを沢山取り入れており、スタンドカラーや、それらに使われるレザーパーツ、更にレッキスファーのカラー(衿)等、MOORERを知る人にとっては、MOORERらしさを感じさせてくれるモデルの一つとして数えられます。

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この艶やかな表面素材には、カシミアを混紡している事を感じさせる、色、艶が、MOORERが妥協を許さないブランドである事を教えてくれると同時に、ブラックと言うカラーの可能性を感じさせてくれる、言わば「品質を最も解らせる色」として当店はオーダーしています。

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内側に配されたレッキスファーは、メンズのモデルと同じく、柔らかく獣脂を感じさせる様な艶やかな触り心地と、頬や首元に暖かい空気を滞留させる一つの防寒としての役割、そしてMOORERの名に恥じないラグジュアリーな魅力を演出しています。

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襟元のパーツには、皮革製ストラップを使用し、スナップ状のボタンを介する物を採用しているのですが、このスナップボタンにも、MOORERは拘りのボタンを用いています。(前述の専用パーツを使用)

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それらの一つ一つが、丹念に作られた物である事、また一つ一つの素材に理由や魅力が備わっている事が、MOORERたる所以でもあります。

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また、特に知られていない話題として、MOORERには、同じモデルの中に、使用する素材が幾つも用意されており(ウールの種類や、ナイロンの種類等)、色のバリエーションではなく、素材のバリエーションによって、数通りの価格帯が作られる仕組みとなっており、同じブラックのウール、或いはナイロンでも、その価格差は、一つ一つ異なる様になっています。(見た目には解らないかも知れませんが、素材の違いは比べると明らかです)

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こうして、当店がこれまでと同じ様に、シャツやジャケット、ニット、その他多くのアイテムに於いて、拘りと同じ類の中で魅力を分けて仕入れるブランドの背景は、ブランドの数の分だけ、魅力も様々に存在しています。

既にMOORERをご存じの方も、初めて知る方も、実際の品を見て、触れて頂く事によって、それらは全て感嘆へと変わります。

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そしてもう一つのモデルが、この今季から始まった新しいラインナップ、「CAPSULE」(カプセル・コレクション)のコート。

カプセル・コレクションは、これまでのMOORERのアーカイブから抽出し、今に蘇らせた、言わば新しい魅力を備えたクラシックとでも言うべき存在。

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今回当店がオーダーした、このダウンコート(チェスターコート)は、Aラインに近い見た目を持ちながら、実際袖を通すとわかる、ウエストの仄かなシェイプ、そして何より目を引く、太目のラペルとラップフロント(布包のボタンを介しています)の仕様によるクラシカルなフェイス。

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実はこの素材は、ヘリンボーンを主としたファブリックですが、その素材には、はっきりとしたヘリンボーンではなく、凹凸を持った特殊なヘリンボーンを使用している為、実際ご覧頂くまで、それらがヘリンボーンとは解り辛い程の珍しい素材を使用しています。

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単なるコートとしての完成度も非常に高い上に、これらにダウンの暖かさ、保温性を齎したカプセル・コレクションの一着は、それらがダウンで在る事を忘れさせてしまう程に、ディテールへの拘りとシルエットの美しさが際立っています。

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多くの場合、100%(100点)の状態を商品にしたいと思っていても、それがその通り敵わないのが当たり前の定石で、それらは品質管理に長けた日本のメーカーにさえ、今となっては難しい問題とされている所ですが、MOORERの品質管理には徹底した管理の元行われ、それらが確実に品物の完成度へと表れている事が解ります。

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また、このコートには、素材特性による艶を持つウールにより、表面に色の変化を見る事が出来ます。

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単なるクラシックな物作りへ傾倒するのでは無く、間違えの無い品質、間違えの無い選択によって、それらがラグジュアリーな存在である事を、異なる角度から知る事になるのがMOORERの魅力の一つと言えます。

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今回、この冬のアウターとして、残すところ後数着の到着を待つのみとなりましたが、大半のダウン、コートの到着が進み、残すところ、オーダーによるコートを加えた僅かとなりました。

今シーズンは、メンズ、ウィメンズ共に、非常に魅力的なコートが沢山揃った、またとないシーズンとなり、既に御来店頂いたお客様、そして我々スタッフにも、悩ましい新作が沢山となっています。

これから新たに装いを新調される方は、是非この機会に新たな魅力を持つMOORERに触れてみては如何でしょうか。
勿論、メンズのMOORERも僅かでは在りますが、在庫のご用意が御座いますので、是非この機会に🎵


※お知らせ・・・今月の店休日に一部変更が御座います。
詳しくは下に記されております店休日のお知らせをご覧ください。

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