IL MARE JOURNAL

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タグ:ナポリ

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大寒波一過と思った矢先、今日は再びの強い寒さに見舞われました。
こんな日は暖かな部屋でじっくりゆっくり時間を過ごしたい、と思うものですが、人生の残り時間の少ない我々世代にとって、時間は有効活用は必須。

こんな日こそ自宅内の様々を整理したり整頓したり、有効に時間を使っておきたいですね。
とは言え外の雪をどう片付けようか、冷たい路面を滑る事無く過ごそうか、そんな心配もありますが、どこかで割り切りも必要、自宅にこもって整理整頓の週末にしましょう(?)

さて、整理整頓と聞こえの良い文言で始まりましたが、実は今日は(特にオンラインストア、Instagram経由の方々)お待ちかねの方が多かった、イタリア、ナポリのベルト専業メーカー”Alberto Luti”から新作のベルトたちが到着いたしました✨

使っていない、出番のないベルトは二次流通へ処分するとして、ここはヤッパリ新しい物に入れ替える、それもある意味整理整頓です。

そんな思いを持ちながら見て頂きたいと思います✨

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イタリアで生まれた古き良き時代の映画マカロニウエスタンに端を発し、そのテイストはまさにイタリア製アメリカンスタイルでもあり、イタリア生まれのウエスタンスタイルでもあります。

と言っても、コテコテのアメリカンウエスタンスタイルではなく、洗練された現代のスタイルに合わせるべき”ハズシ”の一手としてチョイスするのが正しい選択。

今回入荷しているのは3種類のベルト。

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一つ目は昨年も入荷と共に完売してしまったウエスタンバックルの付いたプンターレの仕様。
「あれ?去年の色違い?」
と思われた方も多いと思いますが、実はバックルや剣先の金具、全体の印象は同じですが、ベルト本体の幅を前回より使い易い細さに指定しています。

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ベルト幅は3㎝を超えるとしっかりウエストをホールドしてくれる反面、ジーンズ以外のパンツに合わせると、どこか迫力が付き過ぎてしまうきらいがあります。

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その為、本体の幅を5ミリほど細くし、より使い易いサイズに仕上げているのが今回のモデルです。

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前回は全てがブラックだったのに対し、今回は短毛のスウェードに味わい深いブラウンのベース、そしてバックルと剣先はシルバーにターコイズブルーの組み合わせ。

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コテコテに見えて、そうは見えないのがAlberto Lutiの魅力ですが、そこには洗練された美しさや繊細な彫刻等が加わり、イタリア人らしい鮮度溢れる一本に仕上げられています。

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ブルーデニムに合わせても、ガッツリカジュアル!な印象ではなく、我々世代に相応しい、どこか落ち着きとクリーンさが溢れる仕上がりに。

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ジーンズの他にも、コットンのパンツやウールのパンツ、女性ならシャツワンピースやロングベスト、ロングカーディガンなどにエッセンスとして取り入れてもサマになりますね。

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二つ目がコチラのミニコンチョを組み込んだプンターレタイプ。

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バックルは非常に凝った彫刻とラギッドにならない洗練された存在感を醸し出す仕上がり。

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剣先にも丸みのある金具の採用によって、プンターレとしては尖った感じの無い、少しマイルドな表情になっています。

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コチラもまたジーンズやチノーズ以外に、ウールのパンツへのアクセントとして、また女性にとっても前出同様扱い易いベルト幅、色によって、シンプルなスタイルに奥行きを作ってくれる存在になります。

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エスプレッソカラーとでも表現したくなる、非常に味わい深いダークブラウンのスウェードが、その日のスタイルに上質感も与えてくれそうです。

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そして最後が、このレザーメッシュのプンターレタイプ。
メッシュとプンターレの組み合わせは、実はとっても好相性。

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使いながら革の編み目が締まって行き、革そのものも柔らかく馴染み、全体的に丸みを帯び始めると、ベルトそのものにも味わいが加わって行きます。

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その伸びて来た頃くらいが、このベルトの魅力はピークに達します。
目が詰まり全体が伸びて来て、ベルトそのものも柔らかくなり剣先が(その重みで)下へ下がる様になります。

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プンターレはジャストサイズで愉しむものと、垂れた状態で愉しむものの二通りがありますが、メッシュは垂らして楽しめる一本。

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メッシュのベルトゆえ、オンスタイルに取り入れハズシの一手として使うのにも、それほど違和感を感じさせません。

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ライトブラウンの革色が、使い込むごとに色を変え、徐々に色濃くなり、全体的にヤレた感じが出てくると、このベルトの魅力もまた更に味わいに。

洋服同様に、ベルトにも「変わって見えないけれど、少しずつ変わっている」トレンドがあります。
「持っているから」とタカを括っていると、次代の空気に取り残された物になっていることもしばしば(特に洋服や靴に在り得る”アルアル”です)

この週末は自宅の整理もしつつ、是非ベルトの要不要の選定も✨

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Alberto Lutiのベルトはコチラから


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非常に冷たい寒気が流れ込み、昨日からとても寒い一日が続いています。
もはや冬到来と思わざるを得ない嫌~な寒さがやって来ましたが、今朝行われたサッカーの熱気が嘘のようです…。
この天候に、暖かさの確保は勿論ですが、御洒落も忘れずに補っておきたいですね。

そんな寒さ厳しい今日は、少し遅れて到着したBARBAの新作を取り上げました。

「BARBA=シャツ」ですが、今日ご紹介するのは何と「ニット」です。
BARBAがシャツ以外のラインナップも揃えていることは既に皆様もご周知の通りですが、ニットウェアは初の試み。

シャツ等と同様ニットウェアにもBARBAの妥協無き拘りが詰め込まれており、その多くは”素材”に活かされています。

そのニットウェアの中から今回当店がオーダーしたのは2つのモデル。

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一つ目はアルパカを半分以上ブレンドした、柔らかくて軽くて暖かい、まさに女性のニットに相応しい一着。

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ボックスに近いシルエットボディに、ややバルーン気味の膨らみを持った袖を持ち、オーソドックスなニットに見えて、その実女性らしさが表現されたBARBAらしいニットです。

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ボールドによる立体感に富んだ畔編みと、相性の良いライトブルー⇒ライトブラウン⇒ブラウンと言うグラデーションを施した事で、パネル状の色の変化が魅力になっています。

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元々相性の良いブルーとブラウンを、中庸な色を挟んで組み合わせるあたりが、如何にもイタリア人らしい洒落感。

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シルエットと着丈のバランスが良く、ボトムスを選ばずスカートでもパンツでもハマり易い、見た目以上に使えるニットです。

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写真の組み合わせではオフホワイトのパンツを合わせていますが、淡い色を天に、裾へ向かうにつれて濃い色になるトップスは、ボトムスをダークトーンで組み合わせると痩身効果、長身効果も生まれます。

女性らしさと暖かさ、二つを併せ持ったお勧めのニットです。




そしてもう一つが、コチラの一着。

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メンズでは見かけるものの、意外なほどウィメンズでは少ないロングスリーブのニットスキッパー。

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シャツの延長線上とも言える、この形はBARBAならではと言えるような絶妙なバランスのもと作られています。

しかもこのニットは、とても厚みがあるカシミア混のミドルゲージを使っている為、想像以上に肉厚で暖かさを感じます。

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衿の開きや角度、そして前出と同じくボックスに近いシルエットが、華奢さよりもむしろコンサバティブな印象を感じさせ、このあたりもBARBAらしさと言えるかも知れません。

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カラーはブラックに限りなく近いネイビー=ミッドナイトブルー。
冬のホワイトとの相性は抜群に良いのはもちろんですが、ライトグレーやチャコール、チェックやツィーディーな柄、素材まで様々な組み合わせを愉しめます。

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またインナー利用としての他にも、中にタートルネックをレイヤーしてミドルアウター的な着方が出来るのも、このシルエットならでは。

季節も秋から春まで使える事を考えると、出番は相当増えそうです。

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シンプルなスタイルを好む方にはマフラーやストールだけで色を加えるのも良いですね。

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職場の環境さえ許されれば、仕事にも使えそうな雰囲気を持っているこのニット。
衿がついているだけで、見た目にも”キチンと感”が出てくれますね。

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他にも足元だけ色を加えたりして、秋冬をミニマルなスタイルで通したい方には必携と言える一着かも知れません。

このニット、写真からは伝わり辛いのですが、とても肉厚感があるお陰で安心感があり、暖かさと洒脱感の両方を備えた「大人の女性の為の一着」です。




今年はコロナ禍やウクライナxロシアの戦争の影響等もあり、海外からの荷着が遅延気味ではありますが、このニットたちはまさに今が着時。

これからの寒さに”御洒落”で対処したい方は、是非一度試してみては如何でしょうか。
見た目だけではなく、着心地と暖かさに納得していただけると思いますよ✨






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気が付けば街の彼方此方にある木々の色が黄色く色づき始めています。
秋真っ盛りの風景も、あと少しと言う感じでしょうか。

こうして寒さが進んでくると、装いも完成させたいですよね。
秋冬と言えば防寒対策も含めて、レザーグローブが”名脇役”になる季節。

今日取り上げるのは、既に昨年まではメンズでも展開していたイタリア、ナポリのグローブメーカー”PARISI groves”。

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”PARISI”は1870年の創業以降、100年以上もの間、レザーグローブを専門に作り続けて来た老舗中の老舗。

ナポリとアマルフィに工房と店舗を構え、職人達が丹念に作り続ける「しなやかで柔らかく手のひらにフィットする」心地良さが特徴。

原材料が高騰する今も、優れた革の使用と手作りを守り、安定した価格を提供することを続けています。

そのPARISIに今回ウィメンズとしてオーダーしたのは2つのモデル。

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一つはPARISIの付け心地を最も味わえるラムナッパを使用したシンプルなグローブです。
専門の職人が厳選し、丁寧に鞣された柔らかく滑らかなラムナッパを、カシミアのライニングで縫い上げた定番中の定番。

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もはやカシミアのライニングは”無くてはならない”一つですが、グローブとしての柔らかさを維持しながら、暖かさを保つ上で必要不可欠。

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今回当店がオーダーしたダークブラウンは、写真でも解るとおり、仄かに赤味を帯びた、とても味わいのあるブラウン。

革そのものが作り出す艶やかさ、手を入れた時に感じる極上の柔らかさは、革質が全てを物語っています。

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手首回りのベルトの有無には好みが有りますが、実際日常的に付けていると、ベルトが無い状態の方が、脱ぎ着もし易く、袖回りを邪魔する事が無い分、実は見た目的にもシンプルな状態の方が(当店としては)ベストな選択。

スポーツグローブの様に、必ずしも手首をホールドしていなければならないシーンには出くわさないので、ここはヤッパリ御洒落優先で選びたいところですね。

この味わい深いダークブラウンを合わせるべく、こんな↓スタイルもお勧めしています。

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落ち着きのある色のトーンにブラウンを合わせる、それはもはや定石であるとして、敢えて鮮烈なレッドやグレーのような色に加えるだけで、グローブの存在価値がグッと上がります。

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組み合わせに使用しているのは、Drumohr(Donna)のラムズウールのニットですが、今回のDrumohrのレッドは実に美しい発色をしています。

ルビー系でもなく、パッション系でもなく、これこそレッド、真赤と言わんばかりの魅力的な色。
このレッドとの相性は抜群に良いのが今回のブラウンです。

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ちなみにこのスタイルは、加えるアイテム次第で、一気に”デイリーカジュアル”になり、またコートやジャケットを合わせるだけでオンスタイルにも変わる、お勧めの組み合わせ。

「いつ何があるか解らないから、ちゃんとした服装で過ごしたい」と言う方(笑)には是非お勧め。

と、チョッピリ脱線しましたが、グローブはもはやスタイルを完成する上で欠かせないアイテムの一つで、単なる防寒アイテムではない事は言うまでも在りません。

見過ごしがちなアイテムだからこそ、「由緒正しい質の高い物を持ち合わせたい」それこそが大人の嗜みです。

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そしてもう一つがコチラのラムナッパとアストラカンを縫い合わせたグローブです。

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現在40代後半から50代の方にとっては懐かしい響きでもある”アストラカン”。
もともとアストラカンとは、ペルシャンラムを指すのですが、近年では特徴的な巻き毛を持った立体的な素材を総称して呼ぶ事が増えています。

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その巻き毛の紋様や雰囲気には毛足の長さ等も影響し、特許を持つアフリカ原産のもの等もあり、大半がブラック、或いはグレー系のもの。(※写真は参考写真)

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そのアストラカンを甲側に使用し、手のひら側には御馴染みのラムナッパを用いる事で、暖かさと見た目の上品な印象は勿論、PARISIが大切にしているフィット感を損なう事なく作られています。

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洋服のスタイルで例えるなら「同色異素材」をグローブで表現した?とでも言えるでしょうか。
この手のグローブは数あれど、「本気で作った」グローブは、実際それ程多くはないのでは?と思います。

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こちらもライニングは”不可欠”なカシミアライニング。
甲の暖かさとライニングの暖かさで、見た目から暖かさを感じますね✨

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このオールブラックのグローブには同じ色の中に奥行きを感じさせる分、組み合わせる洋服、靴にも異素材を合わせると、よりグローブにも存在価値が高まります。

写真のようにポニーを使ったパンプスを合わせるなど、一つの色のトーンの中に沢山の素材違いが集まると、たったそれだけで「180度違ったスタイル」に見えるものです。

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もはやグローブの存在意義は、かつてのような防寒道具ではなく、”ファッションアイテムとして必要”な存在になっています。

手に付けるだけではなく、バッグやジャケット、コートのポケットに挿すなど、色んなシーンでグローブは「物言わぬ主張」をしてくれるものです。

これから益々寒くなる時期に向けて、是非今回の新作グローブを検討してみては如何でしょうか?

きっと心も体も暖かくなれる?はず…









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あっという間の秋の到来に夕方以降の寒さは、一際進んだように感じられます。

写真は昨日の夕空。
まだら雲に夕日が射して、何とも言えない綺麗な空を見せてくれました。

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夜間近の空はこんな風に怪しい光を放ち、秋の夜空の色んな表情を見せています。

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一昔前には考えられなかった”一瞬のひらめき”をスマートフォンに収めて置く事が出来る便利な時代。
こうして自然が見せる様々な表情を収めておくのも、また秋の変わった景色を眺めることが出来る風情の愉しみ方と言えるかも知れませんね。

さて、昼と夜の気温差が開き始め、多くの方が服装を迷っていらっしゃいます。
今日は季節問わず気になる、尚且つ”レア”な存在のウィメンズパンツをピックアップしてみました。

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ご紹介するのは”GERMANO”。

GERMANOと言えばメンズでは知られた美シルエットが魅力のボトムス専業のブランドですが、何と今季ウィメンズが初の入荷となったのです。

とは言え、日本のお店でも取り扱っている店舗は数少なく(ひょっとしたら当店だけかも知れませんが)、男性のパンツを見て「あんなパンツが欲しい」と言う声をチラホラ耳にしていた当店だけに、女性のお客様に男性と同じ拘りを持った製品を提供出来る歓びは、このブランドに限らず実はとても大きなものなんです。

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MTG GERMANOと名付けられたウィメンズのコレクションは、今回初めて(今秋冬分)代理店様で見つけてしまい、数々のファクトリーブランドのウィメンズボトムスを揃えたい当店としては、間髪入れずにオーダーをお願いしました。

これまで、そして現在も、様々な専業ブランドのボトムスを取り扱って来ましたが、”美シルエット”で知られるGERMANOのウィメンズとあって、自ずと期待値も上がりましたが、そのオーダー分が本日到着しました。

元々イタリアのナポリ近郊サレルノで1952年に設立されたGERMANO。
イタリアらしいサルトリアーレの手法を取り入れ、イタリア国内で生産され続ける老舗のファクトリーです。

このブランドのラインナップには様々なテイストの物がありますが、何と言っても無駄のないシャープなシルエットは、GERMANOらしさを最も感じさせてくれる物でも在ります。

その優れたシルエットを

女性らしい美しさ

で表現したウィメンズのラインナップは、メンズ同様のシャープな魅力を持ちながらも、イタリア人が好むディテールやシルエットをそのまま再現した物が多く揃います。

今回当店がオーダーしたのは2モデル、計3種のパンツ。

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一つ目が、この綺麗なオフホワイトのサキソニー素材を使った2プリーツのトラウザーズ。

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ウエストをホールドする太幅のベルトラインと、腰回りにゆとりを与えるプリーツ、そしてそこから裾へ向かってシャープにテーパードするシルエットは、GERMANOが考える女性のパンツに於ける美的解釈。

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履く前からシルエットの美しさを想像させてくれるシルエットに、当店がどうしても拘ったのが、この柔らかくしなやかなドレープを生むサキソニー。

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柔らかく、軽く、そして趣のある素材の恩恵と色、これらがこのパンツにピッタリ合っているのは、素材との相性が良いと言う事。

女性のパンツに於ける動き易さや履き易さ、素材の柔らかさ、軽さ、その全てが一つに集約された様な、美しいパンツに仕上がりました。

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男性のそれとは違う、女性の為だけのGERMANOは、確実に女性の身体を美しく見せ、また装いに華を添えてくれる存在でもあると言う事が伝わって来ます。

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イタリア本国で全て作る事に拘りを持ち、また「たかがパンツ一本」に対して、これほど沢山のブランドがある中で、違った魅力を与えてくれるGERMANOのパンツには、他のブランドが持つアイデンティティ同様、GERMANOだけの表現と言うものが確かに存在しています。

このパンツ、オンスタイルのシャツやジャケットは勿論ですが、特に休日のボリュームのあるニット等と合わせ上品なスタイルも、とてもお勧め。

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秋冬の上品カラーの代名詞、オフホワイトやトープ、アイボリー等と組み合わせて、女性だけのラグジュアリー感溢れるスタイルも。
(写真使用商品:パンツ/GERMANO、ダウンベスト/SCHNEIDERS、コート/MAX MARA)

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女性だけが楽しめる特別なカラーやアイテムを組み合わせた上品な秋冬スタイルに、このパンツは必須。
確実に大人の女性感を作りだしてくれる一本です。




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2本目はコチラのストレートシルエットが特徴のベルトレスのトラウザーズ。

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実はこのパンツにも当店なりの世界観があり、ウールなどオンスタイルに限定する素材を選ぶと、他ブランドのパンツでも代用が利くものになってしまいます。(勿論、細かく言えばシルエットはそれぞれ違いますが)

そこで当店が選んだ素材が、

厚みのあるストレッチデニム生地

です。

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このパンツのシルエットの特徴を生かしてくれる、柔らかさとデニム生地らしいハリは、綺麗に魅せる為には無くてはならない物でした。

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太幅のベルトライン、そしてヒップから裾まで綺麗に真っすぐに伸びるストレートシルエットは、言うなればセミワイドなレッグライン。

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特に平らなヒップが多いアジア人にとって、このシルエットは見事に綺麗なヒップライン、そしてレッグラインを作ってくれる強い味方です。

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反対にヒップの大きな方にとってはヒップを強調する事無く、ヒップ下から真っすぐに伸びるレッグラインによって、綺麗な脚のラインを作る事が出来ます。

厚みのあるデニム生地は仄かに洗いを加えた位の色の濃さで、硬い印象を受けますが、実際にはとても柔らかくストレッチ性も言う事無し。

生地の重みはそれなりにあるお陰で、身体のラインを(過剰に)拾う事無く、美しいパンツスタイルが作れる一本です。

白のシャツやザックリとしたローゲージのタートル、時にはレザーやダウンジャケット等、ボリューム感のあるトップスや、時にはリブのニットなど逆に細身のフィット感のトップスを合わせて、腰下が長く見える様なスタイルにもお勧めです。




そして3つ目は、前出のパンツに別生地を載せたタイプ。

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これもデニム生地の物と同じ様に、敢えてのカジュアルな素材の選択によって、限られたシーンだけでは無く、多くのスタイルに合わせ易く使い易くする事が前提。

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選んだ素材は、

ストレッチコーデュロイ

です。

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一般的にストレッチ性のコーデュロイが使われるボトムスには細身のテーパード等が多くを占めると思うのですが、実はこの素材の特徴でもある”洗いを加えた”コーデュロイは、一般的な想像の物よりも、「非常に柔らかくしなやか」なのがポイント。

この素材を用いる事によって、硬さやハリを連想するコーデュロイが、まるでウールの様に柔らかくしなやかさを作り、それらがパンツに動きのあるシルエットを作ってくれるのです。

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中畝のコーデュロイは使い易いベージュ系カラーで、ガーメントダイやウォッシュドの加工が好きなイタリア人にとっては、欠かせない色、素材の一つ。

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このパンツもまたローゲージのニットなどボリュームのある物を合わせたり、時にはデニムシャツやミリタリーアイテムを合わせて、捻りのあるカジュアルスタイルが楽しめる一本。

その他にもAtelier Amboise(Alberto Luti)のプンターレ等、カジュアルなベルトを合わせたりして、味わいを更に足しても良いですね✨

このデニム生地とコーデュロイ生地の2つは、勿論フルレングスで穿く事をお勧めしますが、ヒールのある無しに関わらず、それがフラットパンプスでもローファーでも、このシルエットの美しさを活かす組み合わせを店頭ではご案内しています。




こうして日本では初となる(イタリアでも初かな?)GERMANOのウィメンズボトムは、他に先駆けて真っ先に店頭に並んでいます。

INCOTEX、BERWICHと並んでベーシックなパンツを好む人も、またかしこまらずに普段から素敵なパンツスタイルで過ごしたいと言う方も、是非とも試して頂きたいGERMANOのパンツ。

男性から見た魅力的な存在感が、今回のパンツにはシッカリと込められています。
是非ご検討下さいね✨






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秋は連休が多い季節。
先月長期連休があったかと思ったら、今月も3連休に。
今回の連休は生憎の曇り空ですが、明日はちょっぴり晴れ模様になりそうですね。

気温予報に比べて寒い日が続いている10月ですが、いよいよ本格的な冬支度に向けて様々な装い選びが始まっています。

今日取り上げるのは、意外と有りそうで無さそうなミディアムブラウンの色。
結構ありそうなのに、、、と思うこの色も、ブレンドされる糸、或いは素材によって表情が全く変わって見えます。

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Alessandro Luppiのブラウンも、メランジぽいメリノウールが独特の味わいを作っています。
ブルーやホワイト、グレー等、意外なほど合わせられる色の幅が多いのが特徴ですが、男性にとって大人らしい落ち着きを表現出来る最たる色の様に思います。

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合わせる物やその日の装いによっても変わりますが、秋冬は特にダークトーンが増える分、この色の様に色んな色と相性が良いブラウンと言うのも、意外と有りそうで無い色ですね。

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同じミディアムブラウンでも、l'impermeabileのナイロンは少し洗練された色の様に映ります。

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元々インナーダウン、ミドルアウター的な役割で作られているパッデッドベストですが、この独特の色合いは合わせる物(色)で随分印象が変わります。

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前出のLuppiのニットと合わせても色の濃さや雰囲気が変わりますが、統一感のあるスタイルが作れるのも、極端な原色のブラウンじゃないからこそかも知れませんね。

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同じくl'impermeabileのコート(ベージュ系)と合わせても、その特徴的な色や素材の効果は絶大。
色の魅力と素材の威力が組み合わせられた一着です。

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普段なら組み合わせる事の無いブラックと合わせても、ボトムの色をスッキリさせれば、違和感なく組み合わせられます。

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中に合わせる物がカットソーではなくニットになることで異素材感が作られ、色の違和感も無くなります。

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ミドルアウターと言う存在として考えた時、この適度な厚み(薄さ)は季節的にも幅広く、秋から春まで(中は半袖等)色んなスタイルに使えそうですね。

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一般的なステッチ入りのダウンに比べてソリッドな表面を特徴にしている分、色の組み合わせや素材の組み合わせにさえ気を使えば、とても使える一着になります。

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そして、究極の名脇役でもあるグローブでもミディアムブラウンは存在感を作ってくれるはず。

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コートやジャケット、バッグにと既に手の防寒以外でもファッション的効果を生み出すグローブですが、「誰に見せる訳でも無い」ライニングカラーも拘りたい部分です。

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当店がオーダーしたのはミディアムブラウンのラムナッパレザーに、オレンジのカシミアライニングで、色のコントラストが美しい仕上がり。

決して見せる部分では在りませんが、何かの拍子にチラっと見えた時、心の中で満足が増すのは(小さいながらも)男心。

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もともと1870年代からナポリでハンドメイドを続けるMerolaは、名作”ローマの休日”でも使われるほど、歴史的に認められている存在。

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その高い品質と革の裁断から縫製までの全てを職人達(一つのグローブに6人が携わっています)が手で作り上げ、それらは各国の政治家やエグゼクティブに愛されるなど、支持は絶大。

ベージュでもなく、ブラウンでもなく、それでいてライトブラウンのように明るくもなく、ミディアムブラウンには独特の味わい深さがあり、装いに”ウィスキー”のような滲み出る味を作ってくれる魅力があります。

店頭にはこの他にも様々なブラウンが揃っていますので、同系色で統一感を愉しんだり、同じミディアムブラウンで統一してみたり、秋冬らしいブラウンの楽しみ方が出来ます。

これからの季節、確実に役立ってくれるこれらブラウンのアイテムを、是非店頭でお試し下さい。










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