IL MARE JOURNAL

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タグ:スウェット

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寒さ暖かさが交互にやって来ている今週ですが、着実に気温が高くなり始めてもいます。
今週は仕事の異動や御子様をお持ちの方にとっては新生活など環境が変わる時期でもあり、多くの方がせわしくしている様子。

そんな世話しい毎日ですが、今日は毎日の着るものとして、そして時にはファッションアイテムの一つとして欠かせない”スウェット”にフォーカスしてみました。

一昔前(数十年前)には考えられなかった「スウェット+ジャケット」や「スウェット+スカート」などのスタイル。

その昔、男性にとっても「スーツにはドレスシューズ」が常識だったものを、イタリア人たちが「スーツにローファー」を合わせた事から、それらがスタイルとして当たり前にもなったことがあります。

男性にとっても、女性にとっても、ブレザーのインナーにスウェットを合わせると言うスタイルは、その昔考えられなかったスタイル。

勿論、プレッピーなスタイルを好む方にとっては既にしていたスタイルではあったものの、今のように「誰もがするスタイル」ではありませんでした。

それほどスウェットと言うアイテムがファッションアイテムとして一般的に浸透した証でもあり、かつてのように「作業着や部屋着の延長」ではなくなったのも、スウェットシャツが残した功績の一つですね。

今日取り上げるのは、Agnelli & Sonsのスウェットシャツ3種類。

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シーズンごとに様々なテイストを展開していますが、今回の企画は結構な時間を要して出来上がりました。

先ず全てに共通するのが「リラックスフィット」であること、そして「シェニール刺繍」を施していることです。

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このシェニール刺繍と言うのは、サガラ(相良)刺繍とも呼ばれるループ状の糸を立体的に行き来して作られるもので、昔で言うならばスタジャンなどのワッペン(フェルトの上にこの刺繍をしたもの)に見る事がある、アレです。

洋服に限らずどの業界も職人不足が叫ばれて久しいですが、こうした仕事も何処彼処で出来るものでは無くなってしまいました。

しかも今回お願いしている刺繍はフェルトなどを介さずに直接洋服の布地に施すと言うもの。

これらをリバースウィーブのスウェットに与え、如何にもヴィンテージ感溢れるものに仕上げたものがこの一着。

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脇にはアクションリブが備わり、如何にもな作りで、色(素材)はヤッパリ、ヘザーグレー(杢グレー)✨

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そして内側はもちろん裏起毛の仕上げです。

かつては(今もですが)波乗りに嵩じる人達のトップスと言えばカレッジ風のスウェットが定石でしたが、それらを彷彿とさせるディテール、仕様で仕上げたのがこのモデルです。

裏起毛の良いところは、肌に直接触れた時、気持ち良い感触が得られること、そして汗が染み込み辛いことなど、実は良い部分がいっぱいなのです。

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今回はメンズ、ウィメンズ両方とも同じディテール、同じフィットで展開しているのですが、身長のある女性の方にはメンズサイズを選んで頂くのもお勧め。

今や多くの洋服がジェンダーレスである以上、メンズ、ウィメンズの垣根はあって無い物に近しいものです。

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ヘザーグレーの良い点は、カーキやオリーブなどミリタリー色と相性が良いところ。
写真のように、オリーブ色と合わせると、途端に雰囲気にヴィンテージ感が溢れます。
(写真使用商品:スウェット/Agnelli & Sons、スカート/upper hights)

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スカートでもカーゴパンツでも、チノーズでも意外なほどピッタリハマってくれるのがヘザーグレーの魅力。

男性も女性も、こうした色の組み合わせに白のスニーカー、ネイビーのベースボールキャップを被れば、途端にスタイル完成✨です。

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他にもブラウンやゴールドなどを挿しに使うと、チョッピリ難易度の高い御洒落も楽しめます。
ヘザーグレーは意外と合わせる色や素材で雰囲気が一変してくれることもあり、御洒レベル(御洒落レベル)が判りやすい色でもあります✨
(写真使用商品:スウェット/Agnelli & Sons、スカート/Agnelli & Sons、パンプス/Anonymous Copenhagen)

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こちらは裏起毛ではなくミニ裏毛のスウェット地を使ったモデルで、エントリーになる一着。

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ベースに使用しているスウェット地は「ミルキーなホワイトカラー」で、真っ白でもなく、オフ白でもなく、アイボリーでもない、はたまたベージュでもない、実に絶妙な色合い。

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一見同色に見えるシェニール刺繍ですが、実際良く見て見ると色が違うので、写真で見るよりも刺繍ははっきりと立体的に見えます。

この色も相性の良い色は沢山あるのですが、特にお勧めしているのが(ここでも)オリーブ色。

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この特徴的でライトな色合いとオリーブ色のコントラストは、足元にも淡い色、ライトな色を合わせるだけで洒脱感がアップします。
(写真使用商品:スウェット/Agnelli & Sons、スカート/upper hights、パンプス/Napoleoni)

既述の様に誰もが着るデイリーアイテムでもあるスウェットだからこそ、加えるもの、組み合わせるもの次第で御洒落度が判るのは、ファッション的にも「着る人の御洒落度が最も解り易い」物でも在る訳で、色や素材の組み合わせは、特に着る人の個性が顕れると言えるかも知れません。

当店ではサテン地のボトムスにもお勧めしています✨

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ミニ裏毛は一般的なループより小さく細かい事もあり、ちょっと厚めのTEEシャツ的な扱いもお勧めで、ジャケットやアウターのインナー利用や、スウェットの中にシャツを合わせたりなどが最もし易い一着です。

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そして今回のラインナップで最も手の込んだ一着が、この「インディゴで染めた」モデル。

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如何にもヴィンテージ感が伝わって来そうな、インディゴ独特の風合いが既に現れていますが、このモデルのベースにしているのはミニ裏毛のスウェット地に衿元のガゼットを備えたモデル。

一般的に「インディゴ」と名指すものは数多ありますが、大半が「本当にインディゴで染めた物ではない」ものばかり。

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このスウェットはインディゴで染められ、数回洗いを加えた状態のものをベースにしている為、所々色の味わいが出始めている”イイ表情”が既に現れています。

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またインディゴの特性として、洗濯を重ねる度に色落ちし、褪色すると同時に「ジーンズのように色の経年変化を愉しめる」のが魅力です。

もちろん刺繍部分にもインディゴの色が染み込んでいきますので、色は徐々に蒼くなっていきます。
これがまた魅力に繋がるんですよね✨

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アタリが出始めて来るとこのスウェットの着時がやって来ます。
そろそろ色落ちもしなくなって来たかな?と思えるころにお勧めしたい、ホワイトとのコーディネートは、魅力的なカラーリングであることは言わずもがなで、もう一つお勧めしたいのが同じインディゴ基調のボトム、つまりジーンズとのコーディネート。
(写真使用商品:スウェット/Agnelli & Sons、パンツ/INCOTEX、パンプス/Corso Roma.9)

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インナーに白のTEEシャツを仕込んで、効果的に衿や裾に白を見せるのは”予定調和”。
このスタイルにはスニーカーがピッタリハマりますね✨
(写真使用商品:スウェット/Agnelli & Sons、ジーンズ/RED CARD、スニーカー/VICTORIA)

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生地自体も重い物ではなく、前出のミニ裏毛と同じオンスのものを使用している為、夏のトップスとしてショーツなどと合わせたりするのもお勧め。

いつもAgnelli & Sonsのアイテムにはストーリーがあります。
今回のスウェットにも実はそれぞれストーリーがあり、それらに沿った色や素材を設定しています。
(ストーリーについてはまた何れ、若しくは店頭にて。)

移動が多く、動き易い服装を求められたり、ひいてはお花見や行楽など、意外とこれから出番の多いスウェットシャツ。

今回は女性の為のコーディネート写真でご紹介しましたが、男性にとっても同様の色や素材の組み合わせをするだけで、部屋着感は皆無。

先にも触れた様に、スウェットは誰もが身に着けた事のある洋服でもあり、ジーンズと同じように組み合わせが変わるとスタイルが変わって見えるものです。

これからの季節に不可欠な一着として、是非この機会に新作スウェットを試してみませんか?







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少し寒いかな?と思った矢先、スキー場ならば大喜びの上質な雪が舞い始め、あっという間に路面は真っ白に。

1月の雪とは違い、少し湿り気の多い2月の雪は寒さとは別に「滑る」「転ぶ」が気になる特有の雪。
寒さ対策はもちろんのこと、街中でのスリップや転倒にはくれぐれも注意したいところですね。

さて今日ピックアップするのは、昨日ジーンズでもご紹介させていただいたupper hightsのトップスです。

もともとTEEシャツなどもクォリティの高さから人気だった同ブランドのトップスですが、今日のカジュアルな装いにピッタリとも言えるスウェットシャツは、upper hightsらしくアップデイトされています。

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多くの場合メンズサイズを女性が身に着け、オーバーサイズフィットとして着る機会が多い、これらのフィットですが、upper hightsのスウェットシャツはあくまでも女性が着る事が前提で作られたバランスによるフィット感。

ただ大きなフィット感と言うだけではなく、肩や裾など女性らしさを見せる部分に柔らかな印象を与える計算された一着であることが伝わって来るものです。

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フレンチテリーのような滑らかな表面を持つミニ裏毛の素材(裏側が極微なループ状になっているもの)は、この素朴で程よい粗野感を生みだす中で大切な表情でもあります。

ただただ素朴な素材はスタイル全体をチープなカジュアルに見せかねませんが、表面が滑らかと言うだけで充分その存在意義は伝わってくるものです。

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メンズサイズの物と大きく違うのは、”大きさを見せる場所が違う”ことです。
上下左右のゆとりを作るのではなく、身幅はドルマンスリーブ並みにアームホールを持たせ、ただのルーズな見え方から、女性らしい華奢さを見せるものになっています。

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また特筆すべきが各部のリブの太さ。
首、袖先、裾に使われているリブは迫力のある太幅リブによって、このスウェットシャツの存在感をより確かなものにしています。

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無論、同じupper hightsのジーンズとの相性は言うまでもなく、どちらも高いクォリティを見せる”究極のデイリーウェア”として、日常のスタイルを一つステップアップして見せてくれます。

雪の日に滑っても、転んでも「洗えばお終い」のスウェットシャツ。
季節に関係なく、常に日常の装いの一つになっているスウェットシャツにも、凝った作りの一着を取り入れて見ませんか?







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当店は基本的に不定休となっております。
その為、店休日が不規則となります為、店頭或いはONLINE STOREトップページにて、ご確認の上ご利用下さい。

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2月24日、3月3日、10日、17日、24日
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生憎の雨空で始まった今日の長野地方。
小雨混じりの一日は、どこか秋の情緒を感じさせています。

少しずつ秋が深まり、これから来る冬への序章が始まります。
最近は冬の本格的な到来が少しずつ遅れている様に感じられますが、例年通りの寒さを想像すると、まだ2か月ほどは秋の御洒落を存分に楽しめそうです。

真冬の御洒落と違った秋の御洒落を、この機会に愉しんでおきたいですね。

さて、今週も連日新作が多数到着しておりますが、その中から女性のお客様にお勧めしたい、日々のカジュアルダウンの一着として、メンズのChampion、それもリバースウィーブをピックアップしてみました。

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今回当店がオーダーしているリバースウィーブは、オートミールとダークネイビーの2色。
そのリバースウィーブを”雰囲気良く”女性に着て頂く為、メンズのSサイズを女性向けに充ててオーダーしています。

そもそもリバースウィーブは昔からアスリートの為に、動き易さを追求して作られた両脇のアクションリブが特徴ですが、それ以上に肉厚でしっかりとした質感のコットン、横編みの生地など、縦ではなく横方向に生地の強度を持たせている為、一般的に目にするスウェットと違った心地良さ、良い意味での重みを感じる、いわば現代に息衝くヴィンテージとも言えます。

そのリバースウィーブを現代的にアップデイトさせ、更に裏起毛に仕上げているのが今回のスウェットです。

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オートミールのプリントは染み込みプリントに、ダークネイビーのプリントはラバープリントにと、それぞれのフォントの味わいだけではなく、プリント方法も変える事によって、それぞれが異なる味わいでの経年変化を愉しめるようにしています。

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また今回のリバースウィーブは、旧来の青タグと呼ばれる昔Championが使用していたタグ(織ネーム)を採用しており、ヴィンテージ感は作りだけではなく細部にもこだわっている点もポイントです。

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この今回のリバースウィーブを女性が着ると、幾つかのメリットがあります。

一つはしっかりと目の詰まった生地の採用により、更に裏起毛を施した事によって生まれる暖かさ。
もう一つは、日本の企画で作られている為、本国アメリカのリバースウィーブに比べて、(日本の)女性が着た時の大きさのバランスが(大きすぎない)とても良い事です。

ヴィンテージ(古着)などでも比較的高値でやり取りされる本国生産のリバースウィーブは、肩回りが非常に大きく作られている為、女性が着るにはある程度の身長と体格が必要になりますが、今回のリバースウィーブは、その必要が在りません。

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それらをジーンズやチノーズなどで”セオリー通り”に合わせるのではなく、敢えてウールのトラウザーズなどで合わせ、スニーカーで纏めるアクティブなスタイルを、今回のカジュアルダウンではお勧めしています。
(写真使用商品:スウェット/Champion、トラウザーズ/European Culture、スニーカー/VICTORIA)

スウェットやこの手のフーディーにスカートを合わせるのは、もはや通例となりましたが、トラウザーズで組み合わせる事によって生まれる「大人らしさ」は、”解っている感”が無ければ装いにも迷いが出てしまうもの。

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(写真使用商品:スウェット/Champion、トラウザーズ/INCOTEX、スニーカー/VICTORIA)

男性にも言える事ですが、洋服を”ブランド視”している人ほど、「○○は子供っぽい」とか「××は私には合わない」などと発してしまいがちですが、装いを知れば知るほど、それらに求められるのは

「組み合わせの極意」

とも言えるセンスであったり、バランス感覚であったりするものが大半を占めます。

特にスウェットは、そんな対象に上がりがちなアイテムですが、”だからこそ”素敵にカジュアルダウンする事の意義があるのですね。

コドモっぽく思えるアイテムを”大人だからこそ”嗜めることが出来る、それこそがセンスであり御洒落を愉しむ骨頂と言えるのでは無いかと思います。

これからの季節に必要な防寒と動き易いアクティブな要素の二つを持つデイリーウェアの頂点スウェットを是非今回のリバースウィーブで試してみては如何でしょうか。





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February01
忙しくなると自分の時間を失いがちになります。
そんな時は何も考えずに歩いてみたり、好きな音楽を聴いてみたり、理由無く没頭する時間を作る事が大切です。

人間身体を動かす事で血流が盛んになったり、血行が良くなると体調がよくなったりするもの。
寒さに後ろ向きになり動きが乏しくなるこの季節は、少しずつアクティブに体を動かし始めておくことも大切ですね。

今日はアクティブな装いにも相応しい「KING OF SWEAT」(キング・オブ・スウェット)の名を欲しいままにしている『Champion』のREVERSE WEAVE®(リバース・ウィーブ)をピックアップしてみました。

現在50代の方々にとっては懐かしい響きですらあるリバース・ウィーブですが、未だヴィンテージ市場ではかつてのUSA製は高値で取引されている代物。

そのリバース・ウィーブも最近ではUSA製が生産されるようになり(※リバース・ウィーブの復刻モデルは定価22,000円~24,000円)、各国のライセンスとは別にラインナップに加えられています。

今回当店がピックアップしているのはウィメンズのリバース・ウィーブで、更に現代のスタイルにフィットすべくアップデイトを重ねたもの。

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遡ること80余年、1934年に誕生した"リバース・ウィーブ"は、当時のスウェットシャツに多かった「縮みやすさ」を解消するため開発されたサイドのアクションリブによって、アスリートを中心に着用頻度の多さや洗濯の回数に耐えられる堅牢性を持たせたことが始まりでした。

激しい動きの多いアスリートにとって、縮む事によって動きを制限されたり、破損し易かったりがデメリットだったスウェットシャツに、通常縦向きで編まれるスウェット地に対し、両脇の部分だけ横向きに縫い付ける事で、一方向への縮みを解消しつつ、更に激しい動きに付いてくる伸縮性も齎しました。

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こうして作られたリバース・ウィーブはその後何十年も人々の生活に寄り添い、頑丈で安心感のある優れたスウェットシャツとなり、やがてそれはスウェットシャツ=Championと言う代名詞となる存在へとなったのです。

このリバース・ウィーブをベースに、今日の女性のスタイルに合わせ易い着丈や身幅などのバランスを現代的なスタイルへとアップデイトしたのが今回のスウェットです。

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見た目のディテールは古くから変わらぬリバース・ウィーブそのもので、拘りの強い男性に比べ、着心地の良さやシルエット、使い易さが優先される女性にとって、もはやヴィンテージの様な拘りは不要。

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むしろ、それらの背景を持つChampionと言うメーカーが作り出す現代的なアップデイトによって、魅力的なスウェットに新化していることの方が大切なのですよね。

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かつてはジーンズやチノーズなどとのカジュアルな組み合わせが定番的だったスウェットも、今日の装いではスカートからトラウザーズなどとカジュアルダウンを愉しむアイテムへと、その存在意義は変わりつつ在ります。

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そんな装いに相応しく今回当店がオーダーしたのはドロップショルダーのディテールを持つクルーネックとプルオーバーのパーカの2種。

特にクルーネックは、まるで男性のスウェットが着過ぎて伸びてしまったかの様な肩幅や身幅に対し、絶妙な着丈に仕上げるなど、Championならではのコンテンポラリーなヴィンテージ感が表現されています。

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またプルオーバーは言わずもがな必携のアイテムでもあり、このパーカを軸に様々なスタイルが作られる事から、今回は3色のお勧めカラーを用意しています。

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特に新色となるこのライトブラウンは、穏やかで優し気な色合いによって、これまでスウェットでは作り得なかった色合いの組み合わせが適う他、女性らしさもより演出出来る物になっています。

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またブラックには、通常のブラックではなくミッドナイトブラックと名付けられた仄かな色の変化を(見た目だけでは殆ど判りませんが)持った味わいのあるブラックを採用しています。

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このカラーはウールのボトムスと合わせると、その威力が解ります。
これまでスウェットの持つマットで(良い意味での)チープな質感がウール素材との色の差を微妙に出してしまっていたのですが、自然な色の調和が成される独特な色に仕上がっています。

これはガーメントダイの為、洗いを繰り返す事によって更に色の味わいが変わって行くようです。
(※メーカータグの注意書きに書いてありました・・・)

ともあれカジュアルなスタイルが多い方にとっても、スカートなどをカジュアルダウンして愉しむ方にとっても、日常のアクティブな装いには不可欠なスウェットシャツの存在。

ロゴの無いシンプルなボディによって作り出される自然な装いは、動き易さだけではなく気分までもアクティブにしてくれそうです。

休日や日常の装いとして欠かせないスウェットシャツを是非今回のChampionで愉しんで下さい。




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一月も下旬を迎え、冬の天候とは思えない日が続いていますが、この週末はチョッピリ寒さが先行しそうな気配。
雪が降らなくても寒さは冬のまま。
気を緩ませる事なく防寒だけはしておきたいですね。

さて世の中の傾向は二極化が進み、多くの物事に二つの局面が在ります。
単純に言ってしまえばYESかNOか、東か西か、大きくざっくりと言ってしまえば、中途半端な存在が徐々に減り始めている様な傾向を受けます。

実はファッションの世界にもこうした波は、やって来ています。
先日海外の機関紙が発表した企業(ブランド)の総合価値を示す物では、総合での一位がAmazon社、ファッション関連での一位はNIKE社、GUCCI社と続いていました。

少し前までは高位置を確保していた海外のファストファッションは徐々に序列を下げ、こうした背景にも二極化を感じさせるものが見え隠れしています。

と言っても、これは肯定否定を示すものではなく、あくまでも企業的価値の話。
この二極化の話題は少々センシティブなお話なので、また別の機会にもう一つのブログ(IL MARE LIFE)の方で触れたいと思いますが、そもそも「選択肢」と言う能動的な行動に気遅れ気味な人が多い日本に於いて、海外の人達の様に自己主張を自分への自信として持ち合わせる人が少ない為、多くの事に於いて誤解やすれ違いが起きやすい私達の国民性。

これは悪い事ではなく良い意味合いとしては、お淑やかであったり、控えめであったりと海外の人々が日本人を見て感じるポジティブな感情を指すものでもあります。

話は戻り、それまでのファストファッションは、大手ブランドなどに先行されるトレンドに敏感な物作りや、コストパフォーマンスを優先した物作りなど、ファッションとしての一つの世界観として確立されていたものでも在りましたが、徐々にオーセンティック(本格的、本質的)な物への欲求が、羨望や憧れから、手にして感じる事が出来る充足に変わり、それらによってある種の二極化が進み、中途半端な物作りやブランドへの興味が薄れて来ている事も一つの原因になっているかも知れません。

とは言っても、私達の考え方は少し違っています。

全てはシーンによって使い分ける

事が前提であり、そのシーンとは「長く愛し続けたい物」には相応の品物を、そして「今を愉しんでおきたい物」にはファストファッションで、と積極的に使い分ける事が御洒落を愉しむ為の真髄の様に思うからです。

当店の女性スタッフが世の女性の声を代弁して、たまにこんな事を言っています。

「女性にはブランドや物云々とは別に、色んな御洒落を愉しむ為に"量"を欲しい時があるんです」

と。

まさに言い得て妙で、これは女性にとって心の声でもある訳で、どんなに断捨離を繰り返し、ミニマルを目指しても、人にはストレスがつきものです。

そのストレス解消法の一つにショッピングと言うファクターがあるので在れば、こうした心の声はまさに核心でもある訳ですね。

これを無駄として一喝してしまう人もいるかも知れませんが、無駄が無駄で終わる事は無く、無駄が心の充足を埋めてくれる事は精神衛生上理に適っています。

ともあれ、世の男性にとっては少々解り辛いポイントかも知れませんが、このブログをご覧になられている男性諸兄には、世の女性の心の声をしっかと認識しておいていただくのも良いかと思います(笑)


さて再び話は戻り、前述の様に二極化がどんなに進んでも、心呼ばれるアイテムがあります。
それは高価な物では勿体ない気持ちが先行し、チープな物では満足できない、そんなアイテム。

それは

「スウェット」


です。

実は当店にとってのスウェットの存在意義は二つあります。(二通り仕入れています)

一つはカジュアルでデイリーなジーニングの為のスウェット、もう一つはウールのボトムスやスカートなどと合わせて愉しみたいスウェットです。

今日、皆様にご紹介するのは後者の方。

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それが躍進目覚ましいドメスティックブランド「RAWTUS」(ロゥタス)の新作スウェットです。

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元々特許を取得した鞣しのレザーをアイデンティティに持つRAWTUSにとって、カットソーやトップス、ボトムスの存在はあくまでも補完的な役割でも在ります。

しかし当店での取り扱いの中で、隠れた人気を誇っているのが、このブランドの補完アイテムと言うナンセンス。

それは、RAWTUSの世界観に通ずる多くを持ち合わせているからで在って、レザー同様完成度の高い物が多いからなのですね。

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数あるカットソーの中で、今日ピックアップするのは、このレタードのルーズフィットのスウェットです。

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このスウェットはドロップショルダーやワイドな身幅に対し、裾をシャツカットする事によって生まれる絶妙なバランスが魅力で、それらは着丈に対しても緻密に生かされています。

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パンツ、スカート、どんな物にも合わせ易いシャツカットの裾は前後アシンメトリーに仕上げられており、衿、袖、裾のリブパーツは、とてもしっかりとした肉厚で安心感のある物になっています。

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元々スウェットをニットの様に使う装いをお勧めして来た当店ですが、今回のスウェットはまさにそんな装いに相応しい様々なレイヤーが楽しめる一着ですね。

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ウールのボトムスと組み合わせパンプスからスニーカーまで、今日的な要素を多分に含むスタイルが楽しめる他、カラーバリエーションがRAWTUSの作り出すレザーにリンクしたペールトーン中心と言う事もあり、もれなくレザーとの相性も良く仕上がります。

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上質なレザー、そしてスウェットによるカジュアルダウンは、RAWTUSがフランスで人気が高いのも頷ける、まさに絶妙なチープアンドシック(実際にはハイクォリティですが)。

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RAWTUSのレザートレンチともバッチリ相性が良く、色の微妙な変化や素材の表情も、一際光る物に仕上がりますね。

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異質な物同士がシンクロすると、人の目には特別な存在に見えたりするものですが、レザーのトレンチとスウェットはまさにそんな存在なのかも知れませんね。

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他にも写真の様な穏やかで綺麗なライトベージュなど、どれも世界観に則した色合いが揃っています。
高価すぎてもチープ過ぎてもシックリ来ないスウェットは、RAWTUSの様に適度にバランスが揃ったものだけにフォーカスしたくなりますね。

たかがスウェット、されどスウェットです。
ジーンズ同様、当たり前のアイテムにこそ洒脱さを光らせる物が備わっていますね。
是非お試しを。

また前出の写真でも登場し、過去ログでも取り上げたVIGANOのBERLINO。
「意外なマルチ」としてお勧めした一本でしたが、スタッフも購入し、その整ったバランスに改めて感服しております。

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身長差や体格差を差し引いても、誰もが素敵に穿けてしまうこの一本。
それは先日もお伝えさせて頂いたのですが、優れたバランスのもと生まれているもの。

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身長150㎝のスタッフが丈を詰めずに履いてもパンプスやブーツで少し余裕があるレングス。
逆に身長のある方にとっては踝丈の洗練されたレングスで楽しめたり、このパンツの持つ魅力は多岐にわたります。

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穿く人のしたいスタイルに合わせてレングスやサイズ選びをすると良いと思いますが、どのサイズでも変わらないのはウエストからヒップまでの緩やかな台形線。

この角度がウエストの痩身効果を生み、また腰幅から裾へとシャープに落ちるシルエットによって腰高効果も生みだします。

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パンプスやブーツ以外にもスニーカー(RAWTUSとの組み合わせでも触れていますが)での組み合わせにも、存分に威力を発揮してくれるこのパンツ。

実際、スタッフが購入後改めて感じたのは、柄を柄として感じさせない穏やかな色目と、写真では伝わり辛いのですが、動く度に見せる微光沢の表情は、このパンツのフレキシブルさと同時に、素材の品質を一目に伝える独特な魅力を持っている事。

緻密な計算のもと生まれるボトム専業ブランドが作り出す各ボトムスには、それ相応の時間と造詣が詰め込まれており、見るだけでは伝わる事の無い「本質的発見」があるに違い在りません。

今回のスウェットと共に是非とも試して頂きたいお勧めの一本です。




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