IL MARE JOURNAL

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タグ:コート

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秋晴れに恵まれ三連休も絶好の行楽日和に。
今日の駅前は、行楽客と思しき人々の影も多く、思い思いの秋を満喫している様です。

この連休(正確には今週ずっと)、非常~に小さな(本当に極微)虫が沢山宙を舞っており、「これは何の虫なんだ?」と、調べ続けている私達。

結局、何の虫なのか判りませんが、大量に宙に舞っているので、非常に嫌な気分。
運送屋さんは口に入って大変とも言っておりましたが、ともあれ、これも暖かさが作る事象という事で、秋の今には珍しい光景?と言う事にしておきましょう。

さて、今日は男性の皆様におススメしたい至極の一着をピックアップしました。

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それがコチラ。

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ベルトを締めると、こんな感じ。

何の変哲もないシンプルな千鳥格子のコート?の様に見えますが、その通りです。
但し、素材に特徴があります。

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近くで見ると分かるニットのように編み込まれた生地の表面。
ベージュとブラウンが味わい深く絡み合い、なんとも言えない渋みと上品さがあるこの生地。

実はロロ・ピアーナ社のPECORA NERA®と言う生地を使っています。

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当店でパーソナルオーダーをご利用の方なら、何度かご覧頂いた事が有ると思いますが、このPECORA NERA®(ペコラ・ネラ)は、ロロピアーナ社が専属で契約しているオーストラリアの羊毛農家で生産される黒羊(原生種)のメリノ種のみを使ったもの。

その歴史は古く、もともとスペイン王室が門外不出で育てていたメリノウール。
長い時間をかけて品種改良を行い、”真っ白”な細番手のウールを持つ羊が、現在のオーストラリアやニュージーランドで育てられている品種。

しかし羊たちの野生のDNAには昔の原生種である黒や茶褐色の記憶が残っている為、何千頭に一頭かの割合で昔のままの茶褐色の羊が生まれていました。

ただ残念な事に、こうして生まれた羊は食用にされ殺処分される事に。

そこで、当時ロロ・ピアーナ社の羊毛買付責任者だったピエール・ルイージ・ロロ・ピアーナ氏が、これらの”仲間外れ”の羊の毛の美しさに惹かれ、「染色と言う化学処理を経なければ、より自然な柔らかさがあるだろう」と考え、その色のままで織物として売り出そうと考えたそうです。

これが”PECORA NERA”の始まりです。

ちなみにPECORA NERAはイタリア語でブラック・シープ(黒羊)=仲間外れと言う意味で使われ、これほど美しい色、自然の柔らかさを持つ羊の”重要性”に気付いたピエール・ルイージ・ロロ・ピアーナ氏の慧眼は抜きん出ています。

白い羊毛の方が色々な色に染められ便利ですが、同じメリノ種の羊の毛として、染める事の無いそのままの色(黒または茶褐色)は、繊維そのものにも特別な物を齎しており、

柔らかく、艶があり、糸として強い

特徴を持っています。

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この柔らかくて滑らかな肌触りを手に入れた今回のコートですが、デザインとしても長く愛せるものになっています。

ほんの少しゆとりを持たせた身頃やラグランスリーブ、そして同素材のベルト、これだけで充分なほど、この生地の魅力を顕してくれるデザインです。

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生地の魅力が最も伝わるのが触り心地と共に、この美しいドレープ。
ベルテッドにしたことで、より沢山のドレープが生まれ、流れるように美しい”しなやかさ”が手に入ります。

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可能な限り副資材を省き、コートその物の軽さを作りつつ、衿腰や重要な部分はシッカリと作られています。

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近づいてみるとニットのようで、遠くから見ると一色のウールのコートに見え、そして触ると滑るように滑らかで心地良い生地の感触。

コートとして申し分のない多くを備えている一着です。

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当然、ビジネスなどオンスタイルにも相応しく、タイを締めてスーツに羽織る鉄板の装いも◎。

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美しいドレープは動くたびに顕れ、PECORA NERAの魅力を存分に発揮してくれます。
(写真ではセンターベントのステッチを外しておりません)

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紳士的な装いには勿論なのですが、当店ではカジュアルでの提案もお勧めしています。

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ジーンズやニットなどと合わせるだけで、コートその物の存在感が増し、ジャケット代わりとしても役立ちます。

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ボタンを外しても、ベルトを通さなくても、衿を立てても、カジュアルな装いなら、どんな格好もスポイルしてくれるこのコート。

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腰位置を高く見せてくれるベルトの存在は大きいですが、ストールやマフラーと共にベルトを締めることをお勧めします。

(上半身にボリュームが増すほど、腰下が長く見える効果がありますからね✨)

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とにかく、今回のコートは「百聞は一見に如かず」でして、先ず実際のコートに触れて、その生地の魅力を実感して頂きたいのです。

厚みのあるフランネルのコートも良いですが、季節を通じて出番が増える、軽くて風にたなびく様な美しいコートは、自ずと出番を増やしてくれるはず。



既にコートを幾つかお持ちの方も、これからコートを選ぼうという方も、是非一度お試しいただきたい一着です。



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連日、陽の高い時間帯は暑さを感じますが、夕方になると急に涼しい風が吹き始めたり、今週は天気も日ごとに変わりつつあります。

小雨もチラホラ舞う日が続き、こうして少しずつ秋の気配が近づいているのだと改めて感じさせられます。(暑いですけど)

と、そんな感傷に浸る時間を他所に、店内にはいつもより少し早くアウター類が充実し始めています。

今年の男性のアウター類の中で、最も間違いのない、そして長く愛せて、コストパフォーマンスも高い一着があります。

それが…

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このポロコート。

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今となっては、ポロコートの表現は作り手のイメージによって様々ですが、もとは19世紀後半にイギリスのポロの選手たちが競技の間や待ち時間に着用したウェイトコートが原型と言われていますが、諸説あり実際には異なる物の様です。

このポロコートと言う名前自体、アメリカでブルックス・ブラザーズが名付けた名前で、アルスターカラーと呼ばれる衿の形、6つのボタンによるダブルの袷、ターンナップカフ、背面のバックベルト、そしてフレーム付きのパッチアンドフラップのポケットになっているのがポロコートの主な特徴。

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紳士的な見た目でありながら、ニットやジーンズとも合い易く、カジュアルに使い易いコートとして見ても非常に便利なコートです。

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ディテールに於いては各ブランドとも、それぞれの”色”を見せる為、排する部分は排し、逆に加えるディテールを加えて、それぞれの魅力を作りだしているものが多いと思います。

今回当店がオーダーしたのはArtigianaleの物で、ポケットのフレームこそ排されていますが、その他は基本に忠実に作られています。

ベント部分はインバーテッドプリーツで、ボタンによる仕様になっていたり、袖は中央に割が入っていたり、どこまでもポロコートとしての魅力を備えています。

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今回のコート、実はイタリアのPiacenzaのカシミア混ウールを素材に使用しています。
Piacenzaと言えば、アザミをアイコンに使用する高級ファブリックメーカー。
近年ではオリジナルのニットウェアも展開するなど、その魅力は歴史と名に恥じない最高のクォリティを発揮しています。

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この魅力的でクォリティの高い生地を使った、基本に忠実なコートですが、連想されるのは「重く硬いイメージ」のもの。

ところがPiacenzaの生地は「軽くて」「柔らかくて」「暖かい」言わばコートに備えておきたいものが全て備わっています。

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サッと羽織って、風にたなびくように、自然な軽やかさが生まれるこの生地は、男性の装いを紳士的でありながらも艶っぽく、それでいてかしこまり過ぎない、まさに大人のコートに相応しいものです。

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実際羽織ってみると、その軽さやしなやかさが直ぐに判ります。

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生地が作り出す滑らかな曲線は、柔らかさを伝えてくれると同時に、動き易さまでも感じさせてくれます。

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また今回のコートでは肩パッドなどを排する事で、より自然な肩の丸みや動きが生まれ、生地の恩恵も含め、ニットを羽織っているかのような感覚にすらなります。(実際にはシッカリしているのですが、それほど軽くて柔らかいと言う事です)

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肩が柔らかく仕上がったことで、ジャケットやスーツの上に羽織っても、着苦しさがありません。

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またインナーを軽くして、カジュアルに羽織っても、その風情は意外なほど自然に落ち着いてくれるのも、このコートの魅力。

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そして色合いにも、実は微細な工夫が生まれています。
一見しただけでは解らないほど薄っすらとヘリンボーンの模様が施されていることで、遠目には一色のネイビーに見え、少し近づくと、そのネイビーは杢調のネイビーに見え、良く良く目を凝らし間近に見ると、ようやく模様が見えるほど。

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こうした小さな変化でも、グローブの色やストール、マフラーの色が加わった時、単色のネイビーに比べて、どこか穏やかさのある色味に見えます。

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今回のコート、実は同様の生地をパーソナルオーダーで作った場合、ほぼ30万近い価格になってしまいますが、このコートは何と12万円(税別)で手に入れる事が出来ます。

この価格の高いか安いかを決めるのは着る人自身ですが、このPiacenzaの生地の価値や魅力を知る方、またポロコートとしての仕上がりの完成度、着心地を感じた方は、きっと”お買い得”以外感じることが無いでしょう。

それほどコストパフォーマンスに長けています。

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コートやジャケットは後ろ姿に表情が生まれます。
男性(紳士)のジャケットやコートは、後ろ姿の美しさに理想を持ってしまう当店ですが、今回のコートは360度隙なしプラス、コストパフォーマンス抜群の一着だと思います。

今年コートの新調を考えている方は是非ご検討の一つに加えてみては如何でしょうか。





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日中の急激な雨に冷やされ、夕方からは少し秋を感じる空気に包まれた長野地方。

夕暮れ後には「ちょっとだけ秋が近づいたかも?」と感じさせるような心地良い夜を迎える事になりました。

既に秋物を購入された方も、これから選ぶ方も、そろそろ着るのが待ちきれないとばかりに天気も味方しているように感じた当店ですが、暑い夏の年には決まって「急激に秋が来る」事が多く、まだしばらく暑い日が続くかも知れませんが、「気付けば秋」になるのかも知れませんね。

そんな情緒の過る今日は、当店久しぶりの取り扱いになる、日本が世界に誇るドメスティック”Rawtus”の新作をピックアップして見ました。

Rawtusと言えば、フランスを始めとする欧州で人気の日本のブランドで、ニューゴートレザーと言う特許取得の特別なレザー製品を筆頭に、数々の立体的デザインが特徴。

今回ご紹介するのは、Rawtusお得意の立体的デザインのアウターとRaw+foundationによるフレキシブルなパンツ。

先ずはパンツからですが、昨今は季節感の有る無しを考える前に、「使えるかどうか」を考えたり「素敵に見せたい」の二つが優先順位に立つ時代。

その二つを両立しているのが今回のパンツ。

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至ってシンプルに見えるこのパンツは、ウエストは全周エラスティック、細身のテーパードに内足スリット、そして素材はシッカリとしていて、それでいて弾力とハリ、高い伸縮性がある物を使い

「どんなスタイルにも合わせ易い」

一本。

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比較的レギンスタイプの物に代替えされてしまう、この手のパンツに於いて、生地の強度や伸縮性の高さ、復元力の高さを求めると、どうしても全てを補うには至りません。

しかしこのパンツの場合には、シガレットパンツの様にスッキリ見えて、ウエストやヒップ回りのサポート性の高さや、生地の特性による”下着や身体の線を拾わない”特徴があり、更に言えば”季節を問わない”事まで踏まえると、常にローテーション入りさせたいボトムスとして頂点に挙がります。

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ウエストにはゴムを使い、ヒップ回りは深めの股上によって作られる立体的なゆとり、そこから裾までがシャープに伸びるテーパーによって、レギンスタイプのパンツとは似て非なる物になっているのが大きな特徴。

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両脇にはポケットも備え、裾の内側にはスリットがあり、身長の有無に関わらず「スッキリ綺麗に見える」パンツになるんです。

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実際スタッフが着用してみると、身長150㎝程のスタッフでも、ご覧の様にスッキリ履く事が出来ます。

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当然の事ながら身長が高い人の場合、スリットの開きは少なくなりますが、そのシルエットのスマートさは見え方として変わる事がありません。

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今すぐにでも穿きたくなるほど優れた生地感と使い易さを持つパンツで、サンダルからパンプス、冬にはショートブーツまで、足元を迷う事もなく、またトップスには丈の長いシャツやブラウス、ニット、ジャケットやコートまで、どんなスタイルにも合ってしまうフレキシビリティを持っています。

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靴の素材も表革からスウェード、パテントと合わせられる物も多く、むしろ異素材感を作ることでブラックの統一感が作れることもメリットになります。

Rawtusの良い所は、こうしたベーシック基調のアイテムが常に多くのスタイルに合わせ易く、またリラックスしつつも綺麗に、素敵に、シャープに見せてくれる物作りが上手なところ。

実際に穿いて、生地に触れて、その魅力を確かめるほか無いのですが、シーズンレス、エイジレス、タイムレスに使える一本として当店イチオシのパンツになっています。

そしてアウターは、このパンツにもピッタリな雰囲気を持つ、ケープジャケットと名付けられた一着です。

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ダブルのジャケット+ベスト+コート+ポンチョ+ケープ、全てを足して全てで割る事が出来る一着。

「何のことやら?」

と思われるでしょう。

つまりは、その全てのスタイルで使える一着だと言う事。

ジャケットとして着る、ベストとして着る、コートとして着る、ポンチョやケープとして着る、組み合わせ次第で全てが出来るアウターなんです。

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立体的なデザインが得意なRawtusにとって、朝飯前のデザインなのでしょうが、肩は無く、そのまま袖になり、身頃はたっぷり確保したダブルブレステッドと、裾両脇に施されたスリット、そのディテールの全てが一つになり、このマルチパーパスな一着になっています。

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素材にこだわるRawtusだけあって、特筆すべきはその素材。

素材自体はダブルフェイスですが、一般的にダブルフェイスが紡毛感のある毛足の長さを想像するのに対して、この素材は”梳毛”。

つまり(毛を梳かして梳毛と書くのですが)、毛足をクリアカットして見た目の軽さや表面に滑りやすさを与え、着易さにも加担しつつ、毛玉などになり辛かったり、生地そのものに強度を与える様な加工が施されている生地なんです。

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着丈が長く、インナーにニットを合わせたり、時にはロンググローブを合わせたり、或いはシャツやブラウスを合わせてジャケット然と着たり、実に色々な着方のアレンジができる秀逸な一着。

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同色のニットを合わせるだけで、袖のボリューム段差や、素材の変化が加えられたり、ジャケットからコートに変わったり、とにかく組み合わせの幅が非常に広いのが便利なんです✨

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アームホールが広く取られている為、チョッピリボリュームのあるニットを着ても、ドルマンスリーブを着たとしても、難なく着られる(これが実際とっても便利!)アウター、意外と少ないですよね。

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ブランドとしてレザーを得意としている名残をポケットの玉縁部分にトリミングしたり、小さな箇所にRawtusらしさもアピール。

決してデザインコンシャスだけではなく、素材や着心地、軽さや扱い易さ、全てが(さすがフランス人に見初められただけのことはある)合理的なのがRawtus。

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先にご紹介したパンツとのコンビネーションも勿論ベストマッチ。

秋冬のブラックコーディネートを好む方、モノトーンが好きな方、ミニマルなタイムレスアイテムが好きな方、色んなスタイルをスポイルしてくれる今回の2つは、きっと気付いたらヘビーローテーションしていること間違いなしです。

ご覧頂いて「これは!」と思われた方は是非ご検討下さいね✨





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日中は相変わらずの蒸し暑さに包まれている今週ですが、夜な夜な気温差が広がりつつあるような気がするのは私達だけではない予感。

日中36、7度まで上がる気温に慣れ過ぎたのか、夜の27度と言う気温を目にすると、どこか涼し気に感じてしまいます。(最近続いている夕立のせいもあるかも知れませんね)

と、まだまだ暑さが続く今週ですが、暑さ対策は現在実施中の決算セールで賄うとして、今日はちょっと気が早いと思われる方も居るかも知れませんが、「着るのが待ち遠しくなる一着」をピックアップしました。

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それがこの新作”NEW LODEN”。

今シーズンからロマーノ・リドルフィが、l'impermeabileから独立したレーベル”RR®”(アール・アール)として展開される事になり、ミリタリーやヴィンテージに精通したロマーノらしいディテールや世界観が詰め込まれたラインナップが始まりました。

一見するとシンプルなダブルのコートですが、ミリタリーが源流の彼が作るコートには、どこか男らしいラギッドさが見え隠れしています。

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衿元のボタンまで含めると8つボタンで、ピーコートにも近い、似た表情の衿や撥水性の生地など、モデル名のLODEN(ローデン)に倣い、優れた機能性と(やっぱり)ミリタリーが元になっている事を感じさせるデザイン。

とても立体的なデザインで、至るところにそれを感じるのですが、中でも特にそれを感じる場所がポケット部分。

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水平に対して丸みを帯びた作り(ポケットの形状も含め)である事から、平らな場所に於いても、ハンガーにかけても、この部分だけが丸く突き出るように出っ張ります。

身体の丸みに対して自然で、尚且つポケットが(機能として役立っている)ポケットとして成り立っていること、ハンドウォーマーとして役立っていること、色々想いを巡らせてしまいます。

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ポケット裏と衿裏は同色のカラークロスを用いて、それぞれ補強されています。

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生地は(他のl'impermeabileのコート同様)撥水します。
雨、雪、そんな天候の時こそコートが威力を発揮してくれるのは頼もしい限りですね。

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ウエスト部分は仄かにシェイプされていますが、それほどきついドロップでは無く、極々自然。
またセンターベントの切れ込みが深く、この手のコートで飾りのように付けられているベントとは別物。

このベントのお陰で足が捌きやすく、動き易くなります。

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当店ではl'impermeabileのコートは少し大き目に着る事をお勧めしているのですが(ジャストサイズだと少し窮屈に感じる為)、身長170㎝のスタッフでサイズ50を着用しています。

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スリムフィットよろしくビチビチで着るのは最早ナンセンス。
年齢も含め、少しゆとりのあるサイズで選ぶのがイイですよね。

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襟を立てても嫌味にならないのも、このコートならでは。
衿の形状が、どこかピーコートに似た形である事も、理由の一つかも知れません。

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少し大き目のサイズを選ぶことで、スーツやジャケットの上に羽織るのは勿論ですが、カジュアルな装いに羽織る時にも、洒脱な印象が作られることもお勧めの理由。

身体のサイズに合っているからと言う理由だけでサイズ選びをするのは、御洒落をする上で、少し発想を変えてみても良い時代です。

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またこのコートの内ポケットは、左側はファスナー付きポケットとボタン付きポケット、右側は脇に対して少し斜めに付けられたポケットと、これもまた着る人が手を入れやすい場所(?)に着けられているのでは?と要らぬ想像を掻き立てます。(もっとも右利きの人にとってだけかもしれませんけど)

いずれにせよ、百聞は一見に如かずでして、このコートの良さは見るより着る事で納得出来ます。

どこか英国的で、どこかミリタリーな雰囲気で、そして男らしさを強く感じさせてくれるRRの新作コート、『か な り』のお勧めコートです。

是非お試しを。





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夏休みが始まり、街中に観光客姿が目立つ様になりました。
今週は昨年と比べて、どことなく空気が乾いているようにも感じられ、暑いのに爽やか(?)と言いますか、いつもとは違った暑さの様に感じます。

今日は出勤だったと言う方も、明日からは本格的にお休み出来そうですね。
暑さ対策や交通障害など、色々と気を付けて休みを満喫していただきたいと思います。

さて、今日はチョッピリ早い秋のコートの話題。

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当店の男性のお客様の間では知られるところの”l'impermeabile”(リンペルメアビレ)。

古くからコート作りを生業とする老舗であり、古い映画を飾る独特なクラシックが特徴でもあったl'impermeabile。

近年コートのディテールやデザインにもトレンドが溢れ、一度だけ着てお終いと言うモノも少なくない中、このブランドは正常進化とでも表現すべきデザインバランスの妙があり、確固な物作りへの姿勢と共にコート選びの新たな選択肢として当店にも仲間入りしました。

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オーダーしたのはバルカラーコートがベースになっているもので、クラシックなモデルと違うのは、肩回りから袖筒、身頃の緩やかな曲線を描くシルエット。

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それ以外はコート作りの老舗らしく、チンストラップや前立ての比翼仕立て、オーソドックスなスプリットラグランの袖。

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(スプリットラグランは、前肩付けがセットインスリーブで、後肩付けがラグランスリーブ、それを中央で割を入れた袖の付け方です)

手間のかかる袖の付け方ですが、スッキリ見えると同時に肩回りの可動域も確保され、昔から在る作り。

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襟は台衿がシッカリとあり、立体感のある衿越しが作られています。

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衿裏はステッチで補強され、衿がペタンと寝てしまう事がない為、常に立体感のあるコートらしさを作りだします。

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またスプリットラグランから延びる袖は筒幅を広く確保し、袖丈や着丈もそれに合わせたバランスで作られ、身頃の曲線と共に”今どき”らしいゆとりあるデザインに。

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このデザインとしても優れたコートをオーダーするにあたり、当店がどうしても譲れなかったのが、生地に採用した”コットンソラーロ”。

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英国出自のソラーロ生地は、サンクロスとも呼ばれ、虹色(または玉虫色)に色が変化する特徴があり、眩い陽射しの中で独特な魅力を発揮します。

カーキ、オリーブ、赤味がかったベージュ、色んな色が光の加減で見え隠れするソラーロは、ウール物とは違う、コットンソラーロならではの味わいを作ります。

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このコート、写真などでは中々判断する事が出来ない特別な着心地や存在感があります。

袖を通すと、その軽い着心地や生地のハリがあるのに、柔らかさも感じる、一種独特な雰囲気は(前述のとおり)まさに老舗が作りだした現代のコートと称するに相応しいもの。

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スーツやジャケットに羽織るビジネスユースは勿論ですが、当店は敢えてカジュアルに着て欲しい、そんな願いのもとオーダーしています。

ニットやスウェットシャツ、ジーンズやラウンジパンツ、ウールではなくコットンソラーロだからこそ作られる味わいが、このコートスタイルには宿っています。

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そして欠かせないのがコートとしての機能性。

l'impermeabileのアウターの大半に共通しているものですが、この生地もまた撥水効果があります。

雨風を凌ぐ事が前提のコートにあって、こうした”当たり前”の仕事が在って、初めてデザインへとたどり着きます。

百聞は一見に如かず、このコートの魅力は文字だけで伝えるのは不可能。

一年を通じて使える形、生地、デザインバランス、ウールのコートやダウンとは違う、l'impermeabileならではの新旧折衷の一着を、是非体感してみて下さい。

誰が羽織っても”素敵”に映るはずです。





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