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昨晩の降雪が嘘の様に晴れ渡り、街中は爽やかな陽射しに包まれた祝日の今日。
穏やかな陽射しと日陰の冷たい空気とが入り混じり冬ならばこその天候に。

今週はバレンタインデーのプレゼント探しなど往来の混雑が目立っています。

同時に季節の節目でもある2月は装いを新たに検討する時期でもあります。
今日はパーソナルオーダー用の新作生地が到着し、またお客様オーダーのコートも仕上がってまいりましたので、ご紹介を兼ねてお得なトピックをご案内させて頂きます。

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先ずはお客様からご注文頂きましたフルサイズのレングスを用いたダブルブレステッドのロングコート。
昨年から当店がお勧めして来たブラックの上下に対しオリーブ色のコートだけを合わせるシンプル且つスタイリッシュな提案にご賛同いただき、そのスタイルを体現すべくご注文下さったお客様のもの。

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素材にはカノニコ社のスーパー100’Sのフランネルを使用し、丁度今位の季節にも相応しい、風にたなびく様なしなやかさと柔らかさ、そして美しい微光沢を帯びた実に洒脱な雰囲気に仕上がりました。

真冬に身に着けるコート、そして秋から春まで身に着けるコートと、素材の扱い方や仕様で多くのアイディアやバリエーションを盛り込む事が出来るのもオーダーの魅力。

今回のオーダーでは、ミドルインナーにダウンベストなどを合わせる事で真冬を越え、またそれ以外のシーズンには風にたなびく美しさを求めて作り上げています。

ミリタリーの筆頭格を思わせるオリーブカラーも実は濃淡や織り柄、凹凸と、その表情だけで多くの雰囲気を齎します。

今回の素材には仄かにラギッドさを感じさせるメランジ風の表情がミリタリーを、また相反する様に全体のディテールを誂え、その二つを一つにした、まさに女性の為の一着として成し得られています。

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今回お客様の体形を加味し幾つかのアイディアを取り入れているのですが、一つだけ言える事は、このコートを着る事によって、ウエストから裾まで、或いは足元までの綺麗なフレアがより美しく、そして長身、痩身を生み出すメリットをも持っていると言う事です。

実は店頭に到着するや否や数名のお客様から「素敵!」と言うお声を頂いており、こうして形になる事によって人の目に訴える魅力は、まさにパーソナルオーダーならではの最大の魅力であると言えます。

今週末からは新たな生地を使用し、新シーズンへのオーダーがスタートいたします。
ご興味のある方、そして次なる一作を検討されている方も、どうぞお気軽に店頭或いはスタッフまでご相談下さい。
(※まだまだアポイントに余裕が御座います。 連日アポイントが埋まってしまいます為、出来るだけ早めのご相談、ご依頼をお勧め致します。)


そして、今週末からのパーソナルオーダーに先立ち、今日は200数種以上の中から、当店スタッフが選り抜いた幾つかのファブリックをご紹介いたします。

そして更に!

今回ご紹介させて頂くお勧めの生地をお選びいただく方の中で、

「まだ何を作るかは決めていないけれど、先ずは生地を確保したい!」

と言うお客様には、当店より

<お仕立て代10,000円のお値引きサービス>


を進呈致します!

尚、このサービスについては本日のブログ後述にてご案内させて頂きます。

先ず今回のオーダーに際しては、当店から幾つかの(仕様や形の)ご提案が在るのですが、中でもジャケット単体として非常にお勧めしたい生地が以下の物たち。

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一つ目はトラウザーズ、スカート、そしてジーンズなどボトムスを選ばず使いたくなる「意外」なフレキシビリティを持つ生地たち。
左上から時計回りに、ブラウンの艶やかな素材、メランジ調のグレー系を使った爽やかな織素材、非常に優れたストレッチ性を持つコットンストレッチ素材、しなやかさとユーティリティを備えたグレーのストライプの4種。

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またこちらも同じくシンプルで落ち着きのある中に、趣を持った生地たち。
シャリ感と共に光の加減によって色合いが異なって見えるカノニコ社の各素材。
冬を除いた3シーズンとしてもお勧め。

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同じくカノニコ社製のうっすらとシャドーチェックを取り入れた、こちらもまた独特な趣を持ちながらも、身に着けると単色に見える大人ならではの選択と言える4種。
薄く柄を取り入れる事により、日頃のシンプルが奥深いものに変わる生地たちです。

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拡大するとその目地や柄の細かさ、同一トーンによる見栄えが良く解ります。

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同じくこちらもカノニコ社製ですが、左上から今季最も持っていたい淡いライトオリーブ(或いはグリーン)、ブラウンとネイビーを仄かに織り交ぜたチェック、ネイビーベースにレッドのチェックを取り入れたプレッピーなチェック、グレーにブラウンのシャドーが大人ぽさを際立たせるチェックと、チェックの中でも異なる魅力の4種。

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春夏の素材ならばこその軽い見栄えと、色のコントラストが多くのスタイルに取り入れやすさを作ってくれる4種です。

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そしてこちらは特徴的且つ当店スタッフが「テーマ」ごとに誂えて欲しいと願う4種類です。
左上から時計回りに、DRAGO社のブラウンのストライプ、フェルラ社のフレスコ素材、カノニコ社のライトピンクのホップサック、トレーニョ社のシャドーチェックと、こちらは金属ボタンを使いブレザー然として誂える事によって、フレンチアイビーを気取る現代的プレッピーを表現出来るお勧めの4種。

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特にフェルラ社のフレスコは隙間が判るほどの編地で、まるでフレスコタイ(メッシュの様なネクタイ)やニットの様な仕上がりです。

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更にカノニコのライトピンクのホップサックは、ゴールドの金属ボタンを合わせ、ホワイトのボトムスやライトグレーのボトムスと合わせたリゾート感あふれる装いが想像出来ます。

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更に初夏に目を向けるとこちらの3種もお勧め。
左上から時計回りに、アンジェリコ社のブラウンとホワイトを組み合わせた粗目のマドラスチェック、昨年も非常に人気の高かったハリのあるシアサッカー、そして微光沢をもつストレッチコットン。

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アンジェリコ社のチェックは織地の粗さがジャケットに迫力を作り、こちらもまた金属製のボタンを使ってトラディショナルな雰囲気を作ったり、或いは本蝶貝のボタンを使いノーブルな雰囲気を作り出したりとアイディア次第で様々な表情を作る事が出来ます。

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また、このストレッチコットンは拡大すると、より光沢感や伸縮性の素晴らしさが伝わりますが、こうした素材には製品いした時の立体感が、他素材に比べてより露わになる特徴も在ります。

コンフォートなスーツとして、或いはカジュアルにも使えるジャケットとして、更には春のコートとしてもお勧めの生地ですね。

そして今回最もお勧めしたいのが、各社が挙って輩出しているウール基調のソラーロ。

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中でも当店がイチオシしたいのがDRAGO社製のソラーロです。

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昨年当店スタッフが着用したスーツを見て、その生地で作りたい、その雰囲気を作りたいと言うお客様が多数いらっしゃったのですが、この素材がソラーロ(スタッフ着用のソラーロはウールとコットンのブレンド)です。

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ソラーロは元々サンクロスとも呼ばれ、夏の生地として古くから人気の高い、玉虫調に色の変化をもたらす素材。

古くは20世紀初頭から在るソラーロ(サンクロス)は、亜熱帯の地域における強い日差しから肌を守る為、縦糸と横糸が2:1の配分で異なる色を織り合わせることによって作られる素材の総称でもあり、元々はオリーブ、オレンジの2色を組み合わせた、英国のスミスウーレンズ社製の物が元祖と言われています。(オリジナルは同社の物に使われている名前と言う事になります)

近年では色の組み合わせが様々な物に変化し、ブルーとグレー、ブラウンとオレンジなど、様々な色の変化を愉しむ夏の素材として重用されています。

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中でも当店が推すDRAGO社製のソラーロは実に上品で在りながら統一感のある色の変化、そして高級感を作り出すものばかり。

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スーツやジャケットは勿論、春用のコートとして一枚仕立てを作るなどもお勧めの使用法。

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生地の表情は写真で見るよりも、ずっと豊かな表情を作り、色の変化もファブリックメーカーごとに魅力が異なります。

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今回お勧めするソラーロは、海外は勿論、日本国内でも昨年同様非常に人気の高い素材で、新素材が到着すると完売速度が他の素材に比べて早い為、今回皆様へご提案させて頂くと同時に、先述の通り「先に生地を確保したい!」と言う方に、当店よりお仕立て代を10,000円分サービスさせて頂く経緯に至った訳です。

つまり、皆様に確保を急かすほど、それほど早く無くなってしまう生地と言う事です。

ここまでご紹介させて頂いた生地について、ご興味のある方、或いは「先に生地だけ確保したい」と言うお客様につきましては、当店オンラインストア(トップページ)のお問合せメール、或いはお電話、ご来店などにて、その旨(生地を指定していただきます)をお伝えください。

※先に生地を確保させて頂き、第二回パーソナルオーダー開催時での正式なオーダーでも構いません。
生地確保が先と言う条件をご理解下さい。

また今週末から開催させて頂きます第一回パーソナルオーダーの会期中でも同様のサービスを行わせて頂きます。

先ずはご来店のアポイント、もしくは詳細などについて店頭、または各スタッフまでお問合せ下さいます様お願い申し上げます。

※解りづらい点についてもお気軽に店頭へお問合せ下さい。


以上の他にも今回の新作生地にはお勧めが盛りだくさんです。
是非今週末からのパーソナルオーダーで、ご自分だけの新たな一着を誂えて下さい。




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