ホンノリ春めいて来た祝日前。

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少しだけ肌を見せる御洒落が出来始めている3月。
私達の住む地域は、まだまだ寒さと暖かさが同居するせいか、街中にはチラホラ見かける程。

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先日入荷した靴の新作も素足にこそ魅力に映る物が多く、少しずつ春を、初夏を愉しみながら揃えたくなりますね。

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女性物ばかりでなく、男性にとっても素足が魅力に映る靴が増えています。

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仕事上は難しくても、休日や週末にはリラックスしたコンフォートスタイルを愉しむ3月にしたいですね。

さて、店内には春の新作は勿論、初夏に向けた新たなブランドアイテムも到着を始めています。

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今日ご紹介したいのは、フランスのブランド『SUNCOO paris』(サンクー)。

デイリーユースにピッタリのこのブランドは、フランス、サンジェルマンなど3店舗の直営店を持ち、フランスで有名な老舗デパートメントストア「GALERIES LAFAYETET」(ギャルリー・ラファイエット)でも扱われる等、パリジェンヌ御用達のブランド。

フランスと聞くと想像するのがメゾンブランドに代表されるプレタポルテですが、日常的に着られるリアルクローズ主体のブランド群では、中々作りとデザインなどエッセンスのバランスが整ったブランドは(正直言って)余り出会えません。

SUNCOOはこれらの要素が程よく取り入れられた(質の高さに慣れた日本人にとっても)稀有な存在と言えるかも知れません。

またフランス(パリ)と言えば多民族が暮らす街としても知られていますが、それらは多様性のあるファッションにも見る事が出来ます。

主観ですが、フランスのブランドに多く見られるのが繊細なレースや手芸を主とした中国や東南アジアにインスパイアされるエスニックな傾向の物。

これはその地の民族性が作り出す文化や造形を一つのセンスとして、アーティスティックなインスピレーションを得る為だと考えます。

某メゾンブランドが北アフリカの民族に彫刻を依頼するのもその一つと考えられます。
(実際には文化の維持や地域創生も含まれていると思います)

そんなフランスのブランドは、イタリアのブランド同様、紐解く事で知る事が出来る沢山の魅力が多岐にわたって在ります。

皆様も興味を持った文化について、ちょっぴり調べてみたりするのも春の過ごし方として良いのではないかと思います。

さてさて、話は逸れましたが、今日ご紹介するSUNCOOは、春夏、そして秋冬も個性的でありながら日常的に使えるアイテムが山ほど展開されていました。

それだけに我々スタッフは「どれを選ぼうか」と頭を悩まし続けるのですが、今回入荷した数十点の中から幾つかをピックアップしてみます。

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先ず一つ目が前述の意匠に基づいたエスニカルなブラウスたちです。

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着方、愉しみ方は敢えて触れる事も無いと思いますが、このブラウスには素敵な刺繍の他にも、楊柳を使う事で柔らかく、そして軽やかに仕上がり、春夏の装いにピッタリの素材が使われています。

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同じく、このブラウスではクロシェを思わせる様なレーシーな細工とタップリと取られた袖回り等、敢えてジーンズやショーツ等と合わせてデイリースタイルを愉しむ事が出来ます。

レイヤードするならニット(プルオーバー)等を合わせても良さそうですね。

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コチラもエスニックムードが漂うブラウス。
金属繊維を織り込んだシフォン素材は、単なる一着を魅力あるブラウスに仕上げています。
(拡大写真はオンラインストアでもご覧いただけます)

こうした日常に相応しい一着だからこそ、細部に拘りを持つフレンチシックなカジュアルを楽しめるのですね。

そしてフランスと言えば、のボーダーアイテム。

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このニットは、シンプルなボーダーのニットに、毛足をカットした繊維を織り込む事によって、線そのものが動きのある物になり、また立体的な造形を作り出している一着。

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更に衿回りにはクロシェ編みを施し、そこにもスリット糸(金属繊維)を取り入れ、単なるシンプルで終わらないディテールが施されています。
こうした微細なディテールにこそ、遊びが顕れ、これもまたイタリアとは異なるエッセンス(或いは魅力)の一つかも知れませんね。

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同じボーダーでも、このニットの様に異なる色や素材の糸を織り込み、パネルに仕上げた物も在ります。

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衿から袖、裾までの全てが異なる糸で仕上げられ、まるで一着のアートの様に見えるこのニット。
しかも穏やかな色合いで作り出されている為、過度な派手さは無く、あくまでも大人が身に着けて洒脱さを演出するのに相応しい仕上がりになっています。

フランス人もまた、イタリア人同様に、自らのスタイルを確立している人々が多く、それゆえ日常の装いが素敵に見えるのですね。

このあたりは日本人も、(他人を憚らず)もっともっと真似をして欲しい部分かも知れません。

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他にもシンプルなアイテムに凝ったディテールを施すアイテムが山ほどあるSUNCOO。

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全てのアイテムに宿るSUNCOOらしさは、まさにセンスの塊と言える様々なアイテムが揃います。

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一方、シンプルなフレンチシックを装うものも在ります。

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このニットカーディガンは、絶妙なバランスの元、考えられたサイズ(フィット感)で作られたシンプルな物ですが、素材(糸)に肌に優しい金属繊維を織り込み、ここでもまた大人らしい繊細な輝きを齎しています。

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良く見られるこの手のニットには、必ず?と言って良い程、手抜きされた部分がある物ですが、例えばボタン。
このニットには手抜きが無く、全体像が見えているかのように、全てのバランスが整っています。

ブランドを名称至上主義で選ぶ人は、もはや当店には皆無だと思いますが、我々のバイイングには、名前以上にこうした細部のディテールや、特にバランスを重視してみる事は多いかも知れません。

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他にも、シーズナブルテーマのもと作られたアイテムも揃います。
SUNCOOの今シーズンはジーンズスタイルがテーマに挙げられている様で、ヴィンテージ感あふれるアメリカナイズされたカットソーやTEEシャツも数多く在ります。

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しかし細部のディテールは、やはり凝っています。
(ちなみにこのTEEシャツはリネン等を混紡し、ヴィンテージ感をより色濃く作り出しています)

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こちらのTEEシャツも同様。

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シンプルなTEEシャツにもフロッキープリントを大きく使う事で、存在感ではなく、使い続けた後の「ヤレ感」も想像しているに違い在りません。

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御洒落を愉しむ上で欠かせないTEEシャツだからこそ、細部の拘りを大切にしたいもの。
フランスにはブランドと名の付くものは数多在りますが、その全てが魅力的と言う訳では在りません。

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一つ一つの魅力は、小さな拘りや小さな仕事の数だけ、人の目に魅力的に映る物です。

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トータルルックとして魅力的な物を沢山輩出するSUNCOOは、今後も当店に於いて、「御洒落を愉しむ」事をもっともっと創り出してくれそうです。

この他にも魅力的なアイテムが沢山揃っているSUNCOO。

是非この祝日、週末を利用して店頭へお出かけ下さい。

きっと「手に取る物がSUNCOOだった」なんていう事が起こるかも知れませんよ。


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