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春の嵐宛らの気温差と空模様に、聊か頭を抱えている方々も多いのでは無いでしょうか。

今日の長野地方(特に北部)は、粉雪が舞い始めたかと思った途端、夕方には凍える空気に冷やされ、路面はあっという間に氷の様な煌びやかさに姿を変えました。

この路面の寝心地を確かめる一幕が在りましたが、凍てつく路面はやっぱり冷たく痛かった事が解りました・・・。

さて無駄話はこれ位にして、今週は各社共新作が少しずつ入荷を始め、様々なカテゴリーのアイテムが顔を揃え始めています。

シャツやワンピース、カットソーと少々気の早いアイテムは別として、春らしさを味わいながらも、これ位の気温が続くと、コートに薄さを求めつつ、内側はしっかり冬支度と言う服装が増えて来ますね。

特にこの時季役立つのがダウンベストやローゲージのカーディガンですが、これらを組み合わせ、コートに春らしい装いを取り入れると、春はより実用的に、そして何より愉しく過ごせます。

そこでこの季節お勧めしたいのが、以前も少し触れていたHERNOの新作コート。

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この新作コートは、これまでHERNOにとって「在りそうで無かった」、スタイリッシュな(撥水を超えた)防水性能を持った一着です。

このコートは『Mack Spirit A-Shape』と名付けられ、勘の鋭い方ならピンとくるネーミングですが、その名の通り、マッキントッシュクロス宜しく名付けられたコートなのです。

素材であるMack Spiritは、ポリウレタンフィルムでコーティングされたボンディングのコットンで仕立てた物を指し、またそれらをHERNOお得意のAラインシルエットを取り入れ、リバーシブルに仕立てられたモデルです。

伝統的な製法によるマスターピースが、徹底した繊維の研究、技術革新、レーザーカット、超音波によるシーリング等、如何にもHERNOらしい、歴史の伝統と革新的な技術を融合して作られた至極の一着なのです。

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両表で使えるこのモデルは、ポケット形状が異なる以外(一方はパッチポケット、もう一方はウエルトポケット)、特徴的なシルエットを楽しめ、尚且つ色のコントラストを、その日の気分やスタイルで楽しめる、まさに質実剛健にしてファッション性の高い一着と言えます。

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レーザーカットされた断面は、これまでにもLaminarでお目にかかった方も少なくないと思いますが、何より惹くのは、その『軽さ』。

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また、ただ軽いという事だけに終始しないのがHERNOの最たる魅力。
デザイン的な魅力と共に備わる「完全なる実用主義」が、HERNOの全ての製品を支えています。

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ちなみに、どれ程の防水性かを確かめるべく、店頭で実験をしたところ、コップ一杯の水を流すと、あっという間に水は丸い球体を作り流れ落ち、その様は高い技術によって裏付けされている事を『目で確認する』事が出来ました。

写真上は実際の様子ですが、丸い水の球体が、まるで芸術の様にキラキラと煌めいているのが解りますね。

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全てのコートに齎されているこれら実用性の高い仕様は、HERNOの中に設けられている各カテゴリーごとにラインナップされています。

その中でもこのMack Spiritは、アウトドアでもスポーツでもなく、まさに日常の中に於けるタウンユースの理想の一着と言えます。

更にリバーシブルとなる色の組み合わせ(コントラスト)も、HERNOらしい大人の色合いが演出されています。

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こうした箇所にも手抜きを行わない事も、HERNOが旧来、支持される理由の一つでもありますね。

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HERNOの魅力は、ダウンジャケットではなく、古くから作り続けられて来た「コート」にこそ顕れます。

モノクロ映画の時代から、多くの人々のコートを彩って来たHERNOならではの造詣と歴史、そして技術、更には現代に表れる「紳士淑女の為の一着」は、多くを試して来た我々世代だからこそ、その真髄を深く理解出来るのでは無いでしょうか。

余談ですが、Mack Spiritの素材はこれからお伝えする話には付さないと思いますが、多くの方が知る、マッキントッシュクロス(スコットランドのマッキントッシュ製防水コットン生地)には、(お持ちの方ならご存じかと思いますが)、「洗濯が出来ない」と言う暗黙のルールが在りますが、余程、残念な使い方をしない限り、経年と共にある種ジーンズの様な味わいを楽しむ事も出来ます。

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例えば、この写真は当店スタッフ愛用の某メーカーの物ですが、十余年を過ぎ、もはや撥水性も防水性もない代わりに、厚いチノクロスの様な色落ちと味わいが表れています。(元の色はライトグレーです)

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表面は仄かに毛羽立ち、このコートの雰囲気を俄かに味わい深い物に演出しています。

このように、質と実を備えた「ファブリック」には、相応の変化を楽しむ事が出来、これもまた当店が良く口にする

『素材は嘘を付かない』

ことを実証してくれる一つの姿。

現在実施中のパーソナルオーダー同様、本当の意味でのオーセンティックは、期待を裏切らない魅力を、「年数を重ねてもなお」醸し続けてくれるのですね。

多くのファッションブランド、ファッションアイテムが数多ひしめく現代。
より確かなものに投資をしたいと願うのは、万人の思いでもあります。

然し乍ら、それらを見出すのは「お客様自身」。

是非、新たなシーズンの始まりと共に、よりオーセンティックな物に、ご自身の審美眼を試されては如何でしょうか。

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皆様、この週末は、寒さに負けず、むしろ春の愉しみを見据えつつ、是非店頭でお会い致しましょう。
(くれぐれも、地面の寝心地を確かめない事をお勧め致します・・・)

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これから着られる様々な冬の商品がお得に入手可能です。
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