冬の夜空が煌びやかに彩られ、夏とは違った星の見え方、夜空の楽しみ方を満喫出来る季節になりました。
季節と共に様々なイベントが続く年末年始、ご来店のお客様の中にも忘年会やクリスマスパーティーなど様々な催しを積極的に楽しまれる方々が増えています。
そんなイベントが増えると共に、気になるのが装い。
先日、都内への帰省を兼ねご友人方との集まりを楽しまれた、当店お馴染みの顧客様Y様は、お集まりに"敢えて"のクラッシュデニムで参戦。
当店で誂えて頂いたカシミア100のテーラードとホワイトのシャツ、そして無造作に掛けられたリアルファーによって、素敵なラグジュアリーカジュアルを実践されておりました。
こうした装いでのキモを、きちんと熟知されているY様ならではのスタイルアップには、欠かせない一つのセオリーがあります。
それは全てにラグジュアリーさを欠かさない補完アイテムを補足する事。
つまりは身に着けるアクセサリーや、シンプルだからこその一つ一つのクォリティが確かな物（テーラードジャケットやシャツなど）を備えて置く事。
これは当店が長らくご提案している趣旨とまったく同じ表現ですが、お付き合い頂いているお客様方にも同様の切り口を持ったスタイルをされる方がいらっしゃる事を、改めて知らしめられています。
昨日Blogで触れた発想が、こうして共有されているという一つの答えにもなっています。
女性の場合には様々なスタイルが揃い、それらをどのような集まりに、どのようなテーマで臨むかを、お客様自身が「適度な遊びを以て楽しむ」事に終始します。
大人の男女に求められるスタイルアップの楽しみ方には、「多くを知って、多くを楽しむ」事が大切なファクターの一つです。
無論、その場への失礼の有無をわきまえて置く事も重要ですね。
当店がオシャレを楽しむ為に提案している考え方としての、もう一つが、「成りきる」事の大切さ。
オシャレをすると言う事は、言い方を変えれば、一つの『変身願望』。
その変身願望をかなえる為にも、自分自身の求めるスタイルや参考にするキャラクターに「成りきる」事が大切です。
つまり、求めるスタイルの世界に浸りきると言う事も大切な要素なのですね。
例えば、この日スタッフの装いは、フレンチ・トラディショナルがテーマ。
タイは約20年前に購入された物ですが、フランスの元シラク大統領と同じ物を絞め、ネイビーのブレザーにホワイトのシャツで、フレンチトラッド、それもクラシックなフレンチをテーマに「成り切った」訳です。
一つのテーマを決めて、その日の装いを考えたり、頭の中に描いたりを楽しむ事も、私達世代のオシャレの楽しみ方の一つとして、常々皆様にお伝えさせて頂いておりますが、季節も師走、多くのイベントが目白押しとなる季節ならば、なおさらの事、成り切り上手になる事も楽しめる一つの方法です。
また、カジュアルな装いでのイベント参加に、お勧めしておきたいのが、兎にも角にも、ホワイトデニム、或いはホワイトのボトムスをご利用頂く事。
冬のホワイトのボトムには、春夏の装いとは違った、装いの意図を感じさせる威力があります。
パーティーやイベントでの装いを、スーツやタイドアップと、決め付けてしまう事で、楽しみも半減させてしまう、既知の概念があります。
無論、常識の範囲内での楽しみ方では在りますが、これからイベントを控える方々にも、是非とも参考にしていただく事をお勧め致します。
カジュアルなのに、それなりに見える、その見え方の代表格と言えるのがホワイトのボトムかも知れません。
特に、男性のお客様にとって、お仕事をスーツでされている方にとって、カジュアルな装いにホワイトのボトムの出番は春夏以外、僅かとなると思います。
これから年末に控えるイベントでの服装を悩んでいらっしゃる方がいらしたとしたら、是非試されてみて下さいね。
この季節だからこそのホワイトの威力、魅力を、きっと体感して頂けると思います。
さて、話は店頭商品へと移り、今日は過去に見過ごしていたお客様も多いと思われる、幾つかのアイテムにフォーカスをしてみました。
以前も触れました様に、現在女性の足元として巷の多くを占めているのがショートブーツの存在。
然しながら、地域によってはロングブーツ無くして過ごせない地域も多いのが日本の気候状況。
前回のBruno Premiに続き、お勧めしたいこちらのニーハイブーツは、イタリアのシューズブランドMoero（モエロ）の物。
このMoero、実は二人のデザイナーにより立ち上げられたブランドですが、日本では殆ど知られていないブランドの一つ。
デザイナーであるMonicaとRobertoの二人の頭文字を取り、「Mo e Ro」（英語変換ではこうなります→Mo & Ro）とし、頭文字の意味する様に、MoとRoと言う造語によるブランド名。
元々靴業界に精通していたRobertoと、かつてVICINIやBruno Magliで経験を積んだ、二人から作られる各シューズには、女性らしさあふれる質感やシルエットに加え、コンフォート性も忘れていない、まさに大人の女性に相応しい二つのファクターを両立している魅力があります。
特に、このブーツの場合、スモーキーブルーのスウェードを用いた事により、ブルーのデニムやホワイトデニムをブーツインして合わせたり、スカートやワンピースの際にも、同じスモーキーなペールトーンを合わせたりする事によって、色合いから見せるラグジュアリーなカジュアルを演出する事が出来ます。
子供たちに真似の出来ない色の組み合わせや質の表現にこそ、私達世代の経験値が生きるスタイルアップがかなえられる事を、このブーツは体現しているかのようにも思えます。
また、コストパフォーマンスの高さと、質の高さから過去数年にわたり当店にも展開を続けて来たGIANNI CHIARINIのバッグも、実はシーズンレスに使えるお勧めの一つ。
シボ革を活かした柔らかな質感とホーボーバッグの形状は、鉄板と言える組み合わせだけに、肩掛けや腕掛けが女性的に映る、いわば華奢で繊細な女性像への羨望を作ってくれます。
GIANNI CHIARINIのバッグの魅力は何と言っても形の美しさと利便性。
このバッグにも専用のポーチが付属し、プライバシーを守ると同時に、荷物の散乱を防いでくれます。
このシリーズバッグには、専用の金具やチャームを用いられているほか、内側の色合いをブルー一色に彩るなど、細部への遊びも施されています。
前出のミルクティー色の様なオフホワイト、そしてこちらのキャメルカラー、共に鮮烈なブルーの色合いが相性良く映ってくれる事から、センスアップを感じさせる名脇役として、その日のスタイルアップを飾ってくれます。
プライス面でのメリットもありますが、特にGIANNI CHIARINIのバッグには、独自性の高いデザインと利便性から、リピートも多く、現在日本でも多くのセレクトショップで軒を連ねています。
この他にも、現在ギフトのご用命と同時に、年末年始でのスタイルアップの検討、そしてバッグや小物の補完を検討されている方が非常に増えています。
これから寒さに反して増えるイベントシーズンに向け、是非今週は更なるスタイルアップにお出掛け下さいね。
イルミネーションは一期一会で切り取られる記憶の絵画。
今しか楽しめない風景や景色を、お客様自身の「瞳」にシャッターして楽しむ事もお忘れなく。
日常を忙しく過ごされる方にこそ、日常見過ごしている景色やほんの一コマを再見する事、、、大切です。
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