IL MARE JOURNAL

Il Mare Official Blog | イルマーレ公式ブログ

September 2020

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連休もあっという間に過ぎ、各地で渋滞が在るなど、この春には想像もできなかった(良い意味での)賑わいが見られた秋序盤。

私達の街にも秋風を思わせる穏やかな陽射しと心地良いそよ風が、どこか情緒を感じさせる瞬間を作りだしています。

現在、DRESSのパーソナルオーダーを行っておりますが、多くの方々が秋冬を想像した物を仕立てると思いきや、春夏への想いを色、形に起こす方もいらっしゃる等、改めてパーソナルオーダーの愉しさ、歓びを感じさせて頂いています。

仕上がりがとっても楽しみな今回の初開催。
既にご依頼が終了している方も、これからの方も、愉しみを胸に毎日が送れそうですね。

さて、今日はチョッピリ早いのですが、秋冬の装いに欠かせないファッションアイテムとしての『グローブ』をピックアップ。

男性にとって必需品でもあり、コートやジャケットのポケットに無造作に差し込まれたその様は、もはやストールやスカーフ、ポケットスクエアと同じ、一つの存在意義も作り出す存在。

数多あるグローブブランドの中で、今日取り上げるのは、イタリア、ナポリの老舗メーカー『Labonia Groves』(ラボニア)のもの。

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Laboniaは、1960年にエピファニオ・ラボニアによって、イタリアのナポリに設立されたLAB srlが始まり。

ナポリの中心に位置するマテルディ地区に、歴史と伝統を守り、今も尚質の高いレザーグローブを作り続ける家族経営のファクトリーです。

その魅力は先ず質の高い素材選びから始まります。
彼らは使用可能なレザー、それも高級なレザー、毛皮を駆使してそれらを作り出します。

ディアスキン(鹿革)、ラム(子羊)、ペッカリー(ユーゴ産猪)、ナッパ、スウェード、他にもラパン(ウサギ)など、高級なグローブを作る為に必要、且つ適した最高品質の物を使用します。

ライニングにはカシミアやウール、シルク、フリース、毛皮などを使用し、レザーグローブに求められる多くの要素を形にしています。

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中には欧州のウェディングなどで使用されるセレモニー用のホワイトナッパのグローブなども手掛け、その魅力は、プラダやアイグナー、ジェラール・ダレル、高級デパートであるサックス・フィフス・アヴェニューやブルーミング・デールズなどのOEMも行うなど、その高い技術と魅力はお墨付きです。

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その中で今回当店がオーダーしたのは、ラムスウェードを使用したカシミアライニングのグローブです。

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きめ細かな毛足は丹念に整えられた上質な物で在ることが直ぐに伝わります。

また全ての縫い目が綺麗に整えられており、一般的に使用されるステッチのピッチよりも細かく、また綺麗に揃った幅で縫われていることが、直ぐに解ります。

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今回当店がラムスウェードに拘った理由は二つあります。

それは多くの秋冬の装いの中で、毛足の長い物や梳毛感のある服装が増える秋冬スタイルに、最もシンクロした表情である事、またそれらに自然にフィットする柔らかさである事。

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ポケットや胸に挿しこんだ時の雰囲気は表革のそれとは違い、落ち着きと味わい深さを作りだしてくれる事が、スウェードの魅力です。

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そしてもう一つが高いフィット感。
ラムレザー特有の”非常に柔らかくしなやか”な質感と、手に沿って馴染んで行くラム革の特徴は、他の素材では中々味わえない物です。

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それらに、このエスプレッソカラーとでも言うべき、味わい深いダークブラウンをあしらった事によって、秋冬のどんな装いにも自然に溶け込み、また無造作に差し込まれた様は、実に魅力的に映る物です。

実際の着用感も、表示サイズ(S⇒7-1/2、M⇒8-1/2)より若干コンパクトなフィット感で、この状態を少しずつ手のひらに添わせ伸ばしながら、合わせて行くと言った感じが受け取れます。

表革ではなく、裏革を使った今回のグローブ。
勿論、ライニングのカシミアにも混じり気の無いピュアカシミアを使用し、保温性と共に手のひらにもしなやかな感触を味合わせてくれる物になります。

手を温める物から、スタイルを補完してくれる物へと変わりつつあるグローブの存在意義は、その素材の作り出す価値と、作りの丁寧さから窺える高い技術や製品によって、より装いを昇華する一つへと変わります。

審美眼を持ち合わせ、名前ではなく物を”目で見る”事を改めて教えてくれる今回のLaboniaのグローブ。

ギフトには勿論、女性とのシェアも含め、ちょっぴり早いファッションアイテムとして、今から手に入れておきませんか?





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当店は基本的に不定休となっております。
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いよいよ始まった秋の連休。
街中へ向かう各幹線道路は混雑を始め、規制緩和が為された街の一部には歩行者天国が設けられるなど、徐々に人の動きは賑わいを作り始めて来ました。

気温も秋めいて来た週末は、お客様の装いも俄かに秋らしさが見え隠れする様になりました。

こうして気温が変わり始めると装いも少し変えてみたくなりますね。

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今日は比較的ブラウスやシャツ類を見にいらっしゃる方が多く、特にお仕事から日常まで幅広く使えるFIL NOIRのシャツが関心を集めています。

ドロップショルダーのゆとりある肩回りと理想的な着丈がオフィスから週末まで様々なスタイルに使い易く、また羽織ったり、インナーにしたりと、気温の変化にも対応し易い点が魅力です。

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ただタップリしただけのボリュームシャツとは違った、鮮度ある装いが作られます。
これから秋の装い作りを考えていらっしゃる方は是非ご参考に。

そして、今日は高品質でラグジュアリーな存在感を作り出すニットウェア専業ブランド「Cruciani」からも新作が到着。

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既にご存じの方も多いCrucianiのニットは、その高い品質と大人の女性を満足させてくれる高い次元での製品作りが魅力。

当然の事ながら春夏のニットに比べ、秋冬のニットは少し価格が変わりますが、今日皆様にお勧めしたいニットは、Crucianiとしては安価と捉えざるを得ない至極の一着です。

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ズバリ、そのアイテムとは、、、

『カシミア』

のクルーネックプルオーバー。

春夏に抜群のコストパフォーマンスを見せたキッコデリーゾシリーズが4万円弱だったのに対し、当店がオーダーした『カシミア100%』のニットは、何と52,000円と言うプライス。

Crucianiを良く知る方ならば、この価格(それもカシミアで)が如何にバーゲンプライスか、が解るかと思います。

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その魅力的となるカシミアのニットは、シンプルでベーシックなクルーネックをベースに、微細なカシミア糸を使って編まれた、ケーブル編みのニットです。

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世界中の高品質なニット専業ブランドが挙って使用するイタリアのカリアッジ社のカシミア糸を使って編まれており、その心地良さは群を抜いています。
(このカリアッジ社は現在Crucianiの親企業傘下に在ります)

過去、カリアッジ社の糸を使ったニット製品を(他ブランドで)何度か仕入れておりますが、その何れもが心地良さと柔らかさ、そして軽さと温かさと言う全てを適えてくれる夢の糸でも在ります。
(※エルメスやシャネルなどがニットやストール等に使用する糸としても知られています)

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その軽くて、暖かく、そして柔らかなカシミア糸を緩編みに仕上げた結果、想像を超えた軽さが実現され、まるで軽いガーゼの様な物を羽織っているかのような錯覚に陥るほど、ニットそのものの重みを感じさせません。

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軽さだけではなく、このハイゲージの編地は毛糸同士が絡み合い、空気が留まる事によって暖かさを生み、カシミアの特徴である高い保温性も当然ながら備えています。

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この糸によって綺麗に編み目を彩るのは極微なケーブル編みです。
写真からも伝わる様に、非常に女性的で大人らしい繊細かつ上品、上質さを醸し出します。

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フィット感、着丈や身幅のバランスも良く、スタイルの中心として、インナー利用、ミドルインナー利用、レイヤードに最適なバランスを作ります。

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今回当店がオーダーしたのは、ご覧の3色。

その全てが使い易く合わせ易いカラーで構成され、どの色もカリアッジ社の糸独特の中庸且つ味わいのある色合いを作りだしています。

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カシミアと聞いて、秋冬だけの物として捉える方も多いと思いますが、編地や軽さ次第では春夏にも着られる事が多いヨーロッパ。

過去にもブログで触れた事がありますが(※ウィリアムロッキーのカシミアについて過去ログ参照)、今回のCrucianiのカシミアは、まさにそんなラグジュアリーなクルーズ感、リゾート感を感じさせてくれる無二の存在でもあります。

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糸の品質、形の基本、編地、そして高いコストパフォーマンス、その全てが適えられたニットは、数多あるブランドアイテムの中でも、早々出会えません。

今回のCrucianiのニットは、まさにそんな多くを適えてくれる必携の一着になっています。

少しずつ下がり始めている気温。
秋の装いを始めようと言う方は、是非今回のCrucianiのカシミアを一度手に取ってご覧ください。

極上の心地良さに包まれる事間違いなしです。





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涼しさが続く毎日ですが、今日は急激な蒸し暑さが街中を覆っています。
小雨空も交じり、これもまた9月の風情として季節を感じさせるものでもありますね。

さて、既に店頭には秋の新作が続々と揃い始めている中、いよいよ明日から始まるDRESSのパーソナルオーダーも、生地の内見や早速アポイントを頂くなど、少しずつ皆様の視線は秋へと向かい始めています。

一足早く秋の装いづくりを進める女性たちですが、今日は負けじと秋の装いづくりを進める男性の皆様へ、”ベーシック”を基本とした新作を幾つかお勧めしてみたいと思います。

先ず揃えておきたいのが”シャツ”。

男性にとってシャツは第二の肌。
カットソーやニットで楽しむ秋もありますが、やはりどの季節にも欠かせないのがシャツですよね。

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今日お勧めするシャツは全てGUY ROVERのシャツたちですが、先ず一つ目は、このシャンブレー素材のシャツです。

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デニムやダンガリーのシャツは重すぎてインナーになり辛い時、稀にあると思います。
そんな時取り入れて欲しいのが、味出しをしたこのシャンブレーです。

一般的にデニムとは織り方が異なる為、表情が異なるのですが、その多くが”綺麗”な仕上がりの物を占めると思います。

そこで今回当店がオーダーしたのは仄かな加工を施した仕上がりで、非常に味わい深い色合いを醸し出している生地物。

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シャンブレーの厚みだと、ネクタイを締めても窮屈になり辛く、またドレスシャツを得意としているGUY ROVERらしいソリッドな美しさにこの素材を載せることによって、大人らしい洗練されたカジュアルダウンが楽しめそうです。

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そして二つ目は、このタブカラーのシャツです。

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素材には厚みのあるしっかりとしたヘリンボーンを採用し、長目のレギュラーカラーにボタン式のタブカラーの組み合わせです。

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タブカラーと聞いて、ネクタイ必須と考える方が多いと思うのですが、このタブカラーのディテールを飾りに見立て、カジュアルダウンして日常に着る楽しさというのも、予てから当店ではお勧めをしています。

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特にジャケットとの組み合わせやニットカーディガンなど、衿回りにボリューム感が欲しい時の”ハズシ”の一手として、実はとても有効です。

実は昨年はデニム素材のタブカラーのシャツを作ったのですが、その際の用途も今回同様、カジュアルダウンをより楽しんでいただく為の小さな遊びでした。

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衿越しをしっかりと持ち、また衿の長さも相まって、ジャケットとの相性は抜群です。
お仕事でのタイドアップ、また日常でのカジュアルダウンと、共に楽しんで欲しい一着になります。

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そしてシャツ最後のお勧めは、このベーシックなロンドンストライプのシャツです。
「ストライプ」と聞いて全てを一緒くたに想像してしまう方も多いと思います。

然し長年当店にお越しの方は恐らく見る箇所であると思いますが、ストライプのピッチ(幅)や、ベースカラーがホワイトなのか、他色なのか、と言うポイントで、見栄えは大きく変わります。

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今回の素材ではブルーにホワイトのストライプ。
つまりブルーがベースカラーになり、ホワイトがストライプのラインとなるケース。

たったこの反転の組み合わせだけなのに、見た目は清涼感に溢れます。

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ホワイトに他色のストライプの場合、良く感じられるのがオフィスユースぽさが残るというケース。
ホワイト地にストライプを重ねると、やはり凛とした表情が強くなり、お仕事向きでの印象が強く残る場合が多いと思います。

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勿論、お仕事にも使えるこのストライプは、やはりジーンズなどと合わせてカジュアルダウンを楽しんでいただく為の一着でもあります。

と、以上3モデルは、基本として持って置きたい3着で、色、形、共に是非ともクローゼットに加えて頂きたい3種になります。

そしてシャツと共にベーシックとして揃えておいて欲しいのが、やはりベーシックなニットです。

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ベーシックなニットを作らせたら大抵の物が綺麗に、そして美しく、更にコストパフォーマンスの高さに満足してしまうのが、イタリアのニット専業メーカー「Alessandro Luppi」(アレッサンドロ・ルッピ)のニットたち。

今回はケーブル編みのクルーネックと、ジャケットや羽織物等と相性の良いハイネックの2種類をオーダーしています。

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もはや色や形で幾つも揃えて置きたい鉄板中の鉄板が、ケーブル編みのニットたち。

今回Alessandro Luppiでオーダーしたニットたちは何れも、トスカーナの老舗紡績メーカーの糸を使った物ですが、全てがピュア・エクストラファイン・メリノウールをベースに、カシミアをブレンドしたものになっています。

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この非常に淡いライトベージュも一着は揃えて置きたいカラーですが、ライトグレーなど同じペールトーンで組み合わせることによって生かされる大人の佇まいが、極々自然に醸し出せる色気のある一着です。

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もう一つがエスプレッソカラーとでもいうべき、味わい深いダークブラウン。

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仄かな赤みを帯びた味わい深いブラウンは、その存在感だけで装いを一変させてくれる独特な魅力があります。

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先ほどと同じようにライトグレーと組み合わせても、その佇まいは、やはり紳士的。

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期待を裏切らないこの色の力は、ブラウンとグレーと言う、たった2色だけでスタイルを完成させてしまう魅力があります。

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そしてもう一つ揃えて置きたいのがハイネックです。
近年タートルネックと共に人気が高くなっているハイネックは、中にシャツを着たり、或いはスカーフやバンダナを入れたりと、内側で遊ぶことが出来たり、逆にジャケットのインナーとして立体感を作りやすかったりと、その存在価値は年々高まっています。

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何れも、衿の開き加減の丁度良い塩梅が求められるわけですが、Alessandro Luppiの場合には窮屈過ぎず、開き過ぎず、とてもベストな状態で衿回りが作られています。

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少し色を加えたり、シャツで色を見せたり、秋はミドルインナーとしての役割も担うハイネックは、タートルネックだけでは補えない装いの楽しみを、更に増やしてくれる存在になります。

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またカラーは前出のライトブラウンの他にもブラックを用意しています。

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想像以上に使えるブラックのハイネックは、内側、外側、どちらの組み合わせにも、その威力を発揮してくれます。

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シンプルにブラックとグレーだけで色を作り、襟元にあえて見せる色を少しだけ、そんな些細なエッセンスが効くのもブラックならではですね。

こうして、秋の立ち上がりはベーシックを基本に揃え始めていただくと、その後の組み合わせが非常にし易くなり、また更に遊びを加える楽しみも増えてきます。

スタイル難民の方、トップス難民の方、迷われている方がいらっしゃいましたら、是非今回のシャツやニットを中心に揃え始めてみませんか?





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過ごし易い夜が増えて来ました。
日中も蒸し暑さが影を潜め、少しずつ心地良い空気に包まれ始めています。

秋の到来はもう始まっています。
日ごとに秋の足音が大きくなってきている今週です。

さて、昨日ご案内させて頂いた『DRESS』のパーソナルオーダー。
既にゲージサンプルとファブリックサンプルが到着し、明日からの開始を前に下見に訪れるお客様もチラホラ。

そこで今日は沢山のサンプルの中から幾つかをご紹介させて頂こうと思います。

今回行うパーソナルオーダーでは、英国LINTON社(イベント期間限定)のファンシーツィードなど約100種類、イタリア、イギリスなど高級ファブリックメーカーの各種素材(生地)約200種類を加えた、数百ある素材の中からの生地選びに始まり、衿や袖、ボトムラインなど形の組み合わせを、採寸によって誂えて行くものになります。

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中でも目を引くのが、やはりLINTON社のツィード。
このサンプルではラウンドネックとスリーブレス、ボトムフレアのシルエットを形にしているのですが、以前試作段階でも皆様にお伝えしていたように、ウエストなどでの切り替えを持たず、一枚の布地の立体的なカット、縫い合わせによって、流れる様な自然なラインを生んでいる点が一つの大きなポイントになっています。

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LINTON社と言えば、シャネルやバレンシアガなどのメゾンと専属契約を結び生地提供を行っているサプライヤーとしても知られる老舗ファブリックメーカー。

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その魅力はドレス(ワンピース)で最も魅力を発揮する美しい色合いや、立体感です。

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生地厚や素材の組成などは生地それぞれで異なりますが、季節を問わず使える存在感もまたLINTONの魅力の一つですね。
(※写真で使用している生地は完売の為、使用できません。)

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通常、LINTONのツィードを使った場合、或る程度の高額になってしまうのですが、今回取引先の協力によって、少し身近な存在になりました。
(※LINTON社をご存じの方はお分かりかと思いますが、恐らくは想像よりは低価格に収まっています)

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コチラのサンプルは最も使用頻度が高くなるで在ろうVネックとスリーブレス、ボトムラインをボックスタイトに仕上げた物です。

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作り(縫い)は先ほどのLINTONツィードの物と同様で、切り替えを持たず、流れる様な美しさを作りだしています。

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仕事などで頻繁に使用する機会の多い方には、ストレッチ性の高い化繊素材やウール素材を、またとっておきの一着として仕立てたい方には、上質なシルク100%(エルメネジルド・ゼニア社NOVARA)の素材やカシミア素材、ベビーキャメルなど、選ぶ用途に応じた様々なファブリック選びの楽しみもあります。

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コチラのサンプルは前出の物と同じ形状に対して、ショートスリーブを設けた物です。

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先に触れた”とっておきの一着”に相応しい、エルメネジルド・ゼニア社製のシルク100%素材が、まさにこれ。

流れる様な毛足と、シルク?と疑ってしまう程、豊かな生地厚は、まるでカシミアのような肌触り。
上質な素材は目に正確に訴えるものです。

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袖のバランスは希望の長さに仕立てる事が出来る為、1分袖から9分袖、フルレングスと、仕立てる方の希望の形を適える事が出来ます。

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勿論、当店でも用途に対する適切なリコメンドはさせて頂きますので、インナー問題、羽織の問題、シルエット、或いは体形など、小さな事でも気軽にご相談下さい。

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コチラのサンプルはストレッチ性の高いポリエステル素材が生地に使用されているのですが、ウールフェイスの仕上げの為、どこから見てもポリエステルとは思えない質感になっています。

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形はボートネックとボックスタイトのシルエットに対し3クオータースリーブ(3/4)に仕上げた物。

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LINTONやその他のファブリックメーカーの生地に比べて、コストパフォーマンスの高い仕上がりとなり、また素材の表情も、写真のように微細な凹凸を生み、ドレスそのものの高い完成度が、よりわかり易い物になります。
(※色はチャコールグレー)

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前出と似た印象のコチラのサンプルは、ラウンドネックとショートスリーブに対し、ウエストからなだらかな広がりを作るフレアシルエットの物。

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素材にはストレッチジャージーのダブルフェイスを使用しており、裏面(ブラウン)の色合いが表面のライトベージュに杢の様に色抜けし、良い風合いを見せています。

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今回のオーダーでは、裏地の有無(キュプラ、ストレッチキュプラなど)を選択できるのですが、ダブルフェイスの物や、裏面に対して滑りの良い素材のもの、或いは春夏秋を意識した物については、裏地を省く事も可能です。
(中には春夏用としてオーダーを検討していらっしゃるお客様もいらっしゃいます)

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このストレッチジャージーの場合には、裏面となる色が不意に見えた時に感じさせる『見えないセンス』が作れます。

言わばステルス・ウェルスとでも言える、個人オーダーに於ける満足度の高さが作り出す『隠れた御洒落』ですね。

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他にもカジュアルダウンを前提にイタリアのストレッチコットンを得意とするファブリックメーカーによる厚地のコットンストレッチ素材など、春夏秋を視野に入れた物もサンプルとして用意しています。

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ドレス=季節感を感じさせないアイテムで在ると言う事は、女性の誰もが理解しています。
”だからこそ”季節に捉われずに仕立てる事もまた楽しみの一つであり、その逆、季節感をタップリ感じる物を作る事も一つです。

はたまたピアチェンツァ社に代表されるカシミアやベビーキャメルなど、「暖かさ」と「美しさ」、「上品さ」、「上質さ」を備えた物を誂えるのも、大人の女性ならではの贅。

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現在、店頭に揃える(主にLINTON社の)ファブリックは、日々生地在庫が減り続ける物になります。
(※世界中で生地在庫が共有されており、日ごとに反物の数が減って行きます)

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一般的に残反などが流通するLINTON物ではなく、当店ではLINTON JAPAN社製の正規生地のみを使用しています。

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当店のお勧め生地は沢山ありますが、それも作るお客様の描く用途やスタイルに沿いながらリコメンドさせて頂きます。

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美しさ、色鮮やかさ、ボリューム、清涼感、様々な生地の魅力がそれぞれに存在しています。

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またドレス(ワンピース)を中心に、無地物のジャケットを組み合わせてオーダーする事もお勧めしています。

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今回のドレスは、当店が誂えているジャケットとの親和性を重視してバランスを作っている為、当店で誂えているジャケットとの相性は抜群です。

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また全ての生地では在りませんが、これらツィードを使ったテーラードジャケットの受注が(縫製に問題のある生地もありますので、その都度確認が必要になります)可能になります。

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多彩な魅力を持つLINTON社、また当店が常備するイタリア各社の高級ファブリック、その全ての中からご自分のお気に入りの一枚をイメージするには、相当の時間が必要となります。

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今回もオーダーを頂くにあたって、事前のアポイントを取得頂く事になっておりますので、ご興味のある方、またオーダーを検討されている方は、先ずオーダーのアポイント時間などのご相談をお願いしております。

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またこれらの生地ではなく、「もっと毎日の為にバリエーションを揃えたい」と言う方や、既にお持ちのジャケット等と共に、「仕事やセレモニーで利用したい」と言う方には、ウールタッチの生地や、その他の生地もご用意しております。

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今回のイベント期間内のみ可能な生地も多数ございますので、是非皆様にとっての用途やイメージなどを店頭でお伝えいただき、”Be Spoken”(ビスポーク)での誂えを愉しんで頂きたいと思います。

これを機会に是非、あなただけの特別な一着を手にして下さい。


※その他、解らない点、詳細などについては店頭までお尋ね下さい。

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他にも、今回の期間中は別途シークレットイベントも同時開催中です。
コチラも詳細は店頭まで。





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涼しさも感じられる今週。
日中の暑さも、いつしか和らぎ、心地良く過ごし易い毎日が始まりました。
今週は新作を見にご来店下さる方も増え、皆様に秋の香りを楽しんでいただいています。

そんな中、先般行いましたPERSONAL ORDERの第二弾

いよいよ今回が初お披露目となる

『ドレス(ワンピース)のパーソナルオーダー』

が9月18日(金)より始まります。

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これまでパーソナルオーダーは、これまでジャケットやスーツ、各ボトムスなどを中心に行ってまいりましたが、今回ドレスのパーソナルオーダーを行うにあたって、イタリア帰りのパターンナーによる新たな型紙を起こし、更に衿型、袖の長さや形状、裾のシルエットなど、様々な組み合わせをして、採寸の上行うものになっています。

また今回のイベントでは、新たに英LINTON社製ツィードや、専用ファブリックなどを加えた幅広いバリエーションでご覧いただく事が出来ます。
(※LINTON社はCHANELとの専業契約によってツィード生地を提供している老舗ファブリックメーカーです)

勿論、ジャケットと共地でのオーダーも可能となります為、ジャケットとドレスのセットアップなどもオーダーが可能になります。

更に同時進行として、シャツのパーソナルオーダー(※詳細については店頭まで)も同時開催の予定となっておりますので、是非この機会に新たな世界観を広げ、ご自分だけのドレス(ワンピース)を仕立ててみては如何でしょうか。

尚、今回のイベントは9月18日(金)から、23日(水)までの6日間となります。
期間中、オーダーをご検討いただく方は事前のアポイントメントが必要となりますので、ご希望のお時間を事前にお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。

約1年をかけて叶えられた今回のドレスオーダー。
是非新しい装いの楽しみをこの機会に。





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